268 オリュース・ロマンスは顔が良い
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[自分の願いを彼に伝える。 彼が言葉に詰まるのがわかった。
次の瞬間、握り締めた彼の手が、自分の手から逃げるようにばっと振り払われた。 えっ、と思う間もなく、自分の両腕が、馬乗りになった彼の手で屋根に強く抑え付けられた。]
痛った…!
[思わず声を上げる。 想像以上に力が強く、全く身動きが取れない。 しかし、自分は何か彼を怒らせることを言ったのか。 何で、という目線を自分の真上にある彼に向けようとしたとき、彼の強い声が響いた。]
(-32) 2019/08/05(Mon) 21時半頃
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…
[呆然としながら、彼の顔を見る。 彼の継ぐ言葉を聞きながら、ご尤もだ、と思う。
まだ会うようになってからも2回目なのに、訳が分からない。 そのとおりだ。
1年以上も前、彼を初めて見た時から、彼の髪が、彼だけが、きらきらと輝いて見えた。 それからずっと、彼が店に来るたびに、盗み見ていた。 いつでも、彼ばかりが目に入った。
そして、先週。 勇気を出して、声を掛けて、とうとう、見た目以外の彼のことを知った。 猫のような彼、愛らしくこちらを見る彼、子どものようにはしゃぐ彼。 綺麗だけど、近寄りがたい佇まいの彼の、いろんな面を一気に見せられて、自分はあっさりと、恋に落ちてしまったのだ。]
(-33) 2019/08/05(Mon) 21時半頃
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[でも、事実は彼の言う通りだ。 自分だけが、彼を好きだった。
彼の顔をぼんやり見上げながら、身体の熱が静かに引いていくのが分かった。]
(-34) 2019/08/05(Mon) 21時半頃
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…スリ
[屋根に寝転がったまま、彼の話を聞き続ける。 自分でも、彼を見る目がどんどん険しくなっているのがわかる。 何をしているのか、ずっと気にはなっていた。 だけど、まさか、そんな風に金を稼いでいたなんて思わなかった。 身体の熱が、別種の熱さに変わっていくのがわかる。
立ち上がった彼の話を聞き終わると、自分も黙って立ち上がった。 彼の目の前へ行くと、彼の顔を見つめた。]
シーシャさん。 もう、店来ないでください。
[真正面から彼に告げる。]
俺の前で人から掏った金使ったら、俺は貴方を軽蔑します。
(+32) 2019/08/05(Mon) 21時半頃
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[そして、置いてあったリュックを持ち上げると、ファスナーの引き手から一思いにクマのぬいぐるみを引き千切った。]
これもいりません。 返します。
[無理にでも、シーシャの身体へと押し付ける。 彼が受け取らないのであれば、ぬいぐるみはただ屋根の上に落ちるだけだろう。]
(+33) 2019/08/05(Mon) 21時半頃
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…
[沈黙が辺りを包む。 体が熱い。 多分、苛立ちや、怒りのせいなのだろう。 だけど、だけど…]
…シーシャさん。 来週も、待ってます。
金がなくたってペルセウス・マーケットは楽しめます。 僕も、最近稼いでるんで、シーシャさんの遊ぶ金ぐらい奢ります。
(+34) 2019/08/05(Mon) 21時半頃
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[少し間が空く。 そして、息を詰まらせ、言葉を震わせながら続けた。]
貴方にとっては訳わからないかもしれないですけど、 貴方と一緒に居たいって、別に冗談で言ったわけじゃないです。
[嫌いになれない。 嫌いになれるわけがないから、苛立つし、うまくいかなくて、辛いのだ。]
(-35) 2019/08/05(Mon) 21時半頃
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だから…
[彼の顔を懇願するように見る。 彼はどんな表情をしていただろうか。 恐らく、長くは目を合わせて居られなかっただろう。 ふっと目をそらすと、呟いた。]
帰ります。
[そのままリュックを背負って、登ってきた場所を駆け下りるようにその場を去る。
居たたまれなかった。 彼にとっては、たまに行く店のバイトの学生に、お気に入りの場所を案内してやったら、訳のわからないことを言われた挙句、説教らしきことまで言われたわけだ。
自分が彼の立場だったらイラつきしか覚えない。 嫌われた。
思わず目の前が涙で霞む。 一旦立ち止まると大きく息を吐いて鼻を啜り、そのまま足早に家路についただろう。]*
(+35) 2019/08/05(Mon) 21時半頃
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― 4週目・店の裏手 ―
…
[0時前。 先週と同じように、壁に凭れて彼を待っていた。 リュックを前側に持つと、ぬいぐるみの無くなったファスナーの引手が揺れた。 あれだけでも、返さなければよかった。
店に来るなとまで言ってしまった。 今日彼が来なかったら、二度と会うこともないかもしれない。 それなら、あのぬいぐるみだけでも…
いや、持っていたらただ未練になるだけだ。 今日、ずっと待とう。 それで、朝まで経っても彼が来なかったら、それでもう、すっぱり思い出にしよう。]
(+36) 2019/08/05(Mon) 21時半頃
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…はあ
[来ない時のことばかりが脳裏によぎる。 あの時、あんなことを言わなければ。 もっと別のことを言っていれば。 後悔ばかりが出てきて、思わずため息をついて壁に凭れたまましゃがみ込んだ。]**
(+37) 2019/08/05(Mon) 21時半頃
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― 4週目・店の裏手 ―
だよな。
[0時半を過ぎるころ、しゃがんだままぽつりと呟いた。 これまでだったら、と言っても二回だけだが、ここに現れていた時間にも、彼の姿はない。
分かっていた。 分かっていたけど、辛かった。]
…ねこー
[少し前からいつものように、反対側の塀の下に、いつかシーシャと一緒に店に来たぶち猫が佇んでいた。 どこからか魚の骨のようなものを持って来て、舐めたり、飽きたら顔を拭って毛づくろいしたりを繰り返している。 その姿に、小さく呼びかけた。]
(+88) 2019/08/06(Tue) 21時半頃
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ねこはのんきだな。
[苦笑いしながら猫を眺める。 何にもあげる物もない。 ただ遠くから、猫ののんきな姿を見て居るだけで気がまぎれた。
と、猫がこちらの視線に気づいた。 逃げるか?と思った猫は、今日だけ、にゃああと鳴きながら、自分に近づいてくる。 思わず目を丸くして彼?を見た。]
どうしたお前。
[ぶち猫はしゃがむ自分の足に顔を摺り寄せてくる。 思わず笑い声を上げた。]
はは、くすぐったい。 寂しいのがばれたのか。
[猫に顔を近づけたその時、何か紐のようなものが、ぶち猫の首のまわりに、リボン結びで結わえられているのが見えた。]
(+89) 2019/08/06(Tue) 21時半頃
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何だ、誰かに付けられたのか? 苦しくないのかな。
[結び目を解くように、リボンの下の部分を引っ張ると、紐は簡単にほどけた。 そして、同時に紙片が、地面に落ちた。 拾い上げて、そして丸まった紙を開く。]
…シーシャさん?
[思わず立ち上がり、辺りを見回す。 しかし彼の姿はどこにもない。 猫は驚いたのか、にゃあ、と言い残してその場を去っていった。 紙片を見たまま、もう一度座り込む。
多分、このぶち猫に、自分を名指しで呼ぶメッセージを付ける人間など、シーシャしかいない。 じっと見つめた。 来るなと言ったのに「店に行く」。 このメッセージで彼は一体何を言いたいのだろう。
でも、もしかしたら、万が一、このメッセージはシーシャが付けたものじゃないのかもしれない。それに、今週来ないとは書いてない。]
(+90) 2019/08/06(Tue) 21時半頃
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…
[メッセージの書かれた紙を、大事に広げて、手帳に挟むと、リュックにしまった。 そして、もう一度同じ場所にしゃがみ込んで、スマホでゲームを始めた。 目が痛くなって、シーシャがまだ来ないから、スマホもしまうと、目を閉じた。
温い風が、段々涼しくなっていく。 いつしかその場で座り込んで眠ってしまい、起きた時には辺りは夜明け前の明るさになっていた。]
…帰ろう。
[呟くと、立ち上がり、ぼんやりとしたまま家路についた。]
(+91) 2019/08/06(Tue) 21時半頃
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― 5週目・海の寝どこ亭 ―
いらっしゃいませー!
[店の奥から入口へ向かって声を上げる。 祭りも終盤を迎えつつあり、店も大いに繁盛している。 この分では最終週は、バイト3人体制も必要かという勢いだ。
いつものように半袖白シャツと黒パンツで、いつも以上にきびきびと動き回る。 やはり疲れるが、忙しい方が、気が紛れて楽だった。
先週、結局シーシャは姿を見せなかった。 もしも、何度も家で見返した、あのメッセージが本当に彼のものであるならば、今日、彼は店に来るはずだ。
でも、店に来たら、どんな顔をして会えばいいのかわからない。 会いたい。 けど、店で会って、どうしたらいいのかわからない。
(+92) 2019/08/06(Tue) 21時半頃
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犯罪者だ、と彼は自分で自分の事を言っていた。 でも、実際そうなのだ。 掏摸で稼いだ金で店に来られたら、自分はいつか、彼を通報しなければいけない事になるのではないか。 かといって、自分の中だけで事実を隠し通すのも苦しい。
どうしたって苦しいのだ。 こんなことで苦しむような人間じゃなければ良かった。 でも、会いたい。 2週間前までは、手を伸ばせば触れられる距離にあった、その顔が見たい。]
ご注文は何にされますか?
[仕事で思考を上書いた。 これを1週間、毎日繰り返しているようなものだった。 入口の前にまた人影が見える。 取った注文を店主に急いで告げた後、いらっしゃいませ、と声をかけながら、入口へと向かった。]**
(+93) 2019/08/06(Tue) 21時半頃
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/* エピローグになるっぽい。 改めてシーシャさんありがとうございます。 最初はコアずれ大丈夫かな?と思いましたが、コアずれがいい方向に働いた感すごいです。ゆったり楽しくできました。 逆に他の人にはあまりうまく絡めなかったのがやや無念。 というか今日のRP見直すと結局会いたいとしか言ってない感あってややひどい。 でもシーシャに会いたいんだー
(-104) 2019/08/06(Tue) 23時半頃
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