278 冷たい校舎村8
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こんなところにいられるか。 俺は音楽室に籠らせてもらうっ!
推理モノだったら、次の犠牲者は俺だろうにな。
[それから、淡々と見たものを告げた]
(745) 2020/06/19(Fri) 21時半頃
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……早未が、マネキン人形になってた。 おそらく七星と同じ感じで。
まるで飛び降り自殺みたい、だった。*
(746) 2020/06/19(Fri) 21時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/19(Fri) 21時半頃
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/* なんかいろいろ考えながら、ちかはエスパーしすぎたか?!?と心配になってきた。ごめんねえ……。 とりあえず気を取り直して病院に向かうんだけど、雪ふってんのかなと考えて何も進まない。
(-84) 2020/06/19(Fri) 21時半頃
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[ 同じ気持ちで来たあたしたちが、>>737 一歩一歩、滑りそうになりながら、笑って、進む。 そこかしこが赤いそこに、血のイメージかなって、 あたしは単純に思ってしまうけれど、 隣の連城君が、すこし唸った後に、言う。>>739 ]
(747) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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[ 黄緑のインクもあったの?そっか、地下もあった。 そういえば、いつの間にかできた体育館には、 青色のインクがべたーって一面に広がっていたし、 びっくりはしたけれど、 物騒……かと言うと、違う、気がする。 それに、楽しいと聞いたちかちゃんの話も、 "いられない"、って、 不思議と納得したしおりちゃんとの話も、 繋げてみれば、成程、って、感じする し? ]
(748) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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体育館、……あ、体育館、もいっこ増えててね。 そっちには青色がぶわーって広がってたの。 びっくりしたけど、 ……怖くは、なかったかなあ。
連城君の眼鏡も赤色だよね。好きなのわかる。 赤ってさ、あったかい色だし、 冬場に服で来たくなったりするから、 そう言われると、あたしも、好きかも。
(749) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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[ 関係あるようにしました。ふふん。>>739 一面に好きな色がある!……と言い切るには、 ちょっと空間が歪みすぎだとしても、良いかなって。
曖昧な答えは、あたしも、よく、しちゃう。 そういうものかもしれない。 ]
(750) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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[ 一歩踏み出すと、足跡がべったり。 残って、止った。>>740 ]
(751) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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[ 連城君が俯いてしまったから、 また、あたしは首を傾げた。 顔を覗き込むように ちょっと屈む。
体の傾き。アンバランス。 どうにか転ばないように気をつけてください。 受験生のあたしへ。 ]
(752) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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[ 言いたいことが話せれば、きっと、 誰だって苦労しないんだろうな。
言葉を紡ぐ連城君を見て、あたしは思う。
テレパシーなんて結局夢の中の話で、 あたしたちは言葉でやりとりするしか無いんだろう。 それなのに、言えないことが たくさんたくさん埋もれてくる。 どうしたって生きづらい世界だ、現実って。 ]
(753) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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そうだね、言いたくないまま死のうとして、 こうなったんだなって 思うし。
この世界に呼ばれたとしても、 ……最初から「自分が呼んだ」って、 誰も言ってないから、 やっぱりまだ、言えないんだと思う。
(754) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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それでも、ちょっとずつ、こうして、 学校が変わってきて。 ちょっとずつ、手がかりみたいなのが増えてて、
[ 増えていく校舎、マネキン、 不思議なことの、なにもかも。 頭の中で、指折り、数える。 ]
(755) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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……でも、ちょっとずつでいいかなって、 あたしは、思う。 みんな、一気に言えないよ、きっと。 話したくないこと、話せないこと、たくさんあって。 呼んだ人は、きっと、言える時が、 ここしかなかったんだよ。 だから、その、 あたしは、いつか、言いたい時に、言えることを、 ちょっとずつでいいから、言ってくれれば、 ……それでいいかなって、思う な。
(756) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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連城君は どう?
[ 誰のことを言ってるのか、 やっぱりあたしも曖昧で。
図々しいかな、って、 あたしは連城君を見て、 いつか 舞台で見ていた人へ、わらう。 ]*
(757) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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-- 現在/自宅 -- [ ばたばたと身支度をしていたら、 どうやら煩かったらしく、 焦ったような母が部屋の様子を見にきた。 何?と短く質問のあとに、じと見詰められる。 目が見れなくて、足元に視線を落とした。 ]
……紫織ちゃんが、 クラスメートがしんじゃいそう、で。
[ え?どういうこと?と母が言う。 千夏もよくわからない。どういうことなんだろう。 どうしてなんだろうね。 人間やめたくなっちゃったのかな。 と、紫織の精神世界でのことを思い返す。 ]
(+22) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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[ しばし、沈黙。 口を先に開いたのは、母だった。 千夏に何もなくてよかった、って。 ]
そうだね、なにもなくてよかったよ。
[ あ。すこし冷たい言い方になった。 たぶん母は低血糖だとかを心配している。
そうだ、血糖値、測らないと。 思った瞬間におなかがすいたきがする。 ]
(+23) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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病院、いってくる。 お母さんが私を心配なように、 私も紫織ちゃんが心配だから。
(+24) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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[ お母さんは寝ててね、と千夏は言った。 困った顔をした後に、 母は部屋の前から寝室に帰っていく。
それから、千夏は全速力で血糖値を測って、 間食のための注射を打って、 あんまりおいしくないビスケットを頬張った。 クレープの暴力的な甘さが恋しい。 ]
(+25) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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[ コートにマフラーを身に着けて、 (ハンガーに掛けたコートはなぜか落下!) (なんでかリップがポケットに入っていた!) 靴箱から長靴を探して履く。傘も持った。
靴箱に備え付けられた鏡には、 顔色の悪い千夏が写っている。 色をのせる暇はないな、とそのままに飛び出した。 のはいいけれど。すぐに戻ってくる。 ]
雪、降ってない!
[ 玄関に長靴を置きっぱなしにして、 スニーカーに履き替える。 ]
(+26) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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[ 自転車に乗って、 病院への道を漕ぎ出す。
千夏も知っている道だ。* ]
(+27) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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―― 少し前:教室 ――
[ 滑っちゃった。>>671 まなのその言葉に、大丈夫? 足ひねらなかった? って心配しつつ、あ、って思う ]
僕もさ、地下でインクに足とられて ちょっと滑ったんだけど。 ……僕らって、受験生だよね……。
[ 誠香は、そういうことを気にしないタイプだ。 受験生だろうがスケートに誘われたら行くだろうし、 雪道で転んでも、落とし穴に落ちても、 笑って済ませるタイプではある。 しかし ]
この校舎、インクでやたら滑りやすいってどうなんだ。
[ この世界の主の悪意ですか? まさかね ]
(758) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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[ 何度食べてもクレープは美味しいし、>>672 誠香とまなは女子なので、食べるのに何口もかかった。 ゆっくりゆっくり味わって、ごちそうさまをして。
喜多仲のことを聞けば、 体育館だと教えてもらえた。>>674 夏美と同じ場所か、と思っていると、 体育館が増えた? ]
体育館まで増設したんだ。 太っ腹だなあ。
[ もはやそんな感想しか出てこない ]
教えてくれてありがと。 あと、クレープも。ありがとう。
[ 教えてもらったことへのお礼。 それから、クレープのお礼も忘れない ]
(759) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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[ 教室の前で、6階に行ってみるというまなとはお別れだ。 誠香ちゃん、と名前を呼ばれて>>676 なに? って誠香は首を傾げた。 メイクの話に誠香は笑って、もちろんと頷く ]
いいね! 夏美ちゃんなんか、 舞台で千夏ちゃんのメイク経験済みだし、 きっとすごい勢いで食いついてくるよ。
僕なんか、お化粧道具一式揃えるところからだけど。
[ そこから教えてもらわなくちゃ、と誠香は笑う。 女子は夜には保健室に集合だし、 紫織と心乃にもその時に話そう。 そのことを、誠香は疑っていなかったし、 だからまなにも、笑顔で言った ]
(760) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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うん、またあとで!*
(761) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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/* ちかのきもちになって、つらチェックした。
Category 5 『○○しなければならない、○○じゃなければだめだという強迫的な心理状況』 だって、すげえとおもった。 だから千夏はストレスフル。
(-85) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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―― 少し前:廊下 ――
[ そして、誠香は教えてもらった通り、 体育館に向かう。 その途中、心乃の姿を見つけて、>>653 足を止めた ]
ここのん! なにし……、
[ 何してるの、と声をかけようとして、やめた。 聞くまでもなくお掃除だった。 誠香が地下で踏んでしまったインクのせいで、 ぺたぺたついたインクの足跡を、 せっせと心乃は消していた。 思わず上履きの裏を確かめた。うん、もうつかない ]
(762) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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それ、僕の足跡だ……。
[ 「あんまり汚さないようにね」 そう言われれば、ううう、と言葉に詰まる ]
ここのん、ありがとう。それとごめんなさい。 気を付けるね。
[ 8組の出来の悪い娘は、 8組のお母さんには割と素直に謝る ]
僕、ちょっと行くところがあって。 そのあとだったら手伝うよ。 それじゃ……またあとで。
[ まなに言ったのと同じ言葉をかけて、 誠香は心乃と別れた。 その言葉を後悔するかもしれないなんて、 考えてもみなかったのだ* ]
(763) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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──現在/踊り場──
……ちげーわ。
[ 冗談にしては悪趣味だって、 礼一郎は眉をひそめた。
口には気を付けろよって、 礼一郎はたびたび思うし、 ……ほんとそういうとこ、 こいつはいつまでも変わらない。
視線の先でカメラを下ろして、 氷室怜が満足げに笑っている。>>742]
(764) 2020/06/19(Fri) 22時頃
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俺が言ったから? いや、言ったけど、だからって……、
[ 自分のせいなんだろうか。 ──って、礼一郎は一瞬不安になる。
だからって、そうしろって意味じゃない。 そう言おうとして、口を開きかけて、 氷室が続けた言葉に、いったん閉ざした。]
(765) 2020/06/19(Fri) 22時半頃
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──そっか。
[ 今まで聞かなかった理由の断片。>>742
それを氷室の口から聞いて、 礼一郎はそれだけ、一言だけ相槌を打った。
逃げるのは良くない。 ……理由によるんじゃないかな。 って礼一郎は思ったりもするけど、
それは、この友人がもし今度、 やっぱり辛いなって思うことがあれば、 「 逃げてもいいんじゃない? 」って、 礼一郎が気づいて、言えればいいなと思う。]
(766) 2020/06/19(Fri) 22時半頃
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