人狼議事


255 【ヤンストP村】private eye+Violine

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【人】 下働き ピスティオ

─朝─

[煙を吸い込むというのは、
 予想以上に後に残って厄介らしい。

 気付けば、治療院の天井が視界にあった。
 運ばれた記憶がない。
 ついでに言えば何時から天井を見上げていたか、
 それすらあやふやで自信がないと来る。

 身動ぎをしようとして痛んだ足首と、
 擦れた腕が繋がる肩が軋んで眉根を寄せた。

 捻った足首も、這った腕も、体重を支えた肩も、
 何で痛いかを思い出しはしたが、指まで痛い。

 焦点の定まりきらない視線をそこに落とすと、
 未だ、固く携帯を掴んでいるのが原因だった]

(61) 2018/12/08(Sat) 18時半頃

【人】 下働き ピスティオ


  あれ……


[喉が焼けたかのような感覚の中、
 言葉は辛うじて紡がれて吐息の様な音を出す。
 充電切れ寸前の携帯はメールの着信がいくつか。

 気付かなかったソウスケやタツミの物も、>>4:155
 孤児院の子供たちのものもある。
 ついでに夜から朝までの着信履歴もいくつか。

 最新は子供たち。
 次がタツミ、そうしてソウスケ……

 遡ってもとのメールを思い出そうとする最中、
 不意に、赤い人形が脳裏に浮かんで飛び起きた。

 跳ねたかのような動きがそのまま肩と足に響いて、
 ベッドの上で蹲るほどの痛みと格闘すること数分]

(62) 2018/12/08(Sat) 18時半頃

【人】 下働き ピスティオ


  あ、誰か……


[掠れた声音で人を呼ぶ。
 扉の向こう側の気配は慌ただしく、
 朝日を見れば相当に早い時間なのに盛況らしい。

 まさか昨夜、
 他の場所でも火事があったなど知る由もなく。

 大声を響かせるほど喉の調子はよくない。
 動けるほどには傷が癒えてもいない。

 せめて誰かが気づいてくれるまで、
 出来ることと言えば──]

(63) 2018/12/08(Sat) 18時半頃

【人】 下働き ピスティオ


[震える指が携帯の通話を押して、
 後数分の命であろう充電を消費させてコールする。

 子供たちに預けた端末の番号。
 夜中に何度か此方にかけようとしていた形跡。

 つまり生きてはいるとわかってはいるけれど、
 実際、声を聴くまでは安心できない]

(64) 2018/12/08(Sat) 18時半頃

【人】 下働き ピスティオ

[通話は繋がった。

 ただし子供たちではなく、
 その世話をする大人の一人に。

 声を出さずとも子供たち全員と、
 半ば焼けたが孤児院自体の無事を教えて貰った。
 消火隊が火元の己の部屋を改めているらしいことも、
 自警団も調査に来てくれたことも。

 なら良かったと安堵したら、
 異様な程に厳しいお叱りの言葉が飛んできた。
 それと何があったかと尋ねる言葉も]

(65) 2018/12/08(Sat) 18時半頃

【人】 下働き ピスティオ


  いや、俺にもちょっと……


[原因であろう人形が頭に過る。
 アレの全ては焼け落ちてしまっただろうか。
 どのみち事情は話すべきなので、
 わからないなりに昨夜のことは全て話すつもりだが。

 少なくとも、今は混乱の中にいた。
 こんな混乱した状態で話す内容でもなく、
 それに、喉が痛くて綴れない]

(66) 2018/12/08(Sat) 18時半頃

【人】 下働き ピスティオ


[通話が途切れたのはそんな時だった。
 無情にも充電切れを示した文字が画面に出て、
 続いて電源が落ちて画面は真っ暗へ。

 こうなるともうどうにもできない。
 看護師の誰かか、或いは医者か、
 それを呼ぶために枕元のコールボタンを押した*]

(67) 2018/12/08(Sat) 18時半頃

下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/12/08(Sat) 18時半頃


【人】 下働き ピスティオ


[けふ、と咳き込むだけで響く痛み。
 現れた看護師に頷いて見せるも、>>72
 イルマの名前が出れば苦笑を滲ませてしまった。

 心配させたに違いない。
 そもそも彼女の仕事場にいる以上、
 怪我の程度も全て筒抜けだろうから、
 何をどう言い訳しても誤魔化しようもない。

 そのうち病室に来てくれるだろう。
 まさかその想像が、
 直後だったとは想像しなかったが]

(80) 2018/12/08(Sat) 22時頃

【人】 下働き ピスティオ


  大丈夫、だと、思う


[喉の調子は未だ底辺で、
 辛うじて絞り出す声音は微かなものだ。
 だが、手を握られてしまう距離なら。>>73
 
 指先がまだ痺れていたせいか感覚は暫くなく、
 じんわりと体温が伝わってきて漸く自覚する。

 温かいな、というよりも、熱い。
 血の巡りが僅かだったそこに体温を移されて、
 顔を上げてイルマの顔を覗き込んだ]

(81) 2018/12/08(Sat) 22時頃

【人】 下働き ピスティオ


  あ──
  足、は……どれくらいで、治る?


[ありがとう、の言葉を差し替えて、
 手を軽く握り返し、懸念を口にした。

 自警団の取り調べを気にしたわけじゃない。>>74

 寧ろそちらはどうでもよかった。
 子供たちの無事は確かめられたし、
 その子供たちが住む場所だって残っている。

 この季節に住居を失えば凍えるのは明らかで、
 頼れる場所などない孤児がそうなったらどうなるか。
 寄付やらでどうにかなる問題ではないだろう]

(82) 2018/12/08(Sat) 22時頃

【人】 下働き ピスティオ


[込められた力に視線を落とし、肩を震わせた。
 喉のせいでその笑いは密やかに、
 継ぐ言葉はまるで内緒話のような小声。

 表情はどうだっただろうか。
 想いを告白するような神妙さはあったとは思うが、
 境遇を悲んでいるようではなかったと我ながら感じる。

 子供が無事だと確かめた後だ。
 安堵した響きがどこかあったのかも知れない。
 現状を意味することに思考を至らせても、
 どのみち連想するだろうし隠す意味がない]

(83) 2018/12/08(Sat) 22時頃

【人】 下働き ピスティオ


  俺のことはいいよ、アイツらが無事なら。
  それでいい、……本当に、皆、無事で良かった。

  でもさ、イルマ。


[ふう、と息を吐く。
 手は握られたままならそこに力を籠めて、
 喋るたびに調子を少しずつ戻す喉を震わせる]
 

(84) 2018/12/08(Sat) 22時頃

【人】 下働き ピスティオ


  招集、もうすぐだけどさ……
  足、それまでに治ると思うか?


[喉の痛みは這って進んだおかげで、
 重症というほどでもなく、暫くすれば癒える。
 這った傷もただの擦り傷だし、すぐに消える筈だ。

 ただ、足は歩くに不自由な捻りが入った。

 今だって痛いし、腫れを感じている。
 歩けたら這ってなかったのだから、
 煙を吸い込まなかったという観点では良かったが。

 労働用には向かない身体の治療が済むまで
 召し上げる上級種が待ってくれるかどうかはわからない。

 他にも労働に耐えうる男は街にいるのだし]
 

(85) 2018/12/08(Sat) 22時頃

【人】 下働き ピスティオ


[視線を上げて、イルマを見た。
 へへ、と笑った顔はどう映っただろうか。

 子供の頃と同じような笑いは、
 どこか泣きそうな溜息に変わって手を離すと]
 

(86) 2018/12/08(Sat) 22時頃

【人】 下働き ピスティオ


  飲み物、ありがとな。
  自警団の人らがきたら起こして欲しい。
  これも預かっておいてくれ。


[そういえば携帯の調査とかもするんだろうか。
 事前に子供たちを逃がそうとした通話記録、
 火事の通報、もっと遡れば薬屋へ体調不良の相談。
 
 自警団がどう判断するかは分からずとも、
 まあ判断の一環にはなるだろうかと眉根を寄せて。
 
 端末を預けて、水に手を伸ばし喉を潤して、
 ベッドに潜り込んだ姿勢で誤魔化し笑いをもう一度]

(87) 2018/12/08(Sat) 22時頃

【人】 下働き ピスティオ


[食用になるかも知れないのか、と。
 押し寄せてきた不安からそっと目を逸らす。

 我ながら動機のなさが他も保証される程度には、
 孤児院に対して寄り添っていた現実があるだけに。
 自警団の疑いは特に気にはしていない。

 それよりも昏い未来に気づいてしまった、
 そのせいでもあるのだけれど*]

(90) 2018/12/08(Sat) 22時半頃

【人】 下働き ピスティオ

[結局の所どうなるかなんてのは、
 キングスの精神性が不明な以上想像でしかない。

 端末を預けて外と繋がるものが手元になくなって、
 まるで現実から切り離された感覚に目を閉じた。

 そもそも充電が切れてはいたが、
 火事、怪我、その重さに気がついてしまえば、
 せめて僅かな間だけでも日常から遠く居たい。

 そう思って頼っても理由までは口にはしない。
 こんな逃避などイルマには、
 知られないままで居て欲しいのだから]

(109) 2018/12/08(Sat) 23時半頃

【人】 下働き ピスティオ


  そこはさあ、一番大事なのは俺なの!
  っていうところじゃねーの?


[冗談そのものの口調で濁した先を継ぐ。>>99

 彼女の内心など知らないまま幼馴染の気安さで、
 それでいて言葉が終わる頃には柔らかく笑って。

 元気づけてくれる幼馴染へ。
 だから何時も頼りすぎてしまう、
 そんな自省も含む複雑な双眸で見ながら。

 安静は望む所だった。>>100
 自分だって食用にはなりたくはないし、
 労働で役に立たないからと、
 自分ではなく他を選ばれたら目も当てられない]

(110) 2018/12/08(Sat) 23時半頃

【人】 下働き ピスティオ


  なぁ、イルマ


[耳元に降りる言葉よりも、
 言葉に添う吐息に擽られて頬を緩ませる。

 熱いな、と他人事のように思って。
 案の定遅れて頬の熱が籠もってくるのを知るが、
 今更、滑り出した舌は止められなかった]

(111) 2018/12/08(Sat) 23時半頃

【人】 下働き ピスティオ


  ありがとう。
  お前がいてよかった。


[別れのセリフみたいだと思いはしたけど。
 外の慌ただしさが伝わる限り、
 診察が済めば帰れるだろうから間違ってはいまい。

 部屋は焼けたならどこに泊まるべきか、
 野宿は論外だし子供たちの部屋でが妥当な所か。

 そう考えながら先生とやらの診察を待った]*

(112) 2018/12/08(Sat) 23時半頃

下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/12/08(Sat) 23時半頃


【独】 下働き ピスティオ

/*
秘話が囁かれたのか、イルマの独白なのかわからんけど
反応しちゃだめなルールだったよね。

(-47) 2018/12/09(Sun) 00時頃

【人】 下働き ピスティオ

[頬に触れる指が、掌が、
 熱い頬の輪郭を撫でる感触。>>113

 軽口を言い合って、
 頼ったり頼られたりそんな間柄だった。
 意識しなかったとは言い切れないが、
 少なくとも挨拶以上の触れ合いしかない。

 頬に落ちた柔らかな感触を、
 揺れる鳶色の双眸が揺れて受け止めた。
 この柔らかさをどこかで知るはずなのに、
 記憶はさっぱり抜け落ち、錯覚と認識する。

 つまり、この接触は、つまり、その。

 旗から見ても呆れる程に混乱した視線が、
 落ち着くことなく迷子のごとく彷徨って]

(132) 2018/12/09(Sun) 02時頃

【人】 下働き ピスティオ


  ……え

[迷路から現実に引き戻されたのは、
 部屋を出る音が扉の音が響いてからのこと。>>114

 傍にいた幼馴染の姿はもうなく、
 入れ替わるように診察に訪れた医者に、
 間の抜けた顔を晒したのは言うまでもない。

 テーピングの指導が終わるまで、
 大人しくというか言うがままというか、
 普段の己を知るのなら驚く態度で無言を貫いた。

 配達先として常時あった治療院だからして、
 知り合いはイルマも含めて多く、居た堪れない。

 それに招集を知られている上に怪我とくれば、
 同情するような視線がちくちく痛く]

(133) 2018/12/09(Sun) 02時頃

【人】 下働き ピスティオ


  あ、松葉杖借りれますか。


[同情に乗る形で申し訳なかったが、
 無料で借受けることができて安堵しながら。
 帰る許可が出るまで大人しく待つこと半刻程。

 自警団の事情聴取は、
 怪我の具合も鑑みてか病室で行われた。
 厳しい視線が突き刺さることに首を傾げるも、
 此方は素直に話すだけだ。

 最近の不審者のこと、奇妙な贈り物のこと。
 幸いなことに院に通う大人に相談していたし、
 配達された荷は商会に確認して欲しいと念押しして]
 

(134) 2018/12/09(Sun) 02時頃

【人】 下働き ピスティオ


[尤も自警団副団長へのメールと、>>3:31
 実際に自警団へ不審者について相談していた。>>3:121
 その事実が揺らがない以上、
 己の自作自演を疑われるほうが矛盾が大きい筈だ。

 火事が起きて通話した順番も、
 まずは子供の安全確保、それから火事の通報。

 体調が悪い証拠となるかは微妙だが、
 それを訴え相談するメールも残っている。>>>4:134

 というか副団長に孤児院の後を頼みますと、
 直々に頭を下げ、約束した事実だってあった。

 過多だと区役所で雑談されるほどの寄付を、
 毎月、欠かさず続けてもいて──

 我ながら呆れるほどに孤児院尽くしの生活だった。
 だから自警団の疑い自体は怖くはない]

(135) 2018/12/09(Sun) 02時半頃

【人】 下働き ピスティオ

 
  ……あの。
  俺、何で疑われてんスか。


[尋ねたのは、疑問からではなく『恐怖』から。

 疑う理由があるから疑うのだろう。
 自分が現場に近かったから疑うなど、
 自警団のことを無能だとは思ってはいない。

 匿名の誰かの通報だろうか、と、
 悪意の存在を強く感じて背を震わせて。

 赤い人形から吹き出す煙が部屋に渦巻くのを思い出し、
 標的は子供ではなく、己なのではないかと認識し]

(136) 2018/12/09(Sun) 02時半頃

【人】 下働き ピスティオ


[死人のように青ざめていたのか、
 顔を覗き込まれて、肩を優しく揺すられた。

 促されるように顔を上げ、自警団の誰かを見る。
 虚ろな双眸に映る男の細い目。

 その黒い目の中に映る己が、
 唇を結んで強張っているのを自覚しながら、
 まとまらない思考を、少しずつ言葉にしていく]

(137) 2018/12/09(Sun) 02時半頃

【人】 下働き ピスティオ


 昨日はめっちゃ具合悪くて、動けなくて……、
 普段は飲まない栄養剤と珈琲の飲み合わせかって、
 買った薬屋にメールした後は、
 たぶん気絶するように寝落ちしたんだと……

 気づいたら変な血塗れ人形が傍にあって。

 前日の荷物の中に仕込針の人形が入ってたんで、
 またその類だろうと中を探ったら……
 その中から機械が、そこから、煙と、火が
 

(138) 2018/12/09(Sun) 02時半頃

【人】 下働き ピスティオ

[状況を説明する、辿々しい言葉。
 記憶を探る前進のたび溢れてくるそれの、
 ひとつひとつの意味を頭で繋ぐのに時間がかかる。

 起きれば人形は傍にあった。
 その人形が火元であることは間違いなく、
 ”人形の”目的は火事だったのだろう。

 だけど”犯人”の目的が、
 その火事でどうしたかったのかが分からない。

 恨まれる記憶が己には全くないが、
 仮に、誰かに殺意を向けられていたとして。

 部屋に侵入することができながら、
 無防備に眠る自分を他所に、
 仕掛けの入った人形だけを置いていく犯人。

 ナイフ1本あれば充分に殺せた筈なのに、
 それをしなかった理由が不可解すぎて──]

(139) 2018/12/09(Sun) 02時半頃

【人】 下働き ピスティオ

[──矛盾が生じて、だからこそ怖かった。

 理論が成り立っていれば予測も付くし、
 対応だってそれなりに練れるからこそ不測が怖い。
 
 夜中に目を覚まさなかったら、
 人形の悪意で死んでいただろうとは思う。

 綿がぎゅうぎゅうに詰められた人形。
 血で濡れた、湿った綿。
 火で炙れば程よく煙も焚けるし、
 煙を出し切れば綿は火口となるはず。だ。

 部屋に充満する煙を吸い込めば動けなくなるし、
 古い倉庫などよく燃える──死ぬだろう、確実に。

 けれど、記憶を辿る先にある違和感が囁く。

 部屋の扉は『開いて』は居なかったか?
 鍵がではなく、風が通る程度の隙間はなかったか?]

(140) 2018/12/09(Sun) 02時半頃

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ピスティオ
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