266 冷たい校舎村7
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未練も後悔もあって、満足に死ぬ?
(165) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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何それ、全然満足に聞こえない。
本気でそれが満足なら ……────
(166) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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私が一緒に逝く。
(167) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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/* ふぁっっっ ヨーコねーさん!!!
(-37) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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例えばこの先私が生きていって 前を向けると思う時が来たとしても ──
その時に養くんに伝えられないんじゃ嫌。 その時に養くんが居ないなら私はやっぱり 前、向けない。
だからいい。 本当にこれが満足だっていうなら、一緒に死の。
一人で勝手に置いていくなんて、許さない。 **
(168) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/16(Sun) 22時頃
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/* こんな動きしてて大丈夫なのかな、 迷惑かけてたらごめんなさい><
(-38) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/16(Sun) 22時頃
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[むかしが今に塗りつぶされていくのを感じながら、 それでもあしたを手放すことはなかった。 死ぬほどのことじゃない、と思いながら、 連綿と続くきょうをおわらせてきた。
死ぬほどのことじゃない、し、 死んだら“お母さん”がますますかわいそうになるじゃないか]
(+23) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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………。
[気がつけば、自動販売機なんてどこにもない、 よくよく整備された植えこまれた樹と、 だだっ広い草原が広がるあたりに来ていた。 ……柊の姿も追わずに適当に歩いてきたんだし、 こういう状態になってしまうのも致し方ない話か。
ぽつぽつと据えられているベンチのひとつに腰掛けて、 空を見る。それから、手元を見る。
病院内から出て、ようやく、堂々と開けるようになったスマートフォン。 片隅で通知が来たことを示すランプがともっている]
(+24) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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[イロハはスマートフォンの電源を切った。
それだけだ。 イロハにメッセージを寄越した相手―― 母からの言葉を黙って殺すのにそれ以上は必要なかった]
(+25) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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[やたらと穏やかな気持ちに包まれながらこれからのことを考える。 今日は家に帰らない、とは決めた。 ならばどうやって夜を明かそうか。 誰かの家にでも泊めてもらうよう頼みこもうか。
不思議なことに、最初に思い浮かんだのがなぜか蛭野の家だった。 正確には、今よりずっと小さなイロハが、 ランドセルを背負って、両手にふわふわしたものを抱えて、 立てこもり先を蛭野の家のどこかに求めようとしている光景、が浮かんで消えて。
その時とは違うんだから、と、 自分に言い聞かせながら小さく首を横に振った]
(+26) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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[野良猫を拾ったことがある。 雨の降る道端でうずくまっていたその姿が、 あんまりにもかわいそうだから連れて帰った。 けれどウチの猫にすることは母から断られた。飼ってる余裕がないと。 ならあたしが世話する、って頑張って言ったんだけど母は譲らず。 最後の抵抗手段としてイロハは着の身着のまま家を出たのだった。猫と。
そうして立てこもり先で夜を明かし、次の朝、 一緒に寝たはずの野良猫は忽然と姿を消していたのだった。 ちゃんちゃん]
(+27) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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[小学生の時の話だ。今の今まで忘れてた、そのくらいの記憶だ。 現に、猫がいなくなったことに対して何を思ったかはおぼろげだ。 あんまり悲しまなかった気はする]
(+28) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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……さっむ。
[ふいに吹き付ける風にイロハは肩を縮めた。 頭は冷えたか。そろそろかな。 ただ、風邪をひく前に戻ろうと思う。 あしたを待たずに遠くへ行ってしまうかもしれないクラスメイトのいる病院へ。 もちろんあったかい飲み物を買ったうえで。
……あ、今、ちょっと、彼に言いたいことを思いついた]
(+29) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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死んだらズルいって言ってやるんだから……
[そう、だって、死んじゃったらあしたが来なくなるということが、 どうしたってちょっとばかりズルいって風にうつってしまったのだから。
向けるのはいつかと同じ独りよがりのないものねだりで、 だけどいつかと違って、>>1:34>>1:71 彼が時を閉じ込めたことをヘンに喜んだりはしない。 あの校舎(せかい)でイロハは確かにひとり舞台をちゃんと終わらせたけれど、 イロハの生は続いていく。 彼のいないあしたが来るかもしれない。 そのことがけっこう、どうでもよくなくはないから、こう思っちゃうんだ。ホントだよ*]
(+30) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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[聞けない、って突っぱねられてしまって 俺は少し困ったように七月に笑った。>>162
謝りたいなら、って言葉も尤もなもので それを聞かなかったことにするしかない。 責任、とれよ、って誰かさんに言ったくせに。]
(169) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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[それから、投げかけた問いに対して 言葉が返るから、俺はそれに耳を傾ける。>>163
あなたなら、わかってくれるでしょう。 死んだほうがマシだって、何度思ったかわからない。 あの保健室で交わした内緒話 赤い目をした雪兎のような七月を思い出して
そうだろ、って聞いていたんだけれど]
(170) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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……それは……
[俺は、その言葉に声を詰まらせてしまう。>>164 何にもいえないまま七月の言葉が染みとおる。
次いで出た言葉に、動揺して視線が泳いだ。>>167 「一緒に終わらせる?」って言ったくせに 随分と身勝手なもんだと、自分で思う。>>168
自分のせいで、人が死ぬ、なんて考えてなかったから。]
(171) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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期待、したよ。 思ってたことも、あった。 ……でも、何度期待したって 何度頑張ったって、 母さんは出て行くし飼い犬は死ぬし、親父は壊れるし 駄目なことばっかりだ 変わってしまうものばかりだ。
どこかでまだ期待してるなんて、そんなの ……そんなこと、あるわけねえよ
………………たぶん。
(172) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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ヨーコねーさんは、それ、だめでしょ。 なんでそんな理由で死ぬんだよ。 意味わかんねえよ
俺が死ぬなら、死ぬの。 ほかにやりたいこととかあるんじゃないの。
[動揺してしまって、助けでも求めるように 俺は高本の方へ視線を泳がせ、口を閉ざした。*]
(173) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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/* このホストちょろい(過去村を読みながら反省している)
(-39) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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/* う・うーん。 でも、ふーたくんとれなちゃんのマネキンを移動させてあげたいので そんなに長くねばっちゃいかん気もするな〜〜〜っていう逃げ道をみていたりする
自分に甘いPL
(-40) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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/* すみません遅筆で……皆さんなんでそんなきれいな言葉が出てくるんですか……高本くん困らせてませんかね私、大丈夫かな。すみませんロルまだです。
(-41) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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/* 情緒不安定にしか思えんイロハのあしたはどっちだ
(-42) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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/* あと一時間半ねばるの??? 正気???? っておもってるから。なう。ヨーコねーさんすてき
(-43) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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/* なんで私は4/5/突/3-2のログの最終日よみおえてんだ。
(-44) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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[店のこと。妹のこと。 いつだって両親は自分たちのことで精いっぱいで 俺の優秀さになんて気付いてなかった。
子供の時、学校帰りに預けられた祖父母の家から ほど近い公園で、その子に出会ったんだ。
ずっと友達。ずっと一緒。
小学校は違っても、幼馴染で、 気の置けない友達で。
だから一緒の高校になったときは 嬉しくて仕方なかったんだ]
(174) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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[いつから、あいつのことを馬鹿だって 見下すようになったんだっけ]
(175) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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[いつから、あいつが悩みを話してくれないような 傲慢な男になってしまったんだっけ]
(176) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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[満足に死ぬ、と断言する拓海に>>142 京輔は途切れがちな声で問いかけた。>>149
その様子を、俺はじっと見つめている。
いってらっしゃい。ありがとう。>>4:160 声を震わせる京輔は、そんなことを言い出すような 雰囲気にはとても見えなくて、 きっと京輔の心は揺らいでいるのだと知れた]
(177) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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[ほら、京輔。 やっぱりお前は少し俺に似てる]
(178) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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