266 冷たい校舎村7
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―― 3年7組教室前 ――
――――っ、
[葉子に、手を払いのけられる。>>97 そのとき向けられた瞳は 怯えの色を含んでいた。>>98
なんで、お前までそんな瞳を俺に向けるんだ。 あのとき>>1:422の拓海みたいな。
苛ついて仕方がなくって、 でも表情と口調は努めて穏やかなまま]
(121) 2019/06/10(Mon) 15時半頃
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平気じゃない。けど、受け入れるしかない。 とりあえず、落ち着こう。
[葉子の両肩に手を置いて まっすぐにその瞳を見つめた。 探さなきゃ、と譫言のように呟く葉子>>100に]
……葉子。
[子供に言い聞かせるように、やさしく けれど有無を言わさぬ瞳で葉子を見つめる]
(122) 2019/06/10(Mon) 15時半頃
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異常事態だ。
俺は委員長でおまえは副委員長だ。 わかるな。
[念を押すように、ゆっくりと先を続ける]
俺たちは本来なら 落ち着いた姿を周りに見せなきゃ いけない立場だ。 不安は、周りに伝染する。
……俺が、いるから。 だから落ち着いてほしい。
(123) 2019/06/10(Mon) 15時半頃
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[それから、拓海に顔を向けて>>90]
分かってる、拓海。
相原、に似た このマネキンのことは頼む。
[テーブルクロスを探しに行った拓海と颯太、 寝床を探すといってこの場を後にする>>109 京輔をそれぞれに見送って]
(124) 2019/06/10(Mon) 15時半頃
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相原を、探すか。
[どうせ、もうここには いないだろうという予感を抱えながら]
(125) 2019/06/10(Mon) 16時頃
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[それから再び葉子に視線を戻し]
一緒に各教室を見て回ろう。 今のお前、なんか危なっかしい。
[そうして、葉子の手を掴んで 廊下を歩いて行こうとする。
もちろん葉子がその手を振り解くのなら ひとりで探しに行くのだけれど]**
(126) 2019/06/10(Mon) 16時頃
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―― 回想 / 文化祭後 ――
[文化祭後の打ち上げで盛り上がる級友たちを のんびりと遠巻きに見つめていた。
はしゃぐ彼らには明日があって、 「文化祭終わっちゃったね」「あとは受験だ」などと 他愛もない話に花を咲かせている。
――終わってしまったんだな。
なんだかそれを認めるのが寂しくって ジンジャーエールをちびちびと飲みながら 教室の壁にもたれかかっていた。
いつもは級友たちの真ん中にいる俺は、 教室の端で馬鹿騒ぎを見つめている]
(127) 2019/06/10(Mon) 16時半頃
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[やっぱり馬鹿にはなりきれない俺は、 拓海に「写真、撮らせてくれない?」>>1:398と 話しかけられてようやく、顔を上げた]
やーだよ。
[あっかんべーをして 手持ちの携帯電話でぱしゃり、と 拓海を撮影してやる。不意打ちの攻撃である]
フラッシュ攻撃だ。
[連写して、フラッシュを焚いてやる]
(128) 2019/06/10(Mon) 16時半頃
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[そうしてスマホの画面を見遣って]
うわ。拓海、変な顔。
[なんて笑ってやった。
「部活の打ち上げがあるから」などと言って ひとり、またひとりと打ち上げから 級友たちが消えていっても、 俺はそうやって、いつまでもそこに残っていた]
(129) 2019/06/10(Mon) 16時半頃
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[委員長だから。片付けをやらなきゃいけないから。
自分自身にいくら言い訳をしたところで 結局のところ、俺は名残惜しかったのだろう。 明日になれば級友たちは大学受験へと 意識を切り替えてゆく。
――俺を置いて、いってしまう。
だから、いつまでも この文化祭の空気を吸っていたくて。
みんなが帰るまで、ずっと ジンジャーエールをちびちびと飲み続けていた]**
(130) 2019/06/10(Mon) 16時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/10(Mon) 16時半頃
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──現在・3年7組教室前──
……受け入れるしか、ない?
[ 閉ざされた校舎 繋がらない電話 奇妙な空間に クラスメイトに似た無残なマネキン
何をどうしたら受け入れられるって言うの? ]
ヤダ。無理……もう帰りたい。
[ こんな空間にずっといたらおかしくなりそうだ。 ただをこねるように首を横に振る、けれど ]
(131) 2019/06/10(Mon) 18時半頃
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う、………うん…… それはそうだけど…………
[ 私は副委員長。有無を言わさぬ瞳と 諭すような口調に私は押されてしまう。 彼の言うことはもっともだと。
見渡せば驚いているものの意外と 冷静な人が多いのだけれど
状況を客観的に判断して、 簡単に私を落ち着かせる
頭が良いだけではできないそれはやっぱり 私にはできないことだと思い知る ]
(132) 2019/06/10(Mon) 18時半頃
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しっかり、しなきゃ…… 相原さんを探さなきゃ………
大丈夫だよね、きっとどこかにいるよね?
[ お願い。そうだよ、って頷いて ]
(133) 2019/06/10(Mon) 18時半頃
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[ 寝泊まりの準備をしようという人たちがいる。 >>90>>109 私が落ち着かなくても、みんな意外と冷静だ。
分からない。 どうして皆んなまともでいられるのか。
それでも行方の分からないクラスメイトを探すため 彼に手を引かれて歩く>>126 まるで校舎全体がお化け屋敷に思えて その手を振り解くことはできなかった ]
(134) 2019/06/10(Mon) 18時半頃
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ねぇ、さっき養くんがホストのせい とか言ってたけど、なんのことだろう。 高本くん、何か知ってる?
[ 3階の教室を端まで確認したところで私は 思い出したように尋ねてみた ]*
(135) 2019/06/10(Mon) 18時半頃
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/* 写真が題材にあるのも関係してると思うんですが、 この村の子達、自分の遺影持って笑ってる図が似合いそうですね
(-18) 2019/06/10(Mon) 18時半頃
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―― 2階へ ――
[葉子の手を引いて、歩く。
思えば葉子と手を繋ぐのは 別れて以来だな、ということに気付いた。 3階の教室をひとつひとつ確認しながら 俺は葉子の様子を窺った]
……たぶん、俺の勘が当たっていたら。 相原はどこにもいないはずだ。
[葉子の掌を握る手に、すこし力を込めて きっと葉子の望む答え>>133ではないものを返す。 俺は、嘘をつかない人間だ]
(136) 2019/06/10(Mon) 19時頃
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[気休めを言うよりは、 正しいことを伝えたかった]
……ホスト。 メールの送り主のことだろう。 あの遺書めいた。
[3階の教室を粗方探し終わると 階段を下りて、葉子と共に2階へ向かう。 薄暗い踊り場は、不気味な雰囲気に包まれている]
(137) 2019/06/10(Mon) 19時頃
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不可思議な集団失踪事件。 人間の頭の中に閉じ込められた、という 謎めいた生還者の証言。
噂くらいは、 葉子も聞いたことがあるんじゃないのか。
[階段を下りきると、2階の廊下を歩き出す。 葉子と繋いだ手は離さない]
あのメールの送り主の精神世界に、 閉じ込められたんじゃないかって。 俺は、そう考えてる。
(138) 2019/06/10(Mon) 19時頃
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[がらり、と美術室の扉を開けたところで 俺は葉子を振り返った]
この世界の主(ホスト)を探してる。
……葉子。 お前、死にたいと考えるくらい 悩んでることがあるんじゃないのか。
[それは、まっすぐな物言いだった。 遠回しな「お前が犯人ではないか」という 問いであった]**
(139) 2019/06/10(Mon) 19時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/10(Mon) 19時頃
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/* 悟くんのメモがかわいい
(-19) 2019/06/10(Mon) 19時半頃
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/* すごい。悟がちゃんと委員長やってる。 マッハで脱走した6委員長とは貫禄が違うな・・・
(-20) 2019/06/10(Mon) 19時半頃
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/* そういえば、ビターチョコデコレーションずっときいてるんですけど、これ拓海じゃなくてキョースケじゃないのかな。って最近思い出しました。何かにずっと耐えてる人の歌。
(-21) 2019/06/10(Mon) 19時半頃
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──── 回想:祭りの後の話 ────
[ ケーキをほおばる姿>>1:594 壁にもたれかかる姿>>127 スマホの中には順調に、 クラスメートの姿が収められたことだろう。
見つかってしまったならば>>1:657 バレたか、なんて、からからわらって。 スマホを下ろしたものだが。
写真は苦手な者もいる。 形に残らない一瞬を形に残すもの。 割と、好きだった。 薄れ往く記憶を鮮やかに残してくれるから。 ]
(140) 2019/06/10(Mon) 20時頃
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そして 嫌いでもあった 忘れたい時間さえも 消せなくて 深く刻まれた傷みたいに痛くなる
今の じゃあなくって 昔の写真
アルバムは埃をかぶってそのまんま
(141) 2019/06/10(Mon) 20時頃
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[ 集合写真の端の方。 「 夢幻病棟 」のプラカード>>51
副委員長の考えたお化け屋敷の名前は、 一目でわかりやすいから、 宣伝するにも都合が良かった。
誰が言い出したのだったか。 プラカードの上には、しがみ付くようにして、 包帯ぐるぐるの猫のぬいぐるみも乗っていた。 *]
(142) 2019/06/10(Mon) 20時頃
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/* 夜の定期襲撃確認! 灰谷さん!!OK!!
(-22) 2019/06/10(Mon) 20時頃
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/* もー、狼で人落としながらRP村なんてまじ何年ぶりだよって感じなので、おそれている
(-23) 2019/06/10(Mon) 20時頃
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[ 酷い顔をしていたはずだ。 今にも吐き出しそうな、そんな顔。 すれ違う姿も見られないくらいに>>60 名を呼ぶ声も認識できないくらいに>>83 追ってくる足音にも気づかないくらいに>>33
階下から響いた叫び声が>>66 やけに遠くかすれて聞こえた。
そうして、四階。家庭科室前。 蹲る情けない姿を 晒すことになるのだろう。 *]
(143) 2019/06/10(Mon) 20時頃
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──四階:家庭科室?──
[ リーチの差、足の速さの差。 堅治が飛び込んでいった部屋へと入室したのは、 一番手に次いで30秒ほど後の事だった。 御願いされた>>83堅治の背は丸まっている。>>23 と認識してすぐに鼻と口を覆う。酷い臭いだ。 ]
うい、の ここからでよ
[ その背に手を宛がうことを戸惑ったのも一瞬。 少しでも楽になりますようにと、撫で。
部屋の外へ連れ出そうと、掴んだ腕を引っ張る。 ]*
(144) 2019/06/10(Mon) 20時頃
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