人狼議事


272 【R18RP】十一月と、蝶が奏でる前奏曲

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【人】 空挺帆走 ティム




 …… ごねん かぁ

[そう小さく呟いた言葉は誰にも届かない。]

(352) udon 2019/11/16(Sat) 22時頃

【人】 空挺帆走 ティム

― 11月・病室 ―

[会えなかった訳じゃないけど、
 二人になれるのは漸くだ。

 外は雪が降っている。
 約束、守れなかったなぁ。
 五年も、守れなかったんだな。

 来年はどうだろ。頑張りたいけど。

 視線が交わると軽く頷く。
 少しだけ動かせるようになった身体は全く動かなかった時よりも不自由を感じる。
 0よりも1のほうが辛いのだ。
 でもこれはいつか100に届くのだから、頑張らねばならない。]

 じゅんちょう

[まだ掠れの残る声で言う。舌が重くて発音も少し聞き取りにくいかもしれない。]

(353) udon 2019/11/16(Sat) 22時頃

【人】 空挺帆走 ティム

[でも笑みは浮かべられるようになった。
 尻尾の先がゆるゆる動いているのが解る。まだ全部を振り回せるほどではなかった。

 少しの沈黙が落ちる。
 なんか、心地良いな。
 俺は、幸せ者だな。

 間近にハラフの顔がある。>>327
 それだけでも嬉しかったけど。
 声に漏らす未来が嬉しくて、
 早くそうなりたくて、頷いて、

 ブラッシングも、勿論嬉しいんだけど、]

(354) udon 2019/11/16(Sat) 22時頃

【人】 空挺帆走 ティム



 はらふ、  ありがと。
 

(355) udon 2019/11/16(Sat) 22時頃

【人】 空挺帆走 ティム

[出たのは礼だ。
 散々言われたからかと言われると、それが全くないわけじゃない。でも、]


 ずっと、
 おれをよぶ、こえ、
 きこえてた。


[そう、夢の中、もう薄らとしかないあの記憶の中。眠りそうになるたびにハラフの声が俺をこちらに留めてくれた。
 俺がここにいるのは、本当になんの誇張もなくハラフのおかげなんだろう。]

(356) udon 2019/11/16(Sat) 22時頃

【人】 空挺帆走 ティム

[あれが夢の中だけの出来事だとは、なぜか思っていない。
 本当に呼んでくれてたんだろうな、と確信を持った響きだった。]



 おかげで、おきれた。

[そう言って、笑みを浮かべて尻尾の先をゆるゆるゆらした。]

(357) udon 2019/11/16(Sat) 22時頃

【人】 R団 タカモト

[ツリーの影で身を寄せつつ。
 まどかお前、今言うな今……!!>>337
 ちゅーしてたとか言うから顔真っ赤にしつつ。
 「都会の子はすごい」と思いながら]

 しーっ、気付かれるだろ。
 ちゅーしてたけど、してたけどっ!

[わいわい騒いで人差し指を唇にあてて。

 落ち着いた頃。
 そっと抱き寄せて、
 まどかの耳が真っ赤になるのを見て。
 ああ、可愛いなと思いながら]

(358) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 23時半頃

【人】 R団 タカモト

[迷子になるなよって言えば。
 迷わないって言ってくれる。
 帰ってきてねと抱きしめ返してくれる。

 それが何より嬉しいんだ。
 ああ、俺の帰る場所はここにある。
 それが何より――、幸せだ]

 まどか、あのさ。

[そっと耳元で囁く。
 ここは勢いで言い切るのが吉と見た!
 俺は照れ臭いのが苦手だ。
 だから、言える時に言わねば!!]

(359) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 23時半頃

【人】 R団 タカモト

[そこまで話して、抱きしめる手を離して、
 そしてまどかを真っ直ぐ見つめて]


 俺と結婚を前提に付き合ってほしい。
 具体的な事とかまだ何も考えてないけど、さ。
 失くした8年間よりもっと幸せにするから。

 この先のまどかの時間を俺にくれ。
 俺の未来も、そこにあるから。


[顔が赤いが、言いたい事は全て言えた!
 ほっと一息、安心しつつ]

(360) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 23時半頃

【人】 R団 タカモト

[そろそろツリーの影でこそこそするのも限界か。
 ジュエリーショップに人がいないのを確認して]


 まあなんだ、ひとまずデートの続きしようぜ。
 指輪買ったり、タピオカ飲んだり、服買ったり、

 ついでにその……、手を繋いだり、とかな。


[なんて言いつつ。
 まどかに手を伸ばして、
 手を繋いでくれればその日はずっと手を繋いでいよう。

 さすがに人前でちゅーは無理だった。
 でも、今は手を繋げただけでよしとしよう]

(361) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 23時半頃

【人】 R団 タカモト

[これからもきっと色々と賑やかに続く俺達の日常。
 でも、いつも必ず、
 俺の帰る場所にはまどかがいるから。

 だから、だから――、


 (俺の他の人生を知る事はないけど。
  それでも、この人生が一番幸せなんじゃないか?)


 なんて、俺は思うんだ。
 きっといつだって、俺はそう思うさ。
 俺の人生が続く限り。**]

(362) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 23時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

 
[あのさ、と紡がれる声は真剣だ。

私にとっては、さ。
高本の言う「待っていた8年」は無くて
そこにあるのは「諦めた8年」だけで
だから、こんなふうに、
想いが実ることなんて、思わないわけで。

あはは、まだ、夢… 見てるのかな

ぎゅうって抱きしめた腕が温かいから
きっと、これは、夢なんかじゃない。]
 

(363) ししゃもん 2019/11/17(Sun) 00時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

 
  け、けっこ、
 
[今まで結婚なんて考えたこともなくて
だからその言葉には、お返事が詰まって

でも、なんでだろうな
嬉しくて、嬉しくて、涙が出るから
高本の一張羅(かはわからない)に
ぐじゅぐじゅ涙を押し付けてやるんだ ]

(364) ししゃもん 2019/11/17(Sun) 00時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

 
  うん、うん。

  私も、高本の別の8年間よりも
  もっともっと、高本を幸せにする

  高本がこの人生が一番幸せだって
  胸張って、言えるように、するね

[ぐじゅぐじゅだ。
だけど、これだけは、顔を上げて言わなくちゃ]

(365) ししゃもん 2019/11/17(Sun) 00時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

 
  た ぴ お か !

  飲みたいの。
  未知との遭遇する、する!

[泣きはらした目をごしごしこすって
元気になったら。さ。
いつもどおりの私たちのはじまりはじまり

だけどこれからはきっと
伸ばした指の先はいつもつながってる。
離すことなんて、二度と無いよ。]

(366) ししゃもん 2019/11/17(Sun) 00時頃

【人】 測量座 ハラフ

[ティムの五年を奪った。
 いや、正確にはもっと長い。元の生活に戻れるようになるには更に数年を要するのだろう。だから、ティムの両親から告げられた礼も素直に受け取れないでいた。

 礼を言われるようなことは何もしていないのに。諦めないでいたことも、傍にいたことも。元はと言えば全て“自分の所為”なのに――無論、誰にも理解されないだろうから、口に出すことは無かったが]

(367) calabari 2019/11/17(Sun) 04時半頃

【人】 測量座 ハラフ

[目を覚ます前より、共に過ごす時間は減っている。
 仕事をこなして家に帰って、普段なら扉を叩いて部屋に入り、傍らで話しかけていた時間は今、家で一人過ごすだけに変わっていた。少し寂しく思うが、喜ばしいことだと分かっている。間もなく以前のように、あるいは以前よりも自由に面会できる時間が増えることだろう。それまでの辛抱だ。

 その間考えたことと言えば、持ち込む差し入れだ。ティムに何を持っていってやろうか。食事――は、暫く制限されるだろうから諦めるとして、他に。以前好きだと話していたアーティストのCD? ずっと前に一緒に見た映画?
 いや、まだまともに動けもしないのに長時間の視聴が求められる映画はまだ無しだ。リハビリが進んで起きていられる時間も長くなってからでいいだろう。

 CDなら新譜が出ているし、その話も出来るな。もう新しいアルバムが三枚も出ている、なんて言ったらどんな顔をするだろうか]

(368) calabari 2019/11/17(Sun) 04時半頃

【人】 測量座 ハラフ

[俺の選択は、ティムから多くを奪ってしまったから。

 どれだけ返せるか、埋めてやれるか分からないけれど、俺に出来ることなら何でもやってやりたいと思う。一生を費やすつもりの贖罪であり、この先も共にありたいという願望で――無論それは、傍に居ても許されるなら、にはなるが]

(369) calabari 2019/11/17(Sun) 04時半頃

【人】 測量座 ハラフ

― 病室 ― 

[問いかけに首を振り、少し舌足らずにも響く肯定が返れば、また口元を緩める。目を覚ましてまだ一月も経っていないことを考えると大きな成長だ。頑張れ、と気軽に声をかけるのは簡単だ。だが、内容は異なれどリハビリがどれほど過酷なものかを一度知る身にとっては、そうか、と笑む程度が限度だった。後はそう、頑張らないティムなんてもの、見たことはないのだし。

 そうして短い会話の後、暖かい部屋に落ちた沈黙。苦痛だとか居た堪れないとは思わない。ただちょっと言葉に悩むぐらいで、つまりそれは、会話に悩むだけの時間が許されている贅沢でもあったから。ティムの尾がゆるゆる振れていて、楽しそうでいるなら本当に、これで良いのだと思えて、偽りなく、柔らかい笑みを湛えた。

 だがその後、耳を澄ました時に漏れ聞こえた言葉には、思わず目を瞠る。
 礼を言われる立場ではないと思う本心はあれど、胸が擽られるのも事実。ただそれ以上に、続いた台詞に]

(370) calabari 2019/11/17(Sun) 04時半頃

【人】 測量座 ハラフ


 ……呼ぶ、声、

[声が聞こえていたと言う。だから起きることができたと。掠れた声でそう告げて、また尻尾をふるりと揺らす。
 そうだ、ずっと傍にいた。時間が許す限り、叶う限りいた、声をかけ続けたが、本当にそれに意味があった? ずっとずっと、早く目を覚ましてくれと願って続けてきたことは、ティムの為になっていた?]

 届いて、た、……のか

[電話越しに聞いたティムの母親の言葉が蘇る。諦めないでくれて、傍にいてくれて。ずっと受け止められずにいた感謝が、すとんと、胸に落ちてくる。
 自分の言葉が、声が、ティムをこの世界に繋ぎ止める助けになっていたというのなら、もし本当にそれが事実だとすれば――すこしぐらい、自分を褒めてやってもいいだろうか。ティムを救う手助けがやっと、やっと出来たのだと]

 そう、か、……
 たくさん、呼んだから、な

[この期に及んでの泣き癖が、また視界をじわじわと滲ませる。ぼろりと大粒を零しはしなかったからまだ我慢できている方だ、きっと]

(371) calabari 2019/11/17(Sun) 04時半頃

【人】 空挺帆走 ティム

[五年が対した事ないなんて言わない。
 その五年があったら、
 もっともっと、色んなことが出来たんだから。

 だけどなくなってしまったそれらに
 ハラフが深く関わっているなんて思ってもなく、
 事故った飛行艇会社のお偉いさんも、俺が起きた時に「いやでなければ」と見舞いに来てくれた。

 改めての謝罪を直接伝えられ、
 今までの治療費の一部を負担したいと申し出られた。
 起きたからって、というやつもいたけど、
 正直稼ぎがなかったその期間の負担を両親やハラフに支払わせてたと聞いたのでその申し出を受けた。

 ただ、変な取材とかはもちろんしない。
 悪い噂は流さないという約束はした。
 まあ、元からそんなもの流すつもりはなかったけど。]

(372) udon 2019/11/17(Sun) 08時半頃

【人】 空挺帆走 ティム

[お偉いさんは、
 「あの事故以来、
  うちの空陸で初期不良を起こした機体や、
  機体のせい起こった事故は存在しません」
 と頭を下げてくれた。

 そっかぁ、ならいっか。と思った。]

(373) udon 2019/11/17(Sun) 08時半頃

【人】 空挺帆走 ティム

[両親に負債を返すという話を出したら、
 それは今後に使いなさいと言われた。

 確かに暫くはあてがないからそれもそうだった。

 兄たちに話がもれると、
 「新しい空二か空四貰ったらよかったのに」
 と言われてなるほどね!?!?!?となったものの、
 乗れるようになるまでまだまだかかるし
 乗れるようになってから貰うのもちょっとたかりすぎでは?という結論に達して諦めた。


 空二を買う夢はこんな目に遭っても別に諦めてない。]

(374) udon 2019/11/17(Sun) 08時半頃

【人】 空挺帆走 ティム

[面会時間以外はゆっくりとすごした。
 話すのもつかれるからだ。

 ハラフが持ってきてくれたアルバムを聴きながら過ごす。
 聴きすぎてもつかれるのは不便な身体だ。
 ほどほどにしてるけど。

 好きなアーティストの中には、
 既に解散していたグループもあったけど、
 一番好きなグループは健在で嬉しかった。

 俺の知ってるところでも、
 知らないところでも、世界は変わっているんだな。]

(375) udon 2019/11/17(Sun) 08時半頃

【人】 空挺帆走 ティム

― 病室 ―


[たくさん呼んだ、という言葉に、]


 やっぱり。

[と笑って返す。
 たくさん喋った気がする。
 もっと喋りたいな。

 もっともっと、たくさん喋るために、
 疲れないように体力を付けなきゃ。


 色んなことをするために頑張ってる時、
 俺はとても楽しかった。]

(376) udon 2019/11/17(Sun) 08時半頃

【人】 空挺帆走 ティム

[ハラフの目を見つめていると表面が潤んで、
 今まで滅多に見なかったハラフの泣き顔を沢山見てるなあって気持ちになる。

 でも『あの日』みたいな不安そうな涙じゃなくって、
 嬉しそうな色の涙だったから、
 俺はとても嬉しくって、胸の奥がぎゅっとして、

 とてもとても幸せな気もちになっていた。]

(377) udon 2019/11/17(Sun) 08時半頃

【人】 空挺帆走 ティム

― この先の、いつかの11月 ―


 ゆっっきだーーー!!!

[広がる銀世界を前に吐き出した大声と同じテンションで尻尾が動く。
 現時点での年齢を言われると落ち着く頃合いだと言われもするけど、でも今年は待ちに待っていたのだから仕方がない。]


 ハラフ!雪だよ!
 積もったな〜!

[うわ〜っと嬉しそうに吐く息は真っ白だ。
 ハラフに車いすを押してもらいながら居るのは銀世界の入り口。]

(378) udon 2019/11/17(Sun) 08時半頃

【人】 空挺帆走 ティム


[俺は車いすから立ち上がると、

       さくっ、と 新雪に足を踏み出した。]
 

(379) udon 2019/11/17(Sun) 08時半頃

【人】 空挺帆走 ティム


[白銀に俺の足跡が残る。
 雪野原に自力で、自分の二本の足で立っている。


 てってって、と数歩歩いた。
 歩いて、数メートル先まで行って、数十センチだけ、たたっと"駆けて"、ハラフを振り返って、]
 

(380) udon 2019/11/17(Sun) 08時半頃

【人】 空挺帆走 ティム

 やったーーーーーーーーーーーー!
 よーーーーーーーーーーやくっ、

 約束、守れた!!


[べふっと白銀にダイブしたら、心配して慌てて駆け寄ってきてくれるだろうか。
 そうしたら見上げて、笑って、ぶるぶるぶるっと雪を振り落として、

 嬉しそうに、大きく遠吠えをした。>>0:30

(381) udon 2019/11/17(Sun) 08時半頃

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