【独】 弁務官 ジャーディン

　勿論、……君をだよ？

[>>-934　まるで隠されたいみたいに、
少年は目を離してくれないから逆に目蓋を閉ざす］

　んッ……、ふふ、くすぐったいな。

[こわごわ触れた背中の手は、
撫でるというよりもなぞるよう。
触れた瞬間のくぐもるような喉の音とは裏腹に、
そのもどかしさと稚さに笑ってしまう]

　ケーキのせいか……どうだろう。
　やっぱり確かめないとわからないよね。

[柔らかそうな色の髪の間から覗いている。
君の胸の鼓動は子犬みたいにはねていたから、未成熟な果実の癖に赤く色づいていたかもしれない。
美味しそうな耳の先を、口唇に挟んで、齧って、
ぬめった柔らかな粘膜を這わせる]

(-1018) sen-jyu 2019/10/26(Sat) 18時頃