266 冷たい校舎村7
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宇井野くんが。そっか。 僕は灰谷さんを見つけたので、 七月さんと轟木くんと体育館に。
[ ふたり。と思った>>318記憶が蘇り、 あれは宇井野くんだったんだな。と思う。 どんどん減っていっちゃうだな。
そういうことを、淡々とした声音>>360に、 僕もまた、そういうもの。って風に。
そう思ったあたりで、目当てのものを見つけて、 ベッドの上の病人に1枚差し出しましょう。]
冷却シート、一応貼っておきなよ。
[ 相変わらずぼんやりした調子のその人のつむじを、 立ったまま、見下ろしながらつぶやく。]
(389) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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……あのさ、拓海くんは、 断れるうちに断れって言ったけど、
いやなことなら、僕は、 とっくに断れないんだとしても、 見捨てて逃げてしまえばいいと思うよ。
[ 昨日の。そして、今朝の会話を思い出し、 ゆっくり眠るんだよ。というような調子で、 静かに、そうつぶやいたんだろうけど、
それが、ぼんやりとした彼の耳に、 果たして何割届いたのかはわからない。
引き留められないのなら、 最後に「おやすみ」とだけ笑って、 また、冷えた廊下に消えるんだろう。*]
(390) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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/* 今回、文化祭系の回想もプロローグ中にだいぶがーっと回してる人が多くて、 本編はじまると結構現軸に集中してるなって印象(あくまで印象)。
ただ、今回プロローグ休日入れてないのに、前回土日プロローグにしたときと同じくらいログのびてるので、 皆さんほんとすごいな……って思ってます。これ前にも言ったっけ。 プロローグの伸び、すごいなってたまに不在時の伸び方に呆然としていた村建て。
(-100) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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それは たしかにしあわせでした
(+27) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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[ 泣いているの、慰めちゃダメ、だけれど クラスメイトですから。ええ。 無視するのも、可笑しいかしら。
なんて、思って。 でも、意地悪したかった気持ちも少しあるわ。 ]
泣いちゃダメだよ、たかもと君 泣くのは皆で出てからにしよ、ね
[ 振り返って、ただのクラスメイトの私は笑って。 ハンカチを顔に押し当ててから、今度こそ、 私は図書室を出たでしょう。 ]
(391) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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てんとうむしのお世話をして おともだちと笑いあった時間
なんてことない賭け事をして 勝った負けたと言い合う日常
自分たちの持つ物を活用して 一つの形に仕上がった文化祭
楽しかった 本当に 心の底から笑うことが出来て それは確かな しあわせ で
(+28) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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愛じゃなくても、良かったよ。*
(392) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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ただ 欲張りなだけなんだ
(+29) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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たった一つの嘘が忍び込む 嘘はやたらと存在を主張して 楽しさの傍らに立っている
光があれば影が生まれるみたいに それは しあわせと隣り合っていた
(+30) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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しあわせだよ って 語り掛けるようなゆるい顔 ふわふわの可愛さは 嘘なんてないしあわせを 伝えてくれたことでしょうか
────そんなこと 知る由もない
(+31) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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──少し前:体育館>>374──
……轟木くんは、 はっきりと言ってくれるから、 僕はそれに助けられていると思う。
[ 数度翻訳をかけたような、 ぎこちない文章を僕は大まじめに吐いた。
大まじめに言ってみて、しっくりきたので、 うん。というふうに僕は笑った。
それは、例えば灰谷彩華との、 分かり合えないことを前提とした、 付き合いの長さゆえの気安さとか、 そういうものとも、また少し違って、]
(393) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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[ 夜の中に 白が融けた ]
(+32) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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[ 探してやる。と轟木颯太>>375は言った。 同意を得られるのはいつだって嬉しい。]
……うん。
[ 僕はそれにもそう言って頷き、 突然さらに会話が下手になった気分である。
けれど、付け足す必要のある言葉は思いつかず、 僕はやっぱり基本は微笑んでいるものだから。]
……手厳しい。
ただ、僕からすれば、 本当に機嫌がいいことも多いんだ。 ……それは、嘘じゃないよ。
(394) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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それに、僕は、 たまに轟木くんが笑ってくれると嬉しいし。
[ 真顔と笑顔の間に僕は言う。 ため息>>376を受けてのことだった。
そして、それでは。というふうにふらふらと、 その場を去っていったことだろう。*]
(395) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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──── →病院 ────
[ 疲れる、って、感覚は無かった。 ばくばくと鳴る心臓が、 走り続けたせいなのか、 報せのせいなのかわからない。
街の、病院。 養が運ばれたらしいって其処を仰ぐ。 荒く吐き出す息が広がって、 凍えるような冬が 身体を冷やしていく。 ]
(+33) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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[ 待合室で待つことになるか。 身内ではないから、迷惑かもしれないけども。
病院の前。息を整えていたら、 やがて、誰かの足音を聞くこととなるのだろう。
クラスメイト。 あの冷たい校舎にいた仲間。 その姿を見つけたら、少し瞠って。 よ、と。片手を緩く、 持ち上げる。 ]
(+34) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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……灰谷。 養のこと、聞いて、か?
[ あの校舎のことは、 夢か現かも曖昧で。 吐き出せた言葉はなんだか、 不器用な形をしていた。
問うて、また、病院を見る。 相原もそろそろ、来るだろうか。 宇井野は誰が来るのかもわからないし、 養が血まみれだって理由もわからない。
だから、わからないだらけの声は、 どこか曖昧な色を、していたことだろう。 *]
(+35) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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/* 蛭野京輔、日本語が下手すぎて、翻訳ゲーみたいなしゃべり方してるときある
(-101) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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/* 猫を3年7組のマスコットにしたいですね なってるかな 可愛がってもらってるね 絵面想像してしあわせ
そういえば高本くんと七月ちゃんの関係性良いね!!!!って話したっけ した気がする 宮古ちゃんとのやりとりも好き つか女の子可愛い定期
(-102) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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―― 保健室 ――
ありがと。
[俺は笑った。 保健室までついてきてくれたキョースケに。
いつも俺のずっと後ろを走ってくる、でもなくて、 数歩後ろを少し遅れる、みたいに歩いてくる。 そんなキョースケが なんだって俺と同じ景色を見たがったんだか そっちのほうが、ちょっと不思議だったけど>>385
今は「思いつき」を掘り下げることはできないから 俺は雑な手つきで保健室の棚をあさるあいつを見てる。
それから雪の降る窓に視線を移した。 はいたに、って、苗字をなぞる音だけやけに響いた。]
(396) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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…………そっかあ 灰谷さんも、か。 そちらも、お疲れ。
[シンデレラになることを拒むように 階段から転げ落ちた姿を、見ることはなくて それがよかったのか悪かったのかもわからない。 ……後で体育館に手を合わせにいこうかとも思う。
おかしいな。 ういのも。灰谷も。全然かわいそうに思えなかった。
「かわいそうだ」「酷いことをする」って 見えないホストに怒ってた俺は 一体どこへいったんだろう。]
(397) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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[多分怒りは嘘じゃない。嘘じゃ、ないんだ。 怒ったことも。悲しく思うことも。 無事を願うことも。
でもな、この世界のこと。 寝起きの顔で少しずつ気づき始めていて――……だから
…………高本に怒った時から調子が悪いことも 全部頭が痛いから、ってことにしておく。]
(398) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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[先生、こんな俺にお薬ください。 差し出されたのは冷却シートでした。>>389
寝起きにもたれかかるくらいが限度で 貼ってもらう、ほど甘えてはいないので 素直にそれを受け取って、自分で貼る。
それからベッドに横たわろうとして>>390 聞こえた言葉に瞬きをいくつか。
……それってどこの言葉です?
一瞬、そんな顔をする。 それから少し間をおいて、 俺は、微笑みながらこういった。]
(399) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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甘えられるのは、嫌いじゃあないんだ。
……いま 自分がここにいきてる理由が そこにある、って思えるうちは 誤解してるうちは……
可愛いから守ってあげる。って、思えるんだ。
でもな………
[声を落とす。 目を閉じる。]
(400) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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…………キョースケは、かぞくって、何だと思う?
染色体の結び合わせの結果。 人間が群れでいきるための、最小単位。 それともただ守りたいって思う相手?
俺は…… 家っていう一緒の箱の中でいきてる、 動物だとおもってた。
(401) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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[俺は微笑んだまま、目を開いて じっとキョースケを見てから ゆっくり首を横に振った。
だって、俺といういきものは 基本的にはそんな話、しないことになってるから。]
……なんでもね。へんな話した。 忘れてくれ
[そのままベッドの中に潜り込んでしまう。 そうして、きっと言葉をかけられなければ すぐに眠りに落ちてしまうんだろう。*]
(402) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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/* 表のこのほの暗い感じisたまらん
(-103) 2019/06/13(Thu) 23時頃
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―― 図書室 ――
[宮古の出て行った図書室に、 俺はたったひとりきり]
ハンカチ、返さなきゃな。
[制服のポケットに、 その清楚なハンカチ>>391をしまって 大きなため息を、吐いた。
壁に凭れかかって そのままずるずると床に座り込む。 くしゃりと前髪を掻き上げる]
(403) 2019/06/13(Thu) 23時頃
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本当に、格好つけさせてくれないんだよな。 ……甘えたく、なるだろ。
[結局、泣き顔を見られてしまった。 最後の最後まで、彼女の前では 俺は情けない男だった]
ずるい、よなあ。
[声はまだ震えていて。 ぼうっとした瞳で、しばらく天井を見つめていた]
(404) 2019/06/13(Thu) 23時頃
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[視線を、机の上のお汁粉の缶>>343に移す]
捨てに行かねえと。
[彼女からの最後の“命令”。 ペット候補としての最後の仕事をこなすために、 俺はようやく立ち上がった]*
(405) 2019/06/13(Thu) 23時頃
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