277 黄昏草咲く出逢い辻
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─ 草原 ─
[のどかに怪我はないよう>>210。 それを確認し安堵する。 一方ののどかは、こちらの怪我を確認するのに必死のようだった]
痛みはない。 だが……あれは良くないものじゃからな。 何も影響なくば良いが。
[すり、ともう一度右手で首筋を撫でてみるが、やはり血は出ず痛みはない]
(214) 2020/06/06(Sat) 22時半頃
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ともあれ、お主に怪我がなくて良かった。 人の子があれを受けてはただでは済まぬ。
[笑んで、そ、と左手でのどかの頬に触れた*]
(215) 2020/06/06(Sat) 22時半頃
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― 森の中 ―
[こちらの言葉は届いているのかいないのか。 屈み込んで問いを投げてくる青年の様子に、兎ははふ、と嘆息する。>>212]
……傷は受けたが、痛みはない。 呪の類やも知れぬが、命にまで関りはせぬだろうよ。
[それほどの大掛かりを『辻守』が見逃すはずはなかろう、と。 そんな予想からの言葉と共に耳を揺らす。 触れてみればわかるだろうが、金の背に引かれた三本線の爪痕からは血らしきものが流れる様子もなく、ただ、異質な態を晒すのみ]
(216) 2020/06/06(Sat) 22時半頃
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まったくだ、と言いたいところだが。
……あれは、最初からそなたを狙っておったようにも見えた。 故に、結果としてはさほど、変わらぬやもな。
杵で折檻できたかできなかったか、の違いしかない。
[何やら物騒な事をさらり、と言いつつ]
いずれにせよ、休息は必要か……あちらに、果樹らしきものが見える。 水の気配もある故、そちらで休むか。
[言いつつ、先に見つけた果樹の方へと視線を向けるが。 毛玉からひとの形に戻る気配は、何故かない。*]
(217) 2020/06/06(Sat) 22時半頃
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― 湖畔 ―
お粗末様…だったか。 少々野性的だったが、ディナーの時間までには森から抜けたいとこだな。
[引き寄せた姿勢、力は少し緩めながらもそのままでいるように、二人で石の上に座って、火の元を消してしまう。 少し休んだらというお嬢ちゃんの言葉>>195に、はいよ。と同意する。あちこち飛び回ってくれていた人にしばしの休憩。だが十分な休憩時間ではなかったかもしれない]
(218) 2020/06/06(Sat) 22時半頃
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[獣の咆哮>>#3が響き渡る。]
おうおう、おっかねぇな。っと‥……
[背後から迫る気配に怖気もなく引き寄せていた姿勢をそのままに横抱きにお嬢ちゃんを抱き上げて距離をとるようにしてくるりと回転して相対しあい]
おいおい、情熱的じゃねぇか。 いきなりハグを求められても困っちまうぜ。俺はこれでも一途なんだぜ。
[腕の中のお嬢ちゃんをそっと下ろしてから、懐から拳銃を抜き取り。影の塊が首元目掛ける爪を低く構えて見据え]
(219) 2020/06/06(Sat) 22時半頃
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グスタフは、引き金を引いた15
2020/06/06(Sat) 22時半頃
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[赤い瞳を爛々と光らせ、飛びかかってきた獣の爪は、身構えた男に届く事なく、パシンと、青白い稲妻のような光に弾き飛ばされる。
それ以上、襲い来る様子はなく、瘴気の気配は森の空気へと、溶け消えた。]
タクミ、怪我はないか?
[血の匂いはしない、けれど、思わず案ずる声が漏れた。*]
(220) 2020/06/06(Sat) 22時半頃
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[直線は速いが芸がないといわんばかりに拳銃の角度を合わせる、銃口を爪の付け根に向けて、銃声が響き渡る。 飛び散ったのは爪らしきものの付け根が数本分]
悪い子へのプレゼントってやつさ。 俺はサービス精神旺盛だからよ、おかわりは自由だぜ。
[愉しげに目を細めて笑い]
で、こいつなんだ?
[なんてお嬢ちゃんに聞くのであった*]
(221) 2020/06/06(Sat) 22時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2020/06/06(Sat) 22時半頃
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─ 草原 ─
思い切り振りかぶっていたように見えましたけど…… かすり傷ですんだのでしょうか?
[痛みまでないとなると、逆に不気味さを感じた。 だって、たった一撃を与えて、目的を果たしたかのように消えてしまったから。>>214
まさか狂犬病だったりしないかな?と不安になった。 かき消える哺乳類がいるかどうかはともかく。]
(222) 2020/06/06(Sat) 22時半頃
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はい、ずっと守っていてくれたおかげです。
[頬に添わされた手をそっと、柔く握って。>>215]
人がただですまないような物なら、綺羅星さんも危なそうですっ。
妖は怪我した時は、どうやって治療します? お薬やお医者さんはいますか?
[放置して治す、ではないといいが。*]
(223) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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― 森の中 ―
[痛みはない、と返る言葉>>216に小さく息を吐く。 しかし消える様子のない紅の痕を見れば、眉根に寄せた皺は消えることはなく]
そ、か。 ……普通の傷じゃないなら、手当のしようもないし、な……。
[死ななければいいというものでもないとは思ったが、だからと言ってこちらに出来ることもないからとそれ以上は飲み込んで]
(224) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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俺を狙ってたのか? ……まあ、これからはそっちの言うことは聞くようにするよ。
[相手を庇うどころか傷を増やすようでは世話ないと嘆息しつつ。 杵、の単語に瞬いて兎を見る]
あー……。 やっぱりその、餅つきとかする、んだ?
[月で兎と言えば、その話に結び付けるくらいは律の知識でも出来た。 興味が惹かれるところではあったが、果樹へ向かうことを促されれば一度会話を切り]
(225) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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/* いつものラ神って感じなんだけど、こう、傷を負った側が、それぞれ、なんとなくそれらしくて面白い。
うちは、タクミが強いのは実は正解だしなあ。
[鬼さんは、だいぶ力が減衰してるので...(毎度の如く不穏)]
(-107) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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じゃあ、とりあえずそっちに向かおう、か……。
[立ち上がってから改めて、金色の毛玉を見下ろす。 ひとの形に戻る気配のないそれを見て]
……抱っこ、していこうか?
[再び屈み込みつつそう訊ねた*]
(226) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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分かった。
[凛と響く声に小さく返す。>>213 そこに宿るのは信頼の情。 握った手から流れ込む力が、守り袋の中で熱を持つのを感じれば、服の上からそっと触れて。 何も恐れず、落ち着いて、迫り来る獣の動きを見据えていた]
(227) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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[青白い閃光が走り、触れるより遥か手前で弾かれた獣は再び木々の向こうに消え去った。 案ずる声に緊張を緩め、安心させるような笑みを浮かべて振り返る]
ああ勿論。 いつも護られてたんだな。こんな風に。
[それから一本のみの角を見上げて]
何かそっちにも障りとかない、よな。
[万一を案じ、問いかけた*]
(228) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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/* いいなあ、沙羅殿のモフみ。
[うらやま]
[我もモフにしとこうかと思ったこともありました。
...が、結局自分で自分はモフれない。(]
(-108) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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― 森の中 ―
呪の類であれば、解する術はどこかにある。 ……案ずるな。
[消えぬ眉根の皺>>224に、長い耳を揺らして返す声音はやや柔らかい]
何を狙っての事かは知れぬがな。 我よりは御しやすいと見たのやも知れぬ。
……うむ、危険が読める時はそうせい。 でなければ、無事に現に送り返すも覚束ぬ。
(229) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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月では兎が餅を搗く、というのが、現のおとぎ話であろ?
[餅を搗くのかとの疑問にはさらりとこう返し]
………………そうしてもらえると、助かる。
[とっさの変化と、瘴気に触れた影響もあってか、上手く変化の呪が紡げない。 動けなくはないが、茂みを突っ切っていくには少し辛いから、こう告げる。 長い耳が少しだけ、へしょり、となった。*]
(230) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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[人の身から見れば、恐ろしいばかりの獣に襲われたばかりだというのに、笑みの気配さえ浮かべる男の様子に>>228鬼はほっと息を吐く。]
我も大事無い。
だが...アレを退けられたのは、其方のおかげだ、タクミ。
[鬼は、静かに首を振りながら、握った手にもう一方の手も重ねて、そう告げた。]
其方が逃げず、怖じけず、我を信じてくれた...その想いが、我の力となった。
我一人では、もう、あの様な術は使えぬ筈だったのにな。
[片角を失ってからは、ずっと力は弱まり続けていた。*]
(231) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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─ 草原 ─
何かしら、刻むことが目的であったやもしれぬ。
[>>222 一撃で終えたこと、漆黒の獣が瘴気の塊であること。 それらを思えば、その推測も易い。 ただ、ここが『辻守』の領域であることを考えれば、致命となることはあるまい、と言う推測も立った]
(232) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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[頬に触れた手に重ねられる手>>223。 柔らかく瞳が細まる]
程度によるの。 呪が込められているならば、妖力《ちから》を撚り打ち消したりもするが。 大概は休息を得ることで治す。
手に負えぬ時は他の妖に助力を請うこともあるな。 妖にも得意不得意はある故。
[放置ではないが、大して変わらない返答になった。 これが事実なのだから仕方がない*]
(233) 2020/06/06(Sat) 23時頃
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― 森の中 ―
わかった。 ……どっちにしろ、少し休んでから考えることかな。
[呪を解くにしても、手掛かりもない現状動き回っても詮無いと。 少し柔らかくなった声>>229へ向け頷く]
…………。
[現への帰還。 そういえば今行動を共にしている理由はそれであったかと。 少しばかり寄り道した思考を、続く言葉に引き戻す]
(234) 2020/06/06(Sat) 23時半頃
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─ 草原 ─
何もないといいんですけど……
[どうすることも出来ない身では、そう願うしかなく。>>232]
薬草とかないですかね……
[周囲に草はたくさんあるが、そもそもの知識もなかった。]
うーん……わかりました。 それなら、ちょっとここで休んでいきましょう。
[草の少ない、座りやすそうな箇所を探し、見つけるとここ、と綺羅星に叩いて示す。座ってくれたら自分も横に座るつもり。*]
(235) 2020/06/06(Sat) 23時半頃
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そうだけど。 ……本当に、おとぎ話に出て来るような存在なんだなぁ。
[感心したような声を漏らしつつ、金色の毛並みを見遣る。 こちらの提案に応じる言葉は素直なもので、へしょりと垂れる耳からは、先までは見えなかった感情が見えるようだった]
それなら、失礼して……。
[兎をそっと両腕で抱き上げる。 つい鼓動が早まるのがこの体勢では伝わってしまうかもしれないが、表向きは平静を装って目的の場まで歩き]
……ついでに、果物も取ってこようか?
[草の質がクッション代わりになりそうな場を見つければ兎姫を下ろし、林檎に似た果実をもいでくることを提案するのだった*]
(236) 2020/06/06(Sat) 23時半頃
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そうか。なら良かった。
[同じようにほっと息を吐く。>>231]
そう、なのか? お前がいるから大丈夫だろうって、大概他力本願だけど。
[重ねられた手も、真摯な言葉も慣れたものではなくて。照れ隠しに軽口のように返しかけたが、続いた言葉に一転、今度はこちらが手を重ねる]
それって、実は体が弱ってきているとか、そういうことか? だから……なのか?
[力になれてたのなら嬉しい。だが。 番を求めに来た理由はそういうことなのかと。言葉に全てのせられていたわけではないのに、直感的に感じた部分に従って問いかけた*]
(237) 2020/06/06(Sat) 23時半頃
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[どこか芝居がかった物言いが目立つ男は、 けれど瞳は愚直なまでに真直ぐで。
他愛ないと称せるだろうこの一時すら、 かけがえのない一時だと思わせる。
過ぎてしまえばどんな時であろうと もう取り戻せはしないのだから かけがえないというのは事実なのだけど]
…そうさな。
人は生まれながらに
命題を背負わされているものだしねぇ。
[生きること自体にすら限りを設けられているのだ。 思うままに在るは難しかろうと、 そう在りたいと願う気持ちは察せようもの]
(-109) 2020/06/06(Sat) 23時半頃
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[そうして重ね合わせた唇は 先に己が力を与えたのとも、 今しがた喉を潤した果実を与えられたとも違う 溶け合うように貪られるような熱と深さを伴って]
………ん…
[耳朶を打つ囁きに返したのは、 熱に浮かされたような頷き一つと]
(-110) 2020/06/06(Sat) 23時半頃
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……そんなことを言われたら
自惚れて、しまいそうだよ
(一時たりとも、忘れたことなんてなかったよ)
[男が横たわっていた薄紅のように頬を染めた*]
(-111) 2020/06/06(Sat) 23時半頃
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/* 何だろう。何かデジャヴュ……
まぁ、脊椎反射キャラになってるから、結局。 幅が狭い……(しょんぼり)
そしてこれは。 更に手を重ねた後から秘話にすべきだったのではと今更。 エピでコツ教われたら嬉しいです。
(-112) 2020/06/07(Sun) 00時頃
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