266 冷たい校舎村7
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/14(Fri) 00時頃
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[そうして、4度目のチャイムが鳴る]>>#0
(27) 2019/06/14(Fri) 10時頃
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―― 2階廊下 ――
[泣き腫らした目を 誰かに見られるのが嫌だったから、 ずいぶんと俺は図書室に籠っていたように思う。
図書室から出て、廊下に設置されたゴミ箱に 汁粉の空き缶を放り投げる。 ミッションコンプリート。 あっけないものだった。 軽く目をこすると、俺は廊下を歩き出す。
昔から、俺の嫌な予感は当たるんだ。 ふと横を通り過ぎようとした教室の小窓から なにか赤いものが見えた気がして扉に手を掛ける。
やめておけばいいのに、 文化祭の休憩室となっていたその教室に 俺は足を踏み入れた]
(28) 2019/06/14(Fri) 10時頃
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[きれいな赤だ、と一瞬俺は思ってしまったんだ]
(29) 2019/06/14(Fri) 10時頃
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……みや、こ?
[掠れた声が出た。
教室の血だまりの中心に、>>3:461 その女生徒を模した人形はごろんと転がっていた。
首は皮1枚で繋がっているかのように 千切れかけていて、腹部は破損してぺちゃんこ。 足は奇妙な形に捻じ曲がっていて見るも無残だ。
誰かがこのマネキンを壊したのならば それは間違いなく、人間業ではないように思われた]
(30) 2019/06/14(Fri) 10時頃
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[きれいだったあの人は、もうここにはいない]
(31) 2019/06/14(Fri) 10時頃
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は、はははは……。
[笑った。おかしくって堪らなくって。 もうペットの候補ですらない俺は その場にへたり込んだ]
ばいばい、って。そういう。
[もう甘えないって決めたのに、 俺はひとりで立つことができやしない。
人形が手に持った首輪の赤が、いやに眩しかった]**
(32) 2019/06/14(Fri) 10時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/14(Fri) 10時頃
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/* 放送室が団子ってるのかな しばし様子見しよ
(-19) 2019/06/14(Fri) 19時頃
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/* 瑠璃ちゃんひとりで運べないしどうしようかな むんむんむん いや運べることにするかーーーんーー
(-22) 2019/06/14(Fri) 21時頃
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/* 誰かひとりくらい休憩室にくると高を括って 様子見を決め込んでいた俺のお馬鹿 考えよう動き
(-23) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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―― 休憩室 ――
[そっと宮古に似たその人形の手に触れる。 やはりその手は、冷たかった。
―――宮古の手と、同じ。
俺は制服が血に汚れることも厭わず、 宮古のマネキンを背負った。 体格の小さなその人形の足を 結局は引きずることになっただろうけれど。
人形を弔う。 その行為に意味があるのかと 賢い俺は自分に問いかける。
意味なんてなくていいだろ、と独り言ちた]
(83) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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おっも、
[笑うくらいに、重かった。 体育館まで運べるのだろうか。 ずるずる、ずるずると足を引きずって、 2階の廊下に出たところで]
(84) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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……いいところに。 だれかひとり、手伝ってくれ。
[柊を模したマネキンを運ぶ3人と 出くわしただろう。
拓海から気まずげに目線を外して、 京輔と田所の目を見ることもできずに。 ただ苦しげに、息を吐く]*
(85) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/14(Fri) 21時半頃
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/* 多角に飛び込んで申し訳ないでござる・・・すまねえ・・・
(-28) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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/* まずったな ひとり指名すれば良かったか 変な絡みかたしちゃってごめんね
(-32) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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―― 2階廊下 ――
宮古、だと思う。……たぶん。
[京輔と拓海に問われれば、>>89>>92 俺は自信なさげにそう答えただろう]
図書室で宮古で話して、別れたんだ。 しばらくしたらチャイムが鳴って。 で、こうなってた。
[努めて、感情を込めずにそう答える]
(94) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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手に赤い首輪を握ってて。 さっき外そうと思ったけど、取れなかった。 ……何なんだろうな、これ。
[顎だけで、背中の人形を示した]
田所、手伝ってくれるか。
[俺はまっすぐに田所を見る]*
(95) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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/* 現軸で田所とめっちゃ喋りたかったんだけど 田所は大丈夫かなあ 迷惑だったらごめんね
(-35) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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―― 2階廊下 ――
よいしょっと。悪いな、田所。 足の方を持ってもらえるか。
[拓海とふたりで人形を運ぶのは、 何となく気まずかったので 内心で胸を撫でおろしたのは秘密だ]
……ペットは飼っていたって 宮古から聞いたことあるけどな。
[田所の疑問>>97にそう返す。 もっともそれは、大型犬などでは なかっただろうけども]
(98) 2019/06/14(Fri) 22時半頃
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[田所の歩幅に合わせて、歩みはゆっくりと。
きっとすぐに 拓海や京輔とは距離が開いて しまっただろうけれど]
あっちの、拓海と京輔が運んでる人形は 柊なのか……?
[遠目からでは自信なさげに、田所に問いかけた]*
(99) 2019/06/14(Fri) 22時半頃
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―― 2階廊下 ――
……首輪。 手放せなかったのかもな。 いや。俺にもさっぱり分からないけどさ。
[なんとなく、推測で田所に物を言った。 拓海と京輔との距離は離れて、 ふたりの会話はこちらまで聞こえない]
俺たちだけ。そうかもな。
[挙げられた名前>>114に、一瞬眉を動かして]
(115) 2019/06/14(Fri) 23時半頃
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葉子。無事だといいんだけど。 俺が酷いこと言ったから、 たぶん落ち込んでる。
[田所を気遣いながら、体育館へと向かう。
制服汚れちゃってごめんな、と 再度申し訳なさそうに告げながら。 拓海と京輔に追いつこうと、先を急いだ]*
(116) 2019/06/14(Fri) 23時半頃
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[それから、田所とは何を話しただろうか。
いずれにせよ 体育館に宮古を模した人形を安置すると 俺は立ち上がった。
先に行くと言って姿を消す拓海に>>112 ため息を吐いて それから、体育館に置かれた人形の数々を見渡した]
……次は、俺の番かもな。
[京輔の言葉>>102に、冗談とも言えない台詞を返す]
(121) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[チャイムのたびに、2人ずつ人形に変わってゆく。
そんな法則がこの校舎内に当てはめられるのならば、 姿を見ぬ葉子や颯太も まだこの校舎の中にいると考えるのが自然だ。
この異常事態に 葉子とも拓海ともいざこざと起こし、 すでに委員長としての仮面もかぶれない自分に]
ホント俺、だめだな。
[そう独り言ちた。やっとそれを、認めることができた]
(122) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[俺は、大した人間じゃあない]
(123) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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これから、京輔はどうする? きっと残された時間はあまり多くはない。 ……次に消えるのが誰にせよ。
[チャイム毎に2人ずつ級友が減っていく現状に 冷静にそう結論付けて、 去り行く京輔の背>>120に声を掛けた]*
(124) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/15(Sat) 00時頃
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/* やっと高本のプライドがずたずたに折れてくれたので 中の人は大大大満足
(-44) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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―― 体育館 ――
そんなにおかしいかな。
[珍しく京輔が笑うものだから。>>131
俺は一緒に笑っていいものやら 眉を寄せていいものやら。 きっと複雑な表情を浮かべていただろう。
でもこの異常な閉鎖空間で 京輔に笑いを提供できたのは、良かったこと、 なのかもしれない。そう思うことにする。
そうでなければ、傲慢な俺が また顔を覗かせそうだったから]
(136) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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……京輔は、冷静だな。俺よりも。
[返ってきた答え>>132は意外なもので、 俺は今度こそ自嘲気味な笑みを浮かべた。 楽しむ余裕などはない。 余りにも色々、ありすぎた]
(137) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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分からない。 ここだけの話、こんな所とっととずらかろう。 早く脱出してやるって、思っていた、けど。
そしたら俺は、後悔するのかもな、とも 思い始めてる。
[やはり京輔に返す言葉は 普段との明朗さからは遠ざかる]
(138) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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[俺は、誰かの生死をきっと背負えない]
(139) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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