273 魔性の病院【R18ペア】
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− 温泉 −
[ 中心からの方が効果的なのだと説明はされたが、この方法しかないとは言われず、安堵した。 手間のかかる患者ですまないとは思う。 だが、ああいった行為は、やはり、気軽にしてはならないものだ。 誓いとか、そういう──古風な考え方なのかもしれないけれど。]
──…、
[ 動けぬことに加え、体に触れられすぎて精神的に疲れてしまった。 それを察したように、黍炉はもう一度湯をかけて、身体を拭いてくれる。]
(*0) 2019/12/12(Thu) 23時半頃
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[ 命を分け与える、と言われて、血を飲まされたことを思い出した。 思い出せば少し、疼く。
「私にとっての宝玉だ」という彼の言葉は面映い。 身体が宝石に変じずとも、と言うからには、変じることが最大の売りではあったらしい。]
…何処で、おれのことを知った。
[ こちらは黍炉のことをほとんど何も知らないのに。 不公平を悔しがる色が声に滲んだかもしれない。*]
(*1) 2019/12/12(Thu) 23時半頃
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[ 黍炉が語る経緯はさほど奇異なものではなかった。 依頼人についても探りを入れようとは思わない。 自ら挑んでくることを選ばなかった相手だ。どのみち相容れない。]
おれのどこがお前の関心を引いたのかわからない。 おれを治療して城に連れ帰って、それでどうする?
[ 黍炉を理解しようと問いを重ねた。*]
(*4) 2019/12/13(Fri) 00時半頃
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[ 運命──意志を超越した定めの力。 彼はそれを感じたのだという。]
…刃を交わして、か。
[ 彼は繰り返し「おまえが欲しい」と口にしていた。 そこに嘘はないのだろう。]
(*7) 2019/12/13(Fri) 20時半頃
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[ 城に帰った後の話をするなんて、まるで行きたいと言っているようじゃないかと、 不意に思い至って、遊色が滲む。]
まずは動ける身体を取り戻す。
[ シコウは魔物だ。 人間のようには、不老不死を差し出されて舞い上がることはない。
己を駆り立てるエゴが必要だった。]
(*8) 2019/12/13(Fri) 20時半頃
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[ 黍炉はあくまでもシコウを受け入れ、代わりに癖のように撫でてゆく。 猫の子でもあるまいに。
寝室に戻る準備をしながら彼が発した問いは、シコウの望みを確認するものだった。
わずかな間、思案して答える。]
…肩を、貸してくれるか。 足を床につけて歩きたい。
[ わずかに関節が動く程度で歩くのは無理だとしても。 まずは、は、今からだ。
彼に触れてみたくて頼んだわけでは、ない。*]
(*11) 2019/12/14(Sat) 00時半頃
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[ 黍炉の手を借りて身体を起こす。 軽い立ちくらみを覚えた。 魔物といえど、かりそめの死からの復活はひどく消耗するものだ。
ひとまずのゴールを告げられて、うなずく。 今の自分の力量を知れば、むやみと挫折せずに治療の道筋をたてられるだろう。]
…おまえは良い指揮官だな。
[ 意のままになる影以外のものを率いても、その力を十二分に引き出すことができるだろうと感じた。]
(*13) 2019/12/14(Sat) 11時頃
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[ 爪先から足を下ろす。 タイルの床からは自然石の持つ力はあまり感じない。 かかとをつけて体重を乗せてみる。 黍炉の言っていた身体の中心を意識して腰を前に出す。]
ひとつずつ手順を計算して歩こうとすると、存外、難しいものだな。
[ いっそ他のことを考えながらの方がうまくいくだろうか。 とはいえ、記憶はどこか色あせて感じられ、鮮明に思い浮かぶのは黍炉のことばかりだ。 その太刀筋、深い接吻け、血の絆──
邪念に流れるのはよせ。
唇を引き結びながら、黍炉にぶら下がるようにして進む。*]
(*14) 2019/12/14(Sat) 11時頃
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[ 今だけ、という言葉に意欲的に肯く。 生まれたての小鹿のような頼りない足取りではあったが、部屋を出るところまで時間をかけて辿り着いた。 腕を回されていたから肩から先も冷えることなく、ほのかに熱っているほどだ。]
── 感謝する。
[ 疲労の中にも晴々とした、だがまだ硬めの言葉で気持ちを伝える。 その後の展開に戸惑うように口をつぐんだ。
歩くのはここまで、となると残りの距離は黍炉の手を煩わせることになる。 車椅子という手もあったが、彼の表情が伺えないのは、いささか気が進まない。 かといって自分から、先ほどのように、とも言い出せないでいた。*]
(*16) 2019/12/14(Sat) 12時頃
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[ 明日を約束する言葉に、同意しておく。 抱き上げられることに抵抗はしなかった。
身体を覆う布は、簡易なカモフラージュだろうか。 相変わらず顔が近づく度に肌に捺される接吻けには、わずかに前髪を振るように反応を返す。
そうして運ばれながら、部屋につまくでに意識は遠のいていた。 我知らず気を緩めてしまったのだろう。 疲労のせいにしておくことにする。*]
(*18) 2019/12/14(Sat) 12時半頃
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─ 病室 ─
[ 飢餓で目が覚めた。 空腹とは違う、乾きのような飢えだ。
呼べば黍炉は来るだろうか。 またオパールか彼の血を与えてくれるかもしれない。
──餌付け
そんな言葉が思い浮かんで意地になった。]
(*22) 2019/12/14(Sat) 14時頃
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[ 視線を向け、サイドテーブルにまだナイフが乗っているのを確認し、手を伸ばしてみる。 なんとか掴むことができた。
再び手を戻し、しばし銀色の刃を眺めた後、枕の下に隠す。
少しばかり気が紛れて、もう一度、寝付くことができた。 黍炉が戻ってきたときもまだ眠りの中にいる。*]
(*23) 2019/12/14(Sat) 14時頃
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[ 呼びかけられ、現世に舞い戻った。 目を開けば焦点の合わないほど近くに黍炉の顔がある。
朝も晩もないだろうに、おはようと言われた。 吸血鬼風の諧謔か。]
…不覚だ。
[ 頬に触れている彼の手の冷たさが心地よいのは、微熱でもあるせいか。 目覚めてしまえば、飢餓が爪をたててくる。]
今日の、治療計画は?
[ 不調と渇望を押し殺して視線を伏せ、予定を確認する。 いつまで彼を占有していられるのか、知るよしもない。*]
(*25) 2019/12/14(Sat) 16時半頃
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[ 命じる声に身体が反応する。 深呼吸しようとする態で唇を緩めれば、鉱石の波動が舌に乗った。 黍炉の指を齧りたいとすら思った飢餓の衝動が引いていく。
大地が蓄えた力の結晶──
宝石としての価値や見栄えを自分の身体と比較されても聞き流せばよかったが、 わざわざ国から取り寄せたと聞けば、彼を見上げる。 言葉を封じられた口の中で月色のコモンオパールを滑らかに転がした。]
(*30) 2019/12/14(Sat) 18時半頃
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[ 滋養を与えられ、大人しく彼が身体を触診するのを見守る。 懐柔されたつもりはない。治療のためだと感じたからだ。
黍炉の見立てでは、魔力が足りていないのだそうだ。 確かに、影にエナジードレインされた怠さをもっと酷くしたような空隙がある。 体力の有無とは似て非なる虚無だ。
黍炉はそれも予想していたとみえ、薬を用意してきていた。 挿れられた場所は想定外だったものの、抗議する間もあらばこそ身体は薬を飲み込んでいた。]
(*31) 2019/12/14(Sat) 18時半頃
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[ 別段の痛みも違物感もない。 すぐに形が崩れたか。 オパールの方がまだしも硬い。
待つほどもなく、ふわっと熱風に煽られて身体が浮くような感覚に見舞われた。 顔を寄せた黍炉の目の奥が赤く輝くのを見、あの戦場を思い出す。
一目で惹きつけられた、あの紅──
示唆するように黍炉が囁く。]
(*32) 2019/12/14(Sat) 18時半頃
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[ 外から魔力を補う方法… 黍炉のような吸血の業はないし、影を操ることもできない。
戦う以外の才など…
困惑する様子を見つめる黍炉の笑みが、別人のそれと重複した。 優しく妖艶で情熱的な──
そんな、
確かに己の血の半分は淫魔の母から受け継いだものだ。 淫魔は他者の精気を吸い取って糧にする。性交によって。]
(*33) 2019/12/14(Sat) 18時半頃
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何を、 考え て
[ まだ残っているオパールが歯に当たって硬質の音をたてる。
考えてしまったのは、自分なのだけれど。*]
(*34) 2019/12/14(Sat) 18時半頃
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[ 身体を覆っていたシーツを取り除かれ、素裸に剥かれる。 あまつさえ、足首を押し開かれて、立てていた膝の奥まで黍炉の目の前に暴かれてしまう。 肌寒いと感じてしかるべきなのに、体はむしろ熱っていた。
彼もまた帯びを解き、衣を落として一矢纏わぬ姿になる。 身をもって対等だと示そうとした──わけでもあるまい。]
(*38) 2019/12/14(Sat) 22時半頃
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[ 房中術、という聴き慣れない言葉に耳が吸い寄せられる。 漠然とした理解しかできなかったが、治療技術の一環であるようだ。
それなら、と心が揺れる。
矜恃を損なうことなく魔力を得られるだろうか。 淫魔は相手を喜ばせ、より多くの精気を啜るために手練手管を使い、あられもなく媚び乱れるものだと聞くが、自分にはそんなことは無理だ。 無理に決っている。
黍炉の声、その抑揚、何もかもが欲を煽るのを感じながらも、認めたくはなくて、寝具を握りしめた。]
(*39) 2019/12/14(Sat) 22時半頃
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[見せてあげようとの宣言とともに指先が喉に触れてくれば、びくと肩が揺れた。 生殺与奪の紙一重におかれ、感覚が研ぎ澄まされる。
続けて唇が下りてきた。 いつもの挨拶のように唇を啄むのかと思えば、横にずれて耳朶を咥え、下へと辿ってゆく。]
…黍炉…っ
[ どうしていいかわからず、名を呼んだ。 制止の声は喉元まで出かかっているのに、先を望む気持ちがそれを阻む。*]
(*40) 2019/12/14(Sat) 22時半頃
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[ ここにいる──と、黍炉はいたるところに唇を触れさせてゆく。 狼煙が繋がるように彼のもたらす熱は全身を巡った。
どうして、こんな…
相変わらず自力で動くことはできず、彼の為すがままだ。 けれども、不安や警戒は感じなくなっていた。 より切羽詰まった情動に押し流されて、短い呼吸を繰り返す。 その合間合間に、無音で黍炉を呼び、その存在を確かめた。]
(*43) 2019/12/15(Sun) 00時半頃
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[ 膝を抱え上げられ、のしかかられても、逃げる算段をすることはない。 遊色の滲む目に黍炉を捉え肯く。
これまでの甘い接触から一転した強引さで怒張した男根に貫かれて初めて、のけぞり、雄叫びをあげた。
薬の効果で痛みはない。 だが、自分が犯されているのだとわかって愕然とする。 房中術というのは結局、女夢魔と同じことをしろということだったのか。]
く──…、
[ 喘ぐ声が揺れる。*]
(*44) 2019/12/15(Sun) 00時半頃
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[ 騙されたというよりはしてやられたのだとわかっている。 あえて口にしないことはあったとしても、黍炉は嘘はつかない。 こんな事態に陥っているのも、自分のせいだと、唇を噛んで目を閉じる。
けれども、身体を貫く質量は熱く、あまつさえ黍炉は掻き混ぜるように腰を使った。 臓腑を棒で貫かれるのと同じようなものだと思えば、ひどく乱暴な行為だ。 痛覚が麻痺しているとはいえ、負担は大きい──
そう思って耐え忍んでいるものを、黍炉は異なる見解を告げる。]
(*47) 2019/12/15(Sun) 02時半頃
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[ 馬鹿な、と跳ねつけたが、繰り返される抽送は幾度も打ち寄せてきた。 狂おしさが募り、身体の奥が落ち着かない。
それに黍炉はこの方面においても熟練であった。 どこを攻めればいいか、その緩急をも心得ている。
波に攫われるように揺らされ、引き延ばされて、摩擦は火花を散らす快感に転じた。]
…っ! い…
[ 誘われるままに声が出てしまう。 後はなし崩しだった。]
(*48) 2019/12/15(Sun) 02時半頃
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[ 苦しいのに気持ちいい。切ないのに止められない。 後悔しながらも感じてしまう。 自分の中に、こんな素質があったのか。]
…う、 くぅ、 ああ── そこ、を
[ 自分の掠れた声を聞いてよけいに興奮してしまうのだから救いようがない。 惜しむことなく費やされる時間の中、 催淫薬で蕩けた肉体は欲望のままに捧げられ、理性は淫夢に溺れた。*]
(*49) 2019/12/15(Sun) 02時半頃
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[ 痺れるような官能を呼び覚され、漏れる息はあられもなく乱れる一方で、 いまだ力の戻らない身体では顔を覆うことすらできず、黍炉の目から何ものをも隠すことができなかった。
全部、見られている。
人形めいて動けない身体に閉じ込められたまま犯される苦悶に羞恥が拍車をかけ、背徳は身を焦した。 身体の奥まで彼の形に作り替えられ、このまま抱擁が続くことを求めてしまう。]
(*52) 2019/12/15(Sun) 11時半頃
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[ 一向に疲れも退屈も覚えぬらしき黍炉は、まだ先があるのだと、胸に凝った性感の兆しに指を触れて示した。 彼自身の喜びを伝え、解き放つ。]
──…ンぁっ!
[ 快感がまたひとつ弾け飛ぶのと同時に、吐き出された彼の情動を感じる。]
(*53) 2019/12/15(Sun) 11時半頃
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[ 自分も雄であるから、黍炉の身に起きたことは把握できた。 達したのだな、と取りとめなく思う。
おれの身体で──満足したか。
良かったような、虚しいような、済んだのだという感慨。 だが、自分の身体の変化にはついていけなかった。
身体の奥から熱が広がる。 精液を糧として吸収したのだとわかった。
彼を包む臓腑が脈動し、まだ残っているものを絞り出そうとする。 それもまた淫魔のさがだろう。]
(*54) 2019/12/15(Sun) 11時半頃
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[ 終わりたくない──
もっと、 と言い出しそうな口に拳を当てて堪えた。*]
(*55) 2019/12/15(Sun) 11時半頃
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