267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
今日は、特別なことのない一日のようだ。さあ普段通り、誰かを処刑台にかけよう。
現在の生存者は、ヨリック、ミサ、パラチーノ、レックス、Aの5名。
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この病の発生源 原因は 未だ不明です。 研究員の一人は『空想病』と揶揄し また別の一人は、『仮病』と貶みました。 人々は個々で異なる病状を見せる。 共通していることと言えば、 少しずつ記憶が無くなっている事くらいでしょう。 ファンタジックな世界に憧れていた少年少女が ようやく手に掴めたような能力でもありません。 なにせいずれ死に至るのですから 私は寧ろ、お節介な神託にも似ると思いました。
(*0) 2019/06/14(Fri) 08時頃
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* * 研究員Aの手記 * *
(*1) 2019/06/14(Fri) 08時頃
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先日死に至った『アンジェリナ』の部屋には そのように綴られた手記がぽつねんと残されていた。 窓辺に空っぽの花瓶ひとつ置かれた室内には 万年筆と手記があり、それ以外には何もない。 彼女の部屋を訪れる用事がある患者や先生たちは 時折彼女が筆を握る姿を見たことがあったかもしれない。
しかし、そのような瞬間も徐々には消えて失せ 亡くなる数週間前にはぱったりと、まるで、 手記そのものを忘却してしまったかのように 窓の外を眺めてばかりの生活を過ごしていたのだが....
(*2) 2019/06/14(Fri) 08時頃
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私は今よりずっと前に生まれた筈なのに 今では成熟したばかりの頃の姿をしていて そして患者たちと一緒に過ごしておりました。 きっと先生たちも、私がアンジェリナではなくて 医者のアンジュだってことは知らないはず。 でも、そんなことはどうだって良いのです。 いまそう思うことすら、改竄されたり 妄想の類の記憶であるかもしれませんし 今の私には、私を証明するものが 何一つとして無いのですから。 * * *
(*3) 2019/06/14(Fri) 08時頃
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『144』は街を浸食し、いつかは世界に人一人 残さないのではないか…私はそう感じています。
・・・・ もともとの植物や動物、例えば虫や犬なんかは 星や砂になったり、鱗が生えたり、 獣のように唸って死ぬこともないのに 何故だか人々ばかりは死に至ります。 思考能力の差なのでしょうか? まるで神様が人々に与えた罰か、試練かのようでしたから 私はそれを『144』と名付けることにしました。 ゲマトリアではその数字を 『選ばれたもの』と意味するようです。 そして天に至るには、私たちは、2880段の階段を上ると云う。
(*4) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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* * * * いまだ病の原因や 治癒方法は見つかりません。 先日「海にのぼる太陽を見たい」と 泣きながら夜中に騒いだ少年が、 ひとりの先生に連れられて行きましたけれど 結局戻ってくることはありませんでした。 先生は海辺についた途端に、少年が、 彼自身が太陽であったかのようにきらきらと 浜辺の上できらめきを散らして消えていったと言いました。
さながら彼自身が見たがっていた太陽に 彼自身が成ってしまったようだ、と。
(*5) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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私はその話を聞いて、 隣の部屋で過ごす一人の女の子に (彼女が宝石のようになっているのを 友達である私は知っていましたから) してみたことがあったのです。 これは恐らく、患者として、友人としては 決してやってはいけないことでした。
(*6) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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私は彼女に、 「ダイヤモンドになれたらステキね」と言いました。 彼女が宝石になりたがるような、宝石の素晴らしさを 舌を回しきれないほどに語りました。 彼女がダイヤモンドになるに相応しい、 うつくしい女性であることも含めて。 するとどうでしょう。 翌朝には、彼女の眠っていたシーツの上には ころんとした、彼女の背よりもっと小さな、 それでいて、人であった頃の彼女より 輝いている宝石が在ったのです。
(*7) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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私は推測の一つとして この病が仮病ではなく、空想病ではなく その中間である可能性を考えました。 ・・ 風邪を引いてはいないのに、 風邪を引いたと考え、思い込めば 実際発熱してしまうようなものです。 その『思い込み』が何かの切欠で加速するのなら 減速する可能性だってあるのでしょう。 私は病を治癒する方法として、 往来人々の間で信じられている 『流れ星への願いごと』に目を付けました。
(*8) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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けれど、ただ願うだけで治るなら きっととうに治っている人も居るのです。 このサナトリウムには信仰に熱いかたが いらっしゃることもありますから。
神さまから恩恵を与るには犠牲はつきものでしょう ですから、次の星夜には私は下記の手段を試します。 誰かの何かを犠牲にして、流れ星念じること。 したらば 流れ星が願いを抱え、 代わりになって死んでいってくれるはずですから。
(*9) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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けれど、私は実験の為に人を■しました。 私に星に願う資格があるのでしょうか。 神様は私を■してくださるのでしょうか?
まるで夜空が隠されてしまったかのようでした 私の身はしんしんと冷えてゆき 見上げてもそこに星は無いのです。 私に星は、ひと粒すら見えないのです。 私が星を見たいばかりに、 星を隠してしまったのでしょうか? 空気の澄んだ場所での星空は圧巻されるものでしょう 私は、いつか、空に浮かんでいる星を見たい。
(*10) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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質素な部屋に残されていた手記は 研究員の間で共有されることもあるでしょう。 実験に値する価値のあるものと判断されたそれは 一部のコピーを院長室に置かれもしますし、 研究員もコピーを得ることがあるかもしれません。 彼女のような『推測』に 図書館で調べたり、研究員の話を盗み聞いたり、 他の患者の言葉や経験から汲み、至る患者だって もしかしたなら居るかもしれません。 推測とはいえ、病に関して得た知識を 悪用するか否かは 方々の良心次第…とも。**
(*11) 2019/06/14(Fri) 09時頃
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/* 6時に落とす…と思ったら盛大に寝過ぎてわたしは ぼくはわたしは ごめんなさい
(-0) 2019/06/14(Fri) 09時頃
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/* 村建てロルがみなさまのロルと齟齬ないかな…と思って読み返しましたが、みなさまのロルがお耽美でこう…すてきだとしか言えなかった…。
(-1) 2019/06/14(Fri) 14時頃
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[ このはなをしっています ]
(*12) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ あのこが、砂か、星か、 にんげんの形を失ってしまった時のよう、 きっと前触れなんて、無かったのでしょう。 ]
(0) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ はなのなまえなんてちっともしらないわたしですが ]
(*13) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ 否、もしかしたら、たとえば、
含んでしまったあの"なにか"が、 種のかたちをしていたことは、 確かに今の前触れだったかもしれませんが、
そんなこと、振り返ったところで、 果たしてわたしのかたちは変わるのでしょうか。 ]
(1) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ しらぎくのはながあったのです ]
(*14) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ 苗床は、わたし ]
(*15) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ ─── "何処"で気付いた、 と おばかさんみたいなことを聞かれてしまえば、
朝起きたら 起きた瞬間、 かおはんぶん 消えていたとしか言えなくて、
……消えていた、というよりは、何なのだか。 視界が暗くなっていたと言うべきなのか、 どうにも表現が見当たらないので、 真白の苗床に座ったまま、手鏡を見詰めていた。
テーブルに置きっぱなしの可愛い芸術が、 浮ぶ白菊が、此方を見ている気が する。 ]
(2) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ 朝。恐らく。 変わらない閉鎖空間、変わらない苗床、
死ぬまで変える気も無い、わたしの根城。
その 中、見覚えの無い姿に向けて、 只、瞬きを繰り返すのは にんげんの片方。 ]
(3) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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「 真白なブーケでも被ってる顔しちゃって! 」
(4) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ ……おんならしく言ったところで、 自分でも訳が分からない、けれど、
もう片側の瞳は、文字通り"しらぎく"だった。 他に言いようが無い。
わたしの眼窩を花瓶にでもしたのか、 かといってうちがわに根の感覚も無いのだから、 どう生えているのか分かりゃしない。 ]
(5) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ 驚きは、……多分、していたけれど、 こんな性格だったものだから、わたし、 漸く死か、消滅か、なんなのか、 あのことおんなじ末路を辿ることを自覚しながら、
何時も通り、
"花弁" 気まぐれに 片目 を摘まんでみて、
─── もっと増えるのかしら、って。 ]
(6) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ 嗚呼でも のどがかわいちゃったから、 可愛いかわいい、芸術の器を取ろうとして、
その、形のちがう"しらぎく"ごと、 飲み込んでしまおうとして、
( 面白かった。ともぐいみたい。 ねえ、きっと、みずがきれたら しんでしまうわ "わたしたち" ) ]
(7) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ 視界が半分になった代償、 ─── 残念、取りこぼし。
器が水と、白菊ごと落ちた かるぅい おと。 ]
(8) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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白菊会 ミサは、メモを貼った。
2019/06/14(Fri) 22時頃
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ほし の ふるよな 夜だった。
(*16) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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ちぃさな手に、おおきな鋏を握り、 好き勝手に伸びているしょくぶつの、 ほそい茎を断ち切っていく。
はじめての日だった。 それまで、 なんの興味もなかったというのに。
しょくぶつを葬るには 良い夜だと思った。
(*17) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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ぱつん ぱつん、 弾けるよに いのちの欠片が散っていく。
しょくぶつは 喋らないから良い。 ──── 否、 もしかしたら、 悲鳴が上がっているのかもしれないけれど、 にんげんみたいに 口はないのだし。
鋏の摩れる音だけの、 静かな 夜だった。
(*18) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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「 ずぅっと しずかで在れば良いとおもったんだ。 」
(*19) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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* * * * *
(9) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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[ どうやら、 うとうとしてしまっていたらしい。 並べて開いていたkarteを閉じ、背中をのばした。 たまには、仕事してるっぽさ、出してかないとね。
頬杖でこの調子では、 何も ぽく 無かったし、 同じく並んでいるものが、植物図鑑じゃあ……
──── そういえば、はなみずきの花言葉は durability……持続性、 であるらしい。 転じて、 逆境も越えて見せる愛 とか…… ]
(10) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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[ 愛 ねえ。
その辺の道端にあるよな木に言われてもな。]
(11) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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[ 碧が 図解を見下ろしている。 憎んででもいるかのように、 無感情に、
──── きっと 夢を見たからだ。
思い付いたように和菊のページへと送り、 絵で記された しらぎくの、書き込まれた花弁を撫で、
なんの躊躇いもなく、 頁に鋏を入れてしまった。
ほんは たいせつにしましょう。 そんな教育は欠片も受けちゃいない!]
(12) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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( ■ を切り取っちゃいけない、なんて 誰も教えてくれなかったのと おんなじに。)
(13) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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[ ───── 然して、 個室の前に居た。 すっかり切り取ってしまったしらぎくの絵と、 一応、 用件として 一杯の水とを、 片手に下げて 開け放たれた扉の前。
( 落ちた音に、 ノックもなしに引き放っていた。 )
すこぅし、 固まったのち、後ろ手に扉を閉め、 完全に そと と なかとを 断ってしまったなら、]
(14) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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──── ひつよう なくなっちゃった?
[ 絵よりもずぅっと ほんものが 名札よりも高い位置に座しているものだから。 紙一枚を適当に振った。
驚きは ──── うん、 していたのだけれど こんな性格をしてしまっているのだし、
ほら、 曲がりなりにも せんせいですから。 **]
(15) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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[ 角度を変えた。音の方。
"わたしの"しらぎくは陽を嫌っていたのか、 それとも 見えない根でもはっているのか、
窓の外を見ることも無く、 顔につられて すがたを見る、─── ふりをして。
その紙どうしたの、とか、 多分、言おうとしたのだと思うけれど、 ]
(16) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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─── ええ、 そうね。
[ それだけ言った、 ほんとうに たったそれだけなのに、 また、口に異物感があったから、 舌から"種"を取ってしまって、 ハンカチで拭き取ってしまいましょう。
まったく何処からうまれてるんだか。 ]
(17) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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面白いこともあるものね、せんせい。 植物って言われ続けると、何時かこうなるみたい。 ─── ばからしい。
(18) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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そんな閉めっぱなしにしないで、報告したら? "たいへんな患者さんがいます"って。 せんせい、何時もやる気無いんだもの。 いっそ 担当医交代してもらったら如何かしら。
─── 嗚呼、それより片付けないと駄目かしら、 片方しか見えないからまったく嫌になるのよ、……
[ 閉ってしまった 扉を示し、
……多分、終わりが分かったから、わたしは、 何時もよりずぅっと饒舌だった。 楽しさすら、あった。 何年こんな場所に居たか確かじゃあないから、 永遠に眠れるその時が恋しくもあった。 ]
(19) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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[ そうなれば、きっと、永遠に静かでいられる。
……つちのしたで、ずぅっと、 ]
(*20) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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[ ベッドの脇へ のんびりと降り、 適当なタオルを引っ張り出して、
─── バランスが狂うわ、とか、ぼやきつつ、 ぼやいている最中も転びかける有様。
それでも、 ほんとうに、気まぐれに、適当に、 片目の端で紙を 花の絵を捉えてしまったから、 ]
(20) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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……それとも なあに、 その絵と、"これ"、比べてみたいの?
[ 二本の指で、鋏をつくって、 目元、名札の根元を ばつん !と 切ってしまう 仕草。
─── 切ったらどうなるのでしょうね。 わたしですら ちっとも分からないけれど、 まぁ 切った途端にわたしが"散った"としても 文句一つも言わないでしょう。 ]**
(21) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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白菊会 ミサは、メモを貼った。
2019/06/15(Sat) 01時頃
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[ 何故、 閉ざしてしまったのか、 と あのときの己に問うたところで、 きっと 明確なものなんてひとつも出てきやしないが、
唯、 しずかで在って欲しいような、
それだけの 事だったろう。]
(22) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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まぁ、 確かにやる気はないし、 ぶっちゃけ、 にんげんのこととかよく分かんないけど────、
おれが 担当って 感じ、 するでしょ?
[ 紙ぺら一枚掲げ、 視界の内で 目元の名札 と 並比べて、 ・・・ やっと出逢ったほんものに、似つかわしくない興味色!]
(23) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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「 しょくぶつになれるのなら、 いっとう、よいとおもいます。」
( 鉄の味ばかりを伝える、短い■に慣れず、 )
(24) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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──── にんげんのいちぶって、 簡単に切っちゃいけないんだって。
[ いつか を 思いだしつ。 その白の花弁が、にんげんのいちぶかどうか、 わからないとしても。 どのようにして其処に居座ることにしたのか、 そればかりは気になるけれど、 切って退かそうとまでは 思わなかった。
──── 間引かれる葉芽とも、 手折るべき花とも、ちがう なにか。
そう言った認識。 例えば、花ひとつおとしたところで、 散り死ぬしょくぶつで無かったとしても。 ]
(25) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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ねえ、 それ、種?
[ ベッド脇、かんじゃさまの行方を目で追いつ、 ( 転ぶ脚には最低限の手助けをするが…… その間も碧は唯、 しらぎくを見ていた。 )
気紛れに、 てきとうに、 落ち着いた辺りで水要る? と 聞きながら 結局捉えたのは、 しょくぶつの痕跡。
床へ向かうだろうタオルを受け取り、 ちぃさな水たまりへ 投げた。 ]
(26) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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全然しないわ。 [ 白菊の浮く水たまりの前で。 ]
(27) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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[ "こんなの"、 腫瘍みたいなものじゃあないのか。 色々なことを知らないにんげんだったから、
─── 嗚呼、否、もうはんぶんは違うけれど、
間引かれようが手折られようが愛でられようが、 苗床にはまったく関係の無いお話だったので、 むしろ切ってもらったほうが、 ……有り難かったかも、しれず。 ]
(28) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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……種、だったら 何。
[ 舌先を出した。 ちぃさく乗った、種を示して。 興味の色が 正直に言って嫌だったので、 見せた後、そのまま適当に飲み込んでしまおう。
もしかしたら明日のわたしから この種の花が咲いているかもしれないけれど、 やっぱり どうでも良いお話で、 ]
(29) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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[ のみこんで、 ]
[ ああ すこし、おなかがすきました。 ああ なんだか、のどがかわきました。
きっとこう思うのだって前触れは無く、 確かに昨日までのわたしと違っていたのですから、 なんだかひどく おそろしかったのです。 どうでもよかったのは事実ですが、 変わりゆくことに慣れてはいませんでしたから。 ]
[ ─── 嗚呼 でも、おもうのです ]
(30) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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あなたに診てもらわなくたって、
どうせ数日放っておいたら、 " 花畑にでもなってるわ "
(-2) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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[ ─── だから、 彼方へどうぞお帰りください。
そしてその時に だぁれも居ない病室で 第二の庭園でも作れば良い。
空になった器へ白菊を入れ、 閉じられた扉を指さし、 渡すと同時に突き返そうと。 ]
(31) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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要らないから、此も持って帰って。
[ 新しい方の器を 片目で見遣って。 居心地が悪いことを 隠しもしない 顔。 ]
(32) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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きく って、 発芽率悪いんだって。
[ 喉奥へ消えてしまった 種の行方を思いつ、 ]
(33) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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[ 全く意に返してもいなかった。 空の器も、 満ちた器も、 突っ返っていたというのに。
わかいおとこの わるいところ。 まったく人のことなんか気にしちゃいない! ]
(34) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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はなばたけにするなら、 しっかり水と、日光がないとねぇ。
[ そうしてまた、 満たされた器を示してみた。 せいちょう を 止める気さえないような、 せんせいって定義からしたら怒られてしまいそうな。
嗚呼でも、 もし、 永遠に静かでいたい、 と 願うなら、 其れだって 自由だと思うのだ。
( 唯、─── 花のことしか考えていないので、 枯らそうなんて欠片も思っちゃいない。 )
しょくぶつに成りたくったって、なれないのに。 144番目は、望むものには目も合わせない。]
(35) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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[ ……唯、 自身が静かにする気はない。 そういうおとこである。 ]
(36) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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[ ──── そこで思い立ったように、 空の器から花だけを取り出して、
とうめいの湖面に 浮かしてみて、 ( きまぐれに、 てきとうに、 )]
(37) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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枯れるよりは、 咲く方がきれいだよ。
[ 別段、 何を察知したわけでも 無かったが、 soup 水も、 必要と在らば温かい肥料だって、 用意して見せる心積もりで。 ]
(38) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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[ 白衣の胸ポケット、 せんせいに与えられた端末が、
また、 メッセージの波を伝えている。]
(39) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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[ 喉を通った種が、刺さったような、 ]
(40) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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|
[ 日光はきらい、 ─── きっと、きらい。 うそ、昨日のわたしは知らない。
水だって知らない。 喉が渇いても今は飲む気にならなかった。 示された器を、只、睨むだけで、
どうせ静かになるんだから、 それまで放ってくれと言っているじゃない! ]
(41) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[ 此処で片目を切り離してやろうかと思った。 あくまで 病室だからか、 刃物の類いは置いてなかったけれど、
それでも、たとえ 病人の指先だろうと、 此は刈り取れるものだろうから、 花弁を潰さないように 辿り、摘まんで、 ]
どうせ、咲いたところで わたしは死んで 、
(42) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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|
──────────── 、
[ 詰まった。 ]
(43) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[ 空いている片手と、 "わたしの"しらぎくへ添えられていた手は、 瞬間、口元を覆い、隠し、 にんげんの 咳き込む音を塞ぐ。
……別に血を吐いたとか、 そんな大袈裟なことはなくて、
只、蒼白い隙間から、種が幾つもこぼれ落ちて、 床に落ちた其れらを、息を切らして見詰め、
─── 嗚呼、なんだか"片側"が重たい。 ]
(44) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
|
|
[ 鏡でもあれば、きっと、 眼窩からもう一輪、隣り合わせの仲良しのように 白菊がいつの間にか咲いていた って、 ……わかったのかもしれない。
俯くだけのわたしじゃあ 得体の知れない種しかわからなくて。 ─── 其れだけじゃあ なかった。 なんにも分からなかった、きっと。
わたしのことなんて、なんにもしらないのよ。 ]
(45) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
|
|
…………枯れるならそれで良いわよ。 ゴミ箱に捨てられるだけでしょう。
あなたの名付けた 全然似つかわしくもない 只の患者の、 "しらぎくさん"の生態系がそうだっただけよ。
[ 落ちる種が"わたし"からうまれてしまったことも、 気持ち悪い、以外に言いようが無かった。
片方だけ生きているにんげんの機能で、 ]
(46) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
|
|
何か鳴ってる。 ─── 誰か 呼んでるんじゃ無くて。
[ 白衣の方を 指さし、
それはもう バランスも取れず、 危なっかしい勢いで立ち上がって、 指先で手繰りながら 病室の扉を開いた。
外の喧噪が、入り込む。 ]
(47) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
|
白菊会 ミサは、メモを貼った。
2019/06/16(Sun) 01時頃
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/*
こういう風でロリだったら 犯罪だなあと思ってたんですけど どうもおんなは年齢重ねるとめんどくさいが出てくるらしい
若い方が無鉄砲 感
多分 漢字だと白菊 美沙です。 美しい白菊 水は少ない
(-3) 2019/06/16(Sun) 01時頃
|
|
/*
こういう距離感がはじめてなので だいじょうぶかしら と おもいつつ
(-4) 2019/06/16(Sun) 01時頃
|
|
『 ■■■■■ことが 世の中おおくあるとおもいませんか 』 時に尋ねられた言の葉に いまだに首肯一つ返せる気がしなかった。
(48) 2019/06/16(Sun) 08時頃
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|
( あの中の何れだけが芽吹くのだろう。 )
(49) 2019/06/16(Sun) 13時頃
|
|
[ 渦中のかんじゃさまを余所に、 逸そ、にんげんのことなど見えていないよに、 さらさら 転がる種子を見下ろしていた。
碧は興味を湛え、ある種の 実験欲のような、 ……そんなせんせいらしさは今は要らないはずだが。
鏡の代わりに眺めていた其れは、 確かに、 殖えたしらぎくも写していた。 ]
枯らすくらいなら、─────
(50) 2019/06/16(Sun) 13時頃
|
|
・・ 一輪 綺麗に咲かせても……
(-5) 2019/06/16(Sun) 13時頃
|
|
[ 囁きが後を追うも、 ……切り落としてしまった花は長くは保たないから。 続きは 飲み込んでしまった。
( 手折ろうという指先が、 いつか、 の 刃先にも似ていて、 )]
(51) 2019/06/16(Sun) 13時頃
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[ 投げたタオルを拭き上げると同時、 散らばる種子とを 挟み込んでしまおう。
屈んだ拍子、 示された端末が転がり落ちたが、足先で蹴りつ。 背後の喧騒を見遣る。 ]
(52) 2019/06/16(Sun) 13時頃
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|
今日、 眩しい気がするな…
[ 誰に向けたものでもない呟き。 碧を眇め、 個室の向こうと、 かんじゃさまの背中を見ていた。
……すこぅし 行方を眺めた後、 漸く端末を拾い上げ、
───── 不意、 ]
(53) 2019/06/16(Sun) 13時頃
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──── ねえ、 しらぎくさん。 貴女、 ほんとうにしょくぶつになりたい?
[ ……karteを、開いていただけはあるのだ。 呼び掛けは明確に しらぎくさん に当てたもので、 譬え覚えていなかろうと、 曖昧なsignが示したものを。
端末を指先で振りつ、碧は、
───── 珍しくも無感情以外の、 にんげんにむけられた、 なにか を 孕んでいた。]
(54) 2019/06/16(Sun) 13時頃
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[ だれか の なにか を ぎせい に して────
…じぶんも曖昧だと言うのに。**]
(*21) 2019/06/16(Sun) 13時頃
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/* かんじゃさまをけして心配しないせんせいクオリティなので しょくぶつになりたくないならこゆほうほうあるよ、というけど
たんにしょくぶつに成ろうとしてなれなかった(方法が舌を切るというやつ…)から 半分くらい嫉妬みたいなもの……
(-6) 2019/06/16(Sun) 13時頃
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/* この男 ぼくとしてはすごい好きなんだけど
ミサさんの感じ(やりにくかったら〜〜)も含めてすごい こう ごめんな…ってなります ぼくはやりやすいよ…寧ろやりにくかったらごめんなさい……
(-7) 2019/06/16(Sun) 13時頃
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/* なんとなくしょくぶつに成ること自体を肩代わりしそうなるーとを意図的に踏んでるけど この男はそう簡単に願いを叶えないで欲しいと思う…
と いう つぶやき(メモしておかないと暴走するので)
(-8) 2019/06/16(Sun) 13時頃
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[ 自分からうまれた何か を、 見られることも 触れられることも、 挙げ句 "そんな風"に言われることも、
なにもかも 不快だった。
理由なんて特に無くて、只、 生理的に受け入れる方が難しくて、 ]
(55) 2019/06/16(Sun) 16時頃
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[ ……出て行く様子が無かったので、 もう此方から出てしまおうと思った。 素足だろうと知らない。 ]
(56) 2019/06/16(Sun) 16時頃
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[ ふと見下ろした白い足首に、 ほそく、わたしがベッドにそうするみたいに "何か"が這っていても。
知らない 全部 何もかも、 ]
(*22) 2019/06/16(Sun) 16時頃
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[ 開きっぱなしの扉を前に、
眩しかろうがなんだろうが、 ( ……嗚呼 此処で、行き先に中庭があるのも、 何時かのわたしじゃあないみたいだ。 )
何処かで捨ててしまおう、と、 気持ち悪い種子を包んだタオルを寄越すよう、 手を向けて 見るのだけれど、
其れより先に 外の"にんげん"と片目が合って、 そのひとったらわたしを見て声を上げたものだから、 反射で舌打ちを返して派手に閉めた。
わたしはばけものとでも言うのか、 ─── そうだったか、 ]
(57) 2019/06/16(Sun) 16時頃
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[ 室内が陰り、 しらぎくはんぶんだけが、もうひとりを向く。 ]
(58) 2019/06/16(Sun) 16時頃
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─── Dr.Palatino, あなた ほんとうに ばかね。
初めて会ったときから、 あなたたちが "そう"、言った癖に。 しらぎくなんて勝手な名前つけて、 ひとつもにんげん扱いしなかった癖に、
今更 聞くような真似、しないで頂戴。
(59) 2019/06/16(Sun) 16時頃
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[ 静かに咲いた方が良いのは何だったのか、 閉じようとしたくちびるも 忘れてしまった。 もう 八つ当たりでもなんでも良くて、 結局自分の所為にしたくなかったのかもしれない。 ……知らないし、どうでもいいけれど、 珍しく、─── きっと珍しく、 怒ることはあれど、なんにもないわたしは うまれてはじめて 叫んだような、気がして、 ]
(60) 2019/06/16(Sun) 16時頃
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[ ─── だから出て行って って、 言おうとしたし、"だから"までは実際発した。
その後詰まったのは、……詰まったのは、 別に、また種が引っかかったから ─── とか じゃあ なくて、
ちぃさく わたしの薄い腹が、 此だってきっと人生ではじめて、 空腹を訴えたから、で、
わかりやすく怯んだ顔! ]
(61) 2019/06/16(Sun) 16時頃
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──── ………… 、……
……せんせい なら、ご飯でも持ってきなさい、 だから おばかさんなのよ
[ ……流石に このお話ばかりは、 無視したのはわたしだけれど。 此処で漸く、少し冷静になったかもしれないけれど、 そんなこと知らないって、 ベッドに転がる枕を引っつかんで、 せんせいの顔面目がけて投げた。 ]
(62) 2019/06/16(Sun) 16時頃
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白菊会 ミサは、メモを貼った。
2019/06/16(Sun) 16時半頃
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[ 空想病 ──── やまいは 気から。
そんな数えた疾の性質を知りつつも、 かんじゃさまを しょくぶつのよう、 と 称したり、 …結果、 勝手ではなかったとはいえ、 しょくぶつの名称を使うのは、
きっと、 せんせいらの間違いだったのだろう。 ]
(63) 2019/06/16(Sun) 18時半頃
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[ …自身も 含めて。 にんげんの せんせいであるものは、 数える程度であるのだし、
研究対象 としてしか見ていないのなら、────
なんて。 おばかさんの いいわけだ。 男の場合は、にんげんになんか興味も持てなかったから。 …たったそれだけの、 ひとりの理由で どのかんじゃさまも平等に、にんげん扱いしていない。
改める 予定もない。 どうしたってしょくぶつ扱いの方が マシ だし。]
(64) 2019/06/16(Sun) 18時半頃
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( まぁいいや、 って 思ってさえいた。 成りたいならなればいいし、 成りたくないなら…… 、
そんなの 狡い って 思うだけ。 )
(*23) 2019/06/16(Sun) 18時半頃
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だって貴女、 ・・・ ( しらぎくさん だったじゃないか、 )
[ 一言にだけ言い返そうと、 …思ったものの、扉の勢いに口を閉じてしまった。
かんじゃさま みんな一緒なのになあ。此処に要る 被験者 たちは。
また騒ぎになるかもしれない。 …まあ、 いいか。 おれのせいじゃないし。 手の内の端末が揺れる。 ]
(65) 2019/06/16(Sun) 18時半頃
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───── まぁ、 後で良いや。
はぁい、 おばかさんはご飯持ってきますー。
[ 煩い其れの画面を断ち切り、 拗ねたよな物言いで── そのくせ無感情に、 言われた通り、 出ていってやって、 ……タオルは、 びょーきのぶっしょーです、 って 大義名分を叩いて、 渡しもしなかった。]
(66) 2019/06/16(Sun) 18時半頃
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[ すこぅし後には、 スープとパンをもって、 部屋の前に陣取っている。
目撃したかんじゃさまから せんせいどもには伝わっていて、 介助よろしく、 と、 ぶん投げられた形。]
(67) 2019/06/16(Sun) 18時半頃
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「 おれよりも おんなのせんせいが良いんじゃないの?」
「 しょくぶつ は 担当だろ。 」
───── せんせいだってこんなもんだ。
(*24) 2019/06/16(Sun) 18時半頃
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[ 質素なtrayには、 ひとつの浮いた とうめいいろも、 添えられている。**]
(68) 2019/06/16(Sun) 18時半頃
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星降る前の彼女は
(69) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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その時、窓の外を見ていました。 もう半分は何かに絡まれたみたいに動かず、 担当者が戻るまでに逃げ出すのは出来なかったそう。
外へ行きたいとも行けるとも思っていなかったから、 逃げ出したところで 何処かで 誰かに騒がれて終わるだけだろうとも。
そうでなくたって、 彼女はどうしたって貧弱でしたから、 抜け出せたところで直ぐ死ぬでしょう。
植物のほうがまだ生きられたかもしれません。 お腹が空いて、喉が渇いて、 よっぽど今の方が健康に見えているのは、 皮肉な気がしますが。
(70) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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待つ間に生まれてきた種は、 どうしたって彼女にとって気味悪いものでしたから、 ひとつ残らずゴミ箱に捨ててしまいました。
泣いたってどうにもならないこと、 もういい大人だったから知っているっていうのに、 あのとき泣かなかったぶんが 今になってきているようで、
……興味がないだけで、嫌いとかではなく、 じぶんが今までの形を成してないことが どうしたって受け入れられなかったのでしょう。
(71) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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─── 今までのじぶんがどうだったのか。 知っているのかと言われたら 頷けないし、 もしこのあと 受け入れるときがあったとしても、 そのとき彼女は 星になったあのこのように、 いのちを散らしているのでしょうけれど。
(72) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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嗚呼、またひとつ、しらぎくが咲きました。 まごう事なき、彼女の花が、
(73) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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またひとつ、彼女の命がほしになります
(*25) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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[ ─── 不思議な生え方だと思った。
茎も見当たらないのに、顔の内側に何にも無いのに、 しらぎくの咲き誇るはんぶんの身体に、 根が走っているのが 見えるから、
ベッドの背に凭れかけて、 突っ立ってないで持ってきて、とか、 如何にも傲慢な患者らしく、
……片手で食べられるもので良かった、と、 無言でパンを手に取る 前に、 ]
(74) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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……………、なんで
[ 其れがあるの、と続ける前に、 もう面倒くさくなって透明の器を引っつかみ、 一気に流し込んだ。
─── 浮いたひとつだって、 くちびるで挟んで、 そのまま噛みもせず、 一息に飲み込んで。 ]
(75) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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[ 此で延命できたのでしょうか。 水が切れたら死ぬのでしょうか。 ……どうせ誰にも慈しまれていない にんげんのいのちだったから、 どうでも良いこと でしたか。 ]
(76) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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[ そのまま、パンに向かう筈だったゆびさきを、 やっぱりやめた って、目元へ寄せた。
起きたときより増えた花々のひとつを、 刈り取るように 再び摘まんでみる。 ……どうせ沢山増えるのでしょうし、 いのちだろうが何時か死ぬわけだし、 ]
(77) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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[ ─── だから、切り離すのだって一瞬で、 その間も終始無言だったから、 止めるとか、止めないとか、 きっとそういう話にすらならなかった。
てのひらに乗った一輪を ぼんやり見詰め、 ]
(78) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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─── 綺麗ね。はじめてみたわ。
[ 素直な称賛 ひとつだけ、 ]
(-9) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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─── "だから"、 やっぱり似合っていないじゃない。
しらぎくなんて、
[ どうせベッド脇にいたのだろうせんせいに そのまま ふわ、と 投げた。
感想の話になっても決して上機嫌じゃあ無かったし、 寧ろ却って不機嫌が増した気もした。 だって、こんな名前要らなかった。 って、
─── わたしには無縁の、要らないものを、 てのひらに収まるまで 見ている。 ]
(79) 2019/06/16(Sun) 21時頃
|
白菊会 ミサは、メモを貼った。
2019/06/16(Sun) 21時頃
|
/*
んーんー にんげんにきょうみないのだし 植物になって消えた方が綺麗なきも している
(-10) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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水も必要かなって。
[ おばかさんですから。 わりと執念深く引き摺っている物言いで、 ベッド脇からテーブルを出しつ……、
( 結局、 枯らしたくなかったのだろう。 ……恐らくは 唯、 延命を目的に。
半身にしょくぶつを纏う姿に 無感情な碧が、 僅か に 揺れ、 )
その指先を、 止めることはなく、 ]
(80) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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|
星の 降るよな夜。
(*26) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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|
ひとりで 中庭をあるべき姿に戻し、 達成感というものを 味わっていました。
とてもうつくしい 庭だと思いました。 乏しい記憶のなかではじめて、うつくしいものを見たのです。
これまで、なにひとつに動くことのなかった、 ちぃさな少年は、こんなところで漸く、思い出したようで 星のひかりを見上げながら、 泣いていました。
(*27) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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|
───── 煩い、 と 思いました。
こんなにも 星も 地面もうつくしいのに、 chianから取り上げられた自分も、 怒鳴りながら近付いてくる足音も、 唯、醜かったのです。
まだ、 泥のかたまりのほうが、 静かで うつくしくおもいます。
(*28) 2019/06/16(Sun) 22時頃
|
|
にんげんは うるさくて みにくいのです。
(*29) 2019/06/16(Sun) 22時頃
|
|
……文具の鋏は、 先が尖っていませんでしたから、 上向く真白の喉笛を 貫くには向かなかったのです。
唯、 それだけの話でした。 唯、 それだけの後悔のお話。
(*30) 2019/06/16(Sun) 22時頃
|
|
……うつくしいんだよ、 しょくぶつって。
[ 切り離された花頭を ゆびさきで拾い上げ、 人には決して向けることのない、 称賛と、温度のある視線。
─────いいなあ って 隠さない色だった。
きっと、 この花は花として生きるのだろう。 にんげんの一部として で なく。
水がないものだから、そっと摘ままれたまま。 ]
(81) 2019/06/16(Sun) 22時頃
|
|
─── 名前があるだけ良いんじゃないの? 知らないけど。
しらぎく なんとかさん。 貴女のおなまえ。
[ …karteを 見ていたから、 nameの欄は御存じだったのだけれど、
( あの書類を隅から隅まで読んだなら、 貴女よりも あなた に 詳しくなれる。)
しょくぶつのなまえしか伝える気もなくて。 だってほら、 ふくざつそーな記録だったし。
名前に対する慮りがひとつもないものだから、 ほんものの花を見下ろしながら、 淡々と。 ]
(82) 2019/06/16(Sun) 22時頃
|
|
唯、─────
(83) 2019/06/16(Sun) 22時頃
|
|
──── おれが呼んでたのは たぶん、 海の向こうにある、 しらぎくの、
立ち姿 からだと 思うけど。
(-11) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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|
[ …やっぱり、 根に持っていたのだ。 己のなかの しょくぶつの想像が、 てきとうじゃあない、なんて、 おとなげなく。
図鑑を眺めては見つけたのだろう、感覚の意味を 曖昧に 混ぜて。 ]
(84) 2019/06/16(Sun) 22時頃
|
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「 スープ食べにくいならあーんしてあげよっか? 」
[ 揺れた碧を瞬いた後、 割合早口に、 厭がらせだろう物言いで! ]
(85) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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|
[ みにくいにんげんを 苗床にしてしまって、 うつくしい植物のなんと哀れなこと、 ]
(86) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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─── そんな名前だったの。
[ すっかり忘れていた。 もっと言うならもうひとつの名前すら忘れている。
……思い出したところで、似合わない感覚は、 撤回する程では無かったけれど。 ]
(87) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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[ ただ、──── もうひとつ聞いたときには、首を傾げ、 ……自分には想像も出来なかった姿だったので、 傾きが戻ることは 無く、 やってきた感想は"根に持っているなあ"だった。 否、馬鹿にしていたわたしが悪いのでしょうけど。
ひろいてのひらに収まっている方が、 よっぽど、花だって幸せだろう。 陽の光より 碧の方が優しいように見える。 ]
(88) 2019/06/16(Sun) 23時頃
|
|
[ ちぃさく パンを囓ってしまって、 スプーンを取り、 ]
─── せんせいと会った時のこと、 わたし 覚えていないけど、 でも せんせい、今のわたしは、立てないから。
そういう意味の しらぎくさんじゃあ無くて きっと もう、苗床よ。
(89) 2019/06/16(Sun) 23時頃
|
|
あなたは しらぎく。 そう言われたのでしょうか、わたし。 はじめましては 何処だったのでしょう。 中庭でしょうか、部屋でしょうか。 それとももっと 別の所でしょうか。
箱に閉じ込められることも無く、 星になって消えた記憶のいちぶ。
(*31) 2019/06/16(Sun) 23時頃
|
|
[ 行儀も知らず、 布団に覆われている 根を纏った足元を、 スプーンの先で示した。 ……こう言っている間に また、 顔半分で蕾がうまれゆく。
─── 重たさが増すものだから、 どうにも食べにくいなあ って 思った瞬間、 横から声が飛んでくるから、 スプーンを派手に中へ突っ込んだ! ]
(90) 2019/06/16(Sun) 23時頃
|
|
…………あなた ばかなの?
[ スープに塗れた其れを見た後、 手に取るにも取れず、 かといって素直に口を開ける気も無く、
無かったので、 ]
(91) 2019/06/16(Sun) 23時頃
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|
─── それじゃあ わたしは 種でも食べさせてあげましょうか。 ……綺麗な白菊が咲くかもしれないわよ。
[ 此方からだって、厭がらせには 変わりなく、 べ、と出してしまった 種の乗る舌先!
種は取られたばかりなのも分かっていたから、 自分でも 適当言っている。 ……いいおとななんだか なんなのだか。 ]
(92) 2019/06/16(Sun) 23時頃
|
白菊会 ミサは、メモを貼った。
2019/06/17(Mon) 00時半頃
白菊会 ミサは、メモを貼った。
2019/06/17(Mon) 00時半頃
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/* 一秒差にびびった
(-12) 2019/06/17(Mon) 00時半頃
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/*
メモ1秒差ですごいびっくりした
(-13) 2019/06/17(Mon) 00時半頃
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[ うつくしい植物の栄養となるだなんて、 みにくいにんげんの 何てしあわせな末路! ]
(93) 2019/06/17(Mon) 01時頃
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|
そうですー おばかさんですー。 でもせんせいやれるんですー。
[ 外で見た、さくらの下の ぶったいのように、 食物連鎖でしょくぶつに負けたとは 違って
苗床というのは 共存とも 見え、 ……否、 都合良く見て、 だ。
指先の白い欠片が、 にんげんの一部であるのか、 しょくぶつの一部であるのか、
そんな境はないのかもしれない。 空想病 で あるのなら。]
(94) 2019/06/17(Mon) 01時頃
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[ 所詮はにんげんの空想が生むものなのか。
花も 種も、 ほんものを写したようなのに、 ]
(95) 2019/06/17(Mon) 01時頃
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はじめまして、" "さん。 あたらしい せんせいです。
前任のせんせいのかわりに、 おれが担当になるんだッて。 はじめての かんじゃさま だなあ。 よろしくね。
(96) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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[ もうすこし、せんせいらしいなにかを 着込んでいたときの はなし。
その後、karteも開く前に、 しらぎく という呼び名を見つけていた。 きっと この部屋での はじめまして。 …もう、この男だって記憶の彼方。]
(*32) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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[ 舌先の種を、 暫く見詰めていた。 そう、 確かに厭がらせだった。
指先で直接拾い上げるわけにもいかなければ、 口移しなんて出来ようもない! ]
(97) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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( ───── 絡める舌先が、存在しないのだもの。 )
(98) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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[ 唯、 ほんの少しの期待もあった。 綺麗な白菊が咲くのなら ……なんて。 こういうのを、木乃伊取りが木乃伊になると言うのだ。
抑、 しょくぶつしか愛せない男だというのに。
指先の白がくる、と 回る。 ]
(99) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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─── ちょっと悩んじゃッたじゃん… かたいものは苦手だからなあ。
ほらスープ飲まないのー?
[ ナプキンの端でスプーンを救助して、 ……あーん までは せずとも、片手側に置き直してみた。
食事の介助には到底向かない男だ。 まともな食べ方も知らないというのに。 ]
(100) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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[ 先程持ち帰った種子等は、 濡れた薄紙に挟まれて、 日陰に在る。
結局は、本当に大義名分でしかなくて、 芽吹かせる じっけん に 使われていた。
中庭に、 しらぎくが咲くことが在るのか、 …星降る夜の 向こうのみの 知る────**]
(101) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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