270 「 」に至る病
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[氏がくれた、大切な言葉が聞こえない。 大事な言葉が聞こえない>>455 ごめんなさい、ごめんなさいが反響する]
(……こころ?)
[私のなかにあるこころは ずっと一緒にいてくれて、一緒にあまいお菓子をたべて わらって、だきしめて、 キスをして、キモチヨクテ血を、血を血血血……
ちがう、
チトフが泣いてるって 、
あの日の君が焼き付いて>>0:522]
(32) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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[何も出来ない?>>2:456 両手をあげる仕草。
"そう、良かった"
潤んでぐちゃぐちゃなばっかりの瞳は その時だけは柔く微笑みの形を作り出した。
このきもちは、こころは ちゃんと私がわたしとして持ってる、そうだよね。
声にならないコエは、 何も出来ない医師の掌に、そっと自分のそれを重ねる。
……身体はその動作を行ってはいないから だから、赦してね]
(33) 2019/10/12(Sat) 13時頃
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[帰ろうとする私を引き止めた。 危ないから、チトフに伝えると>>2:461
待っ
だ、…………ぇ、ぁ、め、 と、…ぃ、…ぇ、 ひ、…………で、か…ぇ…ま、す、から!
[チトフが泣いてる。 ひとりでちゃんと帰れないなんて知ったら。 とってもとっても悲しませてしまう。
――ほんとは、そうじゃないなんて>>23 わたしにはわからない。
懇願した時にはもう遅かったのかもしれないけれど アルブレヒト氏の、チトフの言いつけも守らず 私は扉を開け放つ。]
(34) 2019/10/12(Sat) 13時頃
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[去る背中に呼びかけられた名前は>>2:463 扉の音と重なって、うまく聴き取れず。
振り返ることはしなかった。 戻ってしまえば、もう、帰れない気が、したから。*]
(35) 2019/10/12(Sat) 13時頃
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/*チトフがめっさみてうw>>めも
(-6) 2019/10/12(Sat) 13時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 13時頃
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― 丘の上を ―
[まるで駆け下りるかのように。 静かな墓標のような地を、穏やかな時を拒むように 君に会うために走っていく。
でもすぐに、その足は止まる事となった。]
……っ?!
[石?
違う。 何かに押されて、躓きその場に倒れこむ。
事態を理解する前に、私の身体は何かに踏みつけられる]
(64) 2019/10/12(Sat) 14時半頃
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?!
…………ぇ? …………っ!!
[それが“何か"を確かめる前に、頬に数度の痛みが走る。
誰かに叩かれた。
拍子で口の中を切ってしまったらしく血の味が広がる。 薄目を開けたと同時。
小さな手とはちがう、べつの華奢な指が 私の首に伸びて]
(65) 2019/10/12(Sat) 14時半頃
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[それは、わたしだった]
…………ぅ、ぁ
[髪を結った私よりも、至極いつもの姿の、わたし。 ピンクの髪のおさげに、眼鏡のわたしが。>>1:143 私の、首を絞める。
ぽたり、ぽたりと、大きな粒の涙を流しながら。 その瞳を憎しみに染めながら。]
(66) 2019/10/12(Sat) 14時半頃
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「お前なんかアリスじゃない!お前はケイトだ!」
[首を絞める力が強くなる。 偶然、首筋にある眷属の証に指が当たれば その瞳はさらに憎悪に揺れた]
「私は、私は!!最初からアリスなのに!!! パパの、パパだけのアリスなのに!!!」
[……怒ってる、いみが、わからない。 苦しくて、くるしくて、ああ、あいたくてせつなくて 私の瞳からも、また一筋が溢れ落ちて。]
ち、……と、ふ
(67) 2019/10/12(Sat) 14時半頃
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[薄らぐ意識の中、 その名を呼べば
――何故か、彼女の手の力は、弱まって]
(68) 2019/10/12(Sat) 14時半頃
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[代わりに、私の身体の上に ぽいと何か金属のものが投げ捨てられる。
―――銃。]
「お前の家族を、パパがそれで殺したのよ」 「父親を、母親を!兄を!あんたなんかのために!」 「わたしはずっと!産まれたときからアリスだったのに!」 「どうして!あんたが!!!」
[彼女は、わたしは、何を言ってるの?
なにを、いって、る、の]
(72) 2019/10/12(Sat) 15時頃
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…………こ……ろ、した?
[打ち捨てられた、野の花の上。 彼女は呪いを遺し、私を置き去りにして。
――弾丸は、一発。
ゆったりと楽しげな足音が近づくまで>>24 私の瞳は空を仰いだまま。 胸元には銃を、抱え。
それは白い眷属がこの地へと帰り着くより もっともっと、前の話**]
(74) 2019/10/12(Sat) 15時頃
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/*グスタフさんおつかい先ありがとうございました。 フェルゼくんの危うさと、せんせの関係がすっき 何か先生達の関係に何か残せてたらいいけどね!!!
(-19) 2019/10/12(Sat) 17時頃
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/*まともに喋ってる回数すくなくね
(-21) 2019/10/12(Sat) 17時半頃
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/*パスできなければどうなるんだろうね!!!
(-30) 2019/10/12(Sat) 18時頃
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[やがて、横たわる私のもとに 天使が舞い降りるように、軽やかに
ねえ、見えてるでしょう? なのに、なんの問題ですらないかのよう]
…………ぉ、ふ
[ああ、優しく触れる指。>>145 頭に触れる小さな手。>>146
ああ、毒された私は、侵された私は それだけで満たされて満たされなくてくるしくてクルシクテ]
(174) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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……と、ふ、
チトフ
[消えたこえ。 掠れたように絞り出す。 最初に音にしたのはあなたのなまえ]
あなたは、
(175) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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とうさん、と、かあ、さ
に、ちゃんを
あなたが、 ころしたの?
[慈しむように、私を守るって、いうこえは 何でもないみたいに 鞄にしまえっていう>>147]
(176) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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[くるりと振り返る小さな背中は、
ねえ、どうして、私を見てくれないの]
チトフ、ねえ、教、えて?
あなた、が、わた、しの、家族、を
ころし、た、の?
[ねえ、……ねえ。 まるで、そうして欲しいって、いうみたいに
背中を向けないでよ]
(177) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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[楽しげな鼻歌の背に、>>148
震える手で、滲むまなこで 怯えるこころで、愛おしいきもちで
一度も触れたことのない、金属のかたまりを あなたに
向けて*]
(178) 2019/10/12(Sat) 23時頃
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/*……く、くうきなんか読まないぞと 思いながら
ちとふしなないよね
(-66) 2019/10/12(Sat) 23時頃
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[―――ああ、それはまるで 遠い国のお伽噺を聞くかのよう。
純真な、潔白なその瞳の瑠璃色は どこまでも酷く透明で 私を通り抜けてしまう。
傍には破けてしまったビロード 転がるサンタのオーナメント>>1:311
いつもいつも 私の手のなかには 大切なものは残らない]
(228) 2019/10/13(Sun) 02時半頃
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ぃ ぅ … の
ぁ …… す?
[理想のアリスのために 完璧なアリスのために
私の家族は、ころされた 私が 理想の アリスじゃ なかったから?
……ああ、私 きみのこと 何も知らないんだ きみが私を知らないのと同じように ]
(229) 2019/10/13(Sun) 02時半頃
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[銃口は向けたまま 震える銃身もそのまま。
ああ ああ ああ
なかないで なかないでほしいのに 僕だけの『アリス』になりたいのに
ねえ わたし どこにもいない]
(230) 2019/10/13(Sun) 02時半頃
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チトフ
[『ケイト』は貴方に殺された。 粉々に、あのクリスマスの日に。 あの、焔の夜に。
―――ああ
こわれてく。 愛されたくて、愛されたくて仕方がない。
今すぐここで、 キスをしてかき混ぜてぐちゃぐちゃにして 私の全てを飲み干してほして]
(231) 2019/10/13(Sun) 02時半頃
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[要らないなら
私の形なんて残らないくらい ぐちゃぐちゃにして、
ねえ
消して消して消してしまって?]
(232) 2019/10/13(Sun) 02時半頃
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[――――ああ、だったら もうこんなもの必要ないや。
これは『ケイト』のもの。
使い方もよく知らないし、
君が風穴あけて血を飲み干したいならそうすればいい。 壊れた傀儡が要らないっていうのなら
―――でもやっぱりこのさいごは、きみにあげない]
(233) 2019/10/13(Sun) 02時半頃
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なかないで チトフ
私がずっとそばにいるよ?
[おいで、って優しく両手を広げよう。
来てくれたなら抱きしめて、キスをして その涙を拭ってあげる。 一人が怖いなら、嫌なら、 怖くなくなるまでずっとそこに居る。
きっとこの願いは、『ケイト』も『アリス』も変わらない]
(234) 2019/10/13(Sun) 03時頃
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わたしは ここにいるよ
(-105) 2019/10/13(Sun) 03時頃
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あいしてる チトフ
[銃は傍に置いてしまおう。
微笑む姿は今まで見せた何よりも、誰よりも どんなものよりも慈愛に満ちた狂った微笑み。
ねえ、きみは私を選んでくれる?
それがどんな結果を迎えたとしても
私に、わたしたちにきっと似合いの結末]
(235) 2019/10/13(Sun) 03時頃
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