人狼議事


270 「  」に至る病

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【人】 常世倶楽部 アオ

[墓地から帰ればそこには、二人きりの家があった。>>227

よく、ソラの散歩のために朝のベッドから抜け出す僕を引き止めて、駄々を捏ねたりもしたくせに。
なんでか蒼佑はあまり嬉しそうではなくて。

リビングの隅にぽつんと残された、クッション。
もう少しだけこのまま、と片付けるのを止めた僕と同じ気持ちがそこにあることを願ってしまう。]

(248) SUZU 2019/10/20(Sun) 00時半頃

【人】 常世倶楽部 アオ


 ……蒼佑、おぼえてるか。
 モモがはじめてこのうちに来た時、
 はしゃいで玄関にあったガラスの置物割ったの。

 コンは、なかなか蒼佑に懐いてくれなかったよな。
 そういえば、アサギの器だけ変な色だったっけ。

[犬の気配がない夜も。
何もしないでただ眠る夜も、いつぶりだろう。
蒼佑の隣に潜り込んで、うとうとしながらぽつりぽつりと。
思い出話をしているうちに、声に欠伸が混じりだし。]

 …………、

[静かに眠りの淵に落ちていった。]

(249) SUZU 2019/10/20(Sun) 00時半頃

【人】 常世倶楽部 アオ

[祖国に帰るのは、何百年ぶりだろう。
決してそれは比喩ではなく、生まれた街や家の記憶も正直曖昧だ。
わざわざ調べてくれたコーディネーターには悪いが、過去を巡るようなルートは丁重に辞退して。

桜がゆっくり見れる場所、とだけ希望をつけてあとは蒼佑に任せた。その結果。]


 見頃なのはいいけど……
 こんなに歩いたのは、ソラの散歩以来だよ。


[観光地というには、山以外何もない場所に人気はなく。
山肌一面を淡い色に染める樹を、間近で見あげれば感嘆の息が零れた。]

(250) SUZU 2019/10/20(Sun) 00時半頃

【人】 常世倶楽部 アオ


 ……昔は何とも思わなかったけど、
 こんなに綺麗だったんだな。

[ひらり、と落ちてきた花弁を掌で受け止めたなら。]

 蒼佑がくれたのと、同じ花だ。
 初めて会った時にくれた、ガラスでできた栞と同じ。

[掌を開いて、隣の蒼佑に見せ。]

 ……あの頃の蒼佑のこと、
 なんだこの物好きなやつって思ってたな。

[そっと花弁を風に任せて地に還し。
すぐ隣の”さくら”に手を伸ばした。]

(251) SUZU 2019/10/20(Sun) 00時半頃

【人】 常世倶楽部 アオ


 でも今は───

 傍にいるのが蒼佑でよかった。
 そう思ってる。
 

(252) SUZU 2019/10/20(Sun) 00時半頃

【人】 常世倶楽部 アオ

[このデートの日程がこの先空白なのも。
こんな辺鄙な場所を選んだ理由も、わかってる。
わかってて、僕はここに来た。]

 ……僕も、一緒に連れていけよ?

[狂って咲いて朽ちかけた樹へ。
背伸びをして、触れるだけのキスを。*]

(253) SUZU 2019/10/20(Sun) 00時半頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

[モモはとてもやんちゃで、犬に慣れていない頃の男はその行動を予見出来ずに手を焼いた。>>249
 眷属となってから迎えたコンは主にべったりで、それでも可愛がりたい男が持ち上げたら拒否の失禁で実はかなり落ち込んだものだ。
 アサギは少し短い生だった。もっと生きていられたら、もっと良い色の器をやれたのに。

 ソラは。
 ソラは――「思い出」にするにはまだ、言葉を持てない。

 きっと待ってくれている。
 輪廻転生などないのだと100年以上を生きて諦めてはいるが、天上の楽園でまた逢えたら良いと願うだけなら自由だ。]

(254) Ellie 2019/10/20(Sun) 01時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

――祖国――

 空港の辺りの空気が不味くてどうなるかと思ってたけど、ここまで登れば流石に綺麗だな。


[軽装備で登る本格的な山は、すっかり出不精になった吸血鬼とその眷属には、超人的な体力が備わっているとはいえ息を荒くするには充分な悪路で、その分目論見通り人気はなく、着いた時の景色で自分の選択は正解だったと弾む息のまま笑った。>>250]


 俺はあの時からずっと、俺は間違ってないって思ってたよ。


[アオを選んだ。
 「桜」を贈った。
 生命の源を捧げた。

 生まれ育った環境に馴染めず、流れた先で大切な人々を失った男の最後に、最期まで寄り添ってくれる人。

 伸ばされた手を取って自らの頬の上で一緒に重ね。
 触れるだけのキスにそっと目を閉じた。]

(255) Ellie 2019/10/20(Sun) 01時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ


 ……うん。


[この旅の間もちょくちょく錯乱していた男は、今頭の中にかかった靄が漸く晴れたような気持ちで、桜吹雪の中に立っている。

 根本に腰かけてアオを膝に乗せ、そこで「弁当」にしよう。
 じっくり100年以上かけた極上のランチを彼が腹いっぱいになるまで。

 それから、
 それから―――――――――]

(256) Ellie 2019/10/20(Sun) 01時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ






[見つからなければこのまま誰も知らない土地の大木の栄養となろう。
 朽ちることなく毎年空に桜を舞わせ。

見つかればきっと、この国では荼毘に付されるだろうから。
 共に灰となり、煙と共に同じ空を目指そう。]
 

(257) Ellie 2019/10/20(Sun) 01時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

[
 「 青
    蒼 」 に至る病の果て、


 二人の長い歴史で培ったもの何一つ持って行けなくても、固く繋いだ手の中に、確かな愛を閉じ込めて。**]

(258) Ellie 2019/10/20(Sun) 01時頃

【人】 公証人 セイルズ


 ……ははは

[肩を竦めて笑った。>>229
仕方のない人ね、と言われてほっとした。

いつもどおり君は
砂糖を全部使ってしまったというから>>230
僕は先んじて買出しに行くことを提案する。

使い古したデートプランだが、
君は喜んでくれるようだ。

無邪気に苺も買おう、という様子に目を細めて
それから2人だけで誕生日を祝う。

もう何回目かもわからない誕生日に
君のケーキを食べられる事を喜びながら
珈琲片手に、君の話を聞いていた。]

(259) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ


 ああ、そうだね。
 行こうか。

 おいで、ミルフィ。

[僕はそういって彼女に呼びかけると
昔のようにとはいかないが、
彼女の手をとって歩き出した。

風にさやさやと街路樹の葉が揺れて
石畳には蒼い影が落ちている。
晴れ渡った空の下、僕と君は歩いていく。]

(260) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ

―― 遠い日の思い出 ――

 ……ミルフィ、疲れちゃったのかい?

[僕は買い物袋を片手に下げて、
とぼとぼと歩みが遅くなってきた君を見下ろした。

無理もない。
積まれた食材を見ただけで目を輝かせはしゃいだし
嬉しそうに砂糖や苺を買い物カゴにつんでは
「あたしが!」と一生懸命お手伝いをしていたから
体力も持たなかったんだろう。]

(261) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ

[君が買い物カゴを持っていた関係で
あんまり重くない買い物袋を
僕は、手から肘に吊り下げる形にして
「おいで」と君に声をかけた。

君の体を抱き上げれば
暮れた空をカラスが飛んでいく。
ぎゅ、と力がこもるのを感じて
胸いっぱい広がる愛しさに、僕は笑った。]

 ……帰ろう、ミルフィ。
 僕らの家へ。

 ………………眠ってしまったのかい?
 

(262) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ

[穏やかな笑い声が聞こえなくなって
君の体温がぽかぽかと暖かくなった頃
僕は静かに、そう尋ねた。

返る答えは、沈黙のYes。

僕はくすくすと笑って、君を抱えたまま家に戻る。
鍵をあけるのに苦労しながら君を落とさないように
寝室のベッドまで運ぶと
その丸い額をなでて、口づけた。]

 おやすみ、可愛い子。
 

(263) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ

―― 夕 ――

[ベッドに寝かせた君の髪をなでて、
夕食の用意のために
自室から出ようとしていた頃のことだった。]

 ……おかえり、ミルフィ。

[僕はうまく笑えていただろうか。

泣きながら抱きついてくる君を
優しく抱きしめ返す。]

(264) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ


 いいんだ、……いいんだよ。
 君がケーキを作ってお祝いしてくれた。
 僕には、それだけでも十分。

[ぽん、ぽん、と背中をなでた。
どうにか泣き止んでおくれ、と優しく呼びかけた。

君は夢の内容を話す。
遠い遠い昔の、六歳の頃の夢を見た、と。

――……ああ、それは、もしかしたら
僕らが、……もしかしたらだけれど
一番幸せな時期の、思い出かもしれないな。

壁にかけられた古い似顔絵を見て
僕はそう思って苦い味を飲み込むのだけれど>>243
次の瞬間には、君の呼びかけに呼び戻されている。]

(265) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ


 ミルフィ。
 ……僕も、僕もね
 君が僕の娘で、とても幸せだ。

 だから……………

[繋ぎとめて、と言われて僕は少しだけ言いよどむ。
セックスをして、吸血してしまえば
きっとまた君の病は進行する。

君を失うのが恐ろしくて、
僕は「駄目だ」といいそうになる。
「どこにもいかせたくないんだ」と縋りそうになる。]

(266) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ


[……でも、君はそれを望んでいないから。]

(267) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ


 …………

[僕は君の体を強く抱きしめる。
そうして優しくベッドに押し倒した。]

 ……繋ぎとめるよ。

 君がもしも……もしも……
 ”あの子”に負けて消えてしまいそうになったら

 その前に、パパのお腹に隠してあげる。
 大丈夫だよ、ミルフィ。泣かないでおくれ。
 

(268) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ

[僕は、ちゃんといつもどおり笑えていたかい?
……そうだね、やっぱり、自信がないな。

唇の震えまで抑えて、人差し指の背で君の涙を拭う。
そして君に読み聞かせをするときのように
優しく笑って、唇にキスをする。]

(269) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ

 
 "I'm so happy to be your daddy, my love."
 

(270) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ

[いつか眠りにつく君が、
穏やかに笑えていますように。

願いながら、僕は君を愛すだろう。
愛によって全てが終わる日まで。

……その血も。涙も。笑顔も、]

   ( ”You are mine, my love." )

[――――いずれは、そう胸を張って言おう。

孤独に至る病を抱えながら
僕らは本当の家族になる。*]

(271) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ

――  ――

[曇天に黒いカラスが舞っていた。

クリスマスが近づく町はどこもかしこも飾り立てられている。にも関わらず、天気のせいか、降り始めた雨のせいか、どこか灰色だった。

町を歩く人間たちは皆家族や恋人を連れている。
冷たい空気を、互いの微笑みで暖めて灰色の町並みを歩いていく。

その人ごみの中で、黒いコートを羽織った男があたりを見渡した。
足しげく通った店にも、友人が住んでいた家にも、知った顔の1つもないことを理解すると、納得するように歩いていく。]

(272) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ


「ママ、パパ、サンタクロースが来たら
 ぼくあれが欲しいなあ」

「いい子にしてたらきっとくれるわ」

「おいおい、いつもいい子にしてるじゃないか、なあ?
 クリスマスを待ちなさい」

「え――、僕待ちきれ……、わ、ごめんなさい!」
 

(273) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ


[町を歩く親子連れがプレゼントについて語り合っている。

はしゃいだ少年が父親に振り返ろうとして、前方を歩いていた男にぶつかり、咄嗟に謝罪を口にした。

男は黙って微笑むと、彼の頭からずり落ちた帽子を被せなおして、何かを呼びかけた。聞き取れなかった少年がぱちくりと瞬きをする。
――直後。]

「……、誰と喋ってるの?」

「ほら、そんなにふらふらしてたら危ないぞ」

「えっ、――うん、……」

[両親の声が聞こえ、少年は不思議そうに首をかしげた。
そうする間にも、黒いコートの男は雑踏に消えていく。広い背を雨に濡らしながら、家族連れの中をひとりで。]

(274) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 公証人 セイルズ


「雨が降ってきたわ。――さあ、帰りましょう。
 私達の家へ」

「うん!」

[微笑を交わし、人間たちはそれぞれの帰路につく。

結露に曇った窓の向こう。
クリスマスツリーを室内に飾り、
暖かな料理がテーブルに並ぶ場所へ。

それら全てを祝うように、
あるいは厳かに祈るように

柔らかな雨の中で、リンディンの鐘が鳴っていた。]**

(275) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃

【人】 山師 グスタフ

[彼と薄氷を踏み出してからどれ程の時が流れたか。
 気が遠くなるような未来ではなかった気がする。
 諦めた後の日常は曖昧だ。
 記憶に鮮烈に残っているのは彼のことだけ。

 自身の生活は徐々にではあるが、
 人々の終末を支援するのでなく、
 白き眷属と最期の時を迎える準備に使われた。
 ――とは言え、何かを備えたりした訳じゃない。

 朝から淫交に走ったり、食事を手ずから与えたり、
 体中にキスと噛み跡を残したり、愛したりした。

 それでも歪みは止められない。寧ろ一気に加速した。
 僅かに離れるだけで彼の情緒が乱れるようになれば、満を持して診療所を閉めた。そこまでいくと、もう未練はなかった。

 それからは毎日彼を抱いていたように思う。
 体温を恋しがる彼を慰めて、依存に堕ちていく彼に溺れて。
 傍目から見れば中々凄惨な終末期だったのかもしれないが、己の世界は彼一人のものであったから、然程気にならなかった。
 マトモではなかったが、覚悟の上だった。]

(276) momoten 2019/10/20(Sun) 07時頃

【人】 山師 グスタフ

[だから、漠然と、今日なんだな。と察しても、
 悲しいとか苦しいだとか、ネガティブな感情は湧かなかった。

 彼と己の最後の日は、ずっと手を繋いでいた。
 セックスはしなかったけど、ずっと笑っていたように思う。

 吸血鬼と眷属の多くは碌な結末を迎えない。
 自身らも失敗のうちに数えられるのだろう。
 天から貰った寿命の半分も使えなかった。

 乱れた生活だったし不健康な日々だったが彼がいた。
 どこにも行かず、ずっと傍にいてくれた。
 結んだ手を強く握る。温もりがある。

 堕落し爛れた末期を幸福と呼ぶには流石に抵抗があるが、孤独ではなかった。
 彼の気持ちが今なら分かる気がした。>>-1012


 重ねた掌の中、
 そこには確かに同じの想いと心があった。**]

(277) momoten 2019/10/20(Sun) 07時頃

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