270 「 」に至る病
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ドリベルに1人が投票した。
アイリスに13人が投票した。
アイリスは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ドリベル、セイルズ、ジャーディン、メルヤ、グスタフ、ツヅラ、ミルフィ、フェルゼ、ソウスケ、アオ、ヴェルヌイユ、チトフ、ケイトの13名。
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――終の棲家――
[タクシーを使って30分。
『帰るよ』
耐え切れなくて、メッセージを送った。 既読を確認して気が狂うのが嫌で、バッテリーを外して窓から投げ捨てた。 だから、彼がそれに気づいていたかは知らない。]
ただいま。
[今度はきちんと挨拶が出来た。 触れたくて震える手を反対の手で戒める。 短く整えられている爪が食い込んだ手の甲に血が滲んだ。
さて今の糖度は如何ほどだろう。 彼だけに食べて貰いたくて熟した己。]
(0) 2019/10/12(Sat) 10時頃
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[自分が残して出たタンドリーチキンのスパイスの香りは大分薄れ、紅茶の香りが漂っていた。 彼の元に来ていた眷属も無事帰ったらしい。]
どうだった? 可愛かった?女の子。
[聞かずにはいられない。 嗚呼なんてみっともない。
戸棚からミルを取り出して、豆をごりごりと挽き始めた。 アオが誰かと過ごした痕跡を消したい故の香りの上書き。**]
(1) 2019/10/12(Sat) 10時頃
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[目を覚ますと隣にアイリスがいなかった。 もう一人で何処かいけるような進行度ではないのに。]
アイリス…?
[呼んでも答えてくれない。 また構って欲しくて隠れているんだろうか。]
(2) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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アイリス、どこ?
[あまったるい匂いが鼻につく。 ちがう、これは糖のあまさじゃない。
耳に煩いシャワーの音と、]
(3) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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ね、
ぇ ?
[真っ赤なバスタブと、わたしのアイリス。**]
(4) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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いいえ、私こそ
お使い先が ヴェルヌイユ様のお家で良かったです。
[微笑む紅い唇へお礼を>>403
それなりに長い時間のお茶会 大きな建物とアフタヌーン・ティーのセットは 過去を思わせる風景でもあったはずなのに 思い出さずに済んだのは、話し相手が彼女であったから。
具合も平気、頭痛や吐き気 不安や、焦燥感も出てはいない ──少なくとも、まだ]
(5) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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[残りのお菓子については>>404
いいんですか?と確認してから 用意してもらった箱へ自分と主人の分 それぞれ、二つずつ並べて詰めて]
はい、"はなまる"と あとカレーはきちんと渡せた。と
[本当の意味で花丸なのかはわからない それでもお使いそのものはこなせたから その部分だけは、きっと花丸。
白杖の音を背に、玄関から外へ出かけ──]
(6) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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[──た、ところで声がかかった>>405 振り向けば夜色の女性が、まだそこにいて]
ぁ、え?は、はい? えっと、ありがとうござ……しめじ?
[最後までお行儀よくと思ったのに 最後の最後に不意打ちを受けた。 鳩が豆鉄砲を食ったような顔になりながら 桐の箱をしっかり受け取り]
ありがとうございます "ご主人様"が、喜ぶと思います
[にこり、笑って頭を下げる。 そのままブーツを鳴らし、門を抜けた*]
(7) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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[>>2:451冷蔵庫に食材は入れてあるのは 自分自身では不要でもメルヤはそうではないからだ。
インスタント食品や外食が多いが 果物は片手間に食べられるし用意してあった。 食器を洗いながら>>2:452デザートを作る手際を眺め バターソテーになっていく過程を見ると 感嘆の声を漏らす。 りんごなど丸かじりで良いと思っていたが、 ひと手間掛けると美味そうに見えるのは 不思議なものであった]
こちらこそ感謝する 気を付けて帰りなさい
[心持来る際に聞いた足音よりも早いペースの足音を見送ってその姿を見えなくなれば作ってもらったデザートの写真を撮ってからラフ画を描きはじめた*]
(8) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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[ツヅラちゃんの言葉ににっこり笑って。>>2:384 お菓子をいっぱいプレゼント! (虫歯?体重?よく分かんない。 美味しければそれでいいでしょ、幸せでしょ?)
話の間に使用人達に命じて車にどんどん乗っけておく。 僕の話を目を閉じながら聞いてくれる君。>>2:384 なんだか子守唄を歌ってるみたい。 ふふって微笑まし気に目を細めてにこにこ]
アリスの微笑みはとっても美味しいよね。 大学もとっても面白いんだよ。 ツヅラちゃんも本好き? ふふ、お揃いだね!
[共通点を見つけられれば嬉しそうに笑って]
(9) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[ツヅラちゃんの話をせがめば目を開けてくれる。>>2:394 頭を撫でてくれる手に幸せそうに身を任せ、 (震える手は貧血だもの、貧血だものね)]
好きな事しかしてないなんて、いいなぁー。 僕ね、子供の頃はずっと親の言いつけで部屋に篭ってつまんない勉強ばっかりしてたもの! だからね、とっても楽しそうって思うの。 聞きたいなぁ、聞かせてね?
[うきうきと目を輝かせて君を見上げて]
(10) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[そうして聞くんだ。 君の世界の美しいもののお話。>>2:395
「レコード盤に針を置く瞬間」 とっても素敵、音が生きてるみたい! 僕も今度レコードを買おうって思ってみたり。
「曇ったカトラリをピカピカの銀色に磨くこと」 汚れをやっつけるんだ、楽しそう! 今度、使用人に頼んでやらせてもらおってうきうき。
「煙草を吸えないところでこっそり舐める飴玉」 僕、煙草は煙くて嫌いだけれど、 今度大学の講義中にこっそり飴玉を舐めてみようかな? なぁんて、面白い遊びを思いついてにんまりして]
(11) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[「寝不足の夜明け前、バルコニーで見る空の色」 かつて、僕もあの独房から眺めた空。 その美しさを思い出せば遠い目をして――]
今度、僕のアリスにも見せてあげるんだ。 アリスは明け方の空が好きだもの。 一緒に見上げたあの空の美しさ、 僕はずっとずっと、きっと死ぬまで覚えてるんだ。
[二百年前、独房の窓越しにアリスと見上げた空。 美しくて、ただ美しくて、 でも絶望的に遠くて手が届かなくて泣いたんだ。 (その時も、アリスは僕を慰めてくれたんだよ)
――愛おし気にアリスへの愛を語って]
(12) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[他にもたくさん!>>2:396
「レシピにないことをして、その料理が好評を得ること」 僕もなんとなく気分で料理をした事があるんだよ。 最初はレシピ通りに作ったけど、 だんだんつまんなくなってお砂糖をいっぱい入れて、 入れて入れて、蜂蜜もシロップも入れてみたりして、 それでアリスをびっくりさせたのを覚えてる
「本の読み聞かせ」 僕の目に映るもの、それが音になり空間に響く。 まるで僕の声が世界に響くようで、 誰かの耳にも届くようで、考えただけでとても幸せ。
「オーロラの景色、夜の色」 本で呼んだ事がある世界。 いつか、いつかアリスを連れていってあげようと思う。 君の喜ぶ顔が見たいから]
(13) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[「髪をいじること」 僕もアリスの髪をいじるのが好き。 毛繕いみたいってブラシを片手に笑ったあの日。
変な味の臭いチーズ(試してみようかな?) スパイシーな香辛料(たまには甘いもの以外もね!) 紅茶や花の薫り(僕も好き!なんだかうきうきするもの) 蜜蝋の蝋燭(綺麗で温かくて、甘いもの) 甘ったるいデザート(僕もとっても大好き!)]
ふふ、世界は綺麗で楽しいものがいっぱいだね。 楽しいね、とってもとっても幸せだね。
[たくさんたくさん話をしよう。>>2:399 時間が来るまで、この世界の美しさを語り合おう]
(14) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[そうしてやがて時間になって、 ツヅラちゃんを車でお見送りする頃合い。
ツヅラちゃんが歩きやすいよう、 隣で支えようとして――、 でも、君は一人で歩きたがるかな?なんて、 思っては君がどうしたいか見上げてみせて。
車まで見送れば、車内はお菓子がいっぱいで]
お菓子はツヅラちゃんの家に着いたら運転手さんが全部お屋敷に運んでくれるから。 今日はね、お話できて楽しかった。 遊びに来てくれてありがとうツヅラちゃん。
[ツヅラちゃんにそう言って、 頭を撫でようとして手を伸ばして――、君は嫌がるかなってやめるんだ]
(15) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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それじゃあ――、またね。 ツヅラちゃんのご主人様にもよろしく。
どうか君たちの世界が、 いつまでもいつまでも美しくありますように。
[世界の福音を歌うように祈りをのせて。 帰ってく君を見送ろう。
ねえ、ツヅラちゃん。もしね、もし。 君が今僕をなんとなく気分で刺したとしたら。>>2:263 そうしたら、そうしたらね――]
(16) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[僕、きっと泣いちゃうんだろうなぁって。 そう――思ったんだぁ。
(だってとっても悲しいと思うから)**]
(17) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[デザートを描きながらGPSでメルヤの位置を見る。 >>7どうやら先方の家は出たようである。
御遣い先では楽しく過ごせただろうか。 一人で外に出すことは近所への買い物くらい。 何処へ行くにも一緒の眷属はこのお使いで何を思ったろう。
位置を確認しながら作業を進めておき、 到着時間を見ながら三階の冷凍庫から牛肉を出しておく。 デザートがあるのだから、 今日くらいは少し豪勢な夕餉でも構うまい。
ニンニクを効かせたステーキを食わせてやろう。 ニンジンのグラッセに蒸かしたポテト。 一年に数回あるかないか。 それくらいの頻度で振る舞われる手作り料理である*]
(18) 2019/10/12(Sat) 12時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 12時頃
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―― 自宅へ ――
[気付けば、家の最寄りのバス停に たったひとりであたしは佇んでいた。
いつもはパパとふたりで歩く通学路を 今日はひとりで歩く。 家への帰路が、いやに遠く感じられた。
体が火照ったように熱く、足取りが覚束ない]
ただいま、パパ。
[あたたかな明かりの灯った家に辿り着く。 途端に、安堵感があたしの体を包んだ]
(19) 2019/10/12(Sat) 12時頃
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クチキさんから、 サンドウィッチをおすそわけで貰ってきたよ。 パパ、夕食にしよ。
[きっと言葉少なに、あたしとパパは夕食を囲んだ。 あたしは「サイン貰ってきたよ」と 翻訳本をテーブルに置いて、 別に何事もなかったという旨を報告する。
そうして、「ごちそうさま」と手を合わせて]
(20) 2019/10/12(Sat) 12時頃
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……ねえ。パパ。 あたし思うんだけど、 パパもちゃんと食事をとった方がいいと思うの。
[のぼせたような瞳で、パパを見つめた]
(21) 2019/10/12(Sat) 12時頃
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[ブラウスの1番上の釦を外して、肩口を晒す。
聡いパパはきっと すぐにあたしの行動の意味を理解すると思う]
ね、お願い。
[懇願するような口調で]**
(22) 2019/10/12(Sat) 12時頃
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[ツヅラちゃんを見送った後。 ポケットの中の携帯が着信を知らせる。>>2:461
出てみればグスタフ先生からだった。 アリスを迎えに来てほしいと言われれば。 (ああ、君はそこでどんなに僕に焦がれただろう?>>2:387 体の疼きを覚えただろう?>>2:381 想像するだけで嬉しくて楽しくてわくわくして 愛しくて欲しくて甘くて甘くて狂おしくて――)]
はい、分かりました。すぐに迎えに行きますね。 アリスにはそこで待っててくれるよう言ってください。
[礼儀正しく真摯な声音でそう伝え、 通話を切れば迎えの車を手配して屋敷を後にする]
(23) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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[そうしてやってきた診療所のある丘のふもと。 10分ほどの距離のあるバス停の近くの駐車場。 そこに車を止めてもらって。 (車じゃ丘の上の診療所まで行けないもの)
アリスを迎えに行ってあげようって。 診療所への道を歩き出す。
のどかな道、脇に咲く野の花を愛でながら。 のんびりゆっくり(焦らすように) 診療所を目指す。**]
(24) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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[中てられた、と言うのは責任転嫁。 されども彼女を見送った後から疲労がドッと降りてきた。
眷属の依存度を計る制度であるが、対応する側にも一定の安定性が求められるらしい。自身にその資格があるかは―――、身体の消耗が答えを出している。 待合室のソファから立ち上がるのも億劫で、首の裏までソファに凭れた。
仕事柄、不安定な患者は少なくないし、医者として二百年以上の実績がある。だが、今回は良く効いた。
外には夜が迫りつつある。
彼の帰宅の時間は聞いていない。 見た目は幼いが、中身は大人だ。 それに外で取り乱したなら、連絡が己に入る。
眷属に深く干渉出来るのはその主だけ。]
(25) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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── 帰り道 ──
[お使い先からの帰る道。
お土産を揺らし途中までは行きと同じ 一人でも、普通に歩けていたけれど]
────…… 。
[ぱたり、 少しずつ、足を止める回数が多くなる。
主人のところへ、ジャーディンのところへ 早く帰らなければと思うのに 先へ進むのが怖くて、恐くて]
(26) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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