255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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[床を軋ませ立ち上がる。 安普請というよりは古い建物の一部は、 何処にいても音がなる防犯を考えれば最高の家だ。
イルマに存在を知らせながらベッドへ近寄り、 隣に座るまで拒絶がなければ隣に拳一つ開け座って。 視線が合うまで、身動ぎせず待ってから]
(185) 2018/12/03(Mon) 16時半頃
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残酷かもしれないし、無茶なことかもしれない。 まあでも、今までやってなかったコトやりたくてさ。
遊び相手になってくれないか。
イルマの時間あるときだけでいいし、 仕事終わりじゃ遊ぶにしても遠出できないだろうケド。
これまでは孤児院のことばっかで、 俺がどうしたいか、ってのをすり替えてたから。 独りでやるより誰かと――って、考えたら、 友達ん中で、お前の顔が浮かんだんだよなぁ……
(186) 2018/12/03(Mon) 16時半頃
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[断られるならまだしも、また怒られるのではと、 少しだけ口調が早まってるあたり情けないけれど。
居なくなる前にしたいことといえば、 ふわふわした形のない願望を形にすることだった。
街を見て回る、美味いものを買い食いする、 誰かと笑って同じ景色も時間も共有する。
残す側には残酷だろう。 残さねばならない己にとっても。
薄靄に隠された何かを引き出すのは、 別離の苦味を知るに繋がるのも理解している。 だから願っていいかではなく、 その細身に頼っていいかと口にした。
己の醜悪さも残酷さも理解した上で、 酷く喉を乾かし息を吐くにも痛いまま返事を待った**]
(187) 2018/12/03(Mon) 16時半頃
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/*
ソウスケ>>36 タツミ>>96 劇薬だから手慣れた自分にお鉢が回る、と。 退職金貰ったし引き継ぎも済ませたけど、 人手不足と経験のダブルパンチ、形式上では街を出るまで商会に所属してるって形。
夜に回収できるかな……?
(-94) 2018/12/03(Mon) 16時半頃
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/* イルマちゃん独占というか拘束しすぎな気がするし、 夜道を送る形で〆に引っ張りたいの心だ。
夜にやること結構ある。 ワカナさんとこいって押し花の栞の作り方聞く、 とかもしたいしタツミさんとこに薬貰いに行きたい。
あと過去回想もぶちこみたい……
(-95) 2018/12/03(Mon) 17時頃
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― 少し前・アトリエにて ―
[>>172それなら。 絵も許してもらえるかなぁって、 少しだけ希望を抱く。
ワカナさんに貰った本と、 押し花で作った栞。 そして、今しがた貰った絵。
持っていけたらいいなあって、思う]
そう、かな。 ………… うん。それじゃあ。
また、お話しようね。
[>>179お礼はいらない>>174って。 フローラちゃんも、お兄さんも言うから。 あたしは絵を抱きながら、頷いた]
(188) 2018/12/03(Mon) 17時頃
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[良かった、って思う。 笑いながら、お話しできたこと。 またねって言えたこと。
フローラちゃんも、 笑顔になってくれたから>>178
紅茶もクッキーも美味しかったし、 フローラちゃんとお話することも、 楽しかった。
良い思い出ができたって、上向きになった気持ちと。 胸に抱いた、新しい宝物と共に、 あたしは家に帰った*]
(189) 2018/12/03(Mon) 17時頃
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― 自宅 ―
[恐る恐る、足を踏み入れる。
自分の部屋であるはずなのに、 自分の部屋を似せた、別の部屋のような。 ボタンを掛け違えたときのような、違和感が。
言いようのない不安が、あたしを襲う]
………… 。
[周囲を見回す。 わかんない。何が違うのか]
(190) 2018/12/03(Mon) 17時半頃
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気のせい、かな。
[わかんないなら、気のせいなんだって。 自分に言い聞かせるように呟く。
貰った絵を抱きしめて。 気にし過ぎだって、自分を勇気づける。 たぶん、片付けをしたから、 そう思っただけなんだって。
ふう、ってため息をついて、 あたしは紙袋から絵を取り出した。
壁に絵を飾る場所はない……というか、 絵を飾るためのフックが無いっていうか。 とにかく壁には飾りようがないから、 本を抜いた後の本棚(カラーボックスだけど)に、 立てかけておく]
(191) 2018/12/03(Mon) 17時半頃
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[それだけで、幸せな気持ちになれた。 写真とはまた違う『幸せ』を、 思い出せるから]
洗濯物、片付けなきゃね。
[明日は、そーさんが来てくれる。 服を干したままじゃあみっともないし、 数日分の洗濯物を纏めて洗ったものだから、 下着も何枚か干してある。
貰って来た段ボールの口を広げて、 寄付するための服は、そちらに。 それ以外の私服と下着は、クローゼットに。
そう考えながら、洗濯物に手を伸ばして――]
(192) 2018/12/03(Mon) 17時半頃
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あれ?
[この服、ここに干したっけ?
あたしの手が止まる。 この服、別の場所に干した気がするのに。 あたしが忘れてるだけ?
違和感は次第に強くなっていく]
……………………。
[ひゅう、って風が吹いた。
―――― 風?]
(193) 2018/12/03(Mon) 17時半頃
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あ、あれ、なんで……? あたし、窓の鍵閉め忘れてた?
[そんな筈はない、と思う。
だって、今日は窓を開いてない。 最後に鍵を閉めた時に確認はしたし、 風が入ってくることは無かったから、 昨日も今日も、窓は閉まっていたはずなのに。
なんで、窓の鍵が開いているの? なんで、窓が少し開いているの?
さあっと、あたしの顔から血の気が引く]
泥棒、とか……?
[慌てて、ベッド脇の引き出しを引く。 ………… 絵本はちゃんと、そこにあった]
(194) 2018/12/03(Mon) 17時半頃
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………… じゃあ、
[あたしの部屋に、金目のものはない。
鞄とかアクセサリーとか、 無いってワケじゃないけれど。 そう多くもないから、盗んだところで、 手に入るお金は微々たるものの筈。
何も盗まずに、出て行った? それにしては…… 部屋が妙に、綺麗だ]
…………………… き、気のせい、
[だよね。そうだって、思いたい。
不安を、違和感を、恐怖をごまかすように、 洗濯物をたたんでいく]
(195) 2018/12/03(Mon) 17時半頃
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[『召集』のことでいっぱいいっぱいなのに、 更に身の回りの異変のことまで、 考える余裕は無いって。
言い訳と。 どうせあと数日なんだからって、強がりと。 ―――― 本当は、こわいから。
違和感から、目をそらす]
(196) 2018/12/03(Mon) 17時半頃
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ひっ………………!!
(197) 2018/12/03(Mon) 17時半頃
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[小さな悲鳴を溢したのは、 洗濯物を片付け終えて、 あたしが、冷蔵庫を開いたとき。
―― パンの耳。
買った記憶の無い、ものが。 そこにあったから。
バタンと冷蔵庫の扉を閉めて、 あたしはその場に崩れ落ちた]
(198) 2018/12/03(Mon) 17時半頃
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な、なに、なんなの。 あたし、パンの耳なんて、買ってない……。
[どうして?なんで? あたしじゃない誰かが、部屋に入った?
冷蔵庫に入っていた、買った記憶が無いもの。 そればかりに目が行っていたから、 あたしは、それ以外の異変に気付かなかった。 ペットボトルの水の量が、減ってたこと。
慌てて立ち上がると、 窓の鍵と、扉の鍵が閉まっていることを確認する。 あたしの手は、震えていた**]
(199) 2018/12/03(Mon) 18時頃
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/* まだ拾えてないけど、下着は寝た後に拾うし、 下着は数枚って書いたから そーさん来た時にもなんかしたいね
(-96) 2018/12/03(Mon) 18時頃
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/* ごめん、なんかごめん パンの耳で笑う ごめん ご飯おいてこうって思ったらパンの耳だったんだよ
(-97) 2018/12/03(Mon) 18時半頃
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[ジッーーーージジーーーーーー。
隠しカメラはずっと見ている。 盗聴器はずっと聴いている。
その情報は電波の乗り自分の端末に届けられており、 不安そうな仕草や驚いた声、震える手を映し出していた]
胆力はなし、普通の女の子ですね。 嗚呼……パンの耳……親切が裏目に出ましたか。 残っていたら明日料理にあいてあげましょうかね。
[自分はノッカ様子から精神面で『繁殖用』に選ばれたわけではなさそうだと推論立てた。 では肉体面、辿れば遺伝子レベルの話であろうか。 いずれにせよ、見守る機械の眼はじいと見つめたまま**]
(-98) 2018/12/03(Mon) 19時頃
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[少女らの交友に口を挟みはしない。>>179>>188 フローラの友人であったなら、 最後まで友人であってほしい。 アポロと呼ばれ続けて居心地は悪かったが>>178 年頃の等しい彼女たちの遣り取りは好ましい。]
またアトリエで茶をするなら こうして描いていたいな。
[カップは二つ。 男は彼女らが談笑を弾ませる間、 殆ど口は効かず、寡黙に徹して>>152 鉛筆を走らせていた。 お茶を飲みながらクッキーを口に運ぶ二人を クロッキー帳に描き留めていたのだ。 酒場では黙って動くなと告げたが 日常の会話を楽しむ所を邪魔したくなかった。
だからこそラフではあったが 酒場よりも実に情緒的な時間を描けて満足だ。]
(200) 2018/12/03(Mon) 19時半頃
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[妹に立ち去る際帰宅を望まれたが>>180 思い出した様にコンロの方を振り返る。]
いや、今日は遅くに出かけるのと…… 昼に隣からシチューをお裾分けして貰ったし 大丈夫だよ。 あと、届け物もあるんでな。
[アトリエの隣に位置する定食屋の店主に 閉館の挨拶をした際 ランチの余り物として持ってきてくれた。 パピヨンの店は居酒屋ではないので、 夕食は済ませてから飲みに出るつもりだ。
時間によっては郵便受けに 入れて貰うことになるだろうが>>143 タツミが配達に回ってくるかもしれないし]
(201) 2018/12/03(Mon) 19時半頃
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夜道に気をつけるんだぞ。
[そうして二人を見送った後。 既に写真を添付し オークションに出品していた 作品の入札状況を確認する。>>175]
ん……?結構値がついてるな。
[彫刻の方はそうでもないが、絵画の殆どは 最低落札額からそれぞれ競りが何件か行われている。 出立を鑑みると期日が近い為、 何件か落札があればそれで良いくらいで考えていたが…。
2、3点の入札者は記憶にある名前だ。 展示品が多くなった時こうして競売に掛け、 同じ地区だったので直接引取りに来た知人。]
(202) 2018/12/03(Mon) 19時半頃
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[――それ以外の十数点は見覚えの無い名前だった。
同じ人物が入札している作品もあれば そうでないものもあり、地区もまちまちだが… ただ、同じ地区でも名前に記憶ない人物も居る。
アトリエにぶらりと観覧しに来た客と 話す事は当然あるがアトリエを始めてから 知り合った客の誰でも無いのが不思議だった。
“落札通知” “落札通知” “落札通知” “落札通知” “落札通知” ―――…落札通知
あらためてそれぞれの作品の落札者を確認する。]
(203) 2018/12/03(Mon) 19時半頃
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客でもないし、 ………生徒でも無いし。
[首を傾げる。]
いや、いい事だが… 珍しいこともあるもんだな。
[覚えのある落札者以外は、
IDが異なっても全て――――
同じ人物だとは、知らない。]
(204) 2018/12/03(Mon) 19時半頃
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[このオークションは住所の遣り取りを省ける。 各地区の配達商会が協賛しているらしく、 引き取りの際にバーコードを印刷し張り付ければ IDを所持する際に登録している住所に送られる 登録時に地方を別地区で登録していても 登録している住所に配送されることになっている。 入金を確認し、バーコードの印刷をしておいて 後は数日前に仕入れていた段ボールに 梱包材を籠めて出荷すればいい。 流石に今日ではなく、明日の引き取りとなるが。 商会に連絡し、数点の荷出があると伝えた。 引取は明日の昼を日時指定しておこう。]
(205) 2018/12/03(Mon) 20時頃
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[段ボールに荷詰めを行っていると パソコンから通知音が続く。 殆どは入金の定型文メールだが、 一件、そうではないメールが届く。]
…………なんじゃこりゃ。
[こうして落札してくれた客から ファンメールは届くこともあるけれど。 作品に対しての賛辞だけではなく 男に対する好意も添えられていて
……少しだけ、気味が悪い。 無視してしまおうかと少し考えはしたが 数件の絵を落札してくれたIDだから 少し迷ったのち、返信を作ることにした。]
(206) 2018/12/03(Mon) 20時頃
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『絵をお褒めいただき、ありがとうございます。 大変励みになります。 またの機会があれば是非よろしくお願いします。』
[顔も見えない――いや。 IDはこの工房名であるし。 このメッセージを送った人物は同じ地区だから 此方の顔は知っているかもしれないが…。
大袈裟な言い回しなのだろうと深くは考えず 事務的だが感謝の意は籠めて オークション機能のメッセージを返信する。]*
(207) 2018/12/03(Mon) 20時頃
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―少し前、薬屋―
[セイルズが何処で何を見たのか、 男にはわからなかったが、それ以上の深追いはなかった。>>149 納得はしていないだろうとは思う。 間、は確かにあった。>>150]
……ありがとう。 記入ミスで処理出来なかったら意味ないからな。 ちゃんと確認する。
市民課の言いつけでも、届けたのはセイルズだろ。 会ったらそっちにも言っとくけど。
[彼の背が雑踏に消えた後、ピンと指先で書類を弾く。 持ってきて貰えたが、提出のため役所には出向かねばならず、 厄介はなくなったわけではないと、口をへの字に曲げた。*]
(208) 2018/12/03(Mon) 20時半頃
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―現在―
[花屋の店主は今まで、 ハーブの効能を知るから薬屋に卸し、 時折、別種の紹介もしてくれていた。 挨拶に訪れた今もそうだ。言葉に淀みはない。
対して、ソウスケに紹介された商社は、少々覚束ない、 そんな印象を持った。 恐らく薬品名を発音し慣れていない。>>146 彼は専門家ではなさそうだ。 だが、店長が専門家でなくとも、薬剤師や資格保持者を雇えば問題はないはずだ。 別段不思議ではないが、その辺りの確認は必要か。
あの毒類が問題を起こしたなら、 提供した薬屋として、最後の最後で泥を塗りかねない。*]
(209) 2018/12/03(Mon) 20時半頃
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