人狼議事


268 オリュース・ロマンスは顔が良い

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【墓】 黒い取引先 アリババ

── 三週目の、 ──

[陽が傾き始める頃、時計屋は早終いした。
約束に遅れないためにというよりも。そわそわと集中力がなさすぎて仕事にならないから。
遠足前の子供か、とそんな自分に苦笑しつつ。
先週より浮かれている反面、少しばかりの緊張を覚えながら視線を落とした先には黒い手鞄。出張修理の時に持ち歩いているものだ。

ドアに「close」の札をかけて。]

 そういえば、手土産を忘れていたな。

[ご馳走になるのに、手ぶらもなんだと。
マーケットを経由して縦長の紙袋を一つ増やし、赤い路面電車に乗り込んだ。
さすがにこの時期、観光客だらけで。夏に黒いジャケットと帽子姿の自分に向けられる、物珍しげな視線に肩を竦めつつ。
電車を降りて、歩き出す。]

(+3) 2019/08/03(Sat) 00時半頃

【墓】 黒い取引先 アリババ

[土地勘もなかった幼い記憶なんて、ないようなもので。
単に古時計の修理に通った道を辿ってついた頃には、ちょうど空も星が瞬く頃合だった。

家の前で立ち止まって白い壁とオレンジの屋根を見上げれば、懐かしそうに目を細めてから。
玄関でベルを鳴らし、家主が出てくるのを待つ。]

 こんばんは。
 今日はお招きいただき、どうも。

[ドアが開けば、帽子の下で顔を緩ませ。
手に持った縦長の紙袋を差し出そう。]

 美味い料理には、酒が必要だろう?

 ワイン買ってきたよ。
 君の好みを聞き忘れてたから、とりあえず両方。

[袋の中身は、辛口の赤ワインと甘口の白ワイン。
食事に合いそうなものと、食後のデザート感覚のものを選んだけど。飲み方は自由だ。]

(+4) 2019/08/03(Sat) 00時半頃

【墓】 黒い取引先 アリババ

[そうして家に上がれば帽子を取り、ジャケットを脱ぎ。
黒い手鞄とまとめて置かせてもらいながら。]

 ああ。
 ついでに、時計の調子も見れたらと思ってね。

[古時計はあれから動いていると言っていたけど。
なにぶん古いから、まめに点検した方がいいだろう。
と、その前に。]

 ……いい匂いがするな。

[家の奥から漂ういい香りが、鼻先をくすぐり。>>3:211
ぐぅ、と小さく腹が鳴った。*]

(+5) 2019/08/03(Sat) 00時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/08/03(Sat) 00時半頃


【独】 黒い取引先 アリババ

/*
墓下!よろしくおねがいします!!
そわそわしてるセイルズさん可愛すぎて読み返してたら日替わりしていた……

(-11) 2019/08/03(Sat) 00時半頃

【墓】 黒い取引先 アリババ

[ニャア、と猫の声に屋根を見上げる。>>+17
目が合えば尻尾を振る猫に、くつりと喉を震わせたのは思い出し笑い。]

 ……ほんとに、猫がおおい街だな。
 今日の道案内は君かい。

[ぽつりと呟いて。
ドアが開くのをその場で待つこと、少し。]

(+50) 2019/08/03(Sat) 23時頃

【墓】 黒い取引先 アリババ

[思いの外早く開いたドアに、目を丸くして。>>+18
一拍遅れて気づいたらしい彼の動揺が滲んだ目の動きに、それだけ待っててくれたのだとわかれば、嬉しくならない訳がない。]

 これから頂くご馳走のお礼、ってことで。
 
[ワインの紙袋と一緒に、帽子とジャケットも預けて。
鞄を置けば、どこか懐かしさを覚える室内をぐるりと見回した。
コンパクトさを求める現代と違い、ずっしりと大きく年季が入った家具達。
今も現役で使われてることと、彼がちゃんと手入れをしているのだろう。そのどれも埃をかぶっていることはなく。
目元を緩ませながら。]

 相変わらず、なんだか落ち着く感じがするね。
 この家にくると。

[前に修理に来た時も、そんな感想を溢したかもしれない。
まるで主のように、この家を見守り続けてきただろう古時計に目を細めていたけれど。

食欲をそそる匂いに、一日を終えた腹は正直だ。]

(+51) 2019/08/03(Sat) 23時頃

【墓】 黒い取引先 アリババ


 すまないね。
 俺の腹はご馳走を前にすると堪え性がないみたいだ。

[微かに笑われた気配に、気恥ずかしげに口元を歪めながら言い訳を。
促されるまま、台所へ向かう彼の背を追い。示された大きな椅子のひとつに腰掛けた。
並べられていく料理と、トースター。]

 ふむ。俺もトースターを新調したら、
 うまく焼けるようになるかな。

[自宅にあるのは、近所の人から今度新調するからいらなくなると聞いて譲り受けた、旧式の小さめのオーブン型に簡易タイマーがついただけのもの。
料理に凝る気もないので買い替える必要性は薄く、きっかけでもなければ壊れるまで使い続ける気がする。]

(+52) 2019/08/03(Sat) 23時頃

【墓】 黒い取引先 アリババ

[台所でよく動き回る彼を眺めるのは、楽しい。
手伝うべきか考えたが、台所の勝手もわからない者が下手に動くと邪魔をしそうだと、今は大人しく。]

 すごいな、これ全部用意したのか……
 そういえば今日は仕事は休みなのかい。

[これだけ準備するのにどれくらい時間がかかるのか、想像して。
彩りの良いサラダと、チーズに目を輝かせた。どうやら好みを把握されているらしい。
さすが編集者というべきか、よく気が付くと感心しながら左手袋を外せばワインの入ったグラスの片方を取ろうか。

グラスを合わせて乾杯をすれば、赤ワインを一口。]

 ……改めて言われると照れるね。

[嬉しいと告げる彼へ、顔を綻ばせ。俺も、と言いかけた口は繰り返される言葉で、そのまま閉じた。>>+21
微かに流れる緊張は、彼のものか。自分のものか。]

(+53) 2019/08/03(Sat) 23時頃

【墓】 黒い取引先 アリババ

[逸らされることはなく。
まっすぐ見つめてくる、眼鏡の奥の瞳の向く先は。]


 ……右手、気になるかい。


[先週も見られていたことは、わかっていた。
以前から、時折視線が向けられた気がしたこともあったし。やっぱり気づかれているのだろう。

お客様の時計を汚さないために、とか。ファッションとか。
稀に気づく者がいても大概はそう言って躱してきたけど。
おそらく、彼は誤魔化されてくれないんだろう。

知りたい、と。
表情より何より、声色と視線が語っていて。
覚悟を決めるよう、はぁ、と小さく息を吐き出した。]

(+54) 2019/08/03(Sat) 23時頃

【墓】 黒い取引先 アリババ



 食事時に、気持ちのいい話じゃないと思うけど……
 いいかな?


[彼の反応を伺いながら。
グラスを置けば、久しく人前で外すことのなかった白手袋に手を掛ける。
現れた手の甲には薄ら赤味が残る、刃物の傷痕。]

(+55) 2019/08/03(Sat) 23時頃

【墓】 黒い取引先 アリババ


 この街にくる少し前に、襲われてね。
 恨まれて……といっても、厳密には俺じゃないんだけど。
 俺の親、仕事の関係上それなりに恨みとか買ってて
 それのとばっちりみたいな。

 被害が俺だけだったらまだマシだったんだけどさ。
 その時の同僚にも嫌がらせがあったりしてね、
 迷惑をかけてしまったんだ。

[それ以来、居心地が悪くなり。これ以上迷惑をかけたくないのもあって、独立した。
それからは傷痕の理由を話さなくていいよう、手袋で覆い。それが目立たないよう服装も合わせて。]

 知ったら迷惑をかけるかもしれないしね。
 だから……取材も断ったし。
 本当は、これも黙ってるつもりだったんだけど…──
 

(+56) 2019/08/03(Sat) 23時頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 公証人 セイルズ


 ……俺も、もっとセイルズさんと仲よくなりたいと
 思ってしまったんだよな。
 

(-55) 2019/08/03(Sat) 23時頃

【墓】 黒い取引先 アリババ


 でも、俺は君の迷惑になりたくない。
 それも本当だから、困ってる。

 俺の大事なものを同じように大事にしてくれるところも、
 こうして一緒に食事ができるのも、すごく嬉しくて。
 もっと……一緒に居たいと、思ってしまうから。

[ひどく卑怯で勝手な言い分だと、わかっている。
彼の顔を見れなくて、目を伏せたまま。
見苦しい右手へ、再び手袋をはめ直そうと。*]

(+57) 2019/08/03(Sat) 23時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/08/03(Sat) 23時半頃


【独】 黒い取引先 アリババ

/*
かわいいすぎませんかこのひと……!

(-68) 2019/08/04(Sun) 00時半頃

【独】 黒い取引先 アリババ

/*
あああ朝お返事もらえるかもと思うと今からお返事短くても落とせないかながんばる……!
昼間熱さでばててたけど、夜になったらだいぶ、よいし

(-69) 2019/08/04(Sun) 00時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/08/04(Sun) 15時頃


【墓】 黒い取引先 アリババ

[目を伏せる直前に見えたのは、眉の下がった彼の表情。>>+65
戸惑うような相槌には、苦笑を少し。>>+66
どちらにせよ、そんな顔をさせてしまうんだと。申し訳ないと思っても、彼が知りたがってくれるならもう隠したくはなかったから。

会話が途切れれば、その分室内には古時計の秒針の音だけが響く。
覆い隠すことに慣れた右手を、いつまでも晒しているのはなんとなく落ち着かなくて。
再び手袋に指先を通しかけたところで、右手を掴まれ。
ビクッと肩が揺れた。]

 ……セイルズさん?

[どういうつもりだろうと。
掴むその手を見つめたまま問えば、慌てた声。>>+68

 いや大丈夫、もう傷は塞がってるし
 これくらいじゃ痛まないよ。

[言外に話すよう促したつもりだけど、逆に掴まれる力が力が強くなって。
手袋をはめるのを諦め、テーブルに置いた。]

(+115) 2019/08/04(Sun) 23時頃

【墓】 黒い取引先 アリババ

[甲を撫でられる感触に、くすぐったそうに首を竦めながら。
同情でも、哀れみでもなく。彼らしい飾らない簡潔な感想に、俯いたまま目を丸くして。>>+69
頬が火照るのを感じながら、ふ、と小さく息を吹き出した。]


 ……これ以上照れさせて、どうするんだい。


[こんな時こそ、帽子があれば顔を隠せるのに。

別の意味で顔が上げられなくなって、小さく首を振るけれど。促すようにまた甲を撫でられて息をつき、ゆっくりと顔を上げた。
眼鏡の奥、まっすぐこちらを見るその視線の強さに、胸がざわめき。

頑なな表情の分だけ真剣さが増す顔に、目を細める。]

(+117) 2019/08/04(Sun) 23時頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 公証人 セイルズ


 ──……すごいな、君は。

 そんなことを言われたら
 ますます嬉しくなって、甘えてしまうよ。
 

(-102) 2019/08/04(Sun) 23時頃

【墓】 黒い取引先 アリババ



 いいんじゃないか、って。
 そんな簡単に言ってしまって、いいのかい。


[問い返す言葉とは裏腹に。
掴まれた掌を返して、撫でる彼の手をゆるく握り返したなら。頬を染めた彼に、するりと逃げられてしまった。
でもそれは、嫌がられての行動じゃないことは、今更のように恥ずかしさを零す声でわかり。
くつくつと喉を震わせながら。>>+71

 でもそう言ってくれるのなら、
 遠慮なく一緒に居させてもらおうかな。

 ところで──……

[誤魔化すように眼鏡の位置を直す仕草に、手を伸ばしたくなるけれど。
それより早急に気になることが、ひとつ。]

(+118) 2019/08/04(Sun) 23時半頃

【墓】 黒い取引先 アリババ


 さっきから漂う香ばしい匂いが
 俺は、とても気になってるんだけどね。

 パンの焼け具合は、大丈夫かい?

[トースターをちらりと見て。
中断してしまった食事を再開しようと、促そうか。
そろそろ腹の虫がまた騒ぎ出しそうなことであるし。

彼がパンとシチューを用意してくれている間、互いのグラスへ追加のワインを注ぎ。]

 そういえば、手がすきだって初めて聞いたね。
 こんな手でよければ、いくらでもどうぞ。

[嬉しげに笑う間も、白手袋は脇に置いたまま。
湯気の立つシチューに舌鼓を打ちながら、顔を緩ませた。*]

(+125) 2019/08/04(Sun) 23時半頃

【独】 黒い取引先 アリババ

/*
あああ全然進んでないのが、申し訳ない!
というかこう、ストレートに言われるとほんと弱いな自分!!

(-109) 2019/08/04(Sun) 23時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/08/04(Sun) 23時半頃


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