人狼議事


277 黄昏草咲く出逢い辻

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【人】 師範棋士 千早


 そうだねぇ。

 元々此処は、妖が力を求めて来る領域だから
 相応の器があるか試されてもいるんだろう。

[>>19本来番を求める理由として第一に挙がるそれを
易々と与えてくれるなんて虫の良い話は
考えてみずとも在り得ないと思うもの。

意図せず伝え忘れていた事柄を口にしながら
つい、と取られた手に気付き、男を見つめ]


 ……うん、もう少しだけ。

[実をいえば、休息はもう充分に取れているのだけれど。
もうしばらくこの時間を楽しみたいと、
取られた手を柔く握り返した*]

(38) 2020/06/07(Sun) 23時頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ

[取られた手はそのまま、
見上げてくる男の瞳に射貫かれて
謎と称されたそれに、言葉が詰まる。

やっぱり気付かれていたかと思うのは、
己もまた、遠い過去に同じ思いを抱いたから。

けれど、そちらの言及よりも
言いそびれていたという礼の方が先に来て]


 …それは、折角の機会を
   僕の勝手でふいにしてしまったね。

[先ずは男の軽口に応じてから、緩く目を伏せ]

(-54) 2020/06/07(Sun) 23時半頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ


 でもね、どうしても
  僕は手を出さずにいられなかったのさ。

 あの時、君を見て
  君に、君の匂いに気付いた時には
   とうに身体が動いてた。


[男の御魂の香が、懐かしい人と同じだったから。
それが無ければきっと目の前で命が尽きても
それが定めだったのだろうと見ているだけだっただろう。

けれど、それがあったから手を出した。
あの人と異なるのに、重なる生き方をしている男に]

(-55) 2020/06/07(Sun) 23時半頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ

[そして、傍に居たいという想いも抱いたのだ。

人を見続けて多少は心も知った今なら
あの人とは違う添い方が出来るんじゃないか、と。
ここで一息、言葉を切って]


 ……君には、あまり

    気分の良くない話に
     なってしまうだろうけれど

 

 それでも、解いていきたいかい?

[先に言われた謎について、問いかけた*]

(-56) 2020/06/07(Sun) 23時半頃

師範棋士 千早は、メモを貼った。

2020/06/07(Sun) 23時半頃


【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ

[手の甲に落とされた口付けと同じ
優しい所作で握られたままの手。

驚いたと言いながら軽い口調は
忌避を抱かれた訳ではないと伝わるもので]


 …ふふ。

  乙女なんて言ってもらえるとは
   嬉しいね。

[そう言って、こちらからも男の手を
柔らかく握り直して]

(-80) 2020/06/08(Mon) 01時頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ



 …そうか、そうだね。


 何も知らないままには
  覚悟なんて決めようもないものね。


[解いておきたいという言葉に、
己も似たような思いを抱いた過去を思い出す。
それと同時、己を解き明かしたいと思う程度には
男が自分を知りたいと願ってくれているのだと伝わって]

(-81) 2020/06/08(Mon) 01時頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ



 ……君はね。

  僕をこの世に目覚めさせた


   僕がずぅっと覚えてるって

    約束した人と、同じ匂いをしてるんだ。

[男を見初めた理由ではなく、
見止めた最初の理由を言葉に告げた**]

(-82) 2020/06/08(Mon) 01時頃

師範棋士 千早は、メモを貼った。

2020/06/08(Mon) 01時頃


【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ


 いや、

 そもそも人に呼ばれることが
  稀になっていたから。


[現と妖の境があやふやだった昔ならまだしも
今は己の姿を見える者も少なくなったから
こうして言葉を交わすこと自体珍しくなった。

もっとも、昔は今よりも幼い見目だったから
乙女と呼ばれ慣れてもいなかったのだけど]

(-99) 2020/06/08(Mon) 23時頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ



 …重ねて見ようと思って

 君を呼んだつもりはなかったんだけどね。

[取られたままの手、微かに強張ったのは
つもりは無くともそう取られて仕方ないと
自分でも思ってしまうから。
自分以外の誰かを重ねて見られれば
どんな思いをするか、
己は良く知っているのに]

(-100) 2020/06/08(Mon) 23時頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ

[けれど、男から言われたことには
違うと言いたくて、頭を振って]


 生きたいように生きたから

   今此処に僕は居るんだよ。


[ぎゅ、と男の手を握り返す。
だって、生きたいように生きていなかったら
僕は他の皆と同じように、元の依り代に戻ってた。
妥協していたら、あの人の匂いを見つけた
最初の一人を番に選んでいた。

でも、それは嫌だった。
あの人と同じ匂いというだけで、選びたくはなかったから]

(-101) 2020/06/08(Mon) 23時頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ



 僕はね

  君をあの人の代わりに、なんて

   思っているつもりはないんだよ。


[これだけは信じてほしくて、
男の瞳を覗いて、真摯に告げる。
ただ、忘れられないのだ。
あの人が自分に誰かを重ねて、寂しそうな瞳をしていたことを。
それが分かっても、自分は疑問に思っただけで
何も動かず、ただあの人が
生を駆け抜けるのを見送るしかしなかった]

(-102) 2020/06/08(Mon) 23時頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ

[何もできなかったから、
せめて、誓った約束を守りたくて
他の式達の力を貰い受けて、ひとりこの現世に残って

成り行きで人から信心を受ける身と成り、
人の営みを、生を見て、学んで、
足りなかったものを沢山知って、気付いていった]


 ずぅっと、気の遠くなるくらい

  生きてきた中で、弁えられたつもりだった


 あの人が生まれ変わったって
  あの人を重ねていい訳がない

 代わりになんて、もってのほかだって

(-103) 2020/06/08(Mon) 23時頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ


[自分があの人にどんな想いを抱いていたかも、
人の生まれ変わりはあっても、
その命は、今を生きる者だけのものだということも。

だから、重ねるつもりはない。
無かったはずだ、なのに]


 ………それでもね

  どうしても、重なる所を見てしまう。
  

[同じ匂いでなければ、嫌だった。
同じ匂いだから、男を望んだ。
それは、抗えない事実で]

(-104) 2020/06/08(Mon) 23時頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ



  あの時、今にも死にそうな

   けれど生を諦めない
   君を見て、助けたいと思った。


[倒れ伏すように社に飛び込んで
それでも死んでたまるか、と
強く生にしがみつく男に心を奪われた。
あの人と同じ匂いでなかったら、見過ごしただろう。
でも、あの人と同じ匂いだから気が付いて]

(-105) 2020/06/08(Mon) 23時頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ



   僕は、君の傍にいたい。


    君に傍に
     いて欲しいんだ。


[あの頃の自分には出来なかった生き方を、
あの頃の己には気付けなかった想いから生まれた
願いを紡ぎ、男の瞳を見つめ返した*]

(-106) 2020/06/08(Mon) 23時頃

師範棋士 千早は、メモを貼った。

2020/06/08(Mon) 23時半頃


【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ

[己が自分の意思で生きてきたことが
ちゃんと受け止めてもらえたと
男の声から伝わって、安堵の息を落とし。

訥々と紡いだ己の話を聞き終えた男から
苦笑と共に投げられた言葉に、ぱちり瞬く。

人なんて時間が足らないと、
また無自覚にあの人と重なる所を見せながら
けれど、それでいいと肯定してくれて]


 ………君は、ほんとに

       好い、男だね。


[己とは違う受け止め方をする男の言葉で
胸に湧いた、鼓動を早める温もりを自覚しながら
笑い掛けてくれる男に微笑み返した]

(-132) 2020/06/09(Tue) 01時半頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ

─ 回想 ─
[与えられた自我はまだ幼く、
ただ、主が言った言葉をそのまま受け取っただけだった。
主が目を見開いた理由も分かりはせず、
ただ笑って、安心できると言ってくれたそれが
嬉しいと思うだけで、その言葉の意味も分からずに]

 うん。

  僕が貴方を、
   ずぅっと覚えているからね。


 (貴方も、僕のことを見てくれる?)

[笑ってくれるのに、名前も呼んでくれるのに
どこかでぽっかりと感じる感情にも無自覚なまま、
笑顔と共に、頷き返した*]

(-133) 2020/06/09(Tue) 01時半頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ

[無自覚なそれが寂しさだったと気付いたのは
社に住まい、人の信心を受け取るようになり
身を保つのに依り代を要としなくなった後。

それに抱いた想いも後悔も含めて
己自身が忘れたくないと願ったから今がある。

存在するだけなら、今以上の力など無くて良い。
だから、番だって
欲しいと思ったことも無かったけれど]


 ………そう言ってくれて

     嬉しい。


[己のおかげでと、また過去と重なる物言いながら
真逆なことを言われて──言ってくれて。
仄かに瞳が潤むくらいの嬉しさに、目を細めた]

(-134) 2020/06/09(Tue) 01時半頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ

[そのまま紡いだ己の願いは
受け取った男の神妙な顔つきに、不安を抱く。

まず一つ、と切り出されたそれに
抱いた不安は、ぱちぱちとした瞬きに紛れて消えて]



 ……千早。

  僕の名前は、千早と言うんだ。

[既に口吸いもしているというのに、
まるで初めて手に触れた少女のように
頬を染めて己の名を紡いだ*]

(-135) 2020/06/09(Tue) 01時半頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ



 僕からもお礼を言っちゃいけない、
 なんて道理も無いだろう?


[肩を竦める様には、ころころと笑みを返して
男が立ち上がるに合わせ、視界を上にあげていく。

男に乞われたままに名を紡ぐのは、
何故だかとても頬が熱くて
そのまま男の腕の中に納められ、
男に名を紡がれた事で頬の熱はより増していき]

(-139) 2020/06/09(Tue) 02時半頃

【秘】 師範棋士 千早 → 山師 グスタフ


 ぁ……


[甘く求められたそれに
より増した恥じらいは、
ほんの少し逡巡を生んだ後]



  …………グスタフ。


[想いを込めて、初めて男の名を言の葉に乗せた]

(-140) 2020/06/09(Tue) 02時半頃

【人】 師範棋士 千早

─ 湖畔 ─


 ……随分、長居をしてしまっているね。


[>>42今しばらくと同意してくれた男の腕に抱かれて、
どれ程時が過ぎた頃か。
火照る頬は冷める気配も無いが、
動かないことには何時までも此処から出られない。

それに何時また異変が起きるかも──と
懸念を抱くのが遅かったと気付くのは
>>♯0大気が揺らぎ、鈍い光を宿した闇に染まった後**]

(119) 2020/06/09(Tue) 02時半頃

師範棋士 千早は、メモを貼った。

2020/06/09(Tue) 02時半頃


【人】 師範棋士 千早

─ 湖畔 ─


 そうだね、
 多分まだ気が済んではいないだろうし。

[>>131出られないのだろうという男に頷きながら
髪を梳く手の優しさに目を細める。

心地良い一時とはいえ、
ずっとこのままというのも確かに、と
抱擁を解かれて歩き出そうとした矢先にそれは起こった]

(150) 2020/06/09(Tue) 23時半頃

【人】 師範棋士 千早



 ──っ、


[大気の揺らぎに、突如広がった黒い霧。
それ自体はまた何事かのちょっかいか、位で済んだはず。
だが、咄嗟に男にとられた距離に
何故と思った、それが一瞬の躊躇となって。

霧が消え、視界が開けたそこには
男が変わらず立っていたのだけれど]


 ………ぇ…?

(151) 2020/06/09(Tue) 23時半頃

【人】 師範棋士 千早

[>>132己を見る男の瞳が、
先ほどまでと明らかに違っていた。

呆然と、恐れを潜ませたそれは
見知らぬ何かを見ているようにも見えるけれど]


 …………何で、

  そんなことを、言うんだい?

[ひどく見覚えのあるそれにも見えて。
問われたことに答えず、逆に試すように問い返した*]

(152) 2020/06/09(Tue) 23時半頃

師範棋士 千早は、メモを貼った。

2020/06/09(Tue) 23時半頃


【人】 師範棋士 千早

[>>159己を映す男の瞳は、
夢と現の狭間を揺蕩っているように。

緩く頭を振って、俺のせいでと言う男が
己へと近付き、伸ばされた手は
先まで己を抱きしめて、甘く求めてくれたもの
今も、来てくれるかと望む言葉は向けられているけれど]


 ……行けない。


[その手を取ることは出来ないと、
震える声を絞り出して]

(169) 2020/06/10(Wed) 00時半頃

【人】 師範棋士 千早


  だって、僕は

   貴方を恨んだことなんて

    一回だって無いんだもの。


[ぎゅ、と己の手を握って紡ぐ声は
今にも泣きだしそうな、幼くなったものと
自分でも分かる]


 …それに、貴方は身勝手なんかじゃない。


[長くの時を渡って、人を見て
此の場で番と望んだ男と心を交わして
自分の中で積み重なった納得と理解が言葉になっていく]

(170) 2020/06/10(Wed) 00時半頃

【人】 師範棋士 千早

[あの人が──この人が己を喚んだ理由も
己に誰かを重ね見ていた気持ちも]


  僕は、貴方が

   貴方のワガママが好きだったから
    忘れたくなかったんだよ。

[約束に囚われてきたのではない、
自ら望んで、約束を手放さなかっただけ]


  貴方のせいじゃない。

  貴方のおかげで、
  僕は今、此処に居るんだ。
 
 

(171) 2020/06/10(Wed) 00時半頃

【人】 師範棋士 千早

[握ったままの手が、ゆっくりと胸の前に降りて
鼓動を刻む肉の上に落ち着く。
依り代を必要としなくなったこの身は
もう何の楔も嵌ってはいないから]


 だから、貴方と一緒には行けないし

  貴方と一緒にも、行かせない。


[己を目覚めさせた主相手であっても、
抗って、己の意思のまま手を伸ばせる。
男から手渡されていたミサンガを括った手を、
伸ばされたとは逆の手へと伸ばして]

(172) 2020/06/10(Wed) 00時半頃

【人】 師範棋士 千早



 千年以上の時を越えて
 やっと見つけた
         見つけられた

  僕の大切な好い人を──

    グスタフを、

   返してもらうよ。


[確りと掴んで、紡いだ声に応じるように
男に渡した銅鏡が、りぃんと小さく震えて響いた*]

(173) 2020/06/10(Wed) 00時半頃

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