279 宇宙(そら)を往くサルバシオン
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[ それぞれの客室を記した見取り図を眺めながら、思考をまとめる。]
ワクラバはクラゲではない。ふむ…部屋が遠めなのは、ヘイねえさんか、ミタシュの嬢ちゃんか。ああ、そういや嬢ちゃんは、スプスプイを熱心に眺めてたな。狙われやすいってこともあるのか…。
逆はどうなんだろな。たとえば、ソランジュはないんじゃねえかなあ。ゼリーにクラゲが取り付くってのは、なんか変わるのかねってな。ハハハ、こりゃ本人には言えねえな。
(207) 2020/08/29(Sat) 22時半頃
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しかし。わからないことは、 知らないままの姿を許される 理由ではありません。
わからないことは知らなければならない。
その言葉に、我々は同意をします。
わからなかろうと、共にあることはでき また「寄り添う存在」を、 あえて作成する程度に人は求めている。と 我々は同志モナリザから学びました。
[前日に廊下で交わしたモナリザとの会話を交えながら、青色の小石の群れを包んだ洗濯機は、そのようにシルクに伝えた。]
(208) 2020/08/29(Sat) 22時半頃
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また、その点において。
コータにも、寄り添うものが必要です。
クラゲに寄生されたお気の毒さまです。 しかし、仮に排除するのであれば、 会話は、より重要です。残すもののため。 我々と発表により距離は増加。 寄り添うことは、我々でなくとも可能です。 しかし、誰もいない場合、 それは欠落です。
(209) 2020/08/29(Sat) 22時半頃
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その欠落は、「さみしい」ではないかと 我々は推測します。 避けるべき事柄と解釈。
[どうやら、その洗濯機は、シルクとの会話から「さみしい」は避けられるべきと考えたようだった。]
まだ、コータの姿は、 戻りませんか。
このまま姿が戻らない場合、 コータ捜索の、同行者を募ります。
[最初にトルドウィンに要請したまま、どうやらその洗濯機は、天敵と対話を求める気のようだった。ただし、やはりひどりでの行動は躊躇うようで、ちか、と同行者を募る表示を一度明滅させた。]
(210) 2020/08/29(Sat) 22時半頃
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洗剤まみれの夕食会をやるつもりなら、そこでさっそうとおまえらをクラゲだって言ってやろうか?
嘘つきだってはっきりわかるやつの告発、あいつらどう思うだろうね。ケケケ
(*52) 2020/08/29(Sat) 22時半頃
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[そうしていくつかの言葉を解析・分解するうち理解したことは以下の通りだ。 ・スプスプイが宇宙クラゲの寄生有無を判断できる ・その力でコータ技師に宇宙クラゲが寄生している可能性を察知 ・コータ技師はワクラバ氏の睡眠中、測定器で氏には寄生なしと判定 明確に判明している内容はこの3点ほどのようだ。
――途中状況判断に注力しすぎた結果、リソースが不足しスプスプイ氏のコーヒーを求める表示に対応できかねたのは不覚である。]
(211) 2020/08/29(Sat) 22時半頃
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…。決め切らねえな。
[ 頭の中に並べて比べるのに、8人は、けっこう多い。 ちょっとバツがわるいんだが…。そうも言っていられない。 談話室の扉から顔を見せると、壁のほうをコンコン。]
よっ。お話合いの最中だろ。なんかいいアイデアあるかい。
(212) 2020/08/29(Sat) 22時半頃
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/* すぷすぷい すき
(-90) 2020/08/29(Sat) 22時半頃
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/*トルドヴィンにくっついたクラゲ、けっこうアホですね…
(-91) 2020/08/29(Sat) 22時半頃
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[少女に感謝を示した後、少しやりとりがあったかもしれない。それが済めば、男は何事もなかったように立ち上がり話し合いの中に戻った。
どうやって見極めるのか。>>198>>199 ぽつりぽつりと木霊した問いに口を引き結ぶ。 ややあって、男は口を開いた。]
宇宙クラゲも生物であるなら、生存を最優先とした選択を行うだろう。狡猾と謳われているならば尚更だ。
発言が信頼されやすい者。 あるいは、共感や庇護を受けやすい者。 推測することしかできないが、そういった者に寄生したがるのではないだろうか。
[故郷では簡単だった。 女王が正しいと言ったものが正しい。それ以外の判断は必要なかった。 けれどここに群れを導くリーダーはいない。 自分の判断で、票を入れなければならない。
だからこそ、具体的に誰が該当するか、ということには言及せずに。ただ、自分の判断の基準を述べた。*]
(213) 2020/08/29(Sat) 22時半頃
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コータ技師、スプスプイ様がたのどちらかでも、本日追放するのは得策ではないと判断します。 クラゲは3体います。 貴重な情報源となり得るおふた方には残っていただきたく思います。 アーサー氏の言動に同意です。
しかし、シルク嬢の発言にも同意です。 その他の判断材料が少なすぎます。
[このままでは反応があったらしいコータ技師をポッドに詰めるのが得策になってしまうが、しかしそれでは手がかりも細くなってしまう。]
(214) 2020/08/29(Sat) 22時半頃
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/* ところで襲撃先の選択、一人が指定して他二人はパスにした場合はどうなるんだろうか?
(*53) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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/* パスはおまかせと同義なので選択したクラゲが喰らう 安心したまえ
(*54) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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/* そりゃ、そいつ一人で襲いに行くんじゃね?
(*55) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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[ 腰元の自由を縮めて伸ばした手は、スプスプイ>>205に触れて求める情報を得る。 下に、下に、時折上に。指先と瞳が知ることに従事しながら、口元だけが思いを紡ぐ。 途中、指の思惑とは別の文字が表示されれば、手を止め、耳を傾けるように瞬きの数を減らした。]
こーひー どう、 だった ?
[ 少女が与えたコーヒーは、スプスプイの内に届いただろうか。 連なる疑問>>206の中には己の知らない言葉もあって、それはスプスプイが重ねた時間と経験によるものなのだろう。 無粋な問いで阻むことなく、次の発言を追う。]
(215) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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/* なるほど! ありがとう こんな間際にすまない…>>*54>>*55 じゃあおれはパスにしておこうかな
(*56) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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より 、そう。
[ 分からないこと。 知らなければならないこと。 流れる文字に同意を含む相槌を打っていたが、続く言葉には不意を突かれたように動きを止めた。]
…… さみしい のは、 だめ、だ。 げんきが なくなる もん、 ね。
[ そう言って、スプスプイ>>210の提案には迷わず同行を申し出た。 たとえ何もできない己であろうとも、会話を、言葉を交わすことくらいはできるのだから。]
(216) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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/*実は襲撃する赤はじめてなのであんまりよくわかってなかったのですね…(こいつ…
(-92) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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…わりと真面目にやってんのな。
[ 盛り上がってきたところの様子を見つつ、俺を探しに行こうという勇気ある頭上の少年を止める。>>202 わりかったな。ただいま。
…さて、じゃあ]
コーヒーでも飲むかぁ。仕事の合間の一杯〜♪
(217) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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/*スプスプイちゃんやさしいんだよな…>>210
(-93) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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じゃあおれは、スプスプイの寝込みでも襲おうかなー。 それか、相方の素晴らしいアイデアにあわせるか。どっちかだ。
(*57) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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ないわよ(>>212)
[シルクが苦しそうに呟いたことですべてだと思った。 よいアイデアはない。各々苦しむしかない。だが言っても仕方がないことだからと、思っている。]
今日はずいぶん仕事熱心ねぇ。(>>217) 熱心ついでにあたしのコーヒーも替えてくれないかしら?
[些かお道化たような口調でコータに頼む。たぶん彼にそんな余裕はないだろうけれど、自分にもあるわけではないはずだけれど、今までの日常の継続を望む願望が、声になった。]
(218) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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介助に感謝します。ありがとうございます。
[それから、ミタシュの手でコーヒーを注いでもらえたなら>>186、彼女に礼を言った。]
自薦として ミタシュ、 他薦 偉大なる科学者のアーサー 了解します。
[希望についてはそう納得して引き取り]
…また、コーヒーの投与は 我々に浮遊感が発生します。 多量摂取は 危険。 なぜ 摂取必要が存在か不明…
[コーヒーについて、酔うらしき感想が述べられた。]
(219) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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/* 慌て過ぎて中身記号を忘れました。 送信されたデータにはこの記載がなかったのにこういう認識してたので、スプスプイさんの発言見てハッとしました。 勝手に決めていいのか迷ってしまって……質問失礼します。
(-94) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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>>218 Hey!ねえさん。一杯どうぞ。
おれはねえさん特性のギンギンコーヒーにしとこうかな。
[ 正確に測ってつくったコーヒーをひとつわたすと、自分のには豪快にコップの底に叩きつけるにざっくり粉を盛る。粉が熱湯に溶け込むにつれ、噎せ返るように強くコーヒーが香る。]
(220) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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発言が信頼されやすい方、共感や庇護を受けやすい方、ですか。 信頼、および共感といった観点は主観的で、データからは判断が困難です。
[判断材料を求めるヒューマノイドは、トルドヴィン氏の挙げた要素を復唱する。 庇護対象に至ってもそうだ。この船にも小さな乗客や幼い見た目の乗客がいるが、アーサー氏は化学者であるしミタシュ嬢は機械体で強靭ではある。 されば、信頼や共感のソースとなる言動として、理由や行動原理がより明確な者、というのがひとつの基準となるか。]
(221) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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[ 他にも同行者はいただろうか。 しかし談話室を出る前に、探し人>>212は再び姿を現した。]
こ ーた、
[ スプスプイの傍ら、扉の近くに立つ姿を見る。 普段と変わらぬ様子でコーヒーを淹れる様子>>217を見下ろすと、何を言うべきか見つけられる口をはくはくさせた。]
(222) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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コータは、珈琲屋をやりながら、皆の議論に耳を傾ける。
2020/08/29(Sat) 23時頃
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コータ技師。
[思惑の行き交う談話室に、コータ技師が戻り来る。]
コータ技師は、ワクラバ氏の調査をしたことに明確な理由はありましたか。
[理由、行動原理があれば、コータ技師への寄生の可能性を考える材料がまた増えるかと、そういう思考だった。]
(223) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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/* ただし、船外に先に追放されてしまえば当然喰いに行けない。 我は念の為洗剤を喰らうよう指定しておく。
(*58) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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[ 交錯する議論は混迷を極める。 ……と、思っているのは己だけなのかもしれない。 先程まで突っ伏していたヘリン>>218がはっきりと言い切るのを聞くと、困惑に瞳がより一層燻んだ。]
ない …… で、 おわ、り?
[ 死ぬかもしれないのに、死なせてしまうかもしれないのに――己が己の形を保てなくなるかもしれないのに。 分からなかった。ただ、分からなかった。 無理をしているのかもしれないが、変わらぬ様子でコーヒーを求める彼女の姿を茫然と見つめる。]
(224) 2020/08/29(Sat) 23時頃
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