275 歳末幻想2020
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヨグラージが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、チャルケ、オグン、ワヤン、ディ♪ジアン、ソルフリッツィ、バキュラム、ミタシュ、ジル、ハロ、タプル、ギョウブ、D.バルベルデの12名。
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[鱗の解しを手伝わせ、 脱いだ欠片を拾わせ、>>1:75 そして、十尺の体を拭かせ。 小海老は喰わぬが、遠慮もしない。]
これ、無理に剥がすでないぞ。 自然と剥がれるもの故な。
[せっかちな小海老が一尾、手ぬぐいに鱗を引っ掛け、一喝。 鱗の行く末は多様。>>1:56 己の分もと急いたのか、それとも単なる粗相か。]
(0) 2019/12/30(Mon) 00時頃
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道祖神 オグンは、メモを貼った。
2019/12/30(Mon) 00時半頃
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……………喰ろうてもよいが、 海鮮の気分ではないのでな。
お前は厨に行け。 この蛇神に山の幸の料理を出せと伝えて参れ。 行ったついでに、 お前も料理されて来るがよい。 宴会場で会おうぞ。
[離島の神饌は海産物が多く、 幻日屋ではそれ以外の物を食したい、と。 桧風呂に来る途中、厨に運ばれる茸を見かけた。>>1:85
しかし、神が約束を違えては行けぬ。 踊り食いではなく、普段食べぬ形での再会を約束し、 蛇神は次の風呂へと。**]
(1) 2019/12/30(Mon) 00時半頃
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/* ワヤンがワンワン! 指差し確認ヨシッ! ログ読み完了!!
(-0) 2019/12/30(Mon) 00時半頃
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― 露天岩風呂 ―
ここは料理も酒も、いつも旨い。 小海老もじゃが。
[言いながら、また茹でたて小海老をパクリ。]
ぬしも、蕎麦を食うか? やはりの、ここで美味い蕎麦をくらわねば、年を越した気分になれん。
[そうだろうと、同意求めつつ。 暫し酒を酌み交わそうと、誘いかけてみるもよし**]
(2) 2019/12/30(Mon) 00時半頃
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ひえっ おっかな! あたしゃもしかして早まったかい?
[白兎の大声>>1:30にまるっちょい体が跳ね上がる。]
い、いやしかし、温泉にも入りたい。 宴会にだって参加したい。 仕事だってきれいさっぱり終わらせたい。 もうどれから手を付けりゃいいんだかわからないってものよ。
なあ戦の神さんよ、 あんた風呂に行きたいなら行きなさいよ。>>1:72 あたしゃあ、お先に部屋で作曲作業に勤しむと するからさ。とりあえずは荷物を運びがてら あんたの部屋に案内しとくれ。 さすがに部屋に一番乗りとあっちゃあ、 さしものあたしも気が引ける。
(3) 2019/12/30(Mon) 02時頃
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え?駆け足?! きみ、あたしの体を見てそれを言うのかい?! 無理ッ 無… えぇん!駆け足!
[じたばたと短い足で床をどっちどっち鳴らしながら部屋に向かったとさ。]
(4) 2019/12/30(Mon) 02時頃
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─ ソルフリッツィの部屋 ─
[大きなジャガイモは文机に向かい、今度はしとしとと頭から水を垂らしている。涙か汗かはたまた涎鼻水か。]
聞いてないよお。 あたしゃこんな、こんなかわいがりを受けに宿に来たわけじゃあなくってさ。 この部屋に来るまでだって、どんなに恐ろしかったことか。いつ何時、この愛らしい体に傷をつけられるかと冷や汗ものだよ! この世に締切より恐ろしいものがあったなんてね まったくもう…
[戦神に縋ったが運の尽き。物を知らぬ自分を恥じるばかりさ。 この白兎が見抜いた通り、>>1:29神作曲家は仕事を納めきれないまま逃げるように宿へやって来たわけ。 引きこもりで繊細な芸術家気質のジャガイモにこの戦神はいささか体育会系で刺激的。 この巡り合わせはジャガイモ的には災難だけれど、神の賜はす調べを待ちこがれる者にとっては幸運だったと言えるだろう。 これほど監視と尻を叩くのが上手い神は他に居ないだろうさ!**]
(5) 2019/12/30(Mon) 02時頃
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[ブツクサと文句を言いながら、頭から生えた翼から、ぷつりと羽を一本抜き取った。 短い足で胡座のようなものをかき、腕を組むような素振りをしてううんと唸る。抜き取った羽は所在なさげに羊皮紙の上で揺れている。]
タンタンターンのトンテケテー♪ ……うぅん、ちがうちがう。こうじゃない… な〜にかひと味足りないのよねえ…**
(6) 2019/12/30(Mon) 02時頃
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/* ええん駆け足!がすごいかわいい!!!!!!!www
(-1) 2019/12/30(Mon) 02時頃
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/* ソルフリッツィのパスが楽しすぎて返事書くのめちゃくちゃスイスイいけるのありがてえすぎるな!!! かわいくない?胡座かくのに縦になってるディ♪ジアン
(-2) 2019/12/30(Mon) 02時頃
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/* ギョウブさん好っきゃな〜〜
(-3) 2019/12/30(Mon) 02時頃
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― 廊下 ―
[戦でもそうだが目で語られることは多いとか、心の窓だとかなんだとか言うので、子目玉のいってることだって、ある程度分かってしまうのかもしれなかった。(>>1:73)]
既に風呂に入って酒をのみのみ雪見酒という寸法か。 おそれしらずのこのいくさ上手とて 飛びきり燗のキレ味ばかりはいささかこわい。
[若干ふとった丸い目玉がこの後どちらに向かわれるのかはわからないが、付いてくるとしても止めはしない。]
(7) 2019/12/30(Mon) 04時半頃
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まずは部屋に到着したら机に向かうことだ。 荷は持ってやる。 貴君は歩きがてら早速作曲に取り掛かれ。
[作曲の神の荷物を強引に引き受け、駆け足で鎧の白兎は部屋へ向かうが、足の短い神が遅れているので振り返る。白兎はかなり離れた位置から……(>>4)]
何をのろのろやっているゥ!!!! 畑の芋でももう少し早く歩く!!!
(8) 2019/12/30(Mon) 04時半頃
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― 戦の神の座敷 ―
[鞘にいれた刀剣の先を床に置き、持ち手のところを両手で持って、イモの後ろで置物のように作業を監視している。こわい。 しかしお部屋の障子から覗くたくさんの……黒くて出っ張った目が室内の様子を恐る恐るに伺っていることに気付くと、戦の神は刀を持ち上げそちらへ向かった。(>>1:77)]
苔取りに参ったか。 ご苦労。 ではこの鎧、全て預ける。
[兜を脱ぎ、頭を振る。長い耳二本が左右に揺れている。 次いで手甲を外し、神剣を鞘ごと置いて、肩から腕の鎧を外し、次に胴……鎖を編んだ鎧も脱ぎ、脚甲なども外し……全てを座敷に脱ぎ散らかして、すっかり身軽のただの白い兎一匹となる。]
ふう。なんとも軽い。
[肩を回してうーんと伸びをした。]
(9) 2019/12/30(Mon) 05時頃
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[ちらりと赤い目が作曲の神を伺う。 進捗どうですか? 手は動かしているようなので良いことにした。]
湯殿へいくか。
しかし毎度のことながら、手元が落ち着かん。 なにか代わりのものを。 長ければ何であれ構わん。
[湯かき棒でもホウキでも警策でも物干しざおでも卒塔婆でもいい。何かしら長いいい感じのものを持ってきてもらうと、戦の神にも刀を手放し、血なまぐさい戦はいよいよお休みという実感が沸く。]
では楽の神よ、完成を楽しみにしているぞ。 引き続きよろしくお願いします。
[それらしい一言を言い置いて、鬼の監視は一度部屋を離れることとなった。**]
(10) 2019/12/30(Mon) 05時頃
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[がふりと齧った最初は肉団子の味がした。 甘酢で照り照りと焦がされ、鼈甲色に輝く酒肴。
小さな身体に似合わぬ大きなくちで、 がふっがふっと二口、三口。
四口目に齧ったのは食べ応えのある脂身。>>1:70
表皮を薬湯で濯がれても、 直に喰らえばツンと抜けるような瘴気があった。 途端に尻尾の先までピーンと伸びて、 そのままぷかりと湯船に浮かぶ。]
(11) 2019/12/30(Mon) 11時半頃
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[甘くはなく、雑味がある。 苦い上に痺れるが、嘔吐感を飲み込めば珍味であった。
パシャシャシャシャ。
尾が湯船を叩いて、奇妙な味わいに打ち震える。 大陸の東端ら辺りに浮いている時、 たっぷり漂ってくる黒煙に似た味がする。]
フフッ! 美味いぞ美味いぞ。
近代的(ハイカラ)な味わいよ。
(12) 2019/12/30(Mon) 11時半頃
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[泥のような肉を噛めば、不足するのは美酒だ。
尻尾を湯船から立てると小海老を呼んだ。 わらわらと群れる朱色を手癖で二三匹摘まみ、 難を逃れた小海老の隊列に湯の追加を注文。
薬と水を炊いて流し込むのではなく、 温めた酒を湯口から注げと言う。
不揮発性の酒風呂。酒池とは正に。]
(13) 2019/12/30(Mon) 12時頃
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のうのう。 ヌシら揚げ油の中を潜っては来ぬか。 岩塩をぱらりとふってな?
[風呂の縁に橙頭をごろんと乗せて操る無礼講。 信仰とは程遠いが故に無理も無茶も天候そのもの。
小海老たちの長くて華奢な足を、 除夜の鐘の音色と合わせて数えながら。]**
(14) 2019/12/30(Mon) 12時頃
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雲水 ハロは、メモを貼った。
2019/12/30(Mon) 12時頃
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/* この天神、酔ってウザ絡みする俗っぽさが凄い…!
(-4) 2019/12/30(Mon) 12時頃
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ふふ…。 そうか。美味いか。(>>12)
[意外そうに、嬉しそうに目を細める肉塊。 めり…と身体から肉片を引き剥がすと、コネコネと握って、それを差し出しながら。]
喰っていいよ。ふふ…
(15) 2019/12/30(Mon) 17時頃
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…。 お前。良いヤツだな? 良い奴は、もっと飲んで食わないとな…
[小海老をつまむ、その姿を誘う。 毎年の事、湯上りに設けられた酒宴へと、肉塊は上機嫌に誘うのだった。]
賑やかなの。楽しい。**
(16) 2019/12/30(Mon) 17時頃
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[ころりと手の中の孤眼>>1:88 嫌がる素振りも無いものですから、 手遊びにやわく撫でさすってみたりもして。 やがて岩風呂の中、同じ景色を見上げるのです。
ざぶりとしました後、中々顔を上げなかったので 生憎声掛けは聞きそびれてしまいました>>1:93。
窺う仕草を視界の端に捉えつつも>>1:95 改めて顔を合わせるのは、 飲みの場が完璧に整ってからになったのでしょう。
勧められるがまま杯を受け取り 多少の躊躇いを覚えましたのは、 わやん≠フ見目がこんなだからなのですが。 拒否と取られては堪りません、軽く頭を下げまして]
(17) 2019/12/30(Mon) 20時頃
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[孤眼の熱燗への視線に気付くのはその後。 意図を正しく把握したのかしていないのか、 頂いたのとは別の杯を用意しては、 そこへぽちゃんと孤眼を落としました。 そのまま杯は湯へ浮かし、付かず離れずの距離へ。
ゆらり ゆらめく目玉入りの杯を満足気に見やり、 さて、目の前のお方からの問いに答えましょう] あるうらさびれた、やまから。
[あゝ、なんだか久方ぶりに話した心地。
……そうやって、確かに声を発してはおりますが、 影には口の一つも見受けられないでしょう。 あるのは、不可思議な揺らぎだけでございます]
(18) 2019/12/30(Mon) 20時頃
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おまえさまは、どちらから?
[見目の割、安らぎを齎す声音で問いを落とし、 頂いた盃と彼の神の手の内の盃とを 打ち合わせようと、軽く手を持ち上げてみせました。
叶うのならば、乾杯を。 お前さまに、捧げさせていただきたく]
(19) 2019/12/30(Mon) 20時頃
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まこと、ここのしょくじは よいものです。 ここからみえる、ふうけいも さけのさかなの ひとつとして、もうしぶんなく。
[小海老を口に含む彼の隣>>2その通りと肯く影ひとつ。 とはいえわやん≠ヘ小海老を食べません 攫い、身の内で踊らせるのが好みなのです]
……ごいっしょ させて、いただけるなら ぼうがいのよろこびに、ございます。
[丁度蕎麦を頂きたかったところ。 それを共にと誘われたなら 人懐っこいこの神が、喜ばぬ筈もありません。 はにかむ表情こそありませんが、弾む声音で]
(20) 2019/12/30(Mon) 20時頃
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[もう一杯、と。 徳利を差し出し、杯を乞います。 共に酒を酌み交わしたいのは、同じ気持ち故。
そうそう。
口と呼べる亀裂はわやん≠ノはありませんので 酒を嗜む際に杯を口元に運ぶ事こそしませんが、 杯の中身は蒸発でもするように目減りしており 今や、空になっていたでしょうね]**
(21) 2019/12/30(Mon) 20時頃
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傍観 ワヤンは、メモを貼った。
2019/12/30(Mon) 20時頃
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[腹を付けずに廊下を泳ぐ。 動けばはらりと鱗が落ちるものだから、 小海老も桧風呂から幾らか付いてくる。]
──♪、─♪
[蛇神は、気にする事なく、機嫌良し。 ほんのり赤み挿す小海老と 半分白い蛇神は、ややめでたき色合いの道中。 気に入りの唄で空気を揺らす。>>0:12
作った主の居場所も知らず。>>5]
(22) 2019/12/30(Mon) 21時半頃
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──♪、 ………? …おや、続きは何だったか。
──♪、────♪? ふむ、違うような。
──♪、──♪♪? まぁ、良いか。
──♪、──♪♪、 ───………
[うろ覚えに、創作重ねても、指摘する小海老はいない。*]
(23) 2019/12/30(Mon) 21時半頃
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オグンは、盃に浸かってくるくるちゃぷん。光彩を紅く染めて御機嫌だよ。
2019/12/30(Mon) 21時半頃
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やぁーんっ!
やんっ、やんっ。
[『脱ぐ』の宣言>>1:40とともに、竜神様はおおきな身体を伸ばしてひねり、雨あられのようにきらきらと鱗を降らせた。 光を弾いて光るそれに、歓喜のひと声を上げ。 その後は拾って、集め、集め。どこに運ぶかは小海老たちがよおく知っているので、彼らが持っていくならそれに任せる。 まずは一度目の殻脱ぎでまとめて落ちた青をひと通り集めて次の仕事を――と待っていたところに。]
(24) 2019/12/30(Mon) 22時頃
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やぁんっ!?
[>>1:58確かにジルの頭はかぼちゃ製。それでも食べられてしまっては困るのだ。 なんの手伝いもできなくなるし、なによりきっと痛いので。 慌てて背中の帳面手前に出して、『たべられません』のページを開いてぴょんぴょんはねた。 幸いにも食べられずに済んだとわかったのは、橙の空神さまがとぷんと水に潜って、そのままいなくなってしまったから。]
(25) 2019/12/30(Mon) 22時頃
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やややんっ。
[おなかを空かせた神様たちに、齧られちゃってはかなわない。 明確な手伝いのお願いはなかったけれど、食事の配膳を手伝いに行こう。 帳面を背負い直して、竜神様を拭う仕事>>1:50を小海老たちに任せ、ぴょこりとお辞儀して桧風呂を出ていく。]
(26) 2019/12/30(Mon) 22時頃
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[厨房の方へ向かってからは、そいつはそりゃもう大忙しだった。 これはタイムにたんまり灯籠油を恵んでもらわなくちゃいけない。 具体的には列なす小目玉大目玉に、きのこの笠をひとつひとつ選り定めて乗せたりだとか、首元徳利ぶら下げて熱燗おかわり運んだりとか。 ほかほかいいにおいをさせてる肉団子の鍋に、湯船と間違え飛び込む神様がいないよう、じいっと見つめるお仕事だとか。
外でちかちか光る目玉じゃないが、ジルの目穴もおおわらわでちかちかしそう。]
(27) 2019/12/30(Mon) 22時半頃
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ランタン ジルは、メモを貼った。
2019/12/30(Mon) 22時半頃
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[着いた先では、風呂ではなく壺が並ぶ。 蛇神が入る大きなものから、 小海老一尾の入る小さな壺まで。 中身は薬湯あり、水もありの多様な風呂。 少々狭いが、入りたい湯に融通の利く一人湯の群。
その一つ、やや温度の高い湯に、 蛇神は浸かる。 くたりと縁に頭を載せて、 ゆるりと寛ぐ一時。]
(28) 2019/12/30(Mon) 22時半頃
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[持ってこさせた熱燗は、 尾で器用に扱って、お猪口へ注ぎ飲む。
狭いも湯も、此処ならば浸かれる贅沢と、 温まった息を吐く。
寝返りをうつように、 壺の中で身を返せば、海のように水面は波打ち、 ぷかり浮かんだ蒼鱗が、 溢れて床に流れ出た。*]
(29) 2019/12/30(Mon) 22時半頃
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[ごぉん…ごぉん…と、鐘が響く。>>1:80 露天よりは幾分か鈍く、 しかし陶器には反響して。]
次の徳利はまだかの。 呑みきってしもうたわ。
[尾を徳利に巻き付け、左右に揺らす。 ちゃぷんちゃぷんと音がするは、中身ではなく壷の湯舟。
熱めの湯で、一層鱗をふやかして、 跳ねていった小海老が帰るのを待つ。**]
(30) 2019/12/30(Mon) 23時半頃
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/* ひよこの神様がぎゅっぎゅってなってたお風呂。 アレのイメージ。 一人風呂でゆっくりするだーしかしねむいねる
(-5) 2019/12/30(Mon) 23時半頃
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[燗がついたぞと首元に引っさげられた熱燗徳利が、小海老に目ざとく見つかった。 曰く、竜神様がおかわりを所望>>30だと。 ジルには鍋を見守る仕事もあるので、小海老が持っていってくれるならありがたい。
徳利を外して小海老にわたす。 近いうち、大きな壺風呂にまた徳利がやってくるだろう。]
(31) 2019/12/31(Tue) 00時頃
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─大厨房─
[ 一尾の小海老が入ってきてじきに、 元よりてんやわんやだったそこは、 殊更に賑やかになった。
山の幸を、もっと山の幸を!
たけのこ、たらの芽、うど、ぜんまい。 行者にんにく、ふきのとう。 赤、青こごみにこしあぶら。 次々衣の木椀を潜って、 油の中に飛び込んで。 からりと揚がった狐色、 天ぷらの山、おかわりに次ぐおかわり!
小海老もまた飛び込もうとするも 真っ黒い肌の料理人の持つ 長い指先に摘み出されてしまう。 ぽぉい。]
(32) 2019/12/31(Tue) 00時頃
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[ 大きな大きなヤマノイモ。 それを突っ込むは巨大なすり鉢。 ごり、ごり、ぞり、ぞり、鉢が鳴く。 やがて底には綺麗な雛色がとろりと溜まる。 炊き立ての白いご飯の上に、 おたまでしゃくったそれを掛ければ、 神すら唸る、とろろご飯!
小海老もその鉢に飛び込もうとするのだけれど、 芋に蹴り飛ばされてふっ飛んでしまう。 ひゅうん。]
(33) 2019/12/31(Tue) 00時頃
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[ 茸鍋にも居場所はなく、 茶碗蒸しにも潜り込めず。 炊き込みご飯にももう遅い。
ああ、困った! 竜神様にどう食べて頂けば!!
「料理されて来るがよい」>>1と。 命じられた小海老は困った様子で、おろおろと。 仕方なく、一枚の紫蘇の葉を拝借しますと それで肩を抱くように身を包むのでした。]*
(34) 2019/12/31(Tue) 00時頃
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/* こえびかわいい
(-6) 2019/12/31(Tue) 00時半頃
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[まだまだ、仕事を覚えている途中の仔狐は 小海老を使っているようで、その実使われている身分。 …であるが、御代はしっかり徴収しますとも。>>1:94 いくらか駄賃で貰えることに期待を寄せて。]
へっへっへ。毎度ありでやす にしても、こんな綺麗な飾りありやしたかねぇ…?
目玉の旦那の仕業でやす?
[例外なく、綺羅綺羅したものに弱い幼心もまた、 不可思議な光に意識をもっていかれがち。 空いた籠や徳利を回収して、湯の温度を確かめて 都度都度、小さな獣脚は動きが止まるものだから。]
(35) 2019/12/31(Tue) 01時頃
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/* この人数で誰がどこにいるか迷子になるとは
(-7) 2019/12/31(Tue) 01時半頃
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─戦の神の座敷─
[ 戦の神が武装を解く>>9と共に、 小海老の塔がぱらりと崩れた。 兜、手甲、神剣、胴、鎖帷子、脚甲。 脱ぎ散らかされたそれにわぁっと群がれば、 みなみな揃って、もとより曲がった腰を折り 頭を下げてからそれを運び出そう…としたが。
数匹が出て見下ろすに、 下方の廊下は酒や料理で大混雑。 口に入る物を運ぶ列に、 武具の列が混じりてはならぬ。 斯様な無礼、大海老に知れれば 剥かれてすり身にされてしまうとも! ]
(36) 2019/12/31(Tue) 01時半頃
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[ 長物を求めた戦の神>>10に、 Щ組の頭は手慣れた様子で 湯かき棒───(戦之神殿専用、と刻まれたそれ)を 差し出しますと、もう一礼。 部屋の隅、邪魔にならぬ位置の畳上に紙を敷き そこへ甲冑一式を並べて手入れを始める。 最後の仕上げに湯に潜らせるのは 廊下が空いてからにしましょうと。]
(37) 2019/12/31(Tue) 01時半頃
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[ 銀色がその隅々に溜め込んだ、 1年分の穢れも苔も ツマツマトントン、ツマツマトントン。 透いた色した無数の海老の、柔らかく細い数多の脚が。 叩いて、撫でて、つまんで、削いで。 ツマツマ、トントン、ツマツマ、トントン。 組み行った機構の隅々まで、 頭をもぐらせ、尾を振りふり、 ツマツマ、トントン、ツマツマ、トントン。
表面に新たな傷を生まぬよう、 丁寧に、丁寧に、丁寧に。 けれどもそのうちの数匹は、 楽の神の生むリズム>>6に釣られて、 ツマツマツマリのトントコトン。]
(38) 2019/12/31(Tue) 01時半頃
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あい、あい、壺風呂で?蛇の旦那がお待ちで? 調理場では天婦羅が揚がりやして? [まだまだ、従業員に安息の時間は訪れない。
とたたたたっ、とたたたたっ。 小さな爪で床を傷つけぬように床を蹴り、 広く長い廊下をいったりきたりする足音は 缶詰を強いられている部屋にも響いて届くやも。>>6]
(39) 2019/12/31(Tue) 01時半頃
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/* 大海老の兄貴が流石の手際で助かりやすぅ
(-8) 2019/12/31(Tue) 01時半頃
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─ボイラ室─
[ 湯殿へ美酒を注ぎ給へ!>>13
厨房とは別の香りを放つ、濃い煙の漂うそこに 海老から伝達を受けた従業人の指示が通る。 戸惑う者は1人も居ない。 神は得てして酒を好むものなのだから。
数匹の稚海老が協力して、 梃のからくり仕掛けを押し込めば がこん、かたん、がりがりがりがり ぱたたたた たん ことん こととん。 樋が、配管が、次々と組み変わる。 ごとん、ごととん、とん、ととん。 漏れた湯水を数滴、床に溢しながら、 従業員の見上げる先で、湯の道筋を変えてゆく。]
(40) 2019/12/31(Tue) 02時頃
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[ じゃりじゃりじゃりじゃり。 湯気の中、鎖が大きな重みをぶら下げながら ゆっくりと、ゆっくりと降下する音が響く。 遥か上方から見えてきたのは、酒で満ちた薦樽。 神々が地上に与えた恵みが作り出し、 民草が収穫し、湯屋の者どもが仕込んだ とびきりの美酒。
イヨーッ と、誰かが叫んだ。 声の無い稚海老達は、その合図に合わせて 一斉に触角を立て、一瞬の静寂。 ]
(41) 2019/12/31(Tue) 02時頃
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[ こぉん。 斧が軽やかに、叩き込まれる音。 ど、と亀裂から吹き出した酒を、 巨大な漏斗が受け止める。 渦巻きながら集められる輝きは、 銅の鍋で燗付けられ、温まり、流れていく。 (もし更に注文があれば、この鍋に 骨や鰭なども放り込まれることであろう)
むぁ、と酒気に満ちたボイラ室。 何尾かの海老が真っ赤になってぶっ倒れたが、 運び出だされれば、従業員としての命が続く。 酒蒸しになって流れていけば、 神の供物としてその身を捧げることであろう。]
(42) 2019/12/31(Tue) 02時頃
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[ 何にせよ、やがてかの神のおはす薬湯は、 薬湯が抜かれ、じきにこの酒で満たされ、 百薬の長の湯となるだろう。
無論、酒湯に飽きて上がろうとも。 酒宴>>16に出される酒はまた別の酒。 きりりと冷えた晶酒>>0:24は、 温まった身体には心地よく響く、はずだ。 ]*
(43) 2019/12/31(Tue) 02時頃
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[影はゆらゆら。 温泉の湯気もゆらゆら。 酒が入ればもひとつゆらゆら。]
ほほぅ、やまからと。
[>>18目玉の入った杯を掲げる、影に。 ざぶりと顔を洗い、耳をぴるぴるさせながら、頷く。]
ほほ〜ぅ?
[そして興味深く、酒を呷るさまを見る。 どこぞへ吸い込まれてゆく酒は、はたしてどこへ行くのやらやら。]
(44) 2019/12/31(Tue) 02時頃
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[ 忙しなく行き交う駒の数々を見つめながら。 張鐘は新たな駒を取り出すと、つつ、と滑らせる。 こぅん、と盤を叩いたならば、 金魚鉢の中、卵はふつふつと膨れ上がり、 吹き出すは新たな稚海老たち。 ]
さあさ、宴の頃合いだよ。 ゐ組や、御客様方に舞いを捧げなさい。 もし見苦しいと一声飛べば、 それ以上恥を晒さず、膳へ飛びなさい。
いいね?
[ 放り投げられるのは、無数の法被、 それと───華模様の、扇子たち。]**
(45) 2019/12/31(Tue) 02時頃
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あぁ、儂か? 儂は、こっからだいぶ離れた、都のほう。 人間らには「商売の神様」なんちゅわれて、崇め祭ってもらっとります。
ほんだもんでの、普段は、ヒトの姿を真似て、いっしょに生活なんぞしとんですがね。 まぁまぁこれがまた骨が折れる! こうやって時折、幻日屋でのんべんたらりとせんことには、やっとられませんわ!
[>>19静かな同伴者とは対照的に、がはは笑いも賑やかに。 ヒトの暮らしは骨が折れるが、なかなかどうして面白く、満更ではない。]
(46) 2019/12/31(Tue) 02時頃
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おぉ、蕎麦もご一緒していただけるか。 其れは僥倖。 ぬしはなかなかに興味深い。 肴に、ひとつ、やまの話なぞも聞いてみたいしのぅ。
[などと笑い、差し出された杯に酒を注ぐ。 口らしきものは見えぬのに、酒が減ってゆくさまは面白く。 もう一杯どうだ、ほらもう一杯と、つい調子に乗って勧めすぎるかもしらんが……**]
(47) 2019/12/31(Tue) 02時半頃
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やん?
[厨房で鍋の見張りをしていたというに、急にその鍋が目の前から消えた。 驚きびっくり蛍火尻尾立てたら、なんでももうすぐ宴だからと、肉団子は膳に供されるらしい。 それなら今度は何しよか、と厨を出てはあちらこちら。 慌ただしく働く新入り>>39とは違った、どこか呑気な足取りで、すったかすったか幻日屋中を歩き回る。
店員か神様か、誰かに会えば用訊き込みでやんやん鳴いて挨拶をする**]
(48) 2019/12/31(Tue) 02時半頃
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ランタン ジルは、メモを貼った。
2019/12/31(Tue) 02時半頃
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[ちゃ ちゃ ちゃ ちゃ ぷ ぷ ぷ ぷ
の の の の び び び び
じ〜 じ〜 じ〜〜〜 わ わ んわり]
(49) 2019/12/31(Tue) 02時半頃
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[お湯が身に沁み、 沁みたお湯は身体をとおり、 心をとおり、
てのひらの裏から、ゆるゆると、
しみだして、 おとされて、
ちゃぷん ]*
(50) 2019/12/31(Tue) 02時半頃
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ァガガ… グゲェ…
[何処何処までも裂けていく口は直角を超えて、 手ずから供される肉塊を手ごと攫った。>>15
ばくんっ
肉片その辺りに散らかす喰いっぷり。 石臼を挽くように口内で磨り潰し、 痺れるような味が尻尾をジグザグに波打たせ。]
フフッ! これは酔うな、酔う。
(51) 2019/12/31(Tue) 02時半頃
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だが酒も肴もまだ足らぬ。 [酒を風呂に引かせても尚足りぬ。 尽きぬ欲は人ばかりの領分で無し。
とぽとぽ注がれる続ける酒精は温められて、 湯殿ごと酒蒸しにされてゆく。 そこはかとなし、橙の身も張り艶が出た。]
まだまだ…、まだまだよ。
[歳末の贅沢を支える従業員らの企業努力。>>40 お客様なる神様は欲深くも図々しくも。]
(52) 2019/12/31(Tue) 02時半頃
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[それでも法悦を覚えるは信仰を持たぬ身が故。 わらわらと群れるばかりの雲共はさほど気が利かない。 彼是と甲斐甲斐しい働きぶりも幻日屋の醍醐味がひとつ。
――― 無論、御柱らしく寵愛を授けたとして、 行き着く先は大口の内側であるが。
酒精を帯びた稚海老も啜って橙色を濃くすると 肉塊と徒党を組んで河岸を変える。>>16
征くは朱柱が幾つも聳える大宴会場。 拓けた舞台は月も星もよう見える。]
(53) 2019/12/31(Tue) 02時半頃
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あい、お待たせしやした 替えの酒は──…届いてやすかね? [あっちこっちを駆け回り、 壺湯に着いたのはさて、どんな頃合だったか。 既に小海老が新たな徳利を届けているなら>>31 空っぽの器を回収し、厨へと戻るだけのこと。
…で、あるが、ここでまた、速い筈の脚が止まる。 ざぶ、と波打ち壺から落ちる蒼鱗。>>29]
ははぁ…綺麗でやすねぇ 本物の海ってやつも、こんな風でやすかい?
[のんびり語らえる時間なぞ取れる筈もないが、 これくらいの立ち話は許されよう。
何せ、大海老の兄貴は大層手際が良く、 先輩のランタンだって小回りが利く働きものだ。]**
(54) 2019/12/31(Tue) 03時頃
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フフッ! 踊るが良いぞ良いぞ。
[酒に浸った橙にはうっすらと疣が浮いていた。 心地良い酩酊を示す証左だ。
小海老の舞いを喜色交えて囃し。 柔軟な腰つきを披露されれば、 一芸に感嘆して自らの頭上に浮いた金皿を傾けた。
勝手知ったるように小海老らを盛らせ、 賛辞の代わりにざらざらと飲んでいく。>>45 己が糧となりて初雨に混ぜるは至上の頌である。]
(55) 2019/12/31(Tue) 03時頃
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[小海老を攫った金の皿。 酌を任せて、透き通った酒をグイと飲んだ。
終わりと始まりがいよいよ近づいている。
ゴンゴン鳴り響く鐘の音は、 もうとっくに百八つ過ぎているようにも聞こえた。]**
(56) 2019/12/31(Tue) 03時頃
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[ 駆け足の号令に、駆け転がってごろりんごろり。鎧一式すっかり向けて楽になる騎兵を待つ間、タンタンターンのトンテケテーを楽しむと、奏楽の元のお芋を見やる。 進捗どうですか?
創作の深奥を旅するお芋をそおっと見送って、ソルフリッツィの後についてお部屋の戸を閉じる。]
ぱたん。
(57) 2019/12/31(Tue) 13時半頃
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[ 行軍を思わせる歩みにあわせて、テンポよく白光をちかちかさせる。たまさか従業員のだれかとすれ違うことがあれば、お部屋のお芋に香木と軽いつまみを頼もう。 裸足で駆けてく陽気な牝牛さんを、肥えたからだで邪魔してしまいそうにもなったけれど、吾輩はげんきである。
おや、ごーんとひとうち、幽かな響きは年越しのしるし。たくさん打つからまだまだ夜半には間があこう。
道中とおれば、宴会場には絢爛豪華な馳走がみえた。できたばかりの海老の酒蒸しなどおいしそうすぎて涙もあふれる。
あ、軍曹殿、湯殿は右から往くほうが近道であるよ。 ] ちか ちか ちか ちか ぴっぴかぴっ ちか ちか ちか…
(58) 2019/12/31(Tue) 13時半頃
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[ すーっ 外から窓と障子をそおっと開くと、そこは宴会場。 席が埋まるにはまだはやく、せっせと馳走が積まれてる。
…おや、奥の廊下に大目玉?いつか落とした僕かもしれず。 隅の空き席みつけると、軸索伸ばして目玉を渡らす。積んだ端から馳走を頂戴。
美酒など見つければ、運ぶ軸索の節ごとにひとすくいずつ通行税を吸い上げて、しまいはペンタグラムにまわしかけ。]
(59) 2019/12/31(Tue) 13時半頃
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[相槌と、興味深げな視線>>44。 それらを受けながら、杯の酒は徐々に目減りします。 明るく陽気な彼の神につられ、 わやん≠フ気持ちもいくらか上向きますが、 表情は変わらないのでそうとは悟られぬでしょう]
なるほど。 しょうばいのかみ、というのは あかるい おまえさまによく、おにあいです。
わたくしもかつては、ひとざとにもおりましたが ええ、ええ。 ほんとう、くろうのつきぬものですよね。
[一見ひとのこに紛れる事への愚痴ではありますが、 こちらも満更ではないととれる声色でございます]
(60) 2019/12/31(Tue) 18時頃
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きょうみ…………
[そんなに気を引く事を言ったかしら?>>47 こてりと内心首を傾げつつ、 己は静かな癖ににぎやかを好むわやん≠ナすから 彼の神の興味を引けたのは悪い事ではありません。
勧められるがままに杯を重ねながら、 こちらも負けじともう一杯と酌を向けまして。
神通力の減った分だけ酒に弱くなったこのからだ、 舌──と呼べるものはありませんが──の滑りが 良くなっていくのは必然と言えるでしょう]
(61) 2019/12/31(Tue) 18時頃
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[今は寂しい山ですが、かつては賑やかだった事。 己は山に分け入るひとのこに崇め奉られ、 作られた社にぽんと現れた神だという事。 祈りが、供物があれば祝福を与えた事。 ……時折山に棄てられてゆくひとのこを、 辛くも苦しくもないよう、攫ってやった事。 そうした為に、厄神と恐れられるようになった事。
辿々しい口調で言ってはまた、杯を空にしつつ] わたくしめに、いのるひとのこは すっかりと、いなくなってしまいました。
──── そういった、わけで こんなすがたに、みをやつす はめに なったのでございまして。
[悲観するでもなく、ただ淡々と]
(62) 2019/12/31(Tue) 18時頃
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ひとのこは、かって ではありますが ……だからこそ みるにたのしく、いとおしいものです。
[はらはらと影を散らしながら、 そうでしょう? とばかりに同意を求め。 話の脱線に気付いたなら、ちらりと外を見やり]
……わがやまの ふうけい もまた、 ここにまけずおとらず、うつくしいのですよ。 いちど、みていただきたいものです。
[取り繕うようにそう、付け足したのでした]**
(63) 2019/12/31(Tue) 18時頃
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[ ひとのこを慈しむ思い出語りを聞き終えると、ワヤンのそばにそっと果物の椀を吊り降ろす。
おおっと、宴会場のお椀がひとつきえてるぞ。
ワヤンのそばにはちいさな瞳が潤んでて、浮き盃の水嵩じわじわ増えてゆく。]
(64) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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― 戦の神の座敷 ―
[戦兎が甲冑を脱ぎ去れば、そこに居たのは白い兎だ。>>9]
あらあ、やだ。 随分といい男じゃあないの。 あんたそっちのがいいよお。 鎧なんて着ちゃって、おっかないったら。
さあさ、さっさと行ってきてくんな!! 『引き続きよろしくおねがいしまぁす』 …なんて、取り立て屋みたいでぞっとするよお! あたしの分も湯浴みを楽しむあんたを想像して、 嫉妬に狂えば何か降ってくる音もあるだろうさ!
[丸い体とそこから生えた羽をトゲトゲに尖らせながらまくし立て、白兎を追い出す。彼は小海老の群から手渡された湯かき棒受け取っただろうか。 規則正しく重くも軽くもない足音を聞きながら、背中で見送る。]
(65) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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─戦の神の座敷─
[Щ組の頭小エビどもから湯かき棒(なんと用途まで刻まれた専用湯かき棒)を受け取った。(>>36 >>37 >>38)
例年同じの湯かき棒である。しっくり手に馴染むとまではいわずとも、なんともいえぬ気抜けた平和な長物は、この年の瀬にも相応しい。
銀の鎧は人と人が争えば争うほど戦えば戦うほどに穢れをため込み、戦を忘れれば忘れるほどに苔むしてゆくので、ほんの一年の汚れの大掃除とはいえЩ組には今年も大仕事。
りっぱな兜の誉れあるぴかぴかの飾りには、小エビの細い細い無数の脚が丁度良い。]
(66) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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……♪
ガチャガチャポン、スー…トントントン…♪
テ……ンテケテンテン…♪
ツンツクツーン…………♪
うぅん… 悪くないけどもう一息…
さっきの兎の鎧の音、湯かき棒を受け取り 戸を閉める音、規則正しい足音… ……を、元にした調べは悪くない。むしろ良し。 いつもじゃ使わない、渋い音運びだわ。気に入った。
[前半のワンフレーズを繰り返し口ずさみ、羊皮紙の上の羽と共に機嫌良さそうに体を揺らす。 その次に行くとピタリと止んで、またううんと唸り始めた。]
(67) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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問題その後だあね。 その後に続く音を適当に慣れで並べちゃあいけない。 慣れとかいうのは時に大きな敵になっちまう。 遊びのないつまんない調べだあ…!
[頭に届かない手を頭を掻きむしるようにばたばたさせ、 しくしく、めそめそと恨みつらみを吐き出している。]
どうせあたしゃ畑の芋よりとろくさい神作曲家… 神の名が聞いて呆れるよお… だめだあ、あたしなんてえ
だめ作曲家ァ〜…… この世の音楽の神が降ってくるとか宣ってる奴ら 全員呪ってやろうかしら。 あたしだってそいつに縋ってみたいもんだよお。 えぇん、えぇん
(68) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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…んん?
[廊下から聴こえる音に耳を澄ます。>>23 どうやらこいつは聞き覚えのある…あたしの曲だ。]
ああん ちがう 音がずれた いやだよぉそんなトンチンカン… でもない? いやあ、それより、なにより、声が良い! 泳ぐみたいな、夜の海にチカチカ光るホタルイカみたいな。 うねるみたいな、踊るみたいな。 そうなあ、さっきのに続けてみるなら…
♪ガチャガチャポン、 スー…トントントント ♪ニョンニョンニョロ チカッピッピッピーー
(69) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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…センセーショナルッ!!! あたしが求めてた音ってぇこいつだったのかしら!
[イモは羽と一緒に踊り狂う。 すると小海老もツラれてツマツマツマリのトントコトン。>>38]
いいねえ!小海老ちゃんたち! その調子であたしについていらっしゃい!
♪ガチャガチャポン、 スー…トントントント(ツマツマツマリ) ♪ニョンニョンニョロ チカッピッピッピーー(トントコトン) ♪ツマツマツマリのトントコトン
[イモは踊り狂いながら部屋を飛び出し、ビートを刻みながら兎の後を追う。**]
(70) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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/* ソルフリッツィほんと可愛すぎるし 畑のイモの方がもう少し早く歩くほんとに大好きすぎるんだけどよくそんなの思いつくねwwwwwwww
(-9) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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/* うさちゃんはさんでごめーーんておもったけどいっそ読みやすいことなってた ありがとう
(-10) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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─戦の神の座敷─
[白い毛並みに真っ赤な目の兎は、湯屋の浴衣を着込んで帯をしめる。 (>>65)作曲の神に見目を不意打ちで褒められて、戦の神はふんと桃色の鼻で笑った。]
ばかを申すな。 吾輩の自慢だ。
[それから大目玉の一粒の目の瞬きが湯殿は右から行くほうが近いときいて、そちらへ向かっていったのもさっきのことだ。(>>58)]
(71) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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― 湯殿 ―
[湯かき棒をもった裸の戦の神は、よく鍛えてしなやかな幸運そうな兎の足でお湯の温度をちょいちょいと確かめていた。それから湯かき棒でお湯をもみもみ……
そのあとお湯にとっぷりと浸かると、白い兎の体から赤茶色のどろみずのような穢れがあふれては、一人前の大きな浴槽から床へとこぼれた。]
(72) 2019/12/31(Tue) 20時頃
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[両腕を風呂のへりへ広げた。 新しいお湯が足されるたびに表面にうかんだあぶらっこさが、またぞろ床へと垂れていく。
湯で膨らんだ毛並みから、どこへ仕舞っていたのか次から次へと一年溜めに溜めた汚れ部分を身から追い出して、戦い続けて疲れた肩を自分で揉んで解した。**]
(73) 2019/12/31(Tue) 20時頃
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/* 紅白ついた部屋で、はたして私に白ログが書けるのか……! 小海老食べに行きたいよねぇ!かわいいことになってるね!!! ミタシュと海のお話もしたいね!!!
(-11) 2019/12/31(Tue) 20時頃
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[ ごーん。またひとつ、鐘がつかれる。百と八まであといくつだったかな。
ざぶりと桧風呂を抜け出すと、ひときわ大きな尺をとってペンタグラムを目指す。茸笠の行列を勢いよく踏み切って飛び越えると、高く高くペンタグラムまで跳び上がる。
眼下の湯煙の奥に、一人湯を楽しむ兎や雲水、辛み神がみえ、その間をせわしく行き交う南瓜の頭とふかふか耳が見て取れる。煌々と火を焚く厨房からは、小海老と茸がぞろりぞろり。]
(74) 2019/12/31(Tue) 20時半頃
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[ ちかちか瞬くペンタグラムにあわせ、きらめきをはじめる。 勢いにのってみるみる近づくペンタグラム。下からは、花火のひとつも挙がったように見えたろうか。]
いまこそ、御群とオグンがひとつにあつまるときがきたぞ、私よ。
いまこそ、オグンと御群がひとつにあつまるときがきたよ。僕よ。
さあ、いまこそ―――
(75) 2019/12/31(Tue) 20時半頃
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[ 打ちあがった光の塊がペンタグラムの輝きに命中すると、いちどふっと光が消える。
そして、
数拍の間をおいて、御群ツリーの幹を虹がすうーっと滑り上り、宴会場へとなだれ込む。 茸が次々群れなして、幹を昇ればはしからめいめい光りだし、茸を下から照らし出す。
光のパレードはじまると、ぞろりぞろりと行進しだす。七つの色は拍ごと隣と交代し、列は進めど光は戻るようさえ見える。
廊下をめぐったパレードの、列が目指すはガチャガチャポン。ツマツマツマリのトントコトン。 奏楽の神の新曲に、転がる目玉が追いつけば、ビートを刻んでついてゆく。兎の湯殿に行くのなら、上から下までひとめぐり。
宴会の場への案内にもなろう。 いちどは終える今年の厄の、湯水に流れる手向けにもなろう。 ]
(76) 2019/12/31(Tue) 20時半頃
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道祖神 オグンは、メモを貼った。
2019/12/31(Tue) 20時半頃
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乾杯!
[振り上げた腕から(>>51) ぷるぷると喰われた手頸がまた、生えてくる。 我が合図にザパァと薬湯が降ってくるかと思えば、とぽとぽと上品な酒精が肉塊を酒蒸しにしてゆく心地よさ。すこし恥ずかし気に。]
酒は飲むべし歌うべし…
[湯桶を酌代わりに。 肉塊はたいそうに上機嫌で、やがて橙と共に河岸を変える。行く先あたりかまわず、湯殿の扉を開いては”乾杯”と叫ぶは愉悦のせい。きっと無礼講と赦されよう。**]
(77) 2019/12/31(Tue) 21時頃
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[ 静謐さをあわせもつ幾つもの温泉たちと、 エレクトリカル・パレードがはじまった湯屋の廊下、
きらぴか喧騒の度合いの対比は、さらに強調されただろうか。
パレードの要所では、おおきく肥った大目玉たちがさまざまな民草のコスプレをしていたり、ぽんと跳ねて弾けて光の華火と化したりする。
謡うリズムはセンセーショナル]
♪ニョンニョンニョロ ポーン ポーン チカッピッピッピーー
(78) 2019/12/31(Tue) 22時頃
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オグンは、パレードに参加して幹が痩せると、根から引き揚げ宴会場まで吊り上がる。
2019/12/31(Tue) 22時頃
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[徳利はすぐに届く。>>31 小海老も妖し衆も勤勉と、尾は熱燗を傾け。
大厨房の小海老の奮闘は、>>34 徳利に入って来ない故、 命じた蛇神は呑気なもの。 天麩羅になるだろうか。>>32 それとも、白米の彩りか。>>33
くいっと再びお猪口をあおると、 今度は待たずに次が来る。>>54]
(79) 2019/12/31(Tue) 22時頃
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|
ちょうど次を呼ぼうと思った所よ。 気が利くな。
[お猪口を置き、手招きならぬ尾招き。 招き湯を揺らせば、 また一枚と、剥がれた鱗が足元へ。
お喋りを好む蛇神は、店員が仕事の途中とも特に考えず、]
海か? そうさな…海は どんな水より、深い深い蒼よ。 私の鱗は一年、その色を写した海の欠片。 欠片故、それは一面でしかないぞ。 浅きから深きまで、 海は様々な色、顔をしておる。
そう、海は……
(80) 2019/12/31(Tue) 22時頃
|
|
海は、私のように美しいぞ!
[ふふん。 縁に掛けていた頭を擡げ、角度は斜め上。 ピリっと、壺風呂の中で決めポーズ。
波打つ湯にまた一枚鱗が乗る。 斑は薄く、壷の中には一柱の白蛇。*]
(81) 2019/12/31(Tue) 22時頃
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|
[三尺足らずの身には大きすぎる温泉宿も、 恐らく世界と比べれば猫の額より小さく狭いか。
あちこち、駆け回る中でちらほら聞こえる"外"の話は 一様に興味深く、面白く。そしてなかなか難しい。
寄せる波に引かれるよに、とたた、と歩む脚を向け。 一枚、また一枚と剥がれる蒼と頭上の白を交互に。]
へええ…てことは欠片を全部拾い集めても 其処に海はないんでやすかぁ……
[溢れた湯と共、足元に流れた鱗を拾い天井に透かした。 肉の旦那から零れた金屎や、蛇神の鱗は湯屋の利益の ひとつであるから、ちょろまかすのはせいぜい2枚。 ジルに頼んだ分を受け取るのを楽しみにしつつ、 翳した鱗は、そっと懐に仕舞い。]
(82) 2019/12/31(Tue) 23時頃
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あい、蛇の旦那はいつでも別嬪でやすが… こうもまっちろだと、より縁起良く見えやすねぇ
[美醜はさておき、その姿勢は決まっている、と。 浴室に小さな拍手が響いた。
狐の脚を止めるのは、美しいものだけに限らず。 この目に耳に新しく、奇抜で理解できぬものへ。]
そのまま壺蒸しになる前におあがりやし 旦那と一興、交えたいと姐さん方も 顔を白ぅく塗ってお待ちでやすよ
[ちゃぷ、ちゃぷ。 壺でなく、徳利から音を鳴らして交換すませたら さて、そろそろ宴会場の支度へと向かおうか。
山の話、海の話、まだまだ聞きたいところだが それには手足と目玉が足りぬ。]**
(83) 2019/12/31(Tue) 23時半頃
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|
/* いやほんと、みなさんセンスが眩しくてログ読むのがほんと楽しい。もっと喋って!くださいやしよう!!
2019年はとても楽しい村で始まったわけですが、とても楽しい村で終わり自動的に2020年も楽しい村で始められるの幸せでやすなあ。
(-12) 2019/12/31(Tue) 23時半頃
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[ ごぉん、ごぉん………
どこからともなく響いて来る鐘の音。 ツゥツゥ、トントンと軽やかに滑る>>70一つの駒。]
……まぁ、散らし寿司の具は勘弁してやろうね。
[ 駒に触れた爪先から伝わる賑やかな旋律に、 大海老、張鐘も調子を取るように触覚を揺らす。 ゆら、ゆら、ゆぅらりゆらり。]*
(84) 2019/12/31(Tue) 23時半頃
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|
[宴も酣どんちゃん騒ぎ。 飲めや歌えや海老や海老や海老の舞い踊り。
空いた酒樽はとうとう八つ目。 我が身が大蛇で在ればそろそろ潰れるのもお約束だが、 なにせ本分は水を溜めて操ることにある。 易々とは沈まなければ、当然その先は絡み酒。
見つけた目玉に盃傾け、>>59 たぷたぷと点眼代わりに差してやるなど当然で。]
(85) 2019/12/31(Tue) 23時半頃
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ああ、明けような。明けような。
どこからともなく樂も響く。 大晦日と元旦を跨げばまた振り出しよ。 門出は賑やかしいくらいで良い酔い。
[聞こえる音色はコエビート。>>70 聞き慣れぬ音の群れであったが、 新しい年を新しい音で迎えるのは道理である。]
(86) 2019/12/31(Tue) 23時半頃
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|
フフッ!
[美酒と愉楽に浸って笑気はやまぬ。
音頭に合わせて挙げたのが 手だったのか、尾だったのかすら曖昧。>>77
ただ肉塊を度々齧ったお蔭で 表皮は張るばかりでなく照り照りと油に濡れていた。 悪い酔いしながら迎える明けも然程悪くない。
ぷしゅぅ、と酒気帯びの空気を口から吐き、 数段に重ねられた分厚い座布団の上に沈む。
泥酔が齎すまどろみと一緒に丸くなった。]**
(87) 2019/12/31(Tue) 23時半頃
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|
[海色の鱗をいくら集めても、海の深さに程遠い。 うむ、うむと、その言葉に頷いて。>>82 懐にしまうのを見ても咎めない。 行き先に頓着はしない質。 潮の調味料となっても良いが、 宝のようにされるのも、気持ちの良いものだと満足気。 拍手も惜しみなく受け取ろう。>>83
讃えよ讃えよ。 蛇神を美しいと思えば思う程、美しくなるもの故に。]
(88) 2020/01/01(Wed) 00時頃
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|
うむ、うむ、 この徳利を空にしたら行こうとも。 まだ導は動いておらぬだろう?
気の早い者は初めておるかも知れんがな。
[賑わいはまだ、店の者に留まっている。 客が騒ぎ始める頃に訪れよう。 今は徳利を運ぶ店員を見送る。
頼んだ小海老の料理を急かさぬためにも。*]
(89) 2020/01/01(Wed) 00時頃
|
|
[鐘の音もあと幾度だろうか。 数えていなければわかるはずもなく、 しかし、楽しげな声が聞こえれば 十分知れよう。
賑やかな光の行進、>>76 奏楽神の新曲も聞こえたなら、即ち宴の合図だろうと。>>78]
さぁ、参るぞ 宴会場で、料理が私を待っておる!
[ざぱと一際大きな波を起こし、 壺から蛇が泳ぎ出る。 近くにいた店の者を呼び寄せて 体を拭かせねば。 いくら急いでも、廊下を水浸しにする気はなし。*]
(90) 2020/01/01(Wed) 00時頃
|
|
せやなぁ。 人間ていうんは苦労の絶えん生きもんじゃ。 だが、良くも悪くも図々しく、健気に生きとる。 なんともいとおしい。
[うむうむと、わやんにうなずき、また酒を一口。]
(91) 2020/01/01(Wed) 00時頃
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|
[どこかからの鐘の音にあわせ、楽の神の音楽が聞こえる。 揉んで柔らかくした湯のなか、汗をかいた顔を拭う。]
……あれは…… 完成したのかな?
(92) 2020/01/01(Wed) 00時頃
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ごーん、 ごーん。
煩悩を払う鐘が、いま、最後の一つを終えて――
(93) 2020/01/01(Wed) 00時頃
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1
2
3
4
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