[と、だらだら話していたら、除夜の鐘が響いて空気を震わせた。>>#0
一旦会話を止めて、窓の外を見る。相変わらず暗いまんまだけど、何か変わっていたりするかな。]
あー、そろそろだねえ。
大晦日の夜に集合したわけだけど、これから何かあるのかなあ。
[結局、貼り紙のことは何も分からずじまい。
何かが起こるのかも知れないし、何も起こらないのかも知れない。
起こるかも分からない何かに期待して、陣取っていたストーブの前から立ち上がった。]
あたし、ちょっと外出てこよっかな。
[ストーブの来訪に外していたマフラーを巻き直して、コテージの扉に手をかける。
マナみたいに降りたりはしないけど、一番乗りでここに来たときみたいに、ちょっと下を眺めてたいと思って。
扉を開くと、冷たい空気が刺すようだったけど、温まった身体に少しだけ心地よく感じた。**]
(3) 2019/12/29(Sun) 00時半頃