276 【素桃村7】四月と、春に焦がるる白い羽根
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[ちょっと格好つけすぎたかもしれない。 言ってしまってから少し気恥ずかしくなって、目を泳がせながら。]
……そういうことだから、 焦らずに、ちゃんと知って、前に進めばいい。 人生かけて学ぶんだろ。
[まだ始まったばかりなのだから。**]
(214) 2020/04/01(Wed) 01時頃
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[羽根に戯れたり、 他愛の無い事で笑い合ったり。
さっきまで仔猫の様だった乃々香さんが 今ではすっかり様変わりして──… さる英国貴族の屋敷から 参りましたとでも言えそうな優雅さと 相変わらずなチャーミングさをたたえて立っていた。
お許しをもらってカメラを構えれば 淡くウェーブを描く栗毛の下、 柔らかな微笑が俺を捉えて。
あぁ、やっぱり好きだ、って。
何度だって思うのだった。 震えそうな指先で、 一度、二度とシャッターを切って]
(-219) 2020/04/01(Wed) 01時頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2020/04/01(Wed) 01時頃
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>「(ฅ^・ﻌ・^)ฅ♡」こんな感じの猫とハート。
なにこれ可愛い人が可愛いを生み出している…… 二乗、いや、無限大じゃねぇですかねぇええええ!!!!
(-220) 2020/04/01(Wed) 01時頃
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……──なっ、ちか……っ……!
[そんなこんなでお待ちかねのケチャップタイム。 世の噂には聞いていたけれど、 果たしてどんなものだろうかとか。
捧げ持ったオムライスは 再びテーブルの上にUターンして。
にょき、っと。
俺の後ろから乃々香さんが生える。 あまりに不意打ちに、 近過ぎて驚きましたという ただの事実だけが口から漏れて。 (ついでに心臓も飛び出るかと思いました)]
(-221) 2020/04/01(Wed) 01時頃
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[窓から射し込むうららかな春の光に、 にゃんこを描き込む彼女の横顔が照らされる。
器用だなぁ、なんて、手際への感心以上に 思いっきりどきどきさせられて。 今度はカメラを横に置いて、 お仕事熱心なその表情を俺の瞳に焼き付けてから]
…──ん、 ッ。……油断、大敵。
[少しだけ、身を乗り出して。 描き終え身を引く彼女の頬に、 掠めるばかりの口付けを]
てか、こんなサービスを受けられるとか、 今時のメイドカフェはけしからんな!?
(-222) 2020/04/01(Wed) 01時頃
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[照れくさいのを誤魔化すように、 オムライスにスプーンを入れる。
絵の部分を崩さないように食べながら、 彼女の顔を伺い見た。
あまりに無防備な君への、 俺からの小さなお返しは果たして──*]
(-223) 2020/04/01(Wed) 01時半頃
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わ、わたしは構います! もっと望さんの前ではかわいいわたしでいたいもの……
[>>202いいえ、わかるのよ。 きっとあなたは食いしん坊なわたしでもかわいいって言ってくれるのでしょう。 だからこれは、わたしのわがまま。 好きな人の前では澄ましていたいって、わたしの思う『かわいい』でいたいっていう、わがまま。]
や、やだやだ、待受はだめですぅ!
[そんな、スマートフォンに入っているだけでも本当は恥ずかしいのに待受なんて。 でも、どんな反論も、にっこり綺麗な笑顔を前にしたら何も言えなくなってしまうのだけど。]
(215) 2020/04/01(Wed) 01時半頃
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[ああせめて、それが手際よく料理をする姿なんて写真だったならまだよかったのに、ホテルのケーキを前にして緩みきった表情なんて。 手料理をごちそうする以上の理由で、料理を練習しなくちゃって真剣に思う。]
がんばります。
[そうやって紺青を見つめ返す灰色は、熱意に燃えていたかも。]
(216) 2020/04/01(Wed) 01時半頃
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[けれどそんな熱意も、囁き声の独占欲にくらくら惑わされ鎮火していく。 言葉のひとつひとつ、どうしてこんなにわたしの欲しいことばかり言ってくれるのだろう。]
でも、望さんはスマートで格好よくって、わたしこんな素敵な人の隣だなんて、そんな、似合わなくないですか? 独り占めされちゃっていいのかな……って、思っちゃう。
ぜんぶ、望さんが素敵すぎるのがいけないんです。
[穏やかな微笑みが近づくたび。 身体と身体が触れ合うたび。 わたしがこんなに苦しくてうれしくてしあわせで不安なのは、望さんのせいなんだから。]
望さんこそ、わたしから離れたくなっても、知りませんから……!
(-224) 2020/04/01(Wed) 01時半頃
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[どうやら彼は無事にシャッターを切る事が出来たらしい。 カシャ、カシャと音が耳に届く。 いつも(主にあたしのせいで)ひぇ…とかん"ん"っ…とか そんなこと言ってる人とはまた違う、 仕事人の一面を改めて見て、ほんのりと頬が紅潮する。
ねえ、あたしの彼カッコイイでしょ!って 自慢したいような、誰にも見られたくないような。]
(……………へへへ。)
[上手くいったぜなしたり顔…を浮かべたいところですが、 今のあたしはメイドなのです。 そのようなはしたないお顔をする訳には参りません。 ニヤけそうな口許を抑えて抑えて、ネコチャンを描き終え。 上機嫌で体を起こして身を引こうとして──────]
(-226) 2020/04/01(Wed) 01時半頃
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はー…… 何処も違って何処も尊い……
(-225) 2020/04/01(Wed) 01時半頃
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[紺青の目と、視線が合う。 わたしは吸い込まれるように、それを見つめてしまう。 魔法みたいに呼び合って、いとしい唇にはわたしからもそっと、重ね合わせようと近づく。
あたたかい。 はじめてここに、恋心の意味を含めて、ひとの唇が触れた。 とくん、とくん、と、そこにもうひとつ心臓ができたみたいに、熱い血のめぐりを感じる。
これが、キスの温度。]
……。
[続きを請う言葉には、ただ無言のまま、こくん。]
(-227) 2020/04/01(Wed) 01時半頃
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うん。一緒に浴衣選ぶところからだね イベントとか調べておかなくちゃね
[ お祭りに、花火大会、遊園地 もちろん特別なところに行かなくたって 一緒に過ごす時間はきっと特別なものになる
セピア色の日常に色が塗られていくみたい 明日は何をしよう、明後日は何をしよう そんなことを再現なく夢想してしまう ]
(217) 2020/04/01(Wed) 01時半頃
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[唇を重ねる。 甘えるようにすり寄って、またキスをする。]
わたしなんかじゃ、不釣り合いだと思って。 でもどうしても、望さんが忘れられなくて――
そんなふうに選んだ望さんに、後悔なんてあるはずない、です。 選んでよかったって、この気持ちになったときから一秒たりとも思わなかったことなんてない。
だけど……望さんにも、そう思ってもらえてるのかしらって、もっとかわいい子いたんじゃないかしらって、思っちゃうの。 望さんの相手がわたしでよかったって、思えるようにしなくちゃなのにね。
[ずっと恋をしていなかったせいなのか、わたしはわたしに、こんなにも自信がなくなっていた。 もともと臆病で、失敗も怖くて、うまく動けないわたし。 突然降ってきた人生最大の幸福は、噛み砕くのに時間がかかる。
そう、例えばとろとろに蕩けるまでまたキスをするとか**]
(-228) 2020/04/01(Wed) 01時半頃
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[ 教えてもらった好きなもの>>200 イタリアンが好きといわれれば パスタのレシピを増やさなきゃなんて 流石に口にはしないけど考えたり ]
わたしが好きなのはね オムライス、卵がとろとろじゃないほうね
あとね自分で作れるものなら葡萄のタルト バイト先でも売ってないから それだけはちょっと自慢できるかな
[ 指と指を絡め、手を繋ぐ 寄り添えば肩先が触れるだけでくすぐったい 少しでも長く手を繋いでいたいから 出来るだけゆっくり歩くようにしたりして ]
(218) 2020/04/01(Wed) 01時半頃
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うん それなら、ちょっとずついっぱい。だね
いそがなくてもほら これからはずっと一緒だもん
[ だからそれまでは、たくさん好きを蓄えよう 大丈夫だよ。って彼の瞳を覗き込み ]
んーとね わたしは渚の今までを知らないけど お見合いで何を話せばいいかって聞いた時 ちゃんと考えてくれたのも覚えてる スカート似合ってるって言ってくれたのも
だからね、えっと──
(-229) 2020/04/01(Wed) 01時半頃
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陀羅尼 サラは、メモを貼った。
2020/04/01(Wed) 01時半頃
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いまも、大切な気持ちだからって 簡単にいわないの、嬉しいよ
だから、ごめん。なんていわなくていいよ
[ 彼の心にあるささくれ その存在は気になるけれど 無理に聞き出したりしないでおこう。 握ったままの手を 大丈夫だよって伝わるよう少し力を込めた**]
(-230) 2020/04/01(Wed) 01時半頃
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────────ひゃわぁ?!
[頬を掠めた柔らかくも温かいそれは それは─────────
思わず頬に手を当てて どうしよう、じんわりほっぺが熱くなるみたい 1歩下がって 目がまんまるのまま、ヤンさんが何か呟くのをまってた。]
し、しないよ……するわけない… ヤンさんだから……特別、だよ…
[まだ心臓がばくばくしてる。そ、んな だって心の準備なんてなにもしてなかった。
はわわわ、って固まったまま、]
(-231) 2020/04/01(Wed) 01時半頃
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[こちらを見る視線に気付いて 余計に頬が熱を持つ。]
や、ヤンさ、………っ、ほっぺ、 ………………う……………
[先程までの威勢はどこへやら、 それ以上は言葉にならなくて、 揺れる瞳が彼をみつめて*]
(-232) 2020/04/01(Wed) 02時頃
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[頭を撫でる手は安心するが、 子供と思われていたりするだろうか、 なんて不安が過ぎる>>212
恋の矢は互いに恋をさせるもの。 なら、彼は自分に恋してくれている、はずだけれど。
私は彼の子供じゃなくて、 恋人に、なりたいわけで。]
(219) 2020/04/01(Wed) 02時頃
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[吐き出したら少しスッキリしたのか。 そんな風に思考を飛ばしていると 彼は何やら理解が出来たように言葉を発する。
ので、顔を上げれば下から彼を見上げよう。]
変化の、先?
[オウム返しに、こちらもぽつりと。]
(220) 2020/04/01(Wed) 02時頃
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[そうして自分の現状と、 彼のかっこいい宣言を聞く。 聞いて。
理解と安心感に、ようやっと 彼の背に手を回せば抱きしめる。]
うん、……うん。
………………ありがとう。
[ぎゅう、密着。 でもさっきより、心は落ち着いている。 わからないことばかりで、 混乱して、怖くて。 でも、焦らなくて大丈夫。 一歩一歩、"彼と"進んでいけばいいのだ。 そう、おしえてもらった。]
(221) 2020/04/01(Wed) 02時頃
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[さて、抱きついてしまった。 乙女心は今は小休止中なので何も言いません。
顔を胸元に埋めて、香るのは彼の匂いかな、 それともなにかの香水の匂いかな。
心臓は未だにどくどく動いている。 でもこれも、そういうものだと思えば 受け入れられそう。 それはいいとして。]
(222) 2020/04/01(Wed) 02時頃
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[これからどうしよう。 密着しているから、 自分とは違う男の体格が服越しに伝わる。 私の体の感触も、彼に伝わっているんだろうか。 それがとても気恥かしい。 のに、離れようとは出来なくて。]
……今。 離れられなくて、困って、る。
[一瞬、冷静になった頭は敬語を使うか迷ったものの 彼なら許してくれるだろう、と甘えれば 普段の言葉使いをして。
受け止めてくれるというので、 癇癪を起こさず素直に困っていることを伝えよう。 少し前の私だったら、絶対に言わなかったこと。 信用、してます。**]
(223) 2020/04/01(Wed) 02時頃
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/* 今見直すとやばい文章な気しかしない。 頑張らなくて寝るべきだった。
でも、出さないと落ち着かないんだもん!
(-233) 2020/04/01(Wed) 02時半頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2020/04/01(Wed) 07時頃
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[想像以上に可愛らしい悲鳴が 彼女の口から漏れ聞こえ。
よっしゃあ、やっちまったぜ!なんて 大分餓鬼っぽく──… けれど確実に餓鬼とは違う心持ちで リベンジ成功を確信したのだった。
つい、その。 照れ隠しに呟いた言葉が 「のん」さんのお客さんへの 密やかな嫉妬心だったことなんて 彼女にはバレバレだったかも知れないが……
けど、あれ?
うわ。 ──む。むむむっ!?]
(-234) 2020/04/01(Wed) 08時頃
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[オムライスをかっこむ口と手が止まる。
想像以上に、 彼女の反応は、初々しくて、愛らしくて。
真っ赤に紅潮した頬のまま 揺れる瞳でこちらを見詰めていた。
とんでもない事をしちまったか!?って 改めてそう、気が付いて]
(-235) 2020/04/01(Wed) 08時頃
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──ごめ……っ! ちょっとだけ、驚かそうとしたのとその…… あまりにも、可愛くて。
がまん、できなかった……
[立ち上がって、振り返って。
なるべく怖がらせちまわない様に 全身全霊で項垂れながら そっと彼女の頬に手で触れる。
ケチャップぶっかけられるのも辞さない構え!*]
(-236) 2020/04/01(Wed) 08時頃
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/* あさから幸せになってしまった………
(-237) 2020/04/01(Wed) 08時頃
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あぶね、表にアホな事誤爆しかけた……!
(-238) 2020/04/01(Wed) 09時頃
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