270 「 」に至る病
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[高みに追いやられて幾度もしなる体 震える筋肉や、吸い付くように愛撫に応える肌]
(-150) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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ぅあ、 は ヴェルーー
[腕を引かれて、自らを戒め続けていた指から力が抜ける 近い。 間近な双眸に見つめられ、見つめ返すこの瞳すらきっと甘く煮崩れている]
(-151) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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[隠していた堰を失って溢れた涙は、 彼女の舌に甘かったか、苦かったか]
(-152) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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[無地のノートを開く。 高級ではない、ただの安いペンを指の間でクルクル回した]
……
[日記は単語ひとつのこともあれば、一ページびっしり埋めることもある]
(327) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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や… 言うな……
[頷いてしまいそうになるから。 探り当てられた手は、女たちの指と指を繋ぎ、 縋るように強く握り合って]
(-154) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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/* いや、でもフェルゼ自身 天然の恋心と依存を混同しているし、だからこそまともでいなくちゃと思ってるし、何ならグスティを狂わせてやりたい…でも…みたいに既に情緒がぐっちゃぐちゃだから……
なんて言い訳はさておき。 前から思ってたけど、わたしはももてんさんの目を通して見る自分のPCが好きなんだなあって今回特に強く思う。
僕の目から見たグスティはちゃんとお伝えできてるかなあ。この、優しくてかっこよくてずるくてダメな大人像が完璧に好みでこんなん無理、無理。
(-153) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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ぁ、ぁ ──
[今だけ、今だけ このベッドのとばりの中でだけ それなら夢の深みに堕ちても戻ってこられる。
蕩けそうな思考で、擦り切れそうな言い訳を唱えて]
[肌を蕩け合わせ、ひたりと寄り添った。 彼女の五感すべてへ我が身を饗して、
きっと最後には、その背に自ら腕を回しさえしてしまうんだろう**]
(-155) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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メルヤ、良い機会だから覚えておくと良い この世界にカレーが嫌いなやつはいない
[>>310それが世界の真理であるかのように諭す。
嗜好品としても良いものだし、 眷属の血を飲むことを我慢し 泥臭い血を服用する際に用いることができる。 生卵を落せば尚美味しいし温めるだけで良いのも点数が高い]
(328) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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それに焼き菓子など普通ではないか 時には刺激的なものも必要だぞ
[何も問題はなく一石四鳥くらいだとアピールする。
>>312そんな他愛もない話をしながら プラネタリウムに到着すると大人1枚、 中学生1枚でチケットを購入した]
(329) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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プラネタリウムは星空を見れる場所だ。 ドーム状の天井に写すんだが…… 見た方が早いな
[チケットを二枚一緒に渡して半券を受け取り中に入る。 この時間はあまり人気がないのか人気は少なく、 適当に真ん中付近で見えやすそうな席に腰を落した。
メルヤを隣に座らせれば間もなく開始される。 暗い道、暗い室内。 その天井に幻想の星が瞬いては ナレーションの解説が耳に届きはじめたろう*]
(330) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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Z月, X日
生理現象だから。
ヤク中もアル中も生体反応だから。
吸血がきもちいいのは生理現象だから。 セックスにハマるのも生理現象だから。
依存とは関係ない。全然関係ない。はい関係ない。
(331) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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定期健診、行くことにした 相手はたぶん知っている人だ 恩もあるし礼は言っておきたい
行って帰ってくることは出来るだろう この病気が精神疾患である以上、自己暗示でもプラセボでも、とにかくセルフコントロールは効果がある 問題が起こるかもなんて考えないことだ。
うちの奥様、置いて行くの心配だけど いやまじで。目のこととか関係なくちょっと浮世離れした重度の引きこもりだし。
セクハラエロババアってここに書いてもいいと思う?
やめとく。
(332) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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― 甘い甘い、アリスとの蜜月 ― [アリスを眷属にしてから時折その血を啜る。>>212 甘く狂おしいそれは、 まさしく”蜜月”と呼ぶに相応しい甘さだった。
僕に血を捧げてくれる君の甘さに溺れていく]
可愛いね、アリス。 すごく可愛いよ……。
[ベッドの上、耳元で囁く愛の言葉。 (君は初め、ケイトって名乗ってたね。>>0:364 でも、今は僕のアリスだもの。>>216 ケイトじゃなくて、アリスだよね。>>217 うん、そうだね、きっとそうなんだ。 名前を変える遊びも飽きちゃったんだね。 うん、分かる、僕分かってるよ)]
(333) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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[数を重ねるごとに大きくなる甘い声。 その声だけで狂おしいほど愛を注ぎたくなる。
唇を深く重ねて舌を絡めて唾液を啜り、 蜜壺に指を差し入れその蜜を指で掬い取っては見せつけるようにアリスの前で舐めとり飲み干して]
ほら、これが愛の証だよ。 君が僕を全身で愛してくれる証だよ。 すごくすごく嬉しいよ。 さあ、もっといっぱい気持ちよくなろうね?
[ぐちゅりぐちゅりと蜜壺を指で掻き交ぜて。 数多の夜で探って覚えた感じやすい場所を責め立てて、 唇に、首筋に、乳房に、体のあらゆる場所にキスをして]
(-156) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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[やがて君の体が限界を迎え、 達してしまう頃合いを見計らって]
……愛してるよ、僕のアリス。
[かぷりと、その豊かな乳房に牙を立てよう。 そうして溢れ出る甘い血を、 赤子が母の乳房に吸い付くように飲み干していく。
ああ、甘い、 もうアリスなしでは生きられないほどに。 (ずっとずっと、そうだったけれど――)]
(-157) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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― 穏やかないつもの朝食 ― [朝食でもアリスはきちんとお仕事をする。>>213 きちんと身なりを整えて、 しっかりとスケジュールを確認して、 (昨夜の可愛く乱れた姿との差異を思って口元を綻ばせ)
定期健診の申し出をすれば、少し渋る君]
んー……、嫌なら行かなくてもいいけど。 僕としては頑張る君の姿が見たいかな? ねえ、だめ?
[君の「だめ?」に僕も「だめ?」と返して。 ほとんど敷地の外に出ない君。 外に出たらどうなっちゃうのかなぁって。 疼く好奇心と嗜虐心(内緒だけどね)]
(334) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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[お小遣いを渡せば分かりやすく困惑する君。>>215 欲しいものはない。 そう言われ、僕も困った顔をしてみせて]
……そう? ならいいや。 お使いが終わったら真っ直ぐ帰っておいで。 帰ってきたら美味しいお菓子を一緒に食べようね。
[出かける準備をするらしいアリスへ、 励ますように頭を優しく撫でてあげて]
(335) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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[部屋へと戻るアリスを見送って。>>218 (ごちそうさまってちゃんと言ってたよ。 君は上の空だったけど!>>260)
テーブルの上、空になったアリスの皿。 「ちゃんとピーマンも食べれて偉い」 それを言い忘れてたなと思い]
今日は褒めてあげるの、忘れちゃったな。
[今からでも褒めてあげようと、 アリスを追いかけ席を立つ]
(336) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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[やや情緒が心配されそうな日記が出来上がってしまった]
まあ いいか
[ペンをさしてノートを閉じる。 咥えていた電子烟草をケースに戻して、屋内へ戻ろう。 朝食は何を作ろうか]
オムレツ オムレツだわオムレツ
トリュフあったっけ
(337) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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[ここでの食事は専属のシェフを雇っての料理。 常に贅を尽くし、栄養価も考えた最高のものだ。
(最初はお菓子ばかりあげてたけど。>>261 ウォルフォード先生の助言でバランスの良い食事を出すようになったんだ)
全てはアリスの為に。 そうしてお互い求め合い、(依存しあい) 朝食で別れてすぐだというのに僕は君の部屋に足を運ぶ]
(338) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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[こんこんっ、軽いノックを共に部屋の中へ。 ベッドに身を沈める君を見て]
ねえ、今日はちゃんとピーマン食べれたね。 偉かったよ。 アリスは嫌な事も我慢できる良い子だ。 だから、頑張ったご褒美をあげなくちゃね?
[とんっとベッドの上に乗り上げ、 君の耳元に唇を寄せて]
ちゃんと外に出れるおまじない。 してあげよっか?
[ふふっと楽し気に笑いかけ、君の答えを待つ。*]
(339) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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[主人が起きているなら、 は?もう少し寝てなよだとか
メイドとしては怠惰極まりない声でもかけようか**]
(340) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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―― 静かな夜に ――
[今も昔も、願う――願い続けている。 愛するものの笑顔を。ただそれだけを。]
(341) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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[読みふけっていた文献を閉じた。
ライトを消しても、昔のように絵本を閉じる音も 「おやすみなさい」を言うあどけない声もないことに 慣れてしまって随分時間が経つ。
疲れ目を揉んで伸びをし、ベッドに入り込んだ。 まどろんでいたセイルズの耳に、ノックの音が入り込む。]
……なんだい、ミルフィ。 眠れないのかい?
[やはり、明日のことが不安なのか。 セイルズは少しだけ表情を曇らせ、 ミルフィのほうへ振り向こうとして――
その前に、するり、と入ってくるものがある。 セイルズはぱちぱちと眼鏡をはずした目を瞬きさせて 身を寄せてきた娘のつむじを見下ろした。]
(342) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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[ドライヤーをかけて尚少しだけ濡れた髪から、 ふっと、シャンプーのものではない甘い香がする。
大きくなったなあ、という感慨と、 「女」になった娘への多少の動揺を抱えて セイルズは彷徨わせていた手を、彼女の背に添えた。]
この年になっても添い寝が必要かい? ……仕方のない子だ。
[そう囁くと、額に小さくキスを落とした。 それから、とんとんと彼女の背を叩く。 そして絵本を読み聞かせるように、静かに語りだした。]
(343) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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――……パパの夢を聞いてくれるかい。
僕はね……
(嗚呼。 例えばその白いうなじに深く牙を突きたてて 十年来傷つけなかったその肌を暴いたならば)
……ミルフィが、優しい人を好きになって 互いを深く愛して、
(344) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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(首筋を食み体を食み 他の誰にも触れさせた事のない体に触れて こころゆくまで愛することが叶うならば)
ウェディングドレスは白が似合うだろう。 君が晴れ着をきて、青い空の下で 愛する人と挙式を挙げる……
(――――白い肌を赤く染めて、 ただ、自分のものにできたならば、)
僕は新婦の付き添いとして式に出る。 そうして、幸せそうに泣く君を眩しそうに見て こう、言うんだよ。
(345) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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”幸せにおなり” ……って
(その時はじめて、僕はこう言うだろう。)
(346) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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( ”You are mine, my love." )
(347) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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[見下ろしたミルフィの姿がクラリッサのものと重なる。 めまいと頭痛に襲われ、セイルズは奥歯を噛んだ。
首を横に振る。]
( ――ああ、なんて反吐が出る衝動だ。 それ以上ふざけた事を考えてみろ、殺してやる。 畜生にも劣る思考、欲求。 お前に父親を名乗る権利はない! )
[ミルフィの背を撫でる指先が少し震える。 それを隠すように、 セイルズは彼女の体を軽く抱きしめると、 目を閉じ、昔と同じ言葉を呟いた。]
……明日はちゃんと起きるんだよ。ミルフィ。
(348) 2019/10/10(Thu) 00時半頃
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