267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】
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その手記を 一体どこまで読めていたのか 否、寧ろ、目を通すことすら叶ったのか? 終点に残された疑問符に気が付くころには いつだって手遅れ≠セろう。
小首を傾げる間にも、瞼を閉ざす刹那にも 蝋燭は削られ続けている。 ───── そのはずだ。
(18) 2019/06/10(Mon) 20時頃
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「 困ったなぁ。 花の愛で方も、虫の扱いも とんと知らないものですから 」
(19) 2019/06/10(Mon) 20時頃
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吐き出された吐息の行く末を見守りながら 患者の扱いも知らないうちに 僕は同僚に応えていた。 サナトリウム 「 収監施設は無事だなんて 皮肉めいた話ですよね。 」 此処で心の底から救済された人なんて 僕にはさっぱり見当も付かない。
(20) 2019/06/10(Mon) 20時半頃
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生き残ること 途中下車の許されない、直通運転のようだ。 あちらこちらに散乱する元被験体たちは、 考えようにもよれば 川に飛び込むそれだろう。 町どころか、呼吸音はあまりにもか細い。 マスクの中でくぐもる温度が ヤケに僕自身のそれを感じさせているだけだ。
(21) 2019/06/10(Mon) 20時半頃
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白い雪の中に■ぬように埋もれていた。 被験体-216。僕は彼を密かにそう呼ぶことにした。 白い布団に覆われた、 息遣いも冷えきってしまえば 人らしく■に切れない被験体のようだった。 ───── 実際、そうであった。
(-1) 2019/06/11(Tue) 14時頃
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・・・ 「 よろしく、153 」 しかし、僕は微笑いかける少年に そのように返していたはずだ。 丁度サナトリウムに送られてきた患者であることは 針葉樹林を通り抜ける間にも聞けただろうか。 僕たちの体重に沈み、影を作る雪道を背後に 分厚いレンズ越しに見える白さを見つめていた。 少年のことは言葉を交えたきり、 一瞥もしなかった。
(-2) 2019/06/11(Tue) 14時頃
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「 此処は寒いでしょう。 中に入って温かいものでも食べましょうか。 食べものでは何がお好きですか? 」 彼は何処までの記憶を持っているだろうか。 僕が被験体を迎えるにあたって、 まず気にするのは そこだった。 彼のことを知ろうとする口振りで けれど、身を包む服は確かに彼を拒んでいた。 病
(-3) 2019/06/11(Tue) 14時半頃
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僕は 病が移らない方のが、果して良かったのか… この頃を振り返っても、よく分からない。 冥府行の渡守のようなものだろう。 レテは既に被験体の身体に住み着いていて 救いの手は2880の向こう側だ。 『 どうせ死ぬなら…… 』など 当然 慰めの民になれもしない。
(-4) 2019/06/11(Tue) 14時半頃
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─── ■■場所が無いという点では 既に枯れ骨も良いところではあるが。*
(-5) 2019/06/11(Tue) 14時半頃
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此処が天国だなんて 眠らないうちに夢でも見ていたらしい 雪の羽布団に包まれていた少年は すべて埋もれてしまうより前に、 僕なんかに見付かってしまっていた。 頬に掛かる雪をグローブの嵌った指先で 払うことくらいはしただろう。 身動ぎさえされないければ。
(-18) 2019/06/13(Thu) 16時頃
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けれど僕がしたことと言えばそれきりで 被検体が起き上がる為に、 翼のはえた遣いや■■さまらしく 手を差し伸べもしなかった。
(-19) 2019/06/13(Thu) 16時頃
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「 そうですか。 なら君は、そういうもの≠ネんでしょう 」 ・
(-20) 2019/06/13(Thu) 16時頃
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傾げた小首に応じる言葉はない。 153の意味などは、なによりも 被検体には関係ない知識だ。 ましろい空気が吐き出されて 汽車の煙のようには高く昇らず ときどきに尾が切れるのを 僕は黙して追い掛けて... 冷えた雪塊を口に含む様子を やはり、つめたく見詰めていたに違いない。
(-21) 2019/06/13(Thu) 16時頃
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「 温かいものを用意するより 冷たいものを用意する方が 楽なので… 助かりますね。 」 ・・・・
(-22) 2019/06/13(Thu) 16時頃
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( ....なんてね。 )
(-23) 2019/06/13(Thu) 16時頃
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■■さまに成り切れるわけもない、 僕がお医者様≠ナあることは 道中にでも知れたことだろう。 白い世界に迷い込まないように…と 繋ぐ指先も 蜘蛛の糸も何もない。 それでも僕は、 首輪を付けられた家畜のように サナトリウムへ連れて行かれる君のこと ■■■■■だと思っていた。…確かにね。
(-24) 2019/06/13(Thu) 16時頃
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「 此処に送られた人のうち、 君もその一人なんでしょう。 道中ご苦労様でした。 お疲れでしょうし...慣れるまでは ゆっくり過ごしてくださいね 」
(-25) 2019/06/13(Thu) 16時頃
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崇められて 信じられて 預けられて 頼りにされて せんせい≠ニいう肩書ひとつで ひとびとの視線の色が変わるのを よくよく身に染みて感じていた僕は 時に悪い白昼夢を目にしたりもする。 >>47 ──── 彼に、海の生き物の体温を 丁度、教えた頃だったろう。
(116) 2019/06/13(Thu) 16時半頃
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女の子が■になる■だ。 シルバーが雨の落ちるより強かに 床に降る音が妙に耳に残っていた。 肩に掛けられた羽織がずるりと落ち 砂時計の容器が決壊していたように 彼女の命が床に降り積もっていく■。 命は容易く風に吹かれる。
(*9) 2019/06/13(Thu) 16時半頃
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いつか亡霊が囁いていた、 星の欠片は無残な塵芥と化して 空を流れることも出来ないまま 掬っては零れる命砂になるだけ。 外に飛ばせばどこまで飛ぶだろうか 僕はそんなことを考えていて 他の同僚たちのように、箒や塵取を 持ってくる■■などまるでなかった。
(*10) 2019/06/13(Thu) 16時半頃
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ホルマリンに漬けられたもの一つ 崩れてなくなってしまっただけの 吹けば消えるような思いが過っていた。 遠くでシーツに腰掛けた、■■が 窓辺の景色を眺め、見上げながら 硝子越し 反射光 うつした唇に ■■めいた言葉を吐き付けている。 弾けたスープの残骸が、 まるで蜘蛛の巣のように絡んでいた 僕はそれに気付けなかった。
(*11) 2019/06/13(Thu) 16時半頃
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被検体が増えてから、幾つの季節が巡ったか。 >>49彼の小さかった背丈がもっと低くなり、 肘掛にするにも心許無くなるまでに、 そう時間は掛からなかったかもしれないが。
(117) 2019/06/13(Thu) 16時半頃
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■ まるで■されたがる魚のように 彼は■たい棺の中か、■蔵庫の中で■■たいと 僕の色眼鏡のなかでは■願するように 伝えてくるものだから、 僕は■■半分に、冷たい■を差し出した。 外で眠れば雪が体を冷やすだろう。 ■■を海に投げるような提案をしなかったのは 僕にもそれなりの■■があったからに違いない。
(118) 2019/06/13(Thu) 16時半頃
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■たい■の居心地は如何だろうか。 クーラーボックスに釣った魚を 保存するようだと、僕は思っていた。 熱の通さない、彼の背丈に合った箱を置いた。 雲のすきまから差し込む陽光を当てない為に 外界の光を強く遮断するカーテンを掛けた。 水辺も、水の入ったコップもないのに、 どこからか泡沫が上る音が聴こえたのは 遠くの海で小波が揺れていたからだろう。
(119) 2019/06/13(Thu) 16時半頃
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『 釣った■を保■しているようだった 』 いつかにして 僕は漸くあのときの気持ちを そのような言葉で吐露していたはずだ。
(120) 2019/06/13(Thu) 16時半頃
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僕が担当することになった被検体-153 彼の名前は覚えていない。 なにかの拍子に呼ぶときも 僕より小さな背に向けても 数字で呼びつけていた。 僕は患者の名前を呼ばない。 僕が担当する被検体に名前はない。
(121) 2019/06/13(Thu) 16時半頃
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「 魚だと思っていたのに 次は硝子にでもなるのですか。 」
(122) 2019/06/13(Thu) 16時半頃
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>>51罅の入った彼の腕に、 気休め程度の包帯を巻きながら 僕は問い掛けていた。 人から乖離していく被検体たちのこと 僕は少なからず知っているつもりだ。 だからこの言葉は、 常套句とも言えるだろう。 ・・・
(123) 2019/06/13(Thu) 16時半頃
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(124) 2019/06/13(Thu) 17時頃
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「 また 硝子になろうとしているのですか 」
(*12) 2019/06/13(Thu) 17時頃
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