279 宇宙(そら)を往くサルバシオン
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私はずっと、スプスプイ様がたが殺害された理由は、コータ技師を犠牲にしてでも、宇宙クラゲを見つける可能性を排除したいのだと思っていました。 ですが、敢えてコータ技師を犠牲にせずとも、ただ議論を惑わすだけで、ひとつの犠牲もなく宇宙クラゲは我々を蹂躙できたはずなのです。
であるにも関わらずスプスプイ様がたが襲撃を受けたのは、あの方がすでにもうひとり、宇宙クラゲを見つけていたからなのではないでしょうか。 可能性、ではなく、すでに確約されていた。
(39) 2020/09/03(Thu) 09時頃
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あの晩、スプスプイ様がたはワクラバ氏に分隊を預けに行かれました。 翌朝分隊は死亡して見つかり、追ってスプスプイ様がた本隊の死亡が確認されています。
あの分隊が、本隊の死亡なくして死亡するはずだったものだとしたら。 スプスプイ様がたは、すでにふたつの宇宙クラゲを見つけた功績者です。 そうなることを避けたかったのではないかと、推測しました。
[遠回しではあるが、ワクラバ氏を強く疑う発言をアーサー氏に伝える。 氏は、殺害理由について深く考えていた。 ヒューマノイドは、宇宙クラゲの生態や思考に基づく推論を思考の基準としていた。 互いにこの認識がある状態ならば、話を聞いてもらえるのではと思考した結果、アーサー氏にだけ伝えるという選択をとった。]
(40) 2020/09/03(Thu) 09時頃
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お伝えしたかった件は、以上です。 また明日お会いできることを、お祈りしております。
[宇宙クラゲ殲滅において、アーサー氏の能力が貢献する部分は大きい。 再び朝を迎えたいと祈りを述べ、ヒューマノイドは自室へと道を違えた**
(41) 2020/09/03(Thu) 09時半頃
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/* 昨晩トルドヴィン疑いを唐突に出したの、ちょっと卑怯感あってごめんね、という感じ PL視点では、ミタシュ護衛勝ち取った時のテンションの上がり方見てからトルドヴィン疑ってたけど、PC視点ガードが硬くて疑えず… 更新間際に急いで書いてたら、何か談話室の方ですごい勢いで攻められてたから、便乗しちゃった。 PCがトルドヴィン疑う根拠は、言いがかりも良いところで反論する時間も与えなかったから、ごめんね
(-38) 2020/09/03(Thu) 10時頃
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/* シルク襲撃見て、PLはモナリザLWでほぼ決め打ち状態だけど、PCはさてどう判断するかな…(分からない 頑張ろう。
(-39) 2020/09/03(Thu) 10時頃
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─ 昨晩 : 談話室 ─
[ しばらくは黙って話を聞くに留まっていた ワクラバの言葉に>>4:165 ]
…、分からんな。 今日クラゲを追放しても それで追求の手を緩めるような我々ではないだろう?
[ ワクラバの考え>>4:106を聞いていないから 言葉の意味は上手く伝わらなかったようだ
その後ミタシュの返答に答えたワクラバの答え>>6を聞いて ]
(42) 2020/09/03(Thu) 15時半頃
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なるほどな。今日追放出来なければ捕食が始まり宇宙人は全滅する。…残った人が宇宙クラゲだ、と。
[ 首を傾げて ]
(43) 2020/09/03(Thu) 15時半頃
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残った二匹は、港に到着した後に "ソランジュ"、"コータ"、今日追放した者。 その3人が寄生されていた、と主張することで 生き残れる可能性がある。
生きてる間でも、死んだ後でも… 彼らが宇宙クラゲに寄生された何かしらの証拠を見つけたのだ、と。どうせ真実を伝える者など残ってはおらぬのだからな
[ その状況になれば自分も残ってはいまい。 それを怖いと思う段階は通り過ぎていた
正確な事を言えば、港につけば乗客は全員検査されそこで宇宙クラゲは発見される>>0:#0。…のだが知らされていないことは知りようが無かった
提示されていたデータは言葉通りに受け取っていたため 「同数になれば捕食が始まる」点に疑問は挟まなかった
結局ワクラバ>>30やミタシュ>>14と似たような考えに至っただろうか ]
(44) 2020/09/03(Thu) 15時半頃
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やる事は何は一つだけ。 残る二匹を見つけて、追放する。 生き残れるのはどちらか一方だけだ。
[ クラゲが人を襲わない事が出来るなら。 話し合いの道を取れるならば。 …選びたかったのはそちらの道だ。
きっとそれは望めないのだろう、と。寂し気に笑った ]
(45) 2020/09/03(Thu) 15時半頃
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─ 昨晩 : → 自室 ─
ああ、良いが。
[ 呼び止められ>>36不思議に思いつつも人気の無い場所までついて行った ]
何故スプスプイが襲われたか、か。 確かに、あの日スプスプイが襲われなければ コータの寄生されていた事実が明るみになる事は無かった。
確固とした情報など無い中で 結託した3匹のクラゲが議論を誘導出来たとするならば…
[ 確かに、蹂躙されていた可能性がある ]
なるほどな。 それは、スプスプイを襲撃する確固たる理由になるだろう。
[ しばらく考えて ]
(46) 2020/09/03(Thu) 15時半頃
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話してくれて、ありがとう。 ちゃんと考えてみるよ
[ ここまで来たのだから、鵜呑みにしては、きっとダメだ。 でも新しい視点からの意見をくれる事は純粋に嬉しかった
礼を言って自室に戻っただろう*]
(47) 2020/09/03(Thu) 15時半頃
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/*アーサーくんやさしいなあ…
(-40) 2020/09/03(Thu) 18時頃
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─ 夜 ─ [ これで3度目だ。
追放された者を詰めたポッドが船から離れた頃>>#1 淡い光の中で猫は再び虚空を見つめていた。 ガラス玉のような瞳の中にはクラゲの触手に囚われたトルドヴィンの姿が映りこんでいた ]
トルドヴィン。
[ それだけを呟いて悲し気に目を伏せた 彼は実際にはそこには居ないだろう。 その事を知りつつも話しかけずにはいられなかった
いや、悲し気な顔をする資格など、自分には無い。 彼が寄生されていると考え、そして投票した。自分は手を下した一人だ ]
(48) 2020/09/03(Thu) 18時半頃
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─ 夜 ─ [ これで3度目だ。
追放された者を詰めたポッドが船から離れた頃>>#1 淡い光の中で猫は再び虚空を見つめていた。 ガラス玉のような瞳の中にはクラゲの触手に囚われたトルドヴィンの姿が映りこんでいた ]
トルドヴィン。
[ それだけを呟いて悲し気に目を伏せた 彼は実際にはそこには居ないだろう。 その事を知りつつも話しかけずにはいられなかった
いや、悲し気な顔をする資格など、自分には無い。 彼が寄生されていると考え、そして投票した。自分は手を下した一人だ ]
(49) 2020/09/03(Thu) 18時半頃
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吾輩は、生きるよ。 クラゲを殺すために。
…寄生された者を救うために。
[ だからちょっぴり長い瞬きの後にはその色は消え 続いたのはクラゲに対する静かな宣戦布告
それは" 再び "自分の元から助手を奪っていった 宇宙クラゲに対する怒りを込めて。
実現できるか?そんな事は知らない。 途方もない夢物語であろうと言い続けたなら現実に。 …そんな言霊を信じている ]
(50) 2020/09/03(Thu) 18時半頃
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おやすみ。トルドヴィン。
[ 敬愛なる助手へ。 せめて安らかに眠れますように ]
(51) 2020/09/03(Thu) 18時半頃
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─ 翌朝 : → 談話室 ─
[ 再び夜が明ける。まだ、生きていた
ほっと息を吐いて、そして最後の話し合いに出かける。 泣いても笑っても今日で終わり 望むのは悔い無き選択だ ]
ッ、シルク!
[ 談話室を目指す道中、シルクの部屋から 掃除ロボットが出て行ったのを見た
慌てて部屋に駆け込めばそこはもぬけの殻で 耳に痛い程の静けさが今日の犠牲者の存在を教えていた ]
(52) 2020/09/03(Thu) 18時半頃
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…、シルクめ、man-juの知恵が遠のいたではないか
[ 信じた者は、再びその命を散らした
不安と寄る辺なさの中で立ち続けるためにはそんな強がりを言う事しか出来なかった。浮かべる表情はきっと泣き笑い ]
お前は、きっと。 立ち止まることを望まないのだろうな
[ 生まれも、育ちも、全く違う二人だった それでも"分からないことは同じ"と。似たものを見た時には嬉しくて。
辛い状況の中でも前に進もうとするシルクを信頼していた ]
(53) 2020/09/03(Thu) 18時半頃
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…行ってくるよ。
[ 今日に至るまでに何人もの命が失われた
皆の総意により宇宙クラゲを2人追放した。 コータの先輩を含め4人の命が宇宙クラゲによって奪われた。
立ち止まる事は、目を閉ざす事は、許されない そうして踵を返して小さな猫の影は談話室の方へ消えていった ]
(54) 2020/09/03(Thu) 18時半頃
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─ 談話室 ─
おはよう、ワクラバ。
[ 窓際に居たワクラバ>>34に声を掛けた 他の人が来たなら同じく挨拶をしただろう
そして皆が談話室に揃った後に口を開く ]
(55) 2020/09/03(Thu) 18時半頃
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今日を迎えたから皆分かっているかもしれないが… トルドヴィンはクラゲに寄生されておった。
残りは一匹だ
[ 皆の顔を見渡しながら 伝えるのは、そんな簡潔な事実だ ]
…そして、今晩襲われたのはシルクだろうな。 シルクの部屋には掃除ロボットが入って 綺麗に片付けられていた。
気になるならば、見てきたら良いだろう
[ 感情を殺した声で見たものを伝えた** ]
(56) 2020/09/03(Thu) 18時半頃
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/* え〜ん・・ めそめそしちゃうな・・
(-41) 2020/09/03(Thu) 19時頃
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/* あっ>>29はトルドヴィン含めてこの中に二人ですね はい ア〜><
(-42) 2020/09/03(Thu) 19時頃
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/*ヴ……助手らしいことあんまりできなかったのに(したのはクラゲ)助手って呼んでくれるアーサーまじやさしいな……
(-43) 2020/09/03(Thu) 20時頃
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― 昨夜、談話室 ―
[昨日のアーサーの意見も、沈黙を交えながら なるほど、と聞いていた。
ミタシュもアーサーも、 三人食べた時点で食べるのをやめ偽ればいい。 けれど提示されたデータ上そうはならないだろう。 と答えた。
モナリザは、 食べるのをやめるのは同じだが、 そのまま票操作をされるのがこわい。 データを鵜呑みにはしない。 と答えた。]
(57) 2020/09/03(Thu) 20時半頃
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[モナリザが言ったように、 それがヒューマノイドの、モナリザの特性ならば、 それはそうなのだろう。
だが、…。 もう少し、考えを纏めたい。
生き残れるのはどちらか一方だけ。(>>45) その言葉を聞いて特に長く視線を置いた。]
… そうだな。
[そうして、呟く。 これは昨日の談話室での一件だ。]*
(58) 2020/09/03(Thu) 20時半頃
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― 回想・夜が明ける前の談話室 ―
[ モナリザ>>35の説明を受け、彼女の疑問に合点がいく。 前提>>4:177が知らないからこその問いは、状況を情報から導く彼女に見合うものだ。 つまり、"そこ"にモナリザ自身も該当することを彼女は知らない。触れる勇気が出ないまま、頷く。]
わかっ 、た。
[ 叶うなら、言葉を尽くしたかった。 結論はまだ出ていない。それはモナリザと交わした言葉もまた、少ないからだ。 しかし四桁の数字は既に終わりを示しつつある。己の"足"では、もう進まねば間に合わない。 ――今日もまた、終わりの夜が訪れる。]
はな し、 を しよ、 う。
[ 明日の話をする。数日前までなら己と同じくらい軽かった言葉が、今は腰から繋がる枷より重かった。 それでも願うように頷きを返し、窓に手をつく。押し出した勢いで、皆のいる部屋の外へと前進を始めた。]
(+0) 2020/09/03(Thu) 20時半頃
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[ 無言で佇むアーサー>>4:175がいた。 モナリザ>>36は、アーサーに話しかけていた。
浮きかけた手を戻すトルドウィン>>4:171の姿があった。 手の先にいたミタシュ>>17は、トルドウィンを見送った。
周囲を見ているワクラバ>>4:170が、緩く瞬いていた。
すべてが瞳の中を流れて行く。 留まることは、できない。]
(+1) 2020/09/03(Thu) 20時半頃
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[ これまで>>0:179もそうだったことが、 これからもそうであるというだけの話だ。 視線はいつも下を向き、先を行く皆の背を見る。 止まることを助けてくれた腕>>0:188も、もうない。
誰かの隣人であることが許されないのは、 既に理解していたことだった。
ただひとつ、 ラックの上にあるコーヒーにだけ手を伸ばして部屋を出た。 何か言おうと思って振り返ったが、 狭い喉に言葉が押し寄せて、何ひとつ音にできなかった。]*
(+2) 2020/09/03(Thu) 21時頃
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[ 約束を交わした。
ひとつ。周りに優しくすること。 ひとつ。命を大切にすること。 ひとつ。ながく、誰かの傍にいないこと。
はじまりの日から数年が過ぎた。 見送りに並んだ皆の頭には、己に似た白が目立っていた。]
(+3) 2020/09/03(Thu) 21時頃
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