人狼議事


272 【R18RP】十一月と、蝶が奏でる前奏曲

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【人】 測量座 ハラフ

[翌日、上司と相談して暫くは業務を減らしてもらえるようになった。元々辞職を考えていたが、運行管理の後任を見つけるにも時間が必要で、なるべく居てほしいと望まれたこと、加えて勤務時間の融通なら可能だと挙げられて、辞職は一度考え直した。ティムの明るさを失った職場はどこか沈んでおり、なるべく見舞いを欠かしたくないのだと話せば、それは大いに認められた。

 その後、可能な限りほぼ毎日のペースで病院へと足を運んだ。同時に、植物状態からの回復例についても懸命に調べ続ける。パソコンには検索履歴が残っており、数少ない検索結果の中から探したと思われる医療関係者の記事や、植物状態の家族を持つ人物のブログなどがブックマークの中に無造作に並んでいた。一度は読んだらしいそれを熟読し、自分でも可能なケアを手当たり次第チェックしていく。気になる本は片っ端から調べて買った。気になった小説や仕事の参考書が大半だった本棚は様変わりした]

(160) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【人】 測量座 ハラフ

[症例の中には、意識はあって周りで話していることが気配は感じ取れるのに、筋肉が動かせず反応を示せないパターンもあると言う。全てを認識できていながら何も伝えられない状況とは、一体どれほどの苦痛を、孤独を覚えるものだろうか。

 ゆえに、ティムの傍にいる際は、常に意識があるものとして接していた。実際にそこまで明瞭な意識がなかろうと、外部からの刺激は回復に重要な要素だと言う。目を覚ました患者が、日々呼ばれていたことや触れられていたことを薄っすら覚えている、といったケースは少なくないらしい]

(161) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【人】 測量座 ハラフ


 ティム。雪が降った。
 まだ積もらないだろうが……来週は冷え込むらしい。
 ……約束、忘れてないよな。

[一ヶ月が過ぎた。彼はまだ起きない]

(162) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【人】 測量座 ハラフ

[寝たきりとなると、まず現状の健康状態を極力維持できるかどうかが最大の懸念であるという。床ずれを防ぐために数時間起きに寝る角度を変えさせる必要があるし、口腔内のケアも欠かせない。最悪肺炎や感染症を引き起こす可能性もある。
 ティムを看る看護師たちは皆丁寧だったのだと思う。病に罹ったとは聞かなかったし、いつ訪れても彼の部屋は清潔が保たれていた。

 ただ、他の患者も見なければいけない都合上、毛並みの手入れにまで手をかける余裕は存在しなかった。だからブラッシングは自分の習慣になっていく。それは今までの生活と変わりないとも言えたが、あんなにぱたぱたと振られていた尻尾は動かない。ブラシの櫛歯を毛の流れに沿って動かして、毛玉に引っかかってももう、痛いと吠えはしない。
 ブラッシングに喜んで、大きく尾を揺らして、その都度動きを抑えるようにぎゅっと握る――なんてやりとりは、最早存在しなかった]

(163) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【人】 測量座 ハラフ


 動かないと随分梳きやすいもんだ。
 でも、おまえが静かなのはやっぱり変だな。

 いつまでも仔犬が抜けないんだし、おまえは。
 ……鳴いたっていいのに。

[三ヶ月が過ぎた。彼はまだ起きない]

(164) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【人】 測量座 ハラフ

[書籍や情報を探す中で、植物状態になった家族を持つ人間とコンタクトを取る機会を得た。彼の妻は交通事故の被害者らしい。幸い命は取り留めたが、一向に意識は戻らないのだと言う。
 その境遇に、かつての事故の被害に遭った女性を重ねてしまい、胸が苦しくなる。彼女は、彼女の子はその命すら失ったのだ。罪がゆらりと眼前に立つようで、彼との会話はどこか息苦しさを伴った。
 だが、日々行っているケアや病院で試している治療法など、情報を共有できること。意識を取り戻してほしい大事な人が他にもいる、という事実は、確かな慰めになった。諦めてはいられない]

(165) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【人】 測量座 ハラフ


 今日はみんな来てる。
 分かるか、もう一歳半だと。
 ほら、おまえの選んだぬいぐるみ。
 これと一緒に寝るのが好きだ、って。

 ……一緒にかけっこか、
 そうだな、できると、いいな……

[一年が過ぎた。彼はまだ起きない]

(166) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【人】 測量座 ハラフ

[日に日に、ティムの体は衰えていく。
 重い荷物も平然と抱えていた腕も、地面を元気に駆けていた足も細くなって、かつて丁度だった病衣も随分余るようになっていた。悪くなった毛艶を誤魔化すように、ブラッシングの際にはスプレーを念入りに使って丁寧に毛並みを整えていたが、それにも限度がある。
 だが、なるべく少しでも、綺麗な姿でいられるように。見舞いに訪れる両親の目からも、彼らの愛する息子の窶れた姿が映ってしまうのは、耐えられないから]

(167) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【人】 測量座 ハラフ


 早起きだけが取り柄、だと。
 まあ、分かるが、……

 …………待ってるんだ、みんな
 ティムが、煩いぐらいの大声で、
 うわ、寝すぎた、なんて……言って、起きるの、

 ……ティム、いつまで、待たせるんだ、

[二年が過ぎた。彼はまだ起きない]

(168) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【人】 測量座 ハラフ

[植物状態の妻を持つ彼と知り合って二年が経過した頃だった。
 近況報告のように数ヶ月に一度か二度、メールでのやりとりを繰り返していたが、ある日久々に会って話したいことがある、と連絡があった。
 再会した彼は疲弊しきった笑みで、もう終わりにしますと告げた。もう限界だと、何も答えてくれない彼女の傍に居続けるのはもう苦しいのだと。その決断を聞いて、考え直すように説得する、なんてことは出来なかった。同様に彼も、貴方も諦めたほうがいい、などとは決して言わなかった。
 ただ、今までありがとうございました、とだけ残し、それを最後に連絡は途絶えてしまった。

 ――あれは、未来の自分の姿なのだろうか]

(169) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【人】 測量座 ハラフ


 ……諦めない。諦められない。
 おまえは絶対起きるって、信じてる、

 俺は、なあ、ティム
 ……おまえが無事なら、それで……
 他の何より、おまえが元気でいたなら、
 ただそれだけで、よかったのに

 それ以上、なにも望まなかったのに……

[三年が過ぎた。彼はまだ、起きない]

(170) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【人】 測量座 ハラフ

― 病室 ―

[その部屋は、いつ訪れても凍えたように静かだった。
 いつものように椅子に腰掛けようとして、不意に窓に目を向けた。
 そこには空から降る、ひとひら、ひとひら、白いかけら]

 ……初雪、か
 今年は、早かったな……

[窓に寄って眺める冬の光景を眺めれば、吐息で窓が白む。
 語尾が掻き消えて間もなく、白く染めた窓も元の色へ戻っていく。

 視線を降ろせば、未だ眠り続けるティムの姿があった。
 部屋をいくら暖かな空気が満たしていようと、確かに生きているのに、応えもなく生きた気配がないというのは、全てを酷く寒々しいものに感じられてしまう。
 傍に座り、そっと手のひらを重ねた。寒いのは錯覚だと自らの体に覚えさせる。生きた体温だ。自発呼吸があるからと、数年前に呼吸器を外した口元に手を寄せれば、温い呼気が肌を擽った]

(171) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【人】 測量座 ハラフ


 …………ティム

[事故が起きて季節は幾度も巡り、とうとう来月で五年が経とうとしていた。一般に維持の打ち切りが行われる一年はとうに過ぎていたが、それでも生命維持の打ち切りを受け入れられずにいた。
 それはティムの両親にとっては辛い選択なのではないか、と思いながら、それでも諦められなかった。その選択をさせる詫びではないが、彼の治療費を一部だけでも負担させて貰いたいと申し入れた。保険金が下りたとはいえ十分に間に合っているとは思えずにいたからでもあったが、何より、言外に伝えられていた“いつでも諦めていい”という意味の否定を示す意味合いもあった。

 だが、五年だ。
 回復は最早絶望的であり、これ以上は生命維持の保証も無い。病院側からも、これ以上行える治療は現状見つかっていない、と伝えられている。
 それでも前例はあった。五年を過ぎ、絶望的だと考えられていた患者が起きた事例は存在していた。それだけで諦める理由にはならなかった。
 いや、もし例え前例が無くとも、諦められなかっただろう。最早、ティムは必ず起きるという希望を抱くことだけが、日々を生きる糧であり支えだった]

(172) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【人】 測量座 ハラフ

 ……ティム

[顔を寄せて覗く表情はいつも、穏やかな寝顔に見えた。本当は違ったのかもしれない。せめて眠りの間はいい夢を見ていればと、そんな願望が見せる錯覚だったのかもしれない。
 生命維持装置が鳴らす機械音を耳にいれながら、じっとその表情を眺める。

 どうしてだろうか、思い出したのは、狭いベッドで共に眠った時のこと。
 酔いと眠気の中、すぐ眼前に彼の顔があり、ぬるい呼気を綯い交ぜにしながら寄り添った夜だった。
 あの時は、そう、一人を寂しがった俺を慰めるように、落ち着かせるように、何度も顔舐められたのだったか。懐かしい夜だ。――ティムとの最後の夜だった]

(173) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【秘】 測量座 ハラフ → 空挺帆走 ティム


 よく、やめろ、って言ってたよな
 仔犬か、って……

 でも、
 ……嫌だったこと、なかった

[大人だから、恥ずかしかったぐらいで。
 そんな呟きも淡く掻き消えていく。無かったもののように、静かな部屋に溶けていく。それが無性に寂しくて、心細くて、それでも、それを慰めてくれるグルーミングはなかった。
 くぅん、と漏れた声は酷く幼く。欲しいものが与えられない寂しさを埋めるように、ティムの頬をべろ、と舐める。

 ――おまえがもうしてくれないのが、
 こんなに寂しいなんて、知らなかったんだ]*

(-243) calabari 2019/11/13(Wed) 09時半頃

【独】 測量座 ハラフ

/*
エピ延長してもらったからみんなのログ全部読む余裕あるじゃん!はっぴ〜!って思ってたんだけど自分のロル書くのに必死こいてるのが俺 俺俺俺!!
エピだけ追っててもハチャメチャに可愛いのは分かってんだけどな。いちゃいちゃ……めっちゃかわいいでしょ……???
なおめちゃくちゃ気になってるのは魔のショッピングモール。出られ……ないの……?!?!?

それはそれとしてこんだけだらっだら書いたのに「あれ……話の流れ……よく分からなくない……?」ってなってる おかしい どうして…… ティムはなんか わからなかったら きいてね って置いときます はい!!!!!**

(-244) calabari 2019/11/13(Wed) 10時頃

【独】 空挺帆走 ティム

/*

(-245) udon 2019/11/13(Wed) 10時頃

【独】 空挺帆走 ティム

/*
無理でしょこんなの
むり

むりむり
むりです

泣く

(-246) udon 2019/11/13(Wed) 10時頃

【独】 空挺帆走 ティム

/*
待ってとりあえずマジで仕事終わる時間に投下されはじめていまからかえるので ので 泣きながらかえるね………***

(-247) udon 2019/11/13(Wed) 10時頃

【独】 鷹の爪団 マドカ

/*
ハラフつら……つら……

(-248) ししゃもん 2019/11/13(Wed) 10時頃

【独】 R団 タカモト

/*
あああ、ちょっ……ハラフ……こんなの泣くに決まってるでしょ……。
泣いちゃうでしょおおおおお!!!(号泣)

(-249) ゆき@青葱帯 2019/11/13(Wed) 17時頃

【独】 校庭番長 ヤマト

/*
つら……こんな……こんなことある…………
泣くしかないやんこんなん…………

(-250) 緋灯 2019/11/13(Wed) 17時半頃

【人】 R団 タカモト

[変わっただろと聞けば、そうだねと返ってきて]

 そうだろ。

[俺も頷いて歩き出す。
 別になんて返事が返ってきても変わらないけど、
 でも、楽しそうに口元に笑みを浮かべて。

 呼び方がまた「高本」に戻って、
 ちょっと残念な気もするけど、
 こーちゃん呼びだと毎回呼ばれて恥ずかしいだろ?
 だから、今はこのままでいいかって、
 ついつい安心してしまう俺がいる]

(174) ゆき@青葱帯 2019/11/13(Wed) 20時半頃

【人】 R団 タカモト

[ジャージ姿について言えば慌てるから。
 くくっと笑って]


 でも、基本すっぴんだろ?
 ジーンズもオシャレとかじゃなく、
 ただ楽だからなんとなく履いてただけ。
 ワンピースも一着でオシャレに見えるから買っただけ。

 そういう魂胆が透けてるから、ダメなんだよ!
 もっと可愛くなれるんだよ! お前は!
 可愛くなりたいって気持ちが大事なんだよ。


[言い訳をズバッと斬り捨てお説教。
 はい、キャシーの辛口満点講座入ります]

(175) ゆき@青葱帯 2019/11/13(Wed) 20時半頃

【人】 R団 タカモト

[なんて、上から目線お説教をしてたが。
 「デートしようよ」なんて威勢よく言われて、
 顔を赤くして、だが、ここで照れたら負けだ。
 こちらも威勢よく言い返す]

 おーおー、言ったなー?
 じゃあ、最強に可愛くオシャレしてこい!
 最近近くに出来たショッピングモールでデートだ。

 流行りのタピオカ飲んだりアイス食べたり、
 まどかのファッションコーデしたり、
 なんだかんだで楽しませてやるよ!

 覚悟してろよな!!

[ビシッとデート宣言して。
 勝手にデートコースを勢いで決めて]

(176) ゆき@青葱帯 2019/11/13(Wed) 20時半頃

【人】 R団 タカモト

[なんだかんだで初デートだー!!!


 と、勢いで道端の石を拾い。
 近くの小川に石切りで投げて、
 石が面白いくらいぴょんぴょん川面を跳ねてった。

 思わず無言で勝利のガッツポーズ。
 それから、まどかを食堂に送り返して。
 デートの日がまだかな、とか。
 そんな事考えながら日々を過ごした。*]

(177) ゆき@青葱帯 2019/11/13(Wed) 21時頃

【人】 R団 タカモト

[そうしてなんだかんだとデートの日。
 普通の恋人は待ち合わせとかも気を遣うのだろう。
 が、俺とまどかは家が隣。
 待ち合わせ時間にまどかの家の呼び鈴を押して]

 おーい、まどかー。行くぞー。

[と、サクッとまどかを呼び出すのである。

 ちなみに、今日の俺の服装は。
 白のズボンに紺のシャツと、黄色のネクタイ。
 足元は黒の革靴、と。
 飾りすぎずでもオシャレは忘れず、な。
 そんな大人な服装にしてみた。*]

(178) ゆき@青葱帯 2019/11/13(Wed) 21時頃

【独】 R団 タカモト

/*
デートだわーい!!(悲しみに満ちたロルの間に挟まる高本のうきうきデートロル!!←)

(-251) ゆき@青葱帯 2019/11/13(Wed) 21時頃

【独】 鷹の爪団 マドカ

/*
アアアアアアアアイケメン……

(-252) ししゃもん 2019/11/13(Wed) 21時頃

【独】 七星拳 ナツミ

/*
>>177のテンションかわいいな!うきうきだね!
って私もうきうきしてたらその上の地獄で泣いた。

おんどさでしんでしまう。こんばんは。

(-253) moggyu 2019/11/13(Wed) 21時頃

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