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―中庭― [ 紫煙の代わりに持つのは鉛筆。 転がした結果で決めるあみだくじみたいなものが 人生だなぁと悟りの顔で見上げる太陽に 目が焼かれてしまいそうだった。
中庭のベンチにて焼きそばパンを貪る。 お弁当だったり食堂だったり購買だったり 四十崎家は様々だけども今日は購買の日だった。
親子丼にカツカレー、唐揚げ定食に鯖味噌定食。 正直どれも悩んだけど喧騒から遠ざかりたい日なのだった。
そんな中、通知を知らせるいい子のスマホ>>120を取り出す。 内容を確認して数秒黙り込んで 一欠片を飲み込んでから指をスライドさせた ]
(125) noil 2018/10/21(Sun) 10時頃
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───────────────── To 蓮 洋次郎 From 四十崎 縁 ─────────────────
おはよ 今日は眠くないの? あれから葛君と仲直りできた?
蓮君がいい子やめて 多分どうしようもない顔して怒れるくらい 馬鹿できて大事な相手なんだろって思う
それってお互い痛いとこ 晒け出せる相手だからだと思うし 人間だから出来ることだなって思う
だから無理しない系よっちんは安心した 二人ともまだ死んでない気がしたからな
─────────────────
(126) noil 2018/10/21(Sun) 10時頃
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…………長過ぎ。
[ 自嘲気味に笑いながらもベンチを背凭れにして送りつけた。 でも泣きっ面と感情的に膨らんだ怒りを ぶつけられる相手って貴重だと思う。
脆い部分を共有できる共犯めいた関係は 眠気をかっ飛ばすくらい鋭いものにも思えるから ]
生きてくれたらいいな。
[ 呟いてからハッとする。 未だに返しそびれたメールやらを思い出しながら 関心ありまくりの事情に目を瞬いた ]
(127) noil 2018/10/21(Sun) 10時頃
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俺、二人のことが好き過ぎるんじゃ……。
[ 好きの反対は無関心。 いや、それで結論づけると色々と気まずい所も また別のところであるにはあるのだが 沈黙の後に今更過ぎる文字を打つことにはした ]
(128) noil 2018/10/21(Sun) 10時頃
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───────────────── To 葛 九十九 From 四十崎 縁 ───────────────── それ、人間が塵のような方 吹部のはジュピター 木星
楽しくねーのはよろしくないな でも勧めるゲームはないんだよね 代わりと言っちゃあれだけど育成ゲームとかどうだろ 腕のいいGK一年にいるから葛君なら 適切なアドバイスできるだろうと
バイク免許取ったらしいと風の噂で聞いたので 君の二つ目の夢、叶えても罰当たらないと思うんだよな
やさぐれてる葛君も嫌いじゃないけど 怒った理由聞ける君が俺は好きなので 蓮君と仲直りしてくれると胃痛が減ります ─────────────────
(129) noil 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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つか、ログインしてるから今度遊ぼ…… ってこれはいらない。……消しとこ。
[ なにトチ狂ったことを書こうとしてるんだか。 自重するように数行消したものを送るだけ。
話の中に渦中の人の話を抜いたのは意識的に。 その辺りは触れてもどんな話が出来るのか 自分じゃ分からなかったから 取り留めのないメールの中に色々なものを 押し付けるだけ押し付けて、瞼を閉じる ]
でもこの法則でいくと俺は友村さんのことも…… いや、……みんなのことが……? …………やめよう。
[ 口走った想像を弾けさせるよう息を吐いた ]**
(130) noil 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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/* 今更お返事返すだけ返したけど時間軸は蓮君からのメールが届いた頃合いくらいのつもりだけども 辰巳君と葛君のやりとりをあれこれしちゃってたらごめんなさいなとだけ残してもう一度寝ます、おやすみなさい。**
(-364) noil 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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/* 深夜にログ伸びすぎじゃない……?(戦慄
(-365) takicchi 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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―― 夢 ――
[その夜。わたしは、夢を見ていました。
わたしはいつの間にか中学生に戻っていて、 隣には当たり前のように安住英子の姿がありました。
ホルンを吹いて、他愛のない話をして、 無邪気に笑い合っていました。
―――懐かしい、思い出の中の安住英子。
彼女がわたしに笑顔を向けてくれたことなんて、 高校に入ってから、果たしてあったでしょうか]
(131) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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[起きれば、 わたしの頬を涙が伝っていました。
甘い、甘い夢でした。 焦がれてやまない、夢でした。
時刻を確認しようと 携帯電話を手に取ったところで、 わたしはその着信に気付いたのです。
葛くんからの、メール>>26>>27でした]
(132) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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[そのメールは、やさしさに溢れていました。 涙を拭いて、わたしは画面に返信を打ち込みます]
(133) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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───────────────── To 葛 九十九 From 潮田 瑠璃 ─────────────────
葛くん、話を聞いてくれてありがとう。
わたしは、きっと 英子ちゃんに拒絶されるのが 怖くて仕方がなかったんだと思う。
言わなきゃ、伝わらないよね。 ホルンを吹いていれば、 彼女がいつか戻ってきてくれるだなんて、 ただの傲慢だった。
いつも英子ちゃんを想っていたつもりだったけど、 それを彼女に直接伝えたことなんてなかった。
─────────────────
(134) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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もっと、伝えていればよかった。
どんなに英子ちゃんが わたしにとって大切な友達だったか。
ホルンを吹いていれば、 いつかまた友達に戻れるって 馬鹿みたいに信じ込んでいたとか。
またふたりで一緒に ホルンを吹きたくて仕方がないんだって。
どうして、言えなかったんだろう。 どうして、英子ちゃんから逃げてたんだろう。
─────────────────
(135) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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やっぱり、わたしは 自分自身をゆるすことはできなくって。
でも、葛くんに 「潮田さんをゆるす」って言われたら すこし心が軽くなったよ。
本当に、ありがとう。
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(136) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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[メールを打ち終えれば、 わたしは朝の支度をはじめました。
いつものように、髪を梳かして いつものように、朝食を平らげて いつものように、制服を着て いつものように、ホルンの入ったケースを抱えて
体に染みついたルーチンワークを、ただ淡々と]
(137) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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[彼女のいない学校生活を 当たり前のように送ろうとする自分に 吐き気がしました]
(138) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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[そうして、玄関を出ようとしたとき、 新たな着信>>61にわたしは気付いたのです。
その文面を見たとき わたしは涙が止まらなくなりました。
玄関にうずくまり、携帯電話を胸に抱えて しばらくそうして嗚咽を漏らし続けたのです]
(139) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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[いつまで、そうしていたでしょうか。 わたしは玄関を飛び出し、駆け始めます]
(140) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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───────────────── To 葛 九十九 From 潮田 瑠璃 ─────────────────
ごめんなさい。
とっても、嬉しくて。 英子ちゃんが無事だって聞いたら さっきから涙が止まらなくって。 すごく安心しちゃった。
連絡、ありがとう。
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(141) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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わたし、思うんです。
きっと葛くんと一緒にいた夜は 逃げる場所なんじゃなくって、 英子ちゃんにとっては 大切な居場所だったんだろうって。
告白します。 わたし、ちょっと葛くんに嫉妬してた。 葛くんと話してるときの英子ちゃん、 すごく楽しそうだったから。
中学の頃はその場所にわたしがいたのにって。 馬鹿みたいな、小さな嫉妬。
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(142) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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わたし、 今から英子ちゃんに会いに行こうと思う。
例え会えなくても、いい。
伝えようとしなきゃ、今度こそ 死ぬほど後悔すると思うから。
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(143) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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[晴れ渡る秋空の下。 わたしは制服が乱れることも厭わず 走り続けました。
信号が、青から赤へと変わります。
息を切らしながら、 わたしは思いついたように メールの続きを打ち込みました]
(144) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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───────────────── To 葛 九十九 From 潮田 瑠璃 ─────────────────
追伸。 クラスメイトだから、 敬語じゃなくてタメ口だと嬉しい。
これも、伝えないと後悔しそうだったから。
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(145) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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[ふ、と口元から笑みが零れます。 なんだか、久しぶりに笑った気がしました。
信号が青に変わります。 わたしは、再び駆け出しました。
バイクで走るって、どんな気分なのでしょう。
安住英子と葛くんは、夜な夜な 街をバイクで走っていた、と 噂で聞いたことがあります。
もしもこんな爽快な気分なのだとしたら、 葛くんとバイクに居場所を求めた 安住英子の気持ちが、ほんの少しだけわかるのです]
(146) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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(わたしの心は、 この秋空のように澄み渡っていました)
(147) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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[病院の見える河原に、わたしはやってきます。
朝の陽光がきらきらと水面に反射して 輝いていました。 わたしはその眩しさに、目を細めます。
朝の清涼な空気を吸い込むと わたしは一通のメールをしたためました]
(148) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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───────────────── To 四十崎 縁 From 潮田 瑠璃 ─────────────────
今朝のホルンの自主練、 サボちゃった。
英子ちゃんが、目を覚ましたって聞いたの。
わたし、彼女に伝えたいことがある。
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(149) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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[朝練、どころか 学校をサボる気でした。
遅刻とは無縁の、真面目な学校生活を わたしは送ってきました。
だから、それはとても勇気のいる行為でしたけれど]
(150) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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[今日くらいは “悪い子”になってもいいですよね?]
(151) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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[学校よりも、なによりも わたしには大切にしなければならないものが あるのですから。
わたしは、ケースからホルンを取り出すと 朝の誰もいない河原で その曲を吹き始めたのです。
ホルン三重奏の一節。 文化祭で吹いた曲。 彼女が聞いてくれなかった、それを。 病室の安住英子に届くくらいに、思い切り]
(152) gurik0 2018/10/21(Sun) 10時半頃
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