261 エイプリル・トフィーの融解点
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[…………。
空を眺め、十字を切って布団に入る。 浴槽に満たしたゼリーに飛び込んで笑う。 呼び出した家族と抱き合って歌う。 蓄音機で音楽を流して踊る。
様々な形で最後の時を過ごす邸宅の裏庭に、不愉快な羽音が飛び回る。だってあの時止まった脚、汗のにおいが違ったんだもの。かすかにも残らない何かを探ってあちらからこちら、こちらからあちら。
果たしてたどり着いた花の脇にそれはあった。 粗雑な埋葬が雨に暴かれ、ほんの少しはみ出した何かの、どこかの、方頬。すっかり腐り落ちた眼球の脇に一匹の蚊は体を乗せる。 愛しているわマイダーリン。そっと突き刺した口吻に血の味は満ちなかったけれど、それでもキャッと恥ずかしそうにふらつくと、そのまま幸せそうに細い体を横たえて]
(27) Muimerp 2019/04/01(Mon) 15時半頃
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[けれどもそれも、きえうせる。]
(28) Muimerp 2019/04/01(Mon) 15時半頃
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[高い天井に、想像していた閉塞感は然程覚えなかった。ラルフでも俺でもない荷物は中途半端に荷に空きを作り、からんとした個人区画を作らせる。
相部屋の人間が社交的でなかったことも幸いしてか、とりたてて何を不便と思うこともなかった。 それでも夜毎に聞こえる啜り泣きや暗い顔の人々は目に入る。生き延びたのだから笑えばいいのに。選ばれたのだから喜べよ、と。侮蔑ばかりが心に満ちた。]
(29) Muimerp 2019/04/01(Mon) 16時頃
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[恐れるものは何もなく、恐れたことは何もない。 犠牲の上に立つ命がそれを無碍にするわけにはいかないのに、恵まれた者ばかりがそれを放ってしまう。
叱咤。叱咤。慰安。 いつしか俺はシェルターの中で相談役を担う枠に収まり、
……感謝を告げられるたびに実感するのだ。
やはり俺は生き延びるべきだったのだ、と。]*
(30) Muimerp 2019/04/01(Mon) 16時頃
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[ あれから、私、ひとりぼっち。
誰にも殺してもらえない。 誰にも愛してもらえない。
これから醜く老いて朽ちていくだけの 壊れそこなった硝子の花。]
(31) シュレッダー 2019/04/01(Mon) 17時半頃
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[ 結局、私を憎んでやまないあの女は ドアを開けてくれることはなくて 私はこのシェルターに移る今日まで 誠司さんのお墓の場所すら知らない。
墓に行って花や線香を墓前に手向けたとて 何にもならないのでしょうけれど。
彼が何を思って死んだか 私のことをどう思っていたのかなんて もうとっくに聞く術はないんだから。
聞きたかったの。 奥さんと私とどっちを選ぶつもりだったのか。
……ああ、彼の口から聞きたかった。 私を愛していると囁いたあの唇で 「遊びだったよ」って絞りだすの。]
(32) シュレッダー 2019/04/01(Mon) 17時半頃
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[ 私を選んでくれるなら 信じた愛が裏切られた妻と幼子を想って 胸を痛めて泣きましょう。
その気持ちが当の本人達には 未来永劫伝わらない哀しみも含めて。
なのに、本当にこんな結末ってない。
夜の闇に紛れるようにシェルターへと向かいながら 私は帽子の下に隠した顔を濡らして歩くの。]
(33) シュレッダー 2019/04/01(Mon) 17時半頃
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[ けれど不思議なものね。 私の近くでは私だけが シェルターに向かえるはずだったのに 着いてみればきっと想像してたよりも もっとたくさんの人がひしめき合うようにしているの。
助かった喜びの感情だけじゃない。 その顔たちが浮かべているのは 悲しい顔、疲れた顔、苦しい顔に、虚無。
一人一人に聞いてみたいわ。 一体何があったのか。
人の数だけ悲しい物語があって ここにいる人達の中で順風満帆な人はいないでしょう。]
(34) シュレッダー 2019/04/01(Mon) 18時頃
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[ けれど、私ほど中途半端な悲劇の人間はいないの。
壊されたかった硝子の花は、 地中奥深くで一人透き通った涙を零す。 頑丈なケースの中では 誰も望みをかなえてくれないでしょう。
硝子の花は嘆き続ける。 こんな酷い結末になってしまった、 私が一番可哀想、と。]*
(35) シュレッダー 2019/04/01(Mon) 18時頃
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──── ──
メイリーちゃん、大丈夫? 無理はしていない?
[その後、病院を退院した時には この世界は箱庭になっていた。 もうこの世界は、私の知っているものではない。 …それを知っている。だけど、知りたくはない。]
『大丈夫ですよ、コリーンさん! …あ。マネージャー、の方がいいですか?』
年齢近いんだからどっちでもいいよぉ
(36) Eurail 2019/04/02(Tue) 10時頃
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[私の荷造りの為に一度だけ家に戻った時、 其処に残されていたマネージャーの私物に 私は目をパチクリとしたの。 会うことはない、とは思ったけども、 其処に誰かが居たという証拠だけはあった。]
……マネージャー… …ぅ…マネ、ジャ……
[なんで私の横であの人は支えてくれないのか。 いいえ、最後まであの人は支えてくれていた。 私の為にと、人生を私だけに捧げていた。
その行為にメリットがあるのか。 生きる為にお金を貰っているのから ある種メリットはあったのだろうし、 彼女の本心としてもメリットはあったのだろう。]
(37) Eurail 2019/04/02(Tue) 10時頃
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[歌を歌うための機材の準備やら機材の調整師やらは 地下にもいるというのは聞かされていたけども、 私は私の為に用意された機材と、私の作った作品と、 それから、数少ない自分の音楽以外の私物を箱に詰めた。
そして、私の荷物の最後にマネージャーと一緒に 使ったマグカップやお皿、寒い日におねだりして 一緒に寝て貰った時の毛布、あとそれから マネージャーが忘れて行っていたスーツとジャケットを しまいこんでおきました。]
(38) Eurail 2019/04/02(Tue) 10時頃
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[指には、結婚はしていないけども 結婚の証を示す銀色の指輪を左の薬指にはめていた。 きっと彼女もそれで報われる筈だし、 それに、指にはめた指輪は自然と私の身体を狙うような そういう人を遠ざけてくれるようになった。]
『コリーンさん、この機材ってどう使うんでしたっけ』
これはこうやって… ええっと、こっちってなんだっけ?
『これはですねー』
[今でも歌い手はやるけども、それよりは 楽曲を提供することの方が多かった。 マネージャーというよりは作詞作曲家と 言われるべきなんだけど、マネージャーというのも くすぐったいなぁと思うんだ。]
(39) Eurail 2019/04/02(Tue) 10時頃
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『そういえばその指輪、いいですね…! とっても可愛いし、素敵!
…でも、あれ?結婚してましたっけ』
挙式はしてないね。でも、いいんだ。 私も答えを伝えられなかったし。
[きっと抱き返される事だけは知ってるから。]
(40) Eurail 2019/04/02(Tue) 10時半頃
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[少しだけよれたジャケットに今日も腕を通す。 ちょっとだけ大きいスーツに身を包む。 そうしてちょっぴり大人になった気持ちで あの人を真似てトテテ、音楽に勤しもう。]
愛してくれて、ありがとう
[新しい歌は、スーツの姿で。 もういない誰かに宛てたラブソングを…]**
(41) Eurail 2019/04/02(Tue) 10時半頃
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[ ななのつき、ちきゅうがめつぼうする。 ]
(42) udon 2019/04/02(Tue) 22時半頃
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[大きな音が鳴った>>#2。 続いている振動に耳を塞いで目を閉じて、 ただ只管にそれが終わるのを待っていた。]
(43) udon 2019/04/02(Tue) 22時半頃
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[薄らと目を開けた時には、たぶん、 もう全てが終わっていて、
あの村も、あの人たちの身体も、 あの山も、村長の身体も、
山道も、その先も都会すら、ぜんぶ、
全部全部、ぜんぶぜんぶ、 なくなってしまったのだろう、と思って、
息を殺しながら、 目を伏せて、涙が流れる。]
(44) udon 2019/04/02(Tue) 22時半頃
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[この感情がなんなのか、 纏めるには大きすぎて、整理がつかなくて、
かみさま、
とだけ口が動いた。]
(45) udon 2019/04/02(Tue) 22時半頃
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(46) udon 2019/04/02(Tue) 22時半頃
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[シェルターの中で名乗った名前は、 下端良樹だ。普通の日本人として名乗った。 今までと変わらない生活なんて言ったけど、 そんなの全然嘘だった。]
(47) udon 2019/04/02(Tue) 22時半頃
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家に電気…!?
せんたっきは解る、(かろうじて) え、かんそうきって何…??? かわかせる?マジで?なんのために…??
ど、どらいやー。 い、いらない
えっ個人で使っていいの? ほんと?
いやいやいやいやいやいや、 俺はいらない、電気いらない
えっ蝋燭駄目? ランタンも? 電気使え? や、やだ…!
(48) udon 2019/04/02(Tue) 22時半頃
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[勿論やだが通るわけもなく───…
今も部屋で電力が使える事に 戦々恐々としながらすごしている。
田舎者にも程がある言動に、 周囲になめられもしたけれど、 農家というアドバンテージは強かった。
が!
地下で行う農業は基本的に水耕栽培であり 機械管理を行うようなやりかたなので、 自然の中で行っていたやり方が全て通るとも限らずに、大分苦労する羽目になった。
それでも道具の使い方や基本知識は 役に立つものなので在るに越した事も無く、 他の先鋭的な農業の人に教えてもらうと やはり理解も吸収も早かった。]
(49) udon 2019/04/02(Tue) 22時半頃
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[日々は普通に過ごせている。 山の事なんて忘れたかのように。
勿論忘れる事なんてないのだけど。
そして、 変わったと言えば 生活だけではなかった。
人と話しても、交流しても、 笑い合っても、 いいひとだな、と思っても、 好意を持っても、 ]
(50) udon 2019/04/02(Tue) 22時半頃
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[小さく息を吐いた。 変わりすぎて、憂鬱だ。]
神様
[小さく呟くと、 荷物の中に入れてきた楽器の弦を弾く。
地上はどうなっていますか。 山はきっともうないのでしょうね。
神様なんて本当は居ないのに。 訊かずにはいられなくて。
うるさいと言われるまでの間、ほんの少し。
ほんの、すこしだけ。]*
(51) udon 2019/04/02(Tue) 22時半頃
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[ いきたかった、ろうなあ。 ]
(52) premiuM 2019/04/03(Wed) 01時頃
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[ 7月。 結局植物の持ち込み許可は下されず、 庭にガソリンを撒いて火を放った。
生きているだけで価値のある木を 生きるしか価値のない人間が燃やし、 雨にも負けて、風にも負けて、 けれど人生というものにだけは 最後まで負けることは許されなかった。
片手に握った電話子機は、 119を表示したまま発信しない。 ]
(53) premiuM 2019/04/03(Wed) 01時頃
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[ 煌々と燃え盛る炎を吹き消さないように 溜息を洩らしかけた口を塞いだ。 唯一の移動手段だったバイクも、 今まで身につけていた服や荷物も、 何もかもを放り投げた。
もうすぐ世界が終るというのに、 薄暗く覆う曇天を突き抜けるように 火柱は何もかもを照らし上げた。 ]
(54) premiuM 2019/04/03(Wed) 01時頃
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[ 生きたかった世界と共に、 死にたかった自分を殺し、 生きなきゃならない裸足で 死んでいった灰の上を歩む。 ]
(55) premiuM 2019/04/03(Wed) 01時頃
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[ 世界を崩す振動と轟音に 胎動を覚えながら、 まだ手触りの硬い毛布の中で うまれるそのひを、まっていた。 ]*
(56) premiuM 2019/04/03(Wed) 01時頃
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