277 黄昏草咲く出逢い辻
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なるほど、自由である為には、やはりそれなりのツケがあるか。 道理だな。
[今の仕事に関する男の言葉を>>6今度はある程度は正しく把握した様子で鬼は頷く。]
其方が少々疲れているのも、そのせいか。
[口にしてから、それが人には不思議な物言いであろうと気づいて微笑む。]
ああ、気を読めばその程度は判るのさ。特に、其方のことならばね。
[男が鬼の言葉に戸惑い照れるのも、そういう意味では、顔を見れずとも伝わっている。]
知っているかい、タクミ。我と、これほど近づいていて、怯えも逃げもしない人間など、そうは居ない。
其方は昔から、変わっていない。
(15) 2020/06/04(Thu) 01時半頃
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[微笑み絶やさず歩いていた鬼の足が、ふいに止まる]
風、か?
[一瞬、鬼の纏う気配が鋭くなったのは、伝わっただろうか。]
タクミ!
[縁に割り込む辻の風、それに大事を攫われまいと、伸ばした腕は...]
(19) 2020/06/04(Thu) 02時頃
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ヴェルヌイユは、届いたか? 4
2020/06/04(Thu) 02時頃
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ああ、まったく...
[風は気紛れ、鬼の力もそれは防げず。恐らく鬼神であったとしても。]
逢瀬の時も無限ではないというのに、な......**
(20) 2020/06/04(Thu) 02時頃
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[妖しの風に番を攫われた鬼は、自らも吹く風に身を任せる。微かに薫る花の香は複数が入り混じり、真っ直ぐに追うには遠すぎた。]
タクミ...
[命の危険は無かろうと判っている。鬼の力宿した角の欠片は、彼を今も守っている。
男が鬼を喚んだなら、すぐに居場所は知れようが。]
覚えてはおらぬだろうな。
[幼な子に、普段名乗る名は教えた。けれど、それもきっと記憶に残ってはいないだろう。]
(28) 2020/06/04(Thu) 16時頃
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― 湖畔 ―
[入り混じる花の香のうち、一つの香りが際立ち近付く。]
これは、彼岸花、か?
[花の香と、共に感じる人の気は、求める者のそれではなかったけれど、鬼は湖畔に降り立って、封じた瞳を、その気配の方へと向けた。>>27**]
(29) 2020/06/04(Thu) 16時半頃
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― 湖畔 ―
[近く在る、人の気配は、ざらりと剣呑ないろを滲ませる。>>34ある意味、馴染みのそれに、鬼はふう、と吐息を吐いた]
全く、辻の風は趣味が悪い。
[ひそりと呟き落として、鬼は着流しの懐に手を入れた。]
さて、其方は犬猫と言うより、狼に近いようだが。
[にい、と紅い唇が弧を描く。]
これは、忠告だがな、人ならぬモノに、そう不用意に噛み付くでないよ。
命あっての物種、と、今も人の世では言うのだろう?
(54) 2020/06/04(Thu) 22時半頃
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[するりと懐から抜いた鬼の手には、紫紺の扇。くるりと手首を返して開いた扇からは、青い鬼火がゆらゆらと舞い上がる。]
そうでなくても、其方のような男は、騒乱を好む妖には好かれる故な。
[浮かんだ鬼火は、鬼の声と同時に男に向かって殺到......するかと見せて、周囲へと飛び散った。
そこかしこで、影に潜んで寄り集まろうとしていた小さな妖供が青い鬼火に照らし出される。]
まあ、狐の御仁の守りは確かであろうけれどね。
[ぱちり、と、扇を閉じれば鬼火も消える。妖狐が男の身に残した匂いは濃厚だ、間違えようもなかった。]
(58) 2020/06/04(Thu) 23時頃
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ところで、我は、我の番を探しているのだが、どこぞで見かけはしなかったか?
其方より、少しばかり若くて素直な男の子(おのこ)なのだが。
[にっこり、扇を、己の頬に当てて尋ねる仕草は悪びれない。*]
(64) 2020/06/04(Thu) 23時頃
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― 湖畔 ―
うん、そうか。
[知らぬ、という、男の返事は概ね予想通りだったから、あっさりと頷く。>>66]
ああ、確かに、盛況、と言えなくもないかな。
[無遠慮な視線に動じる事もなく、鬼は扇を再び開く。]
もしもこの後、我の番に出会うことがあったら、その短銃は見せずにいてやってくれると有難いな。
其方は、敵を間違えはしないだろうが......油断も隙もなさそうだからね。
[ひらりと、鬼が扇を振れば、今度は風が渦を巻き、鬼の身を空へと運ぶ。]
狐の御仁に、よろしゅうな。
[ひらり、三度扇を振れば、鬼の身は紫紺の鬼火そのものに変わる*]
(70) 2020/06/04(Thu) 23時半頃
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ヴェルヌイユは、再び、竜胆の香りを探し 2
2020/06/04(Thu) 23時半頃
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しかし、いまどきの異国語は、覚え切らんな。
[鬼火に変じた片角の鬼は、挨拶するようにグスタフの頭上を一周してから飛び去りながら>>73ぽつりと小さく独り言つ。
どうやら、彼の言葉の半分ほどは、雰囲気だけしか理解出来なかった模様。]
(76) 2020/06/05(Fri) 00時頃
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― 枯れ木の森 ―
[そうして、次なる花の香に誘われて鬼火が飛んだその先では。]
.........嵌まっているな。
[明らかに何れかの番候補らしい青年が、しっかりすっぽり穴に嵌まったのを目撃して、苦笑と共に地に降りた。>>74
鬼火の姿のままだったから、集まるすねこすり共だけではなく、人の子の方も驚かせたかもしれない。]
怪我はないか?
[鬼火が鬼になったところで、安心はできぬかもしれないが。*]
(78) 2020/06/05(Fri) 00時頃
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― 枯れ木の森 ―
確かに、我は兎の姫ではないな。
[警戒する様子の青年>>83の前で、紫紺の炎は鬼へと戻る。]
我は鬼だ。其方は兎の姫の番......か?
[確か敢えて番は求めぬと言っていたはず、と、記憶を辿って、鬼は断定を避け、僅かに首を傾げた。*]
(85) 2020/06/05(Fri) 00時半頃
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― 枯れ木の森 ―
取って食いはしないから、安心しろ。
[青年の緊張を感じると、取り敢えずありがちな言葉で宥めようと試みる。
案の定、番ではない、と、青年は返答したが、縁がなければ、ここに呼ばれはしないことも明らか。]
手を貸そうか?
[穴から出ようとしている気配を感じて、ゆるりと足を踏み出し問いを投げる。
恐ろしい鬼に触れられるのを拒む人間も少なくはなかろうと。無理にとは言わぬつもりだが、断られなければ、軽々と青年を穴の外へと引き上げるだけの膂力はある。*]
(89) 2020/06/05(Fri) 00時半頃
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では、手を掴め、そうだ。いくぞ?
[手助けを願う言葉に>>94頷くと、鬼は青年の腕につかまらせ、そのままひょいと、持ち上げる。青年には重機か何かで掴み上げられたような感覚であったかもしれない。]
ああ、大事ないなら、重畳。 其方に怪我でもあれば、兎姫も気に病もう。
[穴を抜けてから向けられた礼には、そう返して、兎姫と知己であるかと問われれば、さて、と考え込む仕草。]
知り合い、とは、言えぬだろうな。我は「ひきこもり」であった故......
[ふと、近づく気配に気付いて>>93鬼は言葉を途切らせる。]
そも、我らのようなモノは、仲良く付き合うと言う事は希だ、兎の姫の事を知りたければ、当人に尋ねるがいいさ。
[言ってから、鬼は身を引き、玉兎の方へと鬼火を送る。]
(97) 2020/06/05(Fri) 01時半頃
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『連れは無事だ。』
[番にする気が本当に無いのだとしても、縁結んだ人の子を案じてはいるだろう、と、それだけを伝える。*]
(101) 2020/06/05(Fri) 01時半頃
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ああ。
[玉兎の姿を見つけた青年の表情に>>103鬼は僅かに口の端を上げた。]
我は我の番を探しに行く。
其方も…良き縁を見つけるが良い。
[それ以上は語らずとも良いだろう、と、鬼は再び鬼火に変じ、空へと消える。]
(104) 2020/06/05(Fri) 02時頃
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ヴェルヌイユは、己の縁を尚辿る。 3
2020/06/05(Fri) 02時頃
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あちら、か?
[感じた香りは、他より馴染み深く思えた。鬼火は一際明るく燃えて、空を駆ける。**]
(105) 2020/06/05(Fri) 02時頃
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― 枯れ木の森 ―
[妖狐の声が届いたのは>>118すでに紫紺の火に変じて空へと駆け上がった後だった。感じた花の香と、声の示す先は一致していたから、迷いなく方向を定め、言葉を返す暇の無い代わりに、小さな鬼火を、狼めいた男と出逢った湖畔の方へと飛ばしておく。
あれほど濃い匂いを残す番の相手なら、程なく自力で見つけ出そうが、鬼の火が惑いの風を少しは散らしもしただろう。]
(134) 2020/06/05(Fri) 22時頃
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[ふいに、紫紺の光がゆらめいて、次の刹那に掻き消える]
(139) 2020/06/05(Fri) 22時半頃
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― 森の広場 ―
やはり手を繋いでおかなかればいけなさそうだな?
[鬼は、いきなり男の正面に現れて、鬼火に焦がされた手を取り、問答無用で紅い唇を押し当てた。*]
(140) 2020/06/05(Fri) 22時半頃
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― 森の広場 ―
[いつしか風は止み、森には静けさが戻る。或いは束の間の平穏かもしれなかったが。]
タクミ、腹は減っていないか?上から見つけたのだが、このすぐ先に熟れた林檎の木があった。 行ってみるか?
[腹が減ってはなんとやら、確か果実は好きだろう?と、提案をひとつ。*]
(158) 2020/06/06(Sat) 00時頃
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[腹の虫の音には気づかぬふりをしておいた。>>164赤くなった顔は見えずとも、声音で色々推し量れて、笑みが溢れるのは抑えられなかったが。]
我は、あまり腹が減らぬので、気付かず悪かったな。
ああ、待て、匂いはこちらだ。
[上空からも感じた程の香りだ間違いようはない、と、先に立とうとする男の腕を引く。少し力が強すぎて、抱き寄せるような形になったのは、さて偶然か否か。]
あちらだ、タクミ。
[肩に手をかけ、耳元で囁きながら、熟れた林檎の香りの方へと顔を向ける。教えただけで、先に立とうとしないのは、手を引かれる感覚が、存外楽しく思えたからだった。*]
(171) 2020/06/06(Sat) 01時頃
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タクミ!?
[耳に届いた咆哮に、鬼は男の前へと出ようとした。が、ぎゅっと握られた手の感触に動きが止まる。>>196]
そのまま動くな、タクミ。
[凛と張った声と共に、鬼の頭に残った片角が淡い光を放つ。握った手から、何かが流れ込んで、守り袋の中の欠片が熱を持ったのが、男にも伝わるだろう。]
折角の逢瀬、邪魔してもらっては困る。
[凝る瘴気の気配に向けて、鬼は冷たく言い放ち。]
(213) 2020/06/06(Sat) 22時頃
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ヴェルヌイユは、「去ね」と、一言。 13
2020/06/06(Sat) 22時半頃
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[赤い瞳を爛々と光らせ、飛びかかってきた獣の爪は、身構えた男に届く事なく、パシンと、青白い稲妻のような光に弾き飛ばされる。
それ以上、襲い来る様子はなく、瘴気の気配は森の空気へと、溶け消えた。]
タクミ、怪我はないか?
[血の匂いはしない、けれど、思わず案ずる声が漏れた。*]
(220) 2020/06/06(Sat) 22時半頃
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[人の身から見れば、恐ろしいばかりの獣に襲われたばかりだというのに、笑みの気配さえ浮かべる男の様子に>>228鬼はほっと息を吐く。]
我も大事無い。
だが...アレを退けられたのは、其方のおかげだ、タクミ。
[鬼は、静かに首を振りながら、握った手にもう一方の手も重ねて、そう告げた。]
其方が逃げず、怖じけず、我を信じてくれた...その想いが、我の力となった。
我一人では、もう、あの様な術は使えぬ筈だったのにな。
[片角を失ってからは、ずっと力は弱まり続けていた。*]
(231) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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[手を重ねて問う声の調子に>>237鬼は一瞬、う、と声を詰まらせ、苦笑交じりに首を振った。]
千年の命を超えた鬼の身を、百歳の命がせいぜいの人の子に案じられるとはな。
そもそも、其方の言い分では、我が力目当てに其方を求めているように聞こえるぞ? 心外極まりないな。
[言うと、男の手を引いて、顔を間近まで寄せる。]
我は其方に会いたかった.....ただ、会いたかったのだ...タクミ。*
(244) 2020/06/07(Sun) 00時頃
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