143 【R15】善悪の彼岸
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[これは少し違うけれど、似たものだろう。 上手くいくだろうか…いくと、良い。
子供の自分が確かに覚えていた。 忘れないと約束した、あの子との思い出を。 どうか――未来に託せる様に。
未来への自分と。 先に大人になっているであろうあの子に、そう願った*]
(31) 2014/12/25(Thu) 23時頃
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[――――そして、いくらかの時間が経った頃。 ドーム入口で、開いた扉を眺める人影があるだろう。
サイズの大きくない鞄を提げ。 片手に押し花の挟まっている紙を持ったその姿は、 静かに友人たちの決断を待っていた*]
(32) 2014/12/25(Thu) 23時頃
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―寮裏手―
[気がついたらここに来てしまっていた。 体は扉をすり抜けるし、よくわからないけど浮くし。 誰かに会いたかったけれど反応が怖くて会えなかった。
これからどうしよう。どうなるんだろう。]
こんなにいい天気なのにね。
[さっぱりと晴れている空に向かって唇を尖らせた。]
(+34) 2014/12/25(Thu) 23時半頃
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[そして、日が登った後には、よろよろと食堂へ向かう。長年培った習慣というのは、そう簡単に変えられるものではないらしい。
食事を摂る者達を眺めながら、教師の告げた言葉を反芻する。 ――全てを忘れること。 その中には、今までの思い出も、自分の存在も、彼の世界も含まれているのだろう。 自分やホリー、キャサリンやチアキ、モニカ、ジャック。居なくなった者を忘れてしまったらしい友人達の姿を目の当たりにした後では、それが確かなことだと断言出来た。
……彼等も、自分やホリーのように、幽霊になってしまう。 その可能性は、頭の隅へ追いやった。考えたくもなかったから]
(+35) 2014/12/25(Thu) 23時半頃
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[彼が――スケッチブックを持った彼が言い切る事>>12。 描いた記憶を頼りに、友人たちを探しに行く。 出来ることなら、どんなに素敵なことだろう。
けれど、そんな楽観的な希望を抱くことは少女には難しかった。 彼の記憶から失せた存在が、スケッチブックからも消えてしまう可能性を悟ってしまったから。 スケッチブックを記憶の一部の様に思っている彼にとっては当然のことだろう。 言うなれば、他人の落書きを見つけたようなものなのだから、消すのが当たり前だ。
大人になった彼の世界から、いつ自分が消えてしまうのか。自分の痕跡が完全に失われるかを考えるだけで、心臓を氷の手で掴まれているような心地になるのだ。
忘却される恐怖。それを辛うじて抑えつけているのが、彼の持つスケッチブックだった。 あの白い世界の中でなら、自分や、存在を消された友人達が未だ生きている。 だから、少女は願う]
(+36) 2014/12/25(Thu) 23時半頃
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[誰もいなくなった食堂で、スケッチブックを捲る。 すぐに現れたのは、覚えのない光景で。 いいや、その風景に覚えがないわけじゃあないのだ。 バスケットコートも、見慣れた廊下も。 けれど、君は誰だ?バスケットコートでボールを打つ彼も、はにかむように笑う彼女も、いくら記憶を探っても、どこにもいない。 それなのに、どうしてここにいるのだろう。
破いて捨ててしまいたい衝動にかられる。 確かに、絵を描いた記憶はあるのに、自分が描いたのはこんなものじゃなかった。確かにそう思う。 ならばどうして?自分がここに閉じ込めておきたかったものは? 答えは出ない。
散々迷って、自分の部屋に帰った。 積み重ねてきたスケッチブックを、順に捲って、遡って。 そこにあるのは、自分の知らない光景ばかりだった。*]
(33) 2014/12/25(Thu) 23時半頃
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……外へ行っても。 貴方の世界を、喪わないで。
[自分を忘れないで、なんて、きっと無理な話だろう。 けれど、彼がスケッチブックに描いた世界は、確かに此処に在ったのだ。 それを彼が捨ててしまえば、完全に、自分の存在は消えてしまうだろうから。
外へと旅立つ彼に――全てを忘れる事を厭わない彼に、自分が望める事は、きっとそれくらいしかない。 未知の世界への希望を抱いて、歩きだそうとする背中を眺めながら、祈った]
(+37) 2014/12/25(Thu) 23時半頃
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[今度は、ほとんど迷わなかった。
チビた鉛筆を取り出して、スケッチブックの最後の頁に短い文章を書きつける。 積み重なった記憶を抱えられるだけ抱えてゆこう。 その中には、昨日破り捨てた彼女の姿もたくさん、朗らかに笑っていた。少しばつが悪い。 不思議な気分だった。
あの子のハサミと色紙は、ポケットを膨らませている。 両腕いっぱいの記憶は、視界に食い込むほどだったけれど、これで良い。
他のものは何もいらない。]
(34) 2014/12/25(Thu) 23時半頃
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ードーム入り口ー
[そこには既に友人の姿>>32があった。 はにかむような笑みを浮かべる。思い出に塞がっていて、手は振れなかった。]
早かったね、フジノ。
[気になることもあったけれど、迷いはなく、晴れやかな気分だった。]
(35) 2014/12/25(Thu) 23時半頃
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[酷いことをした。 それをわかっていて、お願いした。いや、押し付けた。 多分、いくら謝ってもそれが許されることはないし、何より私自身が許せない。]
ごめんね。
[それでも後悔だけはしてなかった。]
ごめんなさい。
[酷いこととわかっていても、どうしても忘れてほしくなかったの。]
(+38) 2014/12/25(Thu) 23時半頃
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ー自室ー
[いつの日か、読んだ本を思い出した。空に広がる満天の星。人工でもなく、本物の、美しい星。それを見たいと、言葉にしたあの時、自分は確かに外に出る事への希望を胸に抱いていた。
今はどうだろう?
約束がある。 (忘れてしまうんだ、守れる気がしない。)
会いたい人がいる。 (その人はきっと、俺の中では「知らない人」に成り下がるんだ。)
本物の空を、見たい。 (その思いは、変わることなくあるのだろうか。)]
.......っ!
[バン、と壁に勢いよくボールを叩きつける。自分はどうすればいい。否、自分はどうしたいんだ。
その答えが、見つからない。]
(36) 2014/12/25(Thu) 23時半頃
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[でも、こんな事になるのなら。 藤乃もこんな風になってしまうのなら。]
いいよ。
[せめてホリーの事は覚えていて欲しいけど。私の事は忘れて、大人になって欲しい。 きっと、何時までもここに縛られるのは辛いから。
少しの間だけでも覚えていてくれたのだから。]
ありがとう、藤乃。 私はもう、満足だよ。
[なんて傲慢なんだろう。なんて酷い奴なんだろう。 こんな私が模範生になれるはずなんてなかった。
絶望に似た何かが押し寄せたけれど、なぜか涙は出なかった。]
(+39) 2014/12/25(Thu) 23時半頃
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ーーー何やってんだよ。
[そんな自分を見かねたかのように、誰かの声が聞こえた気がした。振り返りたい。でも、振り返りたくない。]
僕の大口に乗ってもっと大きい口を叩いた君が、こんなところで生涯を終えるつもりなの。
[優しくも、少し怒気を含んだような声。ああ、時々怒らせたらこんな感じの声だったっけ。薄く笑う。]
君に渡した”あれ”があるだろう。それを、忘れずに持っていてね。そしたら、例え覚えてなくてもまた会える。だって、そのミサンガはーーーー
[後に続く言葉に、何故か涙腺が緩んだ。]
(37) 2014/12/25(Thu) 23時半頃
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”再会の、約束の印だろう。”
(38) 2014/12/25(Thu) 23時半頃
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[声をかけられれば>>35、顔を上げて手を振った。]
や、 …いや、五分前行動、って言うだろ。
[それよりもっと早かった気がするけど。 そう思いつつ、彼の笑顔に、似た笑顔で返す。 両腕で抱えているスケッチブックは、 きっと、此処での思い出が詰まっているのだろう。 未来に持って行く為のものとして。]
……大丈夫。 また、会えるよ。"皆"に。
[根拠は、儚いものだけど。 でも、確かな自信を持ったまま、優しく告げた。]
(39) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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....迷うことなんて無かったんだよな。
[立ち上がり、バスケットボールを手に取る。長年共に過ごしてきた相棒。これからもずっと、俺が「大人になっても」ずっと、お前とは一生の付き合いだな。最後に布でボールを磨く。綺麗になったボールを小脇に抱えて、自室を勢いよく飛び出した。]
俺は行くよ。「外の世界」に。あいつとまた出会って、今度はバスケで新しく出会う奴らに連携プレーを見せつけてやらないとな。そんで、星を一緒に見てさ、また語り合いたいよな。今までのこと。これからのこと。
[いつもなら怒られるはずの先生もいない。外の世界に出られる資格を得た今、もう何をしたっていいやと思った。それで取り消しになればそれはそれだが、彼は止まろうとはしなかった。]
(40) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[涙を拭い、笑顔で辿り着いた扉の前には、すでに2人の友人の姿があっただろう。]
(41) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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/*ゴメンナサイ時間なかったから急ピッチで仕上げた!
(-13) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[自分の声を誉められた>>+33気がして、少女ははにかんだ。 けれど、こうなっても、と。現状を肯定するかのようなチアキの様子に、少し困ったように眉を下げる。
幽霊の――“子供”の姿のままなら、確かに記憶は此処にある。 チアキのことも覚えているし、ヨーランダやモニカのこともジャックのことも。 忘れていたキャサリンのことだって、思い出した。
“声”だって――… 少しずつ、出るようになっている。 外に出なくても、太陽を浴びなくても……“喋りたい”という願いは、確かに叶おうとしている]
(+40) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[でも、ちがう。 まちがってない部分もあるけれど、 ……自分 は、]
そ と……も……
き ……お く も
[本当は――どちらも、欲しかった。
だから、どちらも得て欲しいと思う。彼らには。 ……叶うならば]
(+41) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[シメオンにそう言い終われば、 走ってやってくる、サミュエル>>41の姿が見えた。 彼は笑顔で――ああ、皆、笑っている。
安心だったのか、なんなのか。 そんな思いを抱きながら、彼にも手を振って。]
大人になったらさ。 シメオンは、また絵を見せてね。 サミュエルもさ、またあの綺麗なシュート、見せて。
[そう、こどもっぽい願いを彼らに言う。 …彼らの返事は、どうだったか。]
(42) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[チアキの手を取って、玄関へと誘う。 みんなが、いつ出発するか分からないから。 待とう、 その意を込めて。
見届けないといけないと 思った。 見届けたいと 想った。
幽霊となったのは、 彼らのことを覚えているのは、
…、このためなんじゃないかって 感じるから]
(+42) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[無理を言いたい訳じゃない。 記憶は、いつか薄れるもの。
自分だって、子供の頃のことを、全て覚えている訳じゃあない。
それでも、忘れられない出来事はある。 忘れられない…忘れたくない友人たちはいる。
そういう“子供”の欠片が、ほんのすこしでも。 “大人”になる彼らに、残っていてくれれば嬉しいと おもう]
(+43) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[入口に向き合う。 こどもの頃の思い出のひとつは、鞄に入れて。 そして離すまいと、もうひとつを手に持って。
…大丈夫。 最後に自分は、"友人たち"と笑えている筈だ。
そうして、笑顔のまま。 ―――ドームの外へと、踏み出すだろう*]
(43) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[ドームの入り口に集う3つの影に、笑みを浮かべる。 彼らは歩き出すことを選んだのだ。
多分、私は――私達は、もう、大人には成れないだろう。 歩けなかった道を、創り出せなかった未来を、彼等が紡いで行ってくれるなら、本望だ]
……ばいばい。
[小さく呟いて、背に手を振る。 頬を伝う涙を、前髪で隠しながら*]
(-14) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[2人の表情は穏やかで、ああ、これで良かったんだなと思う。3人とも、ここを出て大人になるんだ。]
いーよ。いくらでも見せてあげる。その代わり、今度は俺にもオススメの本、紹介してね。
[藤乃の問い>>42にニヤリと笑って返す。そしてシメオンの方を向いて]
今度はさ、もちょっとマシな顔の俺を描いてよ。約束な。
[それだけ言って、また扉の方を向いた。]
(44) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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…――や れ ば…
……で きる
[強く願えば、互いに願えば――…きっと]
(+44) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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勿論……どちらも。僕らは欲したよね。記憶の方は…無意識だったけれど。
他の皆は…どうなるのかな。
僕を忘れることで、幸せを感じられるのなら。
幸せになってほしいとは、思うけれど。此処に戻ってくる必要なんで無いんだから。
[此処にいるのは生温いのかもしれないな、なんて。そんな事を思って。]
分からないから、もう少し考えたい。 今の僕らと、彼らの行く先を。
……サミュエルの所、行く?
[提案したのは僕の親友の所だけど。1人でも見に行くつもりだった。]
(-15) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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モチロン。
[最後にまたにっと歯を見せて笑ったけれど、積み上げたスケッチブックの影、彼らに見えたかどうかは分からない。]
じゃ、そろそろ行こうよ。 さっさとあの子"たち"を見つけなきゃ。
[人工の光に慣れきった自分には、外の世界はさほど眩しい、というわけではなかったけれど。 それでも眩い未来に目を細めて、一歩、踏み出した。]
(45) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[そして、外への一歩を踏み出した*]
(46) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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