279 宇宙(そら)を往くサルバシオン
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触角のお兄さん、Man-juのお姉さん。 タグ検索、近似値を照会。 船内におげる触角を有する男性、Man-juに対する積極的姿勢を見せる女性。 それぞれサー・トルドヴィン、ミズ・ヘリン・ヘイモと検知。
相違なければ、リマインダーに記録します。
[ミタシュ嬢より、美味しい蜜のお礼をしたいと伝言があります、と、ふたりとすれ違うことがあれば伝えただろう**]
(32) 2020/08/28(Fri) 04時頃
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/*スプスプイちゃんいちいち愉快だなww 起こしにいくか…?
(-10) 2020/08/28(Fri) 05時半頃
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― 昨夜 ―
[男は白湯にワインと蜜を入れた飲み物を飲み終わると、ヘリンに礼を言って談話室を後にした。 途中、廊下で船を漕いでいる乗員>>1をさもありなんと横目にしたり、モナリザとすれ違った時に伝言>>32を受け取ったりしつつ自室に戻った。]
……願わくば、あなたの眠りが安らかでありますよう。
[ベッドに腰掛けて、祈るように呟く。そのまま少し俯いて目を閉じ、その後は朝までじっとしている。 トルドヴィンには横になって眠る習慣がない。壁に寄りかかってでも眠れるのだが、座れるところがあれば座って休む。 入眠は早く、眠りは浅い。 昼間宇宙クラゲがいるかもしれないと聞いたせいか、眠る時には引っ込めている触角は伸ばされたまま、時折僅かに揺れていた。*]
(33) 2020/08/28(Fri) 06時頃
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― 談話室 ―
[そして翌朝。 ミタシュの姿を探して談話室にやって来た男は、入り口でひっくり返った洗濯機>>20と向かい合っていた。重大発見を主張する表示>>19を見ながら、先に起こした方がよさそうだな、と思った。]
……おはよう、スプスプイ。 手助けが必要だろうか。
[男が放送>>#0>>#1>>#2>>#3を聞いたのは、そう問いかけた時だった。視線をモニターに移す。]
(34) 2020/08/28(Fri) 06時頃
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……犠牲者が出た、となると。 宇宙クラゲが船内に入り込んだことは確実か。
[犠牲者。宇宙クラゲ。投票。 ――追放。
それはつまり、自分達で追放する――ほぼ殺すようなものだろう――相手を選べ、という話だ。 僅かに触角が揺れるが、やはり表情に大きな変化はない。 故郷で女王の機嫌を損ねた同族を焼いた時も、トルドヴィンは眉ひとつ動かさなかった。
それでも追放という言葉を聞けば、思うところがあるのかほんの僅かに目を伏せて。]
宇宙クラゲの発見は我々に任せて、乗員は船の維持に努めると。 効率的な判断ではあるな。 最悪我々が全滅しても、船さえ動けば目的地には到着する。
[それは最早移民船ではなく棺桶だが。 船と乗員が無事なら、また人を運ぶことができる。 そういう判断なのだろう、と男は思っている。]
(35) 2020/08/28(Fri) 06時半頃
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[それから車輪を空回りさせている洗濯機に向き直る。 聞いてはみたものの自力で起き上がれないことは見て明らかだったので、屈み込んで洗濯機の下に手を入れて起こそうと試みた。 誰かが来て手伝うようならありがたく助力は受けるし、スプスプイ本人が嫌がる素振りを見せれば一旦手は離すだろう。 腕力の問題だけで言えば、トルドヴィン一人で洗濯機を起こすことは十分可能ではある。**]
(36) 2020/08/28(Fri) 06時半頃
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……冷凍ポッドだと。 そんなものに入れられたら、流石にまずい。 誰かに代わりに入ってもらうしかないな。
[忌々しげにそう呟いた。]
(*7) 2020/08/28(Fri) 06時半頃
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― 前日:給湯室 ―
[ スプスプイ>>3の食事は膨大な量の塩と油が必要だった。 モナリザ>>28>>29の指示の下、塩のストックを上部の棚から見つけ出すと、厚く覆われた手で下から掬うように抱え上げる。1kgの袋を5つ。 浮力と重さに上下しながら運び終えると、次はスプスプイの"口元"へ運ぶお仕事だ。
表示される「よろしくお願いします」は、挨拶とお礼が連なったあの時>>1:270と同じ味がした。]
あーさー 、こーひー のんじゃ だめ、だったの か。
[ 準備を進めている間に、モナリザの解説>>27とスプスプイ>>5の状況整理によって、コーヒーを好むアーサーの異変の理由が形になったようだ。 変化を望まず、帰還を求めるアーサー>>1:276を知っているからこそ、その事実には泳ぐ髪の後ろで眉尻を下げる。 しかし欠伸まじりの穏やかな声>>277を聞けば、心配しすぎることではないようだと二度目の背中を見送った。]
(37) 2020/08/28(Fri) 07時半頃
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[ 腰元のハーネスをやや縮め、手と投入口の距離を近づける。移動は制限されるが、どっしりと構えるスプスプイの前にいる限りは不要な自由だ。 厚く覆われた手で慎重に軽量スプーンで白い粒を上部に空いた”口元”へと注いでいくと、次々と吸い込まれていくのが興味深い。]
…… ん、 しょ。
[ 大量を少量ずつ投入すると、どうしても時間はかかる。 無言の間に特に思うことはないが、スプスプイ>>6から問いを受けたことでその大半は思考と回答で過ぎていくことになった。]
(38) 2020/08/28(Fri) 07時半頃
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[ 疑問。こころは知性であるか。]
わから、 ない。
しらない と わからない、 から、 こころに ちせいは ひつようだと おもう け ど、 わからなく ても、 きもちは、 ある きも 、する。
[ 疑問。穴とは欠落を意味するのか。]
わか ら、 ない。
たぶん、 そう だと おもう、 たりない から 、くるしく なる。 …… らし、 い?
(39) 2020/08/28(Fri) 07時半頃
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[ 答えと呼ぶにはあまりにも曖昧な返答の数々は、塩の落ちる滑らかな音に混じって、ぽつぽつと続けられた。 スプスプイの語る身体構造>>7を、この目はまだ映したことがない。遠目で見た全身と、こうして見下ろす所々塗装の剥げた白い上部がすべてだ。 自由をすべて奪って地に己を縛り付けたならその姿を真正面から捉えられるかもしれないが、果たしてそれは叶えるべきことなのか。
結局何ひとつ答えを見つけられないまま、袋の白が少しずつ量を減らしていく。]
[ 疑問。スプスプイはさみしいのか。]
…… それ は、
[ 徐々に扱いに慣れてきた軽量スプーンを止めて、点滅する表示を見つめた。しかし暫くすると文字が入れ替わり、自答>>8による幕引きが落とされる。
油はモナリザが注いでくれたのだろう。 もしかしたら己より先に補助を終えていたかもしれない姿>>29に、すべての過程が終了した旨を伝えた。]
(40) 2020/08/28(Fri) 07時半頃
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おつか れ、 さま、 でし た。
[ ハーネスの長さを元の通りにすると、見慣れた景色と自由が戻った。 そうして一仕事を済ませた手の上には、水色を白で覆った丸い玉>>11が乗っている。]
ありが 、とう。 いろ …… 、うん。 これ、で。 だいじょ ぶ。
[ 食べ物には皆色がついているが、色を選べる食べ物があることに驚いて、目をキャンディみたいにまんまるにした。 落とさないようにふわりと握って、首を横に振る。これがいい、と。少女が選んでくれた色を選んだ。]
(41) 2020/08/28(Fri) 07時半頃
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[ 給湯室を今晩の宿に決めたスプスプイ>>9を残して、それぞれが皆自室へと戻っていく。]
すぷすぷ、 い。
[ 入口付近まで来て、壁に寄り添う姿を振り返った。白い箱は遠目で見れば、間違いなく旧型の洗濯機だ。 これまでそのすべてをスプスプイだと思っていたが、きっとそれはほんの少し違うのだろう。 側面に取り付けられた半透明の扉の向こう、水と空気の境目が見える。]
ぼく は、 ぼくも、 ちしき ぜんぜん たりなく、 て。
でも、 ね。 すぷすぷい が、さみしく ないと いいな 、 って、 おもう よ。
[ 点滅>>7を見た時から考え続けていた答えを贈った。 距離の離れたここからでは、文字列が表示されても目にすることはできない。けれどそれで良かったから、返答を求めることなく背を向ける。]
(42) 2020/08/28(Fri) 07時半頃
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みん な 、おやす 、み。
[ 給湯室にいた面々へ手を振ると、己は自室ではなく一度談話室へと向かう。 留守を任せたふたつ>>1:226と、手元の水色を引き合わせる為だ。
モナリザに宇宙クラゲのことを聞きそびれたことに気づいたのは、自室の重力制御を切ってからであった。]*
(43) 2020/08/28(Fri) 07時半頃
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/* なゆたー!!(棒
皆個性豊かすぎて通行人Aになってるけど、ギャグキャラのつもりでキャラメイクしてるのよな。さて、どんなノリで行こうかな
(-11) 2020/08/28(Fri) 10時頃
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/* やっぱり黒ひいた?????????
(-12) 2020/08/28(Fri) 11時頃
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死にはしないわ…
[二日酔いの、重い身体を引きずりながら呻くように呟いて、それでも浴室から身支度整えて姿を現したのは上出来だったろう。結局、赤も白も空けてしまい予定通りのこの様だった。]
(44) 2020/08/28(Fri) 12時半頃
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なに。どうしたの(>>18) ええと… 驚愕…重大発見有?
二日酔いの特効薬でも見つかったのかしら…
[助けろ。とは書いてなかったのでそのまま置いておいた。先日の警告音をまだ根に持っている…わけではない。単に他人を助ける余力が無いだけだった。テーブルに突っ伏して回復を待つ。それが、艇内放送が流れるまでの朝だった。**]
(45) 2020/08/28(Fri) 12時半頃
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/*二日酔いwwwww ヘリンちゃんかわいさあふれるしトルドヴィン(クラゲの方)はヘリンちゃんが一番おいしそうだとおもっています
(-13) 2020/08/28(Fri) 12時半頃
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― 早朝 ―
…
[休息をとる時、 基本的に重力制御をオフにしている。 今もまた、そうだったのだけど。
先日と変わらぬ動作で地に足をつけ、 重力制御をオンにすると通路へと出た。
給湯室へと向かう途中、(>>#4) それを見つけると足を止める。]
(46) 2020/08/28(Fri) 13時半頃
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…
[すん、]
[ヌッ]
[清掃用ロボットの背後に現れた男は、 そのロボットと回収している目にする。]
(47) 2020/08/28(Fri) 13時半頃
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……
[男は瞬きもしない。 ただ無言で眺めている。
その間に誰か来たとしても同じだったろう。 一瞥くらいはしたかもしれないが。
ロボットは清掃を続ける。 それを眺め続けて、 終わったころに漸く一つ、瞬きをした。]
( … 鉄さびのにおいだ )
(48) 2020/08/28(Fri) 13時半頃
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[のそり、給湯室へ向かう途中、 ―― 遠くで大きな音がした。(>>14>>15)]
… …… ………
[また暫し無言の間を置いた後、 そちらへと向かう。のったりのったり。
辿り着いたのは、事故現場だった。(>>18) 明らかな交通事故である。 アクセルとブレーキを踏み間違えたというよりは、 ブレーキとアクセルを同時に踏んだようだという感想を覚えた。]
(49) 2020/08/28(Fri) 13時半頃
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…
[重大発見、の文字を見る。 無言である。助ける素振りはない。
暫くは、先ほどの清掃時のように その洗濯機を眺め続けていたけれど、
奥にも人影(>>45)が見えたので、 更に人が来る(>>34)前には談話室に入った。 突っ伏している姿へ視界を置いた後、
(>>#0>>#1>>#2>>#3)
船長のアナウンスが流れはじめ モニターの方へと視線を移し、
そうして今度はそれを無言で眺める。]
(50) 2020/08/28(Fri) 13時半頃
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… ああ。
[犠牲者、という言葉が聞こえた時に、 一度だけ反応し、 あとは終わるまで見続けた。
何かを呟く代わりに、機械音が頭蓋の中に響いている。]*
(51) 2020/08/28(Fri) 13時半頃
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─ 朝、談話室 ─
[ごぼぼぼぼぼ。と、やはり溺れるような音をさせて、>>19 ゴシップ誌の見出しを張り付けた表示の洗濯機は、>>48 ひとしきり男に眺められたあと、>>34 かけられた朝の挨拶に、ちっかちっかと表示を点滅させた。] >>50 洗濯ですか。 ご用事を窺う。 用件の停止が不存在。
対等の条件とははたして
>>29 推理を行う機能と知性との分離点 生命体、の 定義が不明 同志の理由を我々は窺う…… >>39 こころ、は 知性では ない? 我々にも 理解不能。
>>30 提案を適切と判断。情報回収は引き続き展開します [ごぼぼぼぼぼぼぼぼ]
(52) 2020/08/28(Fri) 15時半頃
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[状況にそぐわない混沌とした表示を出した板は、ちかちかちかちかちかちか と、素早く明滅した。]
失礼。失敗。覚醒しました。
我々の混乱でした。
提示は以前の会話情報の検討課題です。
[混乱していた。と、洗濯機はそのように自己申告をした。]
我々は たいへん 大きく 介助を 必要とします。
[続けて、目の前の──現在の位置関係的に言えば、上方のトルドウィンに対して、力いっぱいに助けの手の必要性が主張された。 もっとも、そのころには既にトルドウィンの独自判断で、助け起こそうとする行動が為されていたが>>36。]
(53) 2020/08/28(Fri) 15時半頃
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[>>#0>>#1>>#2>>#3 その艦内への緊急事態を知らせる放送が終わった後。助け起こされる間の、斜めになっている間に、表示が切り替わった。]
大問題、大発見、宇宙クラゲです。 存在位置を高確率に確認。
[放送より先に表示が出ているのを見ていなければ、放送のことか。と思うような表示が展開する。]
スタッフ、コータの所在地点を捜索。 どこにいますか。
我々は、 …
[ぎ、ぎ、ぎ。と重量のかかった車輪をきしませて、躊躇うようにか、一度、表示が切れた。]
(54) 2020/08/28(Fri) 15時半頃
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[ひとりに助け起こされたために、トルドウィンにだけ見えただろう角度で、停止の後の表示が継続された。]
… スタッフ コータの 宇宙クラゲによる 寄生率を、極大と判定します。
[斜め上の空中に方向を向けた茶色い翻訳機は、そのように、判定を伝えた。]
(55) 2020/08/28(Fri) 15時半頃
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スプスプイは、トルドヴィンの介助により、がしょん。と、ようやく直立の姿勢に戻ることができた。
2020/08/28(Fri) 15時半頃
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[元通りになった洗濯機は、そこでまた表示を切り替えた。翻訳機は発声を伴わず、文字列での表示だ。]
我々は…、コータとの接触のための 同行者を捜索。望む。 単独での接触は、大きく 大 き く 回避をとります。
同様程度の巨大さで同行者が必要。
[かなり回避を希望したそうな繰り返し表現で、 同行者を得たい希望の大きさを主張してくる。]
… トルドウィンは、同行者の要請の 受諾は可能ですか。
[最終的には名指しで行動の可能性について質問があった。その表示のまま、返答があるまで固定された*。]
(56) 2020/08/28(Fri) 16時頃
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