277 黄昏草咲く出逢い辻
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[そうして、その手紙が届いた一週間後の夕刻、畦に白い黄昏草の咲く頃に、貴石神社の境内に、鬼面を付け、白の狩衣、紫紺の指貫、竜胆色の薄衣を被った舞手が一人、現れる。]
綺羅らかな、貴石の神へと奉る。
[柔らかに響く声音と共に、どこからか楽の音が風に乗り、舞手は、ひらりと紫紺の扇を翻し、奉納舞を神前へと披露する。
舞うは、鬼と人との物語。
定番の鬼退治の神楽ではなく、人の世を追われ隠れた孤独な鬼を、人の祈りが救う筋立て。]
(143) fuka 2020/06/16(Tue) 02時頃
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我等、ここにて、永遠の絆を紡ぐを誓わん。
[舞の終わり、詠じた声と共に、鬼面を外した、舞手の鬼が、微笑み浮かべ、手を差し伸べれば、対の姿がその先に。]
拓己...
[艶めく紅の唇が、甘く名を呼び、男の手を取り引き寄せる。
片角の鬼と、人とは寄り添って、やがて神前へと歩みを進めた。*]
(144) fuka 2020/06/16(Tue) 02時頃
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─ 現世にて ─
[男の仕事に水を差さないのは好い女の務め。 というわけでもないが、 >>136今回は配達が終わるまで 車の助手席で留守番という運びだった。
仕事を済ませて、ハンドルを切った男が 向かった先は、車ごと銀幕が観られる場所で]
こんな所もあるんだねぇ。
[銀幕自体は知っているけれど、 便利な世になったものだねと隣の男を見遣る]
(145) nadia 2020/06/16(Tue) 02時頃
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[>>137男から誂えられた服装は、今の時世に合ったもの。 身体の線がよく分かる仕立てには 男の好みも入っているのだろうけれど。 夜のドライブも悪くないだろと問う男の 楽し気な口ぶりに、嬉しくなって]
ふふ、そうだねぇ。
君が連れてくれる所はどこも楽しくて 時間を忘れてしまいそうだ。
[そう言って、甘えるように男の肩へと頭を預けて ジャンクフードの香ばしい匂いが満たす車内から 外の銀幕に映る世界に目を輝かせた**]
(146) nadia 2020/06/16(Tue) 02時頃
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― 十数年後 ― [妖な妻が加わった人生は人一人分とは違った味わいを見せてくれた。 童女のような愛らしさと艶やかな乙女と過ごすのが格別な一時になるのは一緒に帰ることが決まってからわかりきっていたことで驚きはないが、驚きはないままにその時間が退屈なはずもなく、そして程よく自らの好みと、現世の享楽をともに楽しんでいったが]
こうしてみると感慨深く……はないな。
[思い返してみても、特にそういう感情はなく苦笑する男。 出会った頃から年月が流れようとも、こういうものは気のもちようで、見た目は変わろうとも情愛は現役そのままだ。瞳の熱量も、鍛え上げられた肉体もさほど大きな変化はなかったかもしれない。]
(147) S.K 2020/06/16(Tue) 02時頃
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[だが純粋な見た目という部分では変化は相応に起きるものだ。
鳶色の前髪の一部分は雪の結晶を落したように白く染まり、顔に刻まれた皺は老いと同義ではなく経験と深みを増させ、笑み一つでそれは自信にも威厳にも変わり、どこか軟派であった伊達男はスリルな経験と同時に一途な女性への恋慕が一重にも二重にも含ませた老練さを滲ませており]
そろそろ頃合いなんだろう?
[反対にあれから見た目の変わらない妖な妻へと問いかけて]
なにせ最近は、見つめてくれる時間が多いからな。
[自信をこめて囁いた*]
(148) S.K 2020/06/16(Tue) 02時頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
S.K 2020/06/16(Tue) 02時頃
山師 グスタフは、メモを貼った。
S.K 2020/06/16(Tue) 02時頃
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— 出逢い辻を出て —
あぁ、うん。 俺の事情知ってて、それでもって救いの手を出してくれた人から回して貰った仕事だからな。 スマホは平気そうだけど……悪い。ちょっと締め切りの都合があって、電話一本で暫くドロンって訳にも行かないんだ、
[単発代理だろうと仕事は仕事。 恩人に砂を掛けるようなことはしたくなかったので、刻の申し出はとてもありがたかった。 けれど刻の希望通りに出来そうにない状況もあって、両手を合わせて謝る]
(149) Mey 2020/06/16(Tue) 02時半頃
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もう一通りの情報は集められてるし。 そうだな、三日だけ手伝ってくれないか? 刻の知識も借りれば、今回のはそれでなんとか。
[期限がキツい仕事だったので、取材前から組み立ても考えてあり。どうにか仕上げられる…はず、だ]
それでデータ送ったら後は、うん。 そんな感じの話に持っていけば、変に探されることはないと思う。逃げ隠れしてるのも知られてるし。
[流石に銀行口座の差し押さえまでは手を出されてないから、金銭関係もどうにかなるだろう]
(150) Mey 2020/06/16(Tue) 02時半頃
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─ 後日談 ─
[眷属たちに負担ではないかとも思うが、彼らも小さく愛らしい生き物に構いたいという本音もあるようで、ありがたく頼らせてもらっている。>>134
子が石の観察を始めた所で目を離し。]
でも大部分が貴方似ですからね。 将来は凄いイケメンになりますね。
……って、子供ですか。
[言葉は呆れているが、楽しそうに笑い混じり。 綺羅星の開けた口にクッキーを一つ、咥えさせた。**]
(151) mikanseijin 2020/06/16(Tue) 12時半頃
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─ 後日談 ─
ならば中身も見目にそぐうだろうの。
[事あるごとにイケメンと言われれば流石に慣れて。 己に似るというならば、中身もきっと似るのだろうとそんなことを言った。 菓子のやり取りでは、呆れた言葉ながら楽し気に笑うのどかを穏やかな表情で見遣り、口にクッキーを加えさせてもらう>>151。 その流れで持ち上がったのどかの手を掬い上げ、クッキーを器用に口だけで口内に収めて、のどかの指先に口付けを一つ]
儂とてたまにはそなたに甘えたくなるものよ。
[口付けの態勢のまま、上目遣いでのどかを見遣り、口端を持ち上げた]
(152) rokoa 2020/06/16(Tue) 19時半頃
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[その後、顔を上げて口内のクッキーを咀嚼し、嚥下した後に「旨いな」と告げて]
そなたもどうだ?
[クッキーを一つ摘み上げ、のどかの顔の前へと持ち上げた*]
(153) rokoa 2020/06/16(Tue) 19時半頃
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— とある、日 —
[五つ花弁の白花が夜の到来告げる頃。 逢魔が時、貴石神社の境内に。 その影は密やかに佇み、鬼面の舞手を見詰めていた。
白の狩衣、白の指貫、一色に纏められた装束はここから始まる未来を示し。括りと単に垣間見える紫紺は、己が全てを捧げた色。 手に持つ扇は絆繋ぎし青紫の花の如く。
今だけ少し離れた場所で、奉じられる舞に巡る記憶を辿りながら、静かに気息を整える]
(154) Mey 2020/06/16(Tue) 20時頃
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千代に八千代に、共に在らん。
[進み出て、声出すことで隠行が解け。 差し出された手に己が手を重ねる]
…刻
[微笑みながらも僅か掠れたる声は緊張の表れか。 手を引かれるまま諸共に、寄り添い御前に進み出た*]
(155) Mey 2020/06/16(Tue) 20時頃
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― 月見草の森 ―
[逢瀬を重ねるようになってから幾らかの時を経て、沙羅の領域は随分と賑やかになった>>139。 それは沙羅の心情を映しているようでもあったから、密かな喜びを感じつつ。 待たせている身としては、それらが少しでも沙羅を楽しませてくれていることを願うのみだった]
(156) suzukake 2020/06/16(Tue) 20時半頃
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[そのような空間へ、客人として訪れる最後の日。 月見草の道を超えた向こう側に、少女の姿をとった沙羅を見付けた>>140。 微睡むことなく待っていてくれたことに胸を詰まらせながら、彼女の許へ急いで]
……そっか。
[こちらの装いを見た沙羅が、言葉を失くす>>141のを見て苦笑する。 彼女の力ならば容易くなせることも、半ば予想はしていたけれど]
でも、少しは驚いてくれただろ?
[それならば甲斐があったと、気落ちすることもなく微笑んだ]
(157) suzukake 2020/06/16(Tue) 20時半頃
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ヴェルヌイユは、今更誤字を見つけたでござる。
fuka 2020/06/16(Tue) 21時頃
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─ 十数年後 ─
[良人となった男は、現の世の渡り方と、 楽しみ方の双方を教えてくれた。
生まれてくる場所と時代が違えていたら 表でも名が広まっていたかもしれぬものの、 今の時世では物騒な中に身を置いている故か 男の隣にいる己の見目が変わらぬことに 騒がれる由も無く]
そうだねぇ。
毎日が新鮮だから、懐かしむ暇も無いし。
[>>147傍ら、これまでの月日を懐かしんだか 振り返ってみたように呟く男に同意を返す。 見上げてみる首の角度も変わらず、 男へと返す表情も変わってはいない筈]
(158) nadia 2020/06/16(Tue) 22時頃
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[けれど、男はあの頃よりも随分変わった。 洒脱な雰囲気はそのままに、精悍さはより増して 経験を刻んだ皺は、余裕と凄みの彩りを添えるようになり。 そのくせ己を見つめる瞳に込められた熱と 抱き寄せてくれる腕の力強さは変わらないのだから]
……ぁ…
[>>148じ、と見つめていたのが伝わったのか、 見返すように向けられた視線からの問いかけは 主語は無くとも何を指してかは分かるもの。 けれど、見つめてくれる時間が多いから、と 言われた言葉には目を丸くした]
(159) nadia 2020/06/16(Tue) 22時頃
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― 月見草の森 ―
……少しどころじゃ、ない。
[驚いてくれただろ、という問いに、少しだけ拗ねたようにこう返す。>>157 そも、感じたのは驚きだけではなく。 自分の力で織り上げ損ねた事へのちょっとした怒りと、揃いの誂えを纏ってここに来てくれた事への嬉しさがない交ぜになっていた、というのが実際の所で。 それもあったから、それ以上は何も言わずに、儀式へと進んだ、というのは、余談として]
(160) tasuku 2020/06/16(Tue) 22時頃
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………そんなに、
あからさま、だったかい?
[見初めたあの頃だって十二分に好い男だったけれど。 年を重ねる毎にあげられてきた男っぷりに、 目を奪われる事が増えていた自覚はあったから。
頬の赤みを隠さぬままに、恥じらいながら問い返して]
(161) nadia 2020/06/16(Tue) 22時頃
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─ 後日談 ─
あらぁ、それじゃきっとモテますねー。
[外見も中身も父似なら、ところころ笑った。何年経ってもこの調子である。>>152
そうして穏やかな空気に浸っていたのだけど。子供のような戯れの合間に大人の色を感じ、指先のくすぐったさにくすりと笑った。]
……息子に妬いちゃいました?
[子供が甘える姿を散々見ているだろうから、とからかって。]
(162) mikanseijin 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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えっ……私はいいですよぅ……
[甘えられるのは構わないが、こちらからこういう風に甘えるのは慣れていなくて。>>153
最初は遠慮したものの、菓子を持つ手が引くよりも先にこちらが譲るのが早かった。
もう、と口で文句を言いながらもそっとクッキーを齧った*]
(163) mikanseijin 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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― 月見草の森 ―
[沙羅が自らの力で装いを織り上げてくれるなら、無論それに否やはないけれど。 言葉にされなければ頼みようもないから、また別の機会となることだろう]
(164) suzukake 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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― 『辻守』の社前 ―
ぉぅ、狐の君か。
おまいさんも良き縁を得られたかい……そいつは何よりだぁよ。
[訪れた妖狐と、その番として選ばれたもの。 二人の訪れに、『辻守』は変わらぬ態でからりと笑う]
んん? あー……ああ、アレどもの事なら、気にする事はないさぁね。 別に儂、アレ共の親玉というわけではないし。 アレどもが勝手におまいさんたちにちょっかいかけて潰されただけの話だぁよ。
[番たる男からの言葉にも、返す口調は呑気なもので]
(165) tukineko 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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……ああ。 また、いつでも来るといいさぁね。
おまいさんたちの先行きに、森羅万象の恵みがある事を、祈っとくよぉ。
[『辻の森』と『辻守』は、ある意味では繋がっている。 故に、森があるという事は即ち、『辻守』が存在している、という事。 だから、来ればいつでもここにいる、というのはまあ。 わざわざ説明する事もないのだけれど。**]
(166) tukineko 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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─ 『辻守』の社前 ─
うん、おかげさまでね。
[>>165こちらの報告を受けて、 何よりだと笑う辻守に、笑みを返す。
良人が辻守へと向けた謝罪も、 やはりからりと、気にすることはないと返されて。
>>166またいつでも来るといい、という言葉に こちらも変わらぬ態で頷き返し]
(167) nadia 2020/06/16(Tue) 23時頃
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うん。 そうさせてもらうよ。
そちらにも、変わらぬ実りがあるように うつしよから、祈っているからね。
次は黄昏草のご機嫌を損ねぬように 何か貢物でも持参させてもらうとするよ。
[ころころと笑みを零して、 良人と共に辻の森を後にした**]
(168) nadia 2020/06/16(Tue) 23時頃
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─ 後日談 ─
いいや? そなたはいつであれ、儂の妻であろう。 子に妬く道理などありはせぬ。
[子を羨んでいるわけではなく、ただただ趣向を変えて触れ合いたいだけのこと。 揶揄う様子>>162には涼しい顔で笑った]
(169) rokoa 2020/06/16(Tue) 23時頃
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[菓子の食べさせあいを遠慮する仕草を見せるのどか>>163だったが、付喪神が頑なにクッキーを差し出していると、あちらが先に折れたようで。 のどかの唇がクッキーへと触れる]
遠慮するならば半分貰うぞ?
[齧られたクッキーから手を離し、のどかの後頭部へと手を回し顔を近付け。 唇を重ねた上でクッキーを半分齧り取ることを目論んだ*]
(170) rokoa 2020/06/16(Tue) 23時頃
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― 十数年後 ―
ずっと見てたわけだからな。
[挨拶をするようにいたというわけではなく 俗世を楽しんでいた中でも変わらずに見続けてくれる千早の視線を受け止めて、そして同じように熱をこめてみてきた成果。というものだ。 蜜月をいくら過ごそうとも恥じらいを消えぬ千早>>161を愛しく思いながら、ついに、というか、もうこの時が来てしまったようだ]
(171) S.K 2020/06/16(Tue) 23時頃
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─ とある、日 ─
[結界により人払いされた貴石神社にどこからともなく楽の音が届き、舞手が舞い始める>>143。 事の発端はある時届いた一通の文。 刻から届いたそれは、番との挙式を貴石神社で行いたいという願いであった。 再会を約していたこともあり、付喪神はこれを快諾。 一週間前にものどか宛に紫紺の封筒>>142が届き、今に至ったというわけだ]
(172) rokoa 2020/06/16(Tue) 23時半頃
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