255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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[告げた望みは、受け容れられた]
[戸惑いもあったのだろう>>+83、義妹の名を挙げるまでにも空白はあった。セイルズも、まだ隠した事柄によって言葉選びが歪んだことには自覚的。それ故に──ココアが最後に言い添えた条件はやっかいだったけれども、それよりも、受け容れられたことへの安堵が勝った]
──判った。 けれど、貴女が義妹に連絡したことを 他者に伝えないよう、言い添えておいて欲しい。
[それはココアの行く先を隠すための対応で、まだ捕まらぬ“犯人”がパン屋の次にココアを襲えないよう、身を護るための手段とも言える]
(+94) 2018/12/10(Mon) 00時頃
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[私の思いは、招集の日に貴女が見つけられないよう、秘匿することにあるのだけれど]
(-112) 2018/12/10(Mon) 00時頃
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[ココアがここに居てくれるための事ならば、出来る限り受け容れたかった。外への連絡には危険が伴うけれど、それでも叶えたい。ここがココアにとっての全てになるように>>+85尽くしたい。ここを居場所としてほしい、と]
[だからこそ──別れを前提とした言葉>>+88が、辛い]
……わたし、は
[ココアが感謝を告げた瞬間、鏡を見ずとも、自分が酷い顔をしたのが判る。苦痛に喘ぐような、拒絶を示す様な。他者に安堵を与えたいときには、絶対にそぐわないもの。 けれど今は、嘘でだって、ココアの言葉に応じられない。一度は言えた>>0:567言葉だって、セイルズはもう、口に出来なくなっている]
[彼女は弱々しくでも、笑顔を向けてくれているけれど。 いなくなっても──だなどと、そんな]
(+95) 2018/12/10(Mon) 00時頃
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[がたん、と椅子が鳴る。 続く最後の願い>>+89を受けて、座ってなどいられなかった。机の反対側に回り込み、ココアの腕を引く。加減をする余裕など無い。彼女の身体を抱き竦め、後頭部へと片手を回した。寂しげな笑みも、懇願する眼差しも、己の身体で覆ってしまう]
[動悸が酷い。 彼女の後頭部を撫でる腕は、朝と違ってぎこちない]
……だいじょうぶ、だ。 貴女は……大丈夫だ、から。
(+96) 2018/12/10(Mon) 00時頃
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(絶対に、渡さない。 貴女を死へと送り出しなど、しない──)
(-113) 2018/12/10(Mon) 00時頃
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[食事が冷めてしまうとしても、自分からは離れがたい。 セイルズの心臓が落ち着くのと、彼女が何か声を上げるのと──一体どちらが早かっただろう]*
(+97) 2018/12/10(Mon) 00時頃
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[ラベンダーは咲いていないけれども。 この農園で過ごしたいつかの日と 同じ色のワンピースを身につけた妹が居た。>>259
妹がどんな気持ちで選んで欲しかったのか。 解らない――けれど。 好みの女性、理想の女性を宛てがわないチョイスは 妹にとって、一つの解を提示している。
アポロにとって、彼女は女性ではなく。 少女でしかなくて。
そして、妹でしか無い、という解を。]
(263) 2018/12/10(Mon) 00時半頃
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/* セイルズさん好きぃ……!!(ぎゅうぅ
(-114) 2018/12/10(Mon) 00時半頃
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いいよ、――もう謝るな。
[それは本心だった。 オズワルドに踊らされていただけだとしても。 そうでなく、 彼女自身が選んだ選択であったとしても。>>261 結局のところ、掛ける言葉は変わらない。]
そうだな、言わなかったし 言えなかったからな。
(264) 2018/12/10(Mon) 00時半頃
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正直なところ、憎くて仕方が無かった。 お前の母親も、親父もだ。
お前にとっては他人だが――… 俺にとっては母親が全てだった。
かあさんが一人不幸になって ――不幸をかあさんだけに押し付けて。 そんなことは、あってはならない。
[家族のひとりを生贄にした。
そう言いたいのだ。]
(265) 2018/12/10(Mon) 00時半頃
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俺と親父がかあさんを居ないものとして 別の家族をつくるなんて、耐えられなかった。 事情を知っても親父と所帯を持とうとした お前の母親のことも赦せなかった。
教えはしたが、言い訳じゃない。 理解されたいから伝えてる訳じゃない。
お前が俺を今どう思っていても、 それは仕方のない事だ。 謝る必要はない。
[だから赦してくれという話ではないと。 ただ、事実を有りの侭に伝えているだけ。]
(266) 2018/12/10(Mon) 00時半頃
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[イルマさんに連絡してもいいって言ってくれるから。>>+94 ほっと一息つくの]
ありがとうございます。 なら、後で連絡する事にしますわ。
[私を護ろうとしてくれる気持ちはすごく伝わるもの。 だから、その優しさを大切に胸に抱いて。 そうしてお別れの挨拶をするの。 その時の貴方の顔は、とても辛そうで。>>+95
せめて、笑顔を送りましょう。 これが最後になってもいいように。 私のありったけの想いを込めて]
(+98) 2018/12/10(Mon) 00時半頃
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[最後のお願いをしたのなら。 貴方が急に席を立ってこちらへと。>>+96 私、びっくりして見つめて、そして――]
あっ……、
[腕を引かれて声が上がる。 抱きしめる強さは驚くほど強くて。 胸元に身を寄せて、 ぎこちなく撫でてくれる手の感触を感じて。
私、私――]
(+99) 2018/12/10(Mon) 00時半頃
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[気付いてしまったの、セイルズさんの気持ちに。 ここまでされて、気付かないはずがないわ。
セイルズさんは私を、好きでいてくれたのね。
温かい、離れがたい、愛おしい。 目を閉じて、貴方の胸の鼓動を聞くの。>>+97]
……嘘のつけない人、優しい人。 私、貴方の事が大好きでしたわ……。
[どうか、お元気で、なんて。 今の貴方に言うのは、辛くって。 私、そのまま貴方の温もりを感じていたの。**]
(+100) 2018/12/10(Mon) 00時半頃
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………そうか………。
[それでも、好きだからと言い添えるのなら まだ、兄として見てくれているのだろうか。>>262 彼女を妹以上の何かとは感じていないアポロは、 その本質を見抜けてはいない。]
うん? ああ、タツミの所にやっぱり行ったんだな。 あいつが巻き込まれていなければ――良いんだが。
[フローラが立ち寄った事を誰かが見ていたなら、 変な疑いを掛けられても可笑しくはないから。]
(267) 2018/12/10(Mon) 01時頃
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/* お別れだーって思ってロル書くとそれだけで涙が……
(-115) 2018/12/10(Mon) 01時頃
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/* ウワーッ グワーッ (お風呂上がりました)(そしてとどめ
(-116) 2018/12/10(Mon) 01時頃
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/* ココアさんの 優しい人 って窒息させる強さがあるよね…こんな男に…こんな男に………
(-117) 2018/12/10(Mon) 01時頃
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包帯したまま放置していると 黴菌や雑菌が繁殖するから 薬は塗るように言われたし、 包帯は定期的に変えろって。
だから、その薬や包帯を貰えるなら、
[包帯を巻かれた両手の十指を見下ろしてから、 言いかけた言葉をそこで区切る。 喋りすぎて喉が渇いた訳じゃない。
気落ちした薄ら笑顔が、目に入ったから。]
(268) 2018/12/10(Mon) 01時頃
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[困ったように笑う。]
……その、匿われている間。
お前が、やってくれるなら。
[ずっと――三年間何かと理由をつけて遠ざけた。 だが。 それがきっと、妹を傷つけていた。 今のアポロにはそれが――解る。]**
(269) 2018/12/10(Mon) 01時頃
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[神経を逆なでするような事を言う。>>247 男が苛立っているのを楽しんでいるかのようだ。 同時に図星でもあるから一層質が悪い。>>248 掌握されているようで、 言葉が、表情が、薄気味悪く、男に這い寄る。
何故男に喜んで手帳を見せられるのか。 言っている事を、理解できない。]
(270) 2018/12/10(Mon) 01時頃
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噂なら聞こえてる。 だから、なんだ。
自警団が真犯人を捕まえれば 俺への疑いも晴れるだろ。
たとえ俺がこの街にもういなくても。
[暫く――とは言えあと数日の辛抱だ。>>250 その後に男はこの街と切り離される。 新天地で、サイラスと同じ地で今までと同じ職に就くだけだ。]
(271) 2018/12/10(Mon) 01時頃
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[ああ、そうだ。 宮廷へ行けばこの街の悪評も関係ない。 サイラスも居なければ"あの一族"もいない。 本当の意味でこの街から、呪いから、解き放たれる。
ワカナの"提案"に否を叩きつけようとしたところで、 その視線の先に、影が映り――そうして盛大に声を上げた。
―――"赤子の、泣き声だ"]
(272) 2018/12/10(Mon) 01時頃
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『――ここに住んでいるのは犯罪者ですって。 怖いですねぇ、 お前はこんな風になっちゃいけませんよぉ?』
[赤ん坊をあやす、年老いた女の声がした。]
(273) 2018/12/10(Mon) 01時頃
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[男が次に必要とされている場所は、宮廷だ。 こんな街ではない。 ……ないのだから。]
『――ねぇ、タツミ。
お前は私を何処まで苦しめれば気が済むんだい』
[そんな呪詛、今更、聞きたくも、ない。]
(274) 2018/12/10(Mon) 01時頃
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[薬学書を、女の影に向かって投げた。
その目は、その目だけは、もう見たくない。 店の情報前を通り過ぎ、もう見えないはずの視線を消すために投げた本は、 窓に当たり、そのまま床へと落ちていく。
投げた男は肩で息をしていた。]
(275) 2018/12/10(Mon) 01時頃
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[そうして、苛立ちをそのままに、 ワカナへと言葉を叩きつける。]
誰が行くか。 俺はこの店にいる、 お前の手なんか借りない!
――出て行け。
[サイラスの友人と言えど。 男に敵意を向けるのなら、その誘いに応じるはずもない。 言葉に従わないのなら、そこは無理にでも扉の前まで押し出すだろう。*]
(276) 2018/12/10(Mon) 01時頃
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[ワカナを追い出した後、 ――もし、まだ居るのなら無視をして、 ようやく客を迎え入れる。>>256
細い声だった。 喉が焼けてしまったような掠れ声は、 咄嗟に彼の声と結びつかなかった。
見るからに酷い怪我だった。 これでピスティオが犯人だと言うのなら… やはり街の人間の目は節穴だ。]
大丈夫…じゃないな。 無事とは言い難いが、生きてるなら良かった。
(277) 2018/12/10(Mon) 01時半頃
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[いや、良くないか。 今から召集日までが勝負だ。 召集され、役立たずの烙印が捺されれば、頭脳労働ではなさそうな彼は食用になりかねない。 さすがの男も、その点には気遣う、男自身が嫌な事だからだ。
だが、ピスティオはまだ若い。 きっと回復も早いだろう。]
喋れないんなら手で量を示せ。 湿布はいくつだ? ……あぁ、包帯は少し在庫が心許ない。 足りなかったらすまないな。
[喉飴にはハーブ入りの清涼感のある物を。 代金は多少値引きはした。]
(278) 2018/12/10(Mon) 01時半頃
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[少ししか"おまけ"をしなかった理由は知らなくていい。 店の売り上げは全て孤児院へ回る。
彼の金が、孤児院の再建に繋がるだろう。]
召集日までに治せよ。
[柄になく励まして、ピスティオを見送った。**]
(279) 2018/12/10(Mon) 01時半頃
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