266 冷たい校舎村7
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―― 4階 / 3年7組 ――
[手を置いた瞬間、 拓海の肩がびくりと震えた。>>126
振り返った拓海の瞳は 穏やかなものではなかった。 険を帯びた、拓海らしくもない鋭い眼光。 小さく、息を飲む。
だが次の瞬間には、 それは寂しげな表情へと変わる。
俺は肩を撫で下ろすと、 拓海の問いにしばしの間を置いて 小さく首を振る]
(134) 2019/06/12(Wed) 16時半頃
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堅治自身は、もうきっといない。 相原と同じように。
[抜け殻みたいなものだろう、と憶測を口にした。 矢継ぎ早に発せられる質問>>127に どうどうと拓海を落ち着かせるように手を動かして]
(135) 2019/06/12(Wed) 16時半頃
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集団失踪事件には多くの生還者がいる。 だから沢山の証言が残っているんだ。
加えて、メールの送り主は 「早めに忘れて生きてくれ」なんて 文章を送り付けるお人好しだ。 道連れにされたんじゃなくて、 堅治も相原も無事に帰った。
そう考えるのが自然だろ。
(136) 2019/06/12(Wed) 16時半頃
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[順序立てて、説明をする。
それはすべて憶測なのだが まるで断定するような、力強い口調で。
拓海はとても取り乱していて、 マネキンはこの状況だ。
もっとも楽観的な憶測を話して とにかく拓海を落ち着かせようとする]
(137) 2019/06/12(Wed) 16時半頃
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分からない。 この世界から出る条件なんて。 分かってたら、とっくのとうに出てるさ。 ……俺、そういう奴だろ。
[ひょいと肩をすくめて、自嘲気味に笑った。
分からない。 ここに来てからその台詞を何度言っただろう。 俺らしくもないな、と思う。
置いて行かれるのは、昔から好きではなかった。 もしも先に堅治が帰ることができたのならば、 ずるいなあと歯ぎしりする性格の悪い奴。それが俺だ]
(138) 2019/06/12(Wed) 16時半頃
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ああ。どう運ぶかな。 ベッドのシーツを失敬するか。
[お化け屋敷のベッドからシーツを外して床に敷き、 その上にマネキンを移動させようとする。 足持ってくれ、と拓海に頼みつつ]
……ぬいぐるみ。
[幸せそうな猫のぬいぐるみが、そこにはあった]
(139) 2019/06/12(Wed) 16時半頃
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[場を和ませるように、くすりと笑って]
本当に可愛いよな、それ。 堅治、良い趣味してる。
[堅治の苦悩を何も知らない俺は、 ぽふぽふとぬいぐるみの頭を撫でて マネキンの胸の上にちょこんと置いてやる]
(140) 2019/06/12(Wed) 16時半頃
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[何となしにやった そのぬいぐるみの頭を撫でるという行為が、 堅治にとっては周囲の目を気にするものであることを 俺が知る機会はきっと訪れないのだろう>>2:566]
(141) 2019/06/12(Wed) 16時半頃
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[意識することなく可愛いと口にして、 意識することなくぬいぐるみの頭を撫でる。
その行動の贅沢さを、俺は知らない]
(142) 2019/06/12(Wed) 16時半頃
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……拓海。 早く一緒にこんなとこずらかりたいな。
[自分の背よりも大きな 堅治のマネキンを運ぶことに難渋しながら。
様子を窺うように、そう言って笑いかけた。
――だって、時々お前が浮かべる瞳が怖かったんだ]**
(143) 2019/06/12(Wed) 16時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/12(Wed) 16時半頃
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/* >>141>>142 あーーーすごいなぁーーー!! こういうの、いいなぁ、すき。
(-26) 2019/06/12(Wed) 17時半頃
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/* 何度もけんじくんのロールを読んでみたけど、重たい感情貰ってる……のかな!?自過剰男なのでそんな気がしちゃう、どうなんだろう!?わからんな!!!??
(-27) 2019/06/12(Wed) 18時頃
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──現在:階段踊り場>>129──
[ 僕らの間に芽生えた共通認識。 足元に転がっている人形は灰谷彩華である。
痛々しい姿に目を背ける七月葉子と裏腹に、 僕はただそれを見下ろしていたんだけれど、
想定になかった返事>>129>>130に、 僕は思わず、人形を前にした沈痛な声音とか、 そういうものを忘れて、「えっ」と言う。]
多目的室? 寝づらくなかった? それなら教室に来ればよかったのに。 毛布がある分、マシだったと思うけど。
灰谷さんは──、 七月さん探しに行ったきりだって、 聞いたと思うけど。
(144) 2019/06/12(Wed) 18時頃
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[ 寝支度をしに教室に帰ったとき、 ちらりと聞いた会話を思い出す。
きっとそのあとの足取りが、 多目的室での七月葉子との会話なんだろう。]
じゃあ、保健室かどこかに、 そのあと行ってなければ、 それっきりかなあ……
[ 一応、足取りを確認したほうがいいかと、 のんびり頭の中で灰谷彩華の行動を追い、 やはりあとで保健室に顔を出そうと思う。
……思ったあたりで、 塞ぎこんだ呟き>>130に我に返った。]
(145) 2019/06/12(Wed) 18時頃
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……七月さんのせいと、 決まったわけじゃあないし、 ……ホストが誰かもわかってないわけだし。
そもそも、こうなる人間が、 どう選ばれて、なぜこうなるのか。 何も僕らにはわからないんだし、
気に病む必要はないんじゃないかと、 思うんだけど…………、
[ 僕はたどたどしく言う。
一緒にいればこうならなかったのか? だとして、自分のせいとするのを、 多分、気が滅入ってるんだろうな。と思い、]
(146) 2019/06/12(Wed) 18時頃
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[ だからこそ、顔を上げた七月葉子>>131に、 僕はいくらかほっとして、根拠なく頷く。]
分からないけど。 その可能性はあると思う。
それが合ってるかを知るには、 僕らもこうなるしかないわけで。
なら、帰れたんだって、 思っておくのがいいんじゃないかな。
[ 気休めくらいにはならないだろうか。 しゃがみこみながら、淡々と説いて、]
(147) 2019/06/12(Wed) 18時頃
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[ 七月葉子がどこからともなく、 大きな暗幕を抱えて帰ってくる。>>132
それまで、僕はただその場にしゃがみ、 人形と同じように天井を見つめてみたけど、 学校の、白い天井がそこにあるだけだった。
提案に則って>>133、 僕はその人形を暗幕に閉じ込めながら、 こうすると本当に遺体みたいだと思った。
モノを運ぶみたいに、 彼女とそれを持ち上げて──、 もしそこに、3人目4人目がやってきたなら、 もう少し手分けをしながら持ち上げて、
ぽつりと零された呟き>>133に、 手元に落としていた視線を上げる。]
(148) 2019/06/12(Wed) 18時頃
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どう……どうかな。 七月さんは、どうかなると思ってるの?
[ どうなっちゃうのか。 あまり考えていなかった疑問に、 思わず質問で返してしまったけれど。
声にして、ああ。と思う。]
……僕は、待つしかないと。 待って、起きたことを受け入れればいいと、 そういうふうに思っていたから。
[ ただ、この静かな世界で息をして、 食事をしたり、眠って過ごす。 終わりが向こうからやってくるまで。]
(149) 2019/06/12(Wed) 18時頃
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[ そうじゃなくていいのかもしれない。と、ふと思う。**]
(150) 2019/06/12(Wed) 18時頃
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/* 慰め力が底辺中の底辺を目指して今のロルを書いたんですけど、 途中、その力を底辺に設定して最終日大丈夫? って気づきました ちょっと上方修正しておきました
(-28) 2019/06/12(Wed) 18時半頃
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/* ナカノヒトのテンション的には「あーーーやらかしたーーー」状態を抜けてあったまってきたんだけどヨーコちゃんに蛭野くん;;;;;;
(-29) 2019/06/12(Wed) 19時半頃
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/* 高本くんもありがとう……妹か……そっか
あと修学旅行ネタは好物なのでなんかあれしたいですね
(-30) 2019/06/12(Wed) 19時半頃
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―― 現在:4階の3年7組 ――
本当に? じゃあ、巻き込まなければいい。
[力強い言葉に首を横に振って、 悪意はあるよ、と断定するように言う。 お人よしなんかではない、と思う、と。
それから長くため息をついて、 めずらしく俺をなだめるような高本を じっと見上げて、吐き出された自嘲にやっと笑った。
肩の力を抜く。>>138]
(151) 2019/06/12(Wed) 19時半頃
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……お前は、そうだな、知ってたらさっさと出るか。 早く出られるといいよな。
うん、悪ぃ 冷静じゃなかった。
[俺は首を振って、宇井野のマネキンを運んでいくために 色々と用意を整える。
今動かしていいの。ここに置いておく必要はないの。 しあわせそうな猫を見て、なんとなくそう思ったけれど ここに置き去りにするほうが、ない、な、と思いなおして
俺はマネキンの胸の上に乗った猫を見る。
高本の手が猫の頭を撫でるのを見下ろしながら マネキンの足をもち、体育館まで向かう。]
(152) 2019/06/12(Wed) 20時頃
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……。
[ついと伏し目がちだった視線を動かす。
高本の目を見て、>>143 いつもどおり「なんだよ」、と、笑い飛ばした]
(153) 2019/06/12(Wed) 20時頃
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あったりまえじゃーん。 さっさと帰って暖房の効いた部屋で かまくら大福食いてーわ。
……ここから出たら ういのも相原もいんでしょ。
お前帰ったら何する?
[世間話みたいにそんなことを言って気を晴らす。]
(154) 2019/06/12(Wed) 20時頃
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[普段俺に気を使わない高本だもの、 気を使っていることなんて全部つつぬけだ。
傍から見て俺はおかしいのかな?
わかんねえし、あんまり興味がないから 取り乱していた俺は、すぐにいつもどおりの養拓海だ。]
……そういや、ああ。 灰谷さんとヨーコねーさんは大丈夫なのかな
[話題を切り替えるように、 昨日教室に見えなかった人の名前を出して*]
(155) 2019/06/12(Wed) 20時頃
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[ 校内に鳴り響く音に、跳ね起きた。>>#0 ]
(156) 2019/06/12(Wed) 20時頃
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──現在:保健室より──
[ お泊り会のように持ち込まれた毛布を>>2:418 昨晩はみんなが寝静まった後に教室を覗き、 隅に避けられた自分の机の上ある毛布を手に取った。 中に入るのは、どうしてか憚られてしまった為、 保健室へと降り、まるで縄張りのようにして ひとりぐっすりベッドで眠りこけていたのだが。
音が、現実へと引き戻す。 ]
……最悪、
[ もちろん、怒号なんて聞こえてきやしない。 だれかからのおはようって言葉も聞こえない。 いまは、たったひとりの空間だったから。 ]
(157) 2019/06/12(Wed) 20時頃
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帰りたくはないなあ。 さっさと皆を止めて、 終わらせよう、って思っているところです。
だからね、はやく、脱出方法を見つけてくれよ。悟。
……出せなくはない気がするけど、 確か、じゃないし ね
[万が一があったら、困るもの*]
(*3) 2019/06/12(Wed) 20時頃
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