[誰かも分からない誰かに探してもらいたい、
そんなどこまでも果てしなくてどうしようもない気持ちを、あたしは理解してしまった。>>1:116
レンとこんな話をしなければ、きっと気が付かないまま大人になっていただろう。
意外と、かどうかは分からないけど、それでもレンの中身は気持ち良く突き抜けていて、あたしみたいにグチャグチャじゃない。
夢を語るのにあんなに照れていたレンは、今はからりと笑っていた。
思い付きで言った、星を閉じ込める話だって多分同じ。>>1:117
でもあたしは、あたしの名前が付いた星じゃなくて、本当のあたしがいいって思った。
星は綺麗だけど、あたしを追いかけてきてはくれないし、存在する位相も違う。見つけてくれる何かは、やっぱり地上にしかない。]
(5) 2019/12/31(Tue) 00時半頃