266 冷たい校舎村7
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「おんなじ」を信じた子供達が遊ぶ銀世界を思い出して
(303) 2019/06/17(Mon) 09時頃
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[そうしてまた、言葉が降り積もる。>>290 降り積もって積もって、……雪解けをもたらす。]
(304) 2019/06/17(Mon) 09時頃
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なんだよ…… 生きて生きて生きてって……!
そんなに道連れにしたいかよ…… みんな、ばかだ、ばかだし………… ……俺が、一等馬鹿だよ、……っ ちくしょう、
(305) 2019/06/17(Mon) 09時頃
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[荒い息を整えないまま、 無理やり手首をつかんだ手を引き剥がして 無理やり、悟とキョースケの手を握る。 そうして、きつくきつく握った。
誰かのためにと整えられた手に 切り傷があったって構いやしない。
人間の頭の中には地獄があって 君たちは俺をその地獄にとどめていこうとするので 生きて、と奇特なことをいうので その強引な手に、俺の爪痕がつけばいいと思ったんだ。 ……特に悟の手には。
精神世界だからついてもきっと意味はないけど。]
(306) 2019/06/17(Mon) 09時頃
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わかっ、たよ かえ、るよ………… 皆がいるとこ、……っ、帰るよお………!
怖いよ。やだよ。痛いよ。でも、 生きる道、探すよ、>>250
生きて、やるよ………… 生きれば、 それで……いいんだろ……!
(307) 2019/06/17(Mon) 09時頃
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[…………なんてな。 わかってるよ。頼みを聞いているようで 君たちに縋ってることくらい。
ただ、へたくそなので、 多少の痛みが伴うことは、許されたい。
そうして、俺は君たちに縋ってから……
泣き崩れてしまって 手を握るどころでもなくなってしまって より手近い場所にいたキョースケに 縋りつくように抱きついた。]
(308) 2019/06/17(Mon) 09時半頃
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[……。
…………。
泣いていられる時間は、そうたくさんはなくて]
(309) 2019/06/17(Mon) 09時半頃
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……………
[ブランケットを頭からかぶった俺はふらりと立ち上がる。 本当は心ゆくまで埋まっていたいんだけど、 そうもいかない。 それは現実世界に持ち越しだ。
自分の顔を隠すように、 ブランケットの端を持って押さえながら 暗くなりゆく校舎を見た。]
(310) 2019/06/17(Mon) 09時半頃
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……ありがとう。
[と、皆にひとこと、ぼそりといってから]
(311) 2019/06/17(Mon) 09時半頃
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…………。 田所さんと颯太、…………。
[と、ハートのぬいぐるみ。
せめて、体育館に運んであげなきゃいけない。 手伝って、って俺は呟いて、 誰がついてきたかは知らないけど 迷わずマネキンのところへ行く。
体はぼろぼろなくせして、 運ぼうとする動きだけ、やけに強情だった**]
(312) 2019/06/17(Mon) 09時半頃
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/* ぁぁぁぁぁぁぁ、 泣く…………泣く………… 仕事前に読んじゃダメなやつだ………
(-83) 2019/06/17(Mon) 09時半頃
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/* 同じく泣いており(メモ見た)、いないと思った人も見てることに微笑んでおり、ロルが言葉になる気がしないので深呼吸しながら取り掛かります。 ひたすらずっとデフォルト投票が拓海くんで笑っていましたが、最後に変えずに済んで、本当によかった。
(-84) 2019/06/17(Mon) 09時半頃
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/* よ゛う゛く゛ん゛
(-85) 2019/06/17(Mon) 09時半頃
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/* (追いティッシュ)
(-86) 2019/06/17(Mon) 09時半頃
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/* なるほど……なるほど……って顔してる 本当 おめでとう……生きてくれてありがとう……
(-87) 2019/06/17(Mon) 09時半頃
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誰かの許しなんていらないんだよ。 でも、それでも君が許されたいなら、 僕が、それに、きっとみんなが、 君の全部、許すから…………
(313) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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[ 縋ってと言ったくせ、 これじゃあ僕が縋ってるみたい。
掌には、まだ感じられる体温があって、 それがどうしようもなく惜しいんだから、 縋ってる。に違いないんだろうけどさ。
掴んでいた手首が掌から抜け出して、 強く、強く手を握られる>>306。
それは少し、こっちだよ。って、 導いてくれるときの君の手みたいで、 ……いや、そんな生ぬるいものじゃなかったけど。]
(314) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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怖いものなんてなかった。 君と行くなら、たぶん地獄も。
(315) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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[ 道連れ>>305って君が言うのを、 僕はべそをかきながら聞いていて、 いつか話したことを思い出したりする。
道連れにしてしまいましたね。 できてしまうくらい、傲慢な生き物なんだから、 やっぱり、少しくらいは似てたかな。高本くん。
飛び降りたいわけじゃないと言った人が、 天国になんてきっと続いてないのに、 飛び降りようかなんて言うんだから、 七月さんって……人間て、よくわからないや。]
(316) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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[ そういうことが愉快だったのか、 あるいは、単純に嬉しくて、 ……ほら、君がそれでいいんだろって言うから。
僕は微笑んで、縋りつくような>>308、 君の頭を抱えこむようにぎゅっと腕を回した。]
(317) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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うん…… 拓海くん、ありがとう……
(318) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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[ ほら、それって身勝手な意思を押し付けた、 こちらの台詞でもあると思うからさ。]
(319) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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[ それから。 君はゆっくりと立ち上がり>>310、 毛布おばけみたいな姿で校舎を行くから、 僕はやっぱりそのあとをついて行く。
よかった。高本くんの言ったように、 トイレに置き去りはあんまりだし、 ここまでに至った僕個人の意見といたしましては、 自分の身体ひとつ抱きしめているより、 あたたかい場所というのもあると思うし。
誰かの近くにいてさえくれれば、 こぼした心臓も、脆く砕けた破片だって、 そっと拾い集められるはずだ。*]
(320) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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/* プライドチョモランマ高本悟は、 たぶんプロで拓海に悩み事をぶちまけて 「俺も大学行かねえよ」って返されたら それで終了だったんだよな
それだけで満足してしまうクソ重情緒マンだから マジでプロで悩みを言わないでいるの大変だった
いや、だってプロで悩み解決しちゃったら可哀相じゃん!? 中の人が!!!!!!!!!!
(-88) 2019/06/17(Mon) 12時頃
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/* 蛭野くんのロルはいつもすごく綺麗
(-89) 2019/06/17(Mon) 12時半頃
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拓海。 俺もそんなお前の顔、初めて見たよ。
[嗚咽を零す拓海に、そう返してやるんだ。>>298
いつも暢気で、陽気で、馬鹿してて、 野良犬みたいに人懐っこくて。
そんなお前しか知らなかった俺は、 たくさんたくさん、 この校舎でお前の知らない顔を見たよ。
長い付き合いだったのに、 いいや、長い付き合いだったことに甘えて 見ようともしていなかった]
(321) 2019/06/17(Mon) 12時半頃
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[真面目な話して、言い争って、説教されて、 いま強引にお前を説得してる。
この校舎に来てから、 チョモランマのような俺のプライドは すっかりへし折られてしまって 泣いたり、凹んだり、怒鳴ったり、叫んだり もう散々の有様だ]
(322) 2019/06/17(Mon) 12時半頃
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[みんなを馬鹿って見下して マウントを取ることで精神を保っていた とても性格の悪い俺は、 きっとこの校舎で死んでしまった。
どう責任取ってくれるんだよ、って思う。
だから拓海の腕を、強く強く引く]
(323) 2019/06/17(Mon) 12時半頃
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道連れにしてやるって、最初から言ってるだろ。 ……ばか。
(324) 2019/06/17(Mon) 12時半頃
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[くしゃりとみっともなく顔を崩して、 やっぱり俺は、泣いていたんだと思う。
それから葉子が被せたブランケットに包まれて>>288 京輔に縋って泣く拓海を>>317 俺は呆けたような、気の抜けたような表情で 穏やかに見つめていたんだ。
――大切な友達を、失うところだった。
その事実がようやく俺の背にどかっと のしかかってきて、安堵に、少し胸が軽くなった]
(325) 2019/06/17(Mon) 12時半頃
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