25 仮面舞踏会
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[恋文についての感想は、書いたのはアイリスの方なので、黙殺した。一緒に内容を考え、身近で同じような恋に恋する状態だったシリィだが、そんな恥ずかしい過去を暴露する気は、さらさらない]
(-416) 2011/02/08(Tue) 00時半頃
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−末姫客室−
まあ、怒るだけの資格がまだ残されているなら 善処するとしますよ。
[ふ、と。息が一つ零れて、男は笑う。 あとで教育係を捕まえていくらか尋ねるべき事が 増えたと内心では感じているうちに 姫の客室はもう目の前であった。
中へと通されれば、そこにあるのは当然のように西洋の趣味。 邸を全体的に東洋の趣味でまとめてこそいるが 実際に自分が育った邸もまた西洋の趣味であり だからこそその場所には違和感も何もなく溶け込むのだった]
(520) 2011/02/08(Tue) 00時半頃
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それは、父上の罪だ。
[胸に押し当てられた頭に頬を乗せた。 そして、やや大きな声で問いかける]
(-417) 2011/02/08(Tue) 00時半頃
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[礼をして上げた顔の前、たてられた人差し指。それをそのまま手に取ると、そっとその手に口唇を着けるように持って行き、だが実際に触れる事せず離した。]
おやすみなさい、アイリス。 私で良ければ、何時だって。
[寄せた眉間の皺はどうにも笑顔には遠いけれど、顰めて居ないくらいは判っただろうか。 部屋を出るとすぐそこに控えて居たローザとバルトロを連れて、振り返る事なく廊下を進み、自室へと姿を消した*]
(521) 2011/02/08(Tue) 00時半頃
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コーネリア。
[変わらず髪を撫で続けながら問いかける]
生きるのは辛いか?
(522) 2011/02/08(Tue) 00時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/02/08(Tue) 00時半頃
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―別館・空き室― [暗い部屋の真ん中に寝台を見つけ、荒い息を繰り返しながら、目でそちらを指し示す。 逃避行の終点はそこになるのだろうか。]
(523) 2011/02/08(Tue) 00時半頃
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[私という存在は常に仮面を被っているようなもの。 従兄様の奥様も何かを演じているのなら、そうなのかもしれないと、ふっと思ったのですが、上手くは矢張り伝えられないのです。]
冷たく白くあれば、きっと私に関わる方は 私に巻き込まれることはないと、思っているのです。
でも、こうして公爵様に弱音を吐いてしまいました。 まだまだ、私は冷たく白くなれないままですわ、ね。
[裡に相反する思いを抱くから、中途半端なまま。 冷たく白くあれば、死ねるだろうかと。 冷たく白くあれば、―――……あたためて貰えるだろうかと。]
眉間に皺がよっていますわ。 まるで、私の先生みたいよ?
[従兄様の表情を見て、私はゆるく首を振って話を切り上げました。 私にもし何かあった時――そんな想いを託すのは申し訳ない気がして。今更遅いかもしれませんけれども。]
(-418) 2011/02/08(Tue) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/08(Tue) 01時頃
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可能な範囲の難題を、考えておきましょう。
[口唇が手に触れなかったのは、屈んだ時に小さく囁いたから。 だが彼女に何らか黒い事は頼む事がなければいい、と思って居る、そんな気のりしない声ではあった]
(-420) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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/* うおおおおおぃ、ベネちん! コリーンは明日、魔鏡がいくってばよ!
投票する気満々の発言に見えたwww むしろキリングするぜな勢いにまで見えるwww
(-419) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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生きるのがつらい、というよりは―――
独りがつらいのです。
(524) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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『 踊 り 』
『 狂 い 』
『 踊 れ 』
[囁く呪いの声、響き続ける音楽。 血闇の中、炎の中、踊り続ける対の仮面は、鮮やかなストロベリーブロンドに縁取られる。王や支配者等要らぬと言う彼女を、男が咎める事がなかったのは何故か。]
仮面の下の お前の顔は、 私は、覚えてはいる事になるな……。 昔のシリィと。
お前がセシルに見せたがった素顔と。
(*56) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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[仮面の主人で無くなれば、第二王子のよう、おのれの顔を失う。 顎を掴んだ感触の甦る、或いは、陽光の下、アイリスの傍で笑みを浮かべていた彼女の顔を失う事は、残念に思えたが。]
貴公子でも無い男の顔を、 留めておく価値は無い、だろう……?
(*57) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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[さてあてどなく彷徨ってはみたものの、結局誰も見つからず。 窓から漏れる光が本格的に暗くなった事に気付いて、ふと思いついたように庭に繰り出す。 しばらく夜空を見上げたままそこで過ごし、今宵は部屋に戻るだろう。**]
(525) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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/* 結局ソロール(しかもどうでもいい)で終わってしまった。
(-421) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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[雫落とす頬、ただ口元の微笑で 悲しんでいるわけではないのだと 暗闇の中何処まで伝わったのか 頬に触れた唇 輪郭なぞる手の傷もまた肌で感じ
銅色は暗く、緑は色を成さずとも 彼の美貌は変わらず此処にあって 己へ向けられている――それだけで満たされる心地がした。
衣服落ちる間にも、甘いキスは止まらない。 絡む水音に刺激され下肢に帯びる軽い痺れ。 身を捩りお返しとばかりシャツのボタンをはずしていく その手は少し震えていた]
もう
[頷く]
(-422) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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―別館・空き室―
[頷き、身を任せた。 薄暗い部屋の中で、今はもう彼だけしか見えず*]
(526) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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巻き込まれる…?
[僅かに眉が跳ね上がる。 今更と言われたらそれまでだが、事件の最中である事を思い出す。 そして、自分が母から託されている事があるのも]
……、…いや
[冷たく。それは死んだ妻の体温を思い出す。 思えばあの時が、きっかけであったと]
ああ、これは失礼。 年頃の姫君の前でする顔ではありませんでしたね。
[眉間に皺、と指摘されて男は苦笑した。 指先で軽く解して、それはもう消えてしまったが]
(-423) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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― 自室 ―
[部屋にお通しすると、アンナは公爵様の御趣味を覚えていたようです。]
『紅茶とジャスミンティーどちらが宜しいでしょうか?』
[そのような問いかけを、向けたことでしょう。 私は公爵様がどちらを選択されたにせよ、ジャスミンティーの方を選択致しました。西洋の部屋の中、漂う花の香りに、仮面の下眼を細めます。]
先程の話ですけれど、資格というのはどのようなものか 私には判り兼ねますわ? 想いがあれば、それだけで、きっと資格となると思うけれど。
[そんな会話を切片に、その後も暫くは話相手をして頂いたのだと思います。]
(527) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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[果物の皮を剥くように黒絹を引き剥いで、現れる白い果肉。 それに口を付ければ破滅が待つと分かっていても、歯を立てて貪らずには居られない。]
我愛你
[幾らか覚えている数少ない異国の言葉。 囁いて、カバーの掛かった冷たい寝台の上に、彼女を横たえた。*]
(-424) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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―別館・空き室― [冷たい寝台の上に彼女を横たえ――後は闇だけしか知らない。**]
(528) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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……すまない。
[詫びる事しかできなかった。 結局、彼女から間接的に兄を奪ったベネデットは真にコーネリアの傍に居る事はできず。 心の中で、やはり僕は阿呆だと、呟いた]
(529) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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/* あれ、オスカー落ちか。
(-425) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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……ひと時の気の迷いですと、何度申し上げればよいのでしょう。
[セシルの名が出る度に、殺意と甘い夢が、胸を轢ませる。所詮は、幼い頃に抱いた幻想を彼に押し付け、仮面以上に上辺しか見ていないのを、分かっていた。むしろ、決闘を挑まれ続けているというバーナバスの方が、セシルについて詳しいだろうことも、両者対峙した時の空気で理解している]
シリィの貌を、アイリスの影を、 覚えておいて欲しいと貴方様に願うなら、
あたしも、貴方様の貌を、覚えなければ不公平だと……いえ、違いますね。
(*58) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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[セシルとは似ても似つかぬ体つき 白く柔らかな曲線に、幾つもの痕が残されていく]
わ、たしも
[冷たい寝台を背に感じながら 両手伸ばして求める仕草]
愛してるの
[母国語聞こえれば同じように 教わったセシルの国の言葉で囁き、微笑む]
―――…嗚呼、わたし
しあわせ**
(-426) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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/* 何がどうしてこうなった 明日の吊り襲撃さっぱり予想つかん。 ルカさまかなあ
襲撃 気配感じられてない私は 相当鈍いんでしょーか。
(-427) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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厄介者の相手を引き受けてくださった "善人"の面を拝みとうございます。
……貴公子でなくとも、貴方様はパートナーですもの。
一夜の仮面舞踏会と。 この、終わらぬ死の舞踏会の。
いけませんか?
(*59) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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─ 別館 バーナバス自室 ─
[寝台の脇の引出しには、例の呪われた仮面の片割れと、第四王子から受け取った離宮の見取り図が入っていた。日暮れまでに離宮内を確認して回る時間はあっただろうか。 真夜中、アルコールが切れて発作的に叫び声を上げて目覚める。何かに突き動かされるよう、震える手で見取り図を胸に仕舞い、仮面を身に纏った。酒を含んでも、渇いた喉は上手く言葉を紡ぐ事が出来ず悪寒は止まらない。]
嗚呼、確かに、 確かに、この身は呪われてある訳だ。
私の顔など、何時でも見たい時に見れば良いさ。
[本来は利き腕ではない右で確かめるのは、ナイフ──男が向かう先は。]
(*60) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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/* 薔薇グラで見た目男の女子セシルと女子オスカーがいちゃこらしてます。 これ、どうなんだろう 薔薇NGなひともこれはいけるんだろーか 百合駄目なひともこれはいけるんだろーか
(-428) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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―――…詫びるなら、私の傍に居て下さい。
(-429) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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年頃の姫君……―――。 このような私でも、そう言っていただけるなら、嬉しいわ?
でも、そうであったなら、私の家庭教師のお顔は とても残念なことになるのだけれど。 だから、あの歳になってもお嫁さんもらえないのかしら?
[公爵様のお言葉に、私はわざと明るく答えました。 いつもの私からすれば、不自然なほどだったでしょう。
公爵様の裡を知らず。 唯、今は、もっと冷たく白く慣れる術を探すのでした。]
(-430) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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