266 冷たい校舎村7
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[ 忠実に文化祭の形をした校舎。 記憶と差異のない1階、2階、3階。 その先、存在しないはずの、4階。
もうすでに何度か足を踏み入れたその場所に、 僕はまた静かな歩みで立ち入っていく。
……恐らく、足音で同じ階にいる誰かを、 驚かせるということはなかったはずだ。 あまり、動きの大きいほうではないから。]
(202) 2019/06/15(Sat) 14時半頃
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──現在:4階──
[ 薄暗い4階。煤けてさえいそうな廊下。
1階下のフロアとの差異を探すように、 ひたひたとそこを歩いていく。
……ふと、足を止める。 背後から何かの息遣い>>11がする。 金属っぽい音。水っぽい音。足音。
どうしてか、それらを聞いて、 先ほどの赤い首輪を思い出し、 ああ、獣の立てる音なのだ。と思う。 人間じゃない生き物の音。]
(203) 2019/06/15(Sat) 14時半頃
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[ 立ち止まっている。 音は背後から聞こえている。
静かでがらんどうみたいな場所を、 満たすように、いくつかの音が響き、]
……おいで、
[ 振り向いて、その場に屈む。 手に握っていた袋の口を開け、 クッキーをのせた掌を差し出してみるけれど、
……廊下は嘘みたいに静まり返っている。
いなくなった。と僕は呟き、 また、薄暗い廊下をひたひたと行く。*]
(204) 2019/06/15(Sat) 14時半頃
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──→体育館──
[ クラスメイトとのことは、>>115 表面的なことくらいしか怜奈は知らない。 瑠璃のことも。悟のことも。他の人間だって。
わからないという悟に、小さく頷く。 手放せない首輪の理由を二人で検討することは、 それ以上ないのだろう。 ]
……ホストは、この四人の誰か、か。
[ マネキンになった誰かがホストとは考えられない。 前を往く悟や、京輔、拓海。もしくは怜奈。 誰かひとりがこの精神世界を作り上げた。 ]
(205) 2019/06/15(Sat) 15時半頃
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七月さんなら、 相談を誰かにできるから大丈夫だと思う。
[ “無事”かはどうか、わからないけど。 どういった理由であれ、>>116 自身の中にため込むことはないのだろう。
謝罪には小さく頭を振って、 遠くなった二つの背に追いつくべく、足を動かす。 ]*
(206) 2019/06/15(Sat) 15時半頃
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/* 田所ちゃんちもそうとうやばいので、私は心配です
(-56) 2019/06/15(Sat) 15時半頃
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/* ここに来てCOCCOの「小さな町」がブッ刺さったので、頑張って5dロルかきます… ずっと前から知ってる曲なはずなんだけど久しぶりにきいたらやべえ
(-57) 2019/06/15(Sat) 15時半頃
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/* なにもかけてない話をします。うーーーん。
(-58) 2019/06/15(Sat) 16時頃
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──体育館──
[ 足を踏み入れた体育館には、 布に包まれたなにかが既に三つ並んでいた。 赤のような黒のような色に染まるは、 愛子を模したマネキンだろうか。 ]
……
[ 得体のしれないものが幾つか並んでいると思うと、 気味が悪くて仕方がない。 紫苑らしきマネキンの隣に、 持っていたマネキンを並べる。 気が付けば拓海が言葉を紡ぐ。>>112 ]
(207) 2019/06/15(Sat) 16時半頃
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あんまり、ここには居たくない。 ……それじゃあ。
[ 拓海に続いて、怜奈も発言をする。 またも、さよならも、正しくないようで、 よくわからない挨拶を一つ。
それに、なんだか喉が渇く。 飲み物を調達すべく、怜奈もまた体育館を出て、 購買へと向かう。 ]*
(208) 2019/06/15(Sat) 16時半頃
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──現在・保健室──
[ 最悪な目覚め。 声の主はそのまま保健室に入って 隣のベッドに転んでる、のだと思う。
私は息を殺して、彼が去るか眠るかするのを 待とうとしていた。それなのに ]
……………………
[ これでも隠れてるつもりだし、寝てるし。 全部見透かされてるみたいで悔しくて腹が立つ ]
(209) 2019/06/15(Sat) 17時頃
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………… 葉子はマネキンになりました。
[ 柔らかいタオルケットを堅い殻にするように 強く握りしめて、もぞり、 一層深くタオルケットに潜り込んだ ]*
(210) 2019/06/15(Sat) 17時頃
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或いは、精神的に不安定な人なら、 養以外にも当てはまるんだろうけど。
[ 其処は流石に、見えない処だ。 他に生死の狭間にいる者がいるって、 そんな連絡がない今は>>+17
あれは養の世界だって、 それを前提に話を進めるのがわかりやすい。 ]
(+24) 2019/06/15(Sat) 17時頃
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[ 灰谷が、受付に話を通す間>>+19 宇井野は一方後ろに立っていた。 話し上手だ、って、いつも思う。
視線をちらと、外の方にやったら、 地面はうすぼんやりと明るくて。
積もったまんまの雪が、 朝の記憶と矛盾してくれないから、 どこから境界を越えたのかもわからない。 ]
(+25) 2019/06/15(Sat) 17時頃
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[ マネキン>>+20 そうだ、マネキン。って。 あの校舎を思い浮かべて、ぞわりとした。
マフラー越しに、喉に触れる。 この首を、絞めて。 確かに死んでいく感覚。 ]
マネキンを運ばせてるんだろうな。 相原のは、えらい姿になってたが。
[ 声色は別段、変わりなく。 いつも通りなのだけども。 ]
(+26) 2019/06/15(Sat) 17時頃
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[ あの、汚れた包帯を、 ちぎれそうなほどに引っ張って。 ほんとは、誰かを助けるための道具が、 喉に深く食い込んでいったんだ。
一瞬、呼吸を忘れてしまったように、 息が、止まった。 すぐに吸って、吐いて。異常なし。 ]
死んだん、だな。あっちの世界で。 ……死んだら、戻ってくるんなら。 養も、そう、なのか。
[ 灰谷は存外、平気そうだ。 宇井野の顔も、いつもどおりの形で、 少し眉が下がっているだけなのだが。 *]
(+27) 2019/06/15(Sat) 17時頃
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/* みんなの空気感が好きって毎度言ってる
(ファンメ)
(-59) 2019/06/15(Sat) 17時頃
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──回想:相談事──
[ 歯切れの悪い返答に、へえと声を返す。 葉子の胸の内は勿論知ることはない。 ]
決めてる。
うち、貧乏だから、 特待生にでもならないと大学行けそうもないの。
[ 名は知れているが、難関大よりランクが低い 私立の大学の名前を幾つか付け加える。
隠すつもりはない。 おはようと言われれば、おはようと返すし、 進路はと聞かれれば、内容を話すのだ。 ]
(211) 2019/06/15(Sat) 18時頃
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[ 満足げな表情はすぐに真顔へと変わる。
春を売るのも、買うのも、悪いこと。 労働とは、もっと尊くあるべきだ。 値段もつかない労働などあってはならない。 ]
それで得たものを問題ないと感じるなら、 七月さんにとっては悪いことではないのかもね。
……それに。 私たちは、そんなことしなくても、 きちんと労働をして稼げる側の人間なのに。
[ 後半は声のトーンがおのずと低くなる。 よくない、とまた声を取り繕って。 質問の答えを返す。 ]
(212) 2019/06/15(Sat) 18時頃
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私は、大丈夫だから。
[ 平気、と付け足し、 そろそろ時間だ、と怜奈は教室を出ていく。 ]*
(213) 2019/06/15(Sat) 18時頃
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/* 怜奈が体育館コレクションになりたくないから外でしぬってい言い始めたけど、PLの想定ではどっかの教室だなあ、ってしてる。 シャッター閉まってるしなあ。 あ。わかった。一階の窓付近に落ちればいいのか。
(-60) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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──回想・保健室──
文化祭か……楽しかったよね。 ここにいるみんなも楽しそうだった気がする。
だから文化祭なのかな? 楽しかった時間で時を止めて……うん、 でもやっぱり分からないこといっぱい。
[ 止まったままの時間のようで チャイムだけは時間を進めていくよう。
絆創膏や包帯なら見た目で分かるのに 白いだけの粒は見た目だけでは 中身が分からないみたいに、 本当のことはそうなってみないと分からない ]
(214) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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仕方ないことって、分かってるけどね。 全く同じでありたいわけでもないけどね。
[ 一緒なら、寂しくないのに。
そう言う彼に「養くんも寂しいの?」 と聞きかけてやめておいた ]
…………難しいね。
(215) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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守りたいなんて大袈裟なことは 考えてなかったと思うよ、きっと。
なんなんだろうね ……… 自分でもわけわかんなくてヤになっちゃう。
[ 笑えないけど、笑えないけど。
笑ってなきゃそれこそ本当に 立っているのも無理になりそうで。
そこに ふわり 雪のように白くて 柔らかくて暖かいタオルケットに包まれる ]
(216) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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…………………… 優しすぎ。
[ ああ やっぱ、無理。 泣いちゃう。止まらないよ。
暖かいかまくらの中で、 鼻をすする音だけを響かせて 今度は彼の話を聞く番 ]
(217) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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そう、なんだ …………
[ 返ってきた返事は、思っていたのと違った。
戻りたいと思うし、戻りたくないとも思う。
反する2つの気持ちを抱えているの、 私と蛭野くんもそうだった。 だけど皆んなそれぞれ、その種類が違う
戻りたいし、戻りたくない。 戻ってもいいし、戻らなくてもいい。 戻りたくないし、ここにいたくもない
それぞれ違う、アンビバレンツ ]
(218) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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養くんも、変わっていくの怖い?
・・・・ …………そっか。おんなじだね。
(219) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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同じだと思ってたものが違うって気付いても 実は変わってないものや、同じものもあるのかな。
[ それに…………と付け足していく ]
小学生の私と養くんはこんな話しなかったよね。
養くんがこんなに優しいのとか知らなかった。 けど、多分それは変わったんじゃないよね。 知らなかったことに、気付いた。
関係が変わったり、何かに気付くことは 全部が悪いことじゃ、ない気がする。
(220) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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[ だからって、前を向けるわけじゃないけど ]
養くんも、教えて。 怖くても、大丈夫って思えたら、教えて。
[ 難しいよね、って2人で苦笑いして、 頭を撫でられたらまた、滲む。
真っ白に包まれて赤い瞳をして、 可愛い表現で言えば雪兎。 実際は酷い顔してるのだろうけど
鳴り響く4度目のチャイムにまた緊張の糸を張り 部屋を出る彼を見送ると私は、 夢の中へと潜っていった ]**
(221) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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/* ヨーコちゃん……
(-61) 2019/06/15(Sat) 19時頃
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