266 冷たい校舎村7
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――――――― こんばんは。 それともおはよう? こんにちは。
多分最後の挨拶になるね。
三年間、楽しかった。 文化祭、楽しかった。 皆の表情のひとつひとつ、覚えてるよ。 言い訳みたいだね。 ごめんね。君たちの事が好きでした。
迷惑をかけちゃうかな。 でも、早めに忘れて生きてくれると嬉しい。 ―――――――
(1) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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――――――― 残りの時間を楽しんで 探したり、後ろを振り向いたりはしないで それだけ願ってる ―――――――
(2) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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[届くのは、そんなメールだ*]
(3) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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身勝手な願いだけ、抱えて死んでいく それくらいで丁度よかったんだ。
終わらせたかった。 終わらせたかった。 終わらせたかった。
…………馬鹿だなあ。
(*0) 2019/06/08(Sat) 00時半頃
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/* 落ちろるかきたいかなあ。と思っていたところ二つでして、残れるといってくださってありがとうございます。
(-17) 2019/06/08(Sat) 00時半頃
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―― 八時五十分 ――
[チャイムの音が鳴る。 当然俺はチャイムの仕組みなんて知らないので、 学校に殆ど人がいなくても鐘は鳴るんだ、って くだらない事を考えながら、白い雪を眺めていた。
電波が届かない。 という話をしていた頃合に、俺はいなかった。 あるいは、聞き逃した。
ので、 着信音を鳴らす携帯を胡乱げに見つめて 差出人もわからないそれを開くと 愛の告白なんだか家出文なんだか わからない文面をぼんやり眺めた。]
(9) 2019/06/08(Sat) 00時半頃
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[迷惑メールかな。と単純に思う。]
(10) 2019/06/08(Sat) 00時半頃
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――なんだなんだ。 先生、こないじゃん。
[帰る?って俺は先ほどの七月みたいな事を言っている。 それから――
それは宇井野が異変に気づくのとおんなじくらい。 聞こえてきた明るい音楽だとか、 廊下側の窓の外の景色に、「は」と短く息を漏らした。]
(11) 2019/06/08(Sat) 00時半頃
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……文化祭?
[確かめるようでいて、 疑うようでいて、 ただの感想でしかないそれ、を ぽんっと放り投げた]*
(12) 2019/06/08(Sat) 00時半頃
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――実験台の事――
[いたそう。に、びくりと肩が跳ねた。>>0:1061 いたくは、ない。そのはず。
化粧をした後お前の――蛭野の目を見る。 ……満足そうなその目は、 作品が完成した芸術家みたいだ。
赤い首輪を嵌められた たろ から見た人間って こんな感じかな。と、思った。
それを少し不安に思ったのは 少し黙って蛭野を見つめたのは そういうことをされ慣れていないからであって あんまりにも化粧が上手だったせいであって……
怖がってなんかはいない。多分。多分、な。]
(35) 2019/06/08(Sat) 01時半頃
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[高本だって、蛭野の化粧を素直に喜んでいる。 >>0:1071>>0:1072 だから、俺は少し曇らせた表情を晴らして 高本にこう言ってやったんだ]
ふふん。なら、 夜な夜なお前の夢枕に立ってやるよ悟。
つか。お前も相当怖いからな! ゾンビじゃん。ゾンビ。 無駄に財宝とか守ってそう。
[怖いというか貧相というか、 見栄えはよくなっている気がするけれど>>0:1070 無事お化けへ変貌を遂げた高本へ 俺は軽く声を投げかけたんだ。 子供みたいに。いつもどおりに*]
(36) 2019/06/08(Sat) 01時半頃
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/* 2d:▼宇井野 ▲灰谷 3d:▼柊 ▲宮古 4d:▼轟木 ▲田所
女の子食いすぎでは(襲撃的な意味で
(-27) 2019/06/08(Sat) 02時頃
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/* セット怖いから日に三度はかくにんしよ・・・
(-28) 2019/06/08(Sat) 02時頃
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/* 拓海はこうだけどPL的にはそこ二人どうなんのん???って気持ちでいっぱいです 幸せになれとは言わないけどなにか進展があればいいよね
(-29) 2019/06/08(Sat) 04時頃
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/* 2
(-37) 2019/06/08(Sat) 12時頃
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――現在―― [超常現象? それとも何かのいたずら?
誰かが扉>>19を開ければ、 幻なんかじゃなく、 あの日の文化祭の景色が扉の向こうに見えた。
心を躍らせるような 拙くて、創意工夫がこらされていて、 一生懸命で、カラフルで そういう装飾たちが、あの日とそのままの姿で そこ、にあるものだから、]
(70) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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[たとえば窓の外を見た宇井野の反応が 何かに怯えているようだった、だとか
教室を早足で飛び出した柊の様子が ちょっとおかしく見えた、だとか
立ち止まった灰谷の様子が 「いいなあ」>>0:793って言ってみせた時みたいに なんだか妙に見えた、だとか
そういうのも、見えていたのだけれど 意識が自然と外に向かう。
俺は自分の席から歩き出して、 屋上と、職員室とを迷ってから 後をついていくように、 文化祭の色が濃い中を蛭野の背中をふらりと追う。 迷子になりそうだから? 多分、そんな理由。
そんなに急がなくても、追いつけたはず。]
(71) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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本当に文化祭みたいだな。 売店とかもそのままで。
[部室の展示とかも、そのままかなあ、と なんとなく思いを馳せながら 蛭野の背中に声をかける。>>22
高本が見たら「のんきだ」って 思われそうなくらいのトーンで]*
(72) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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[昇降口を見に行く気にならなかった理由を自覚しない。*]
(73) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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―― 回想:恋愛談義 ――
なに? 俺はいい奴だよ?知らなかった?
[俺はふてぶてしく笑って、 高本の頭をいーこいーこ、って撫でていた。 男子高校生の戯れみたいなもの。>>37
黙り込んでしまった高本から視線をはずして ごめんなさい、って教師に慣れた謝罪を投げかけて
手元のノートにクロスハッチング。 押し黙った高本の横顔を小さく書いて>>38
いい奴でもなんでもなくて 見てるのがヤなだけだよ、なんて そんな言葉は、飲み込んだまんま*]
(74) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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―― 回想:実験台 ――
[いつもどおり、がありがたかった。>>40>>41 うどん屋にキョースケの化粧をしながら入る俺。 を想像して、ギャグかな。とちょっと思ったけど。
ゾンビだぞ、とふざけて高本が俺の肩に手を置いてくるので ぎゃー、と俺は軽々しく悲鳴をあげる。]
いやーっ、こわーい! 食べられちゃうわ!
[とかいいながらそそくさと距離を置いて、 逃げるそぶりをしてみせて 少しの間、高本とじゃれていただろう。]
(75) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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[高本も七月も、素は可愛いのにね。 偏差値が高いと素直に生きられないのかな。
って、皆と違う「いつもどおり」を受け取りがちな俺は そんなことを、たまに思う*]
(76) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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―― コイの天使の話 ――
[残念ながら、蛭野京輔が部室で災難に遭っていた時、 俺は美術部顧問にイーゼルを運ばされていたので いくら探せど、姿はそのとき部室に無かったことだけ 添え置いておく。>>0:1024>>0:1026
なので、その経緯も 「××ちゃんが蛭野センパイに頼みごとしてましたよ」 「コイバナ!コイバナ!」 そんな後輩ちゃんの残念な伝達でしか知らない。
その内容を正しく把握していたら、 俺は蛭野の事を「かわいそうに……」と 真冬の外に放り出された子犬のように哀れんで 代わりに伝書鳩をしたとは思うけれど。 そういうのは、あいつは得意じゃないし。]
(82) 2019/06/08(Sat) 13時頃
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[そういうわけで、その日教室に居た時も、 柊と蛭野の組み合わせをちらりと見て、 珍しい組み合わせだなー、と、 そんな事を思っただけで
「ちょっと」と呼びかけられるまで>>65 二人が何を話しているかは知らなかった。]
はーい。呼ばれました。 どうしたんだい柊くん。
[俺の中での柊といえば、 顔が整っているモテ男、である。 高本と並んで人類の敵なんじゃないかな、って たまに思うけど それはもてない男のひがみでしかないので、省略。
それはそれとして、柊も紫苑も変わった名前だ。]
(83) 2019/06/08(Sat) 13時頃
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ん、放課後、会いにいきます。 いいよー。何、告白とかそんなん。 相変わらずモテるねえ。
んで、ええと、誰に。美術部の……?
[名前、は蛭野から聞けただろうか。>>66]
名前知らないのに、よく会おうと思うなー
[俺はその美術部の女の後輩ちゃんが嫌いじゃない。 嫌いじゃないんだけれども。 知らない相手の誘いをよく受けられるな、って 純粋に感心して、柊にそんな感想を零した*]
(84) 2019/06/08(Sat) 13時頃
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/* 部室が2.5階にある学校があったなあ。あれは何部だっけ。
いや、そんな複雑な設定にはしないんですけど
(-39) 2019/06/08(Sat) 13時頃
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―― 現在:3階 ――
学校ごと巻き戻ったとか
[かなあ。と、 俺は少しおかしくなって同じく笑う。>>79 いったいどんな魔法を使えば、 あの時に時間が戻るんだろう。]
――ああ、ありそう。 あの日のままで並んでるのかね
[あの日展示においていた作品を思い出して あの日は結構、展示にも人が来たなあ、だとか ……キョースケの姉ちゃん、いたなあ、とか。 そんなくだらないことを思い出しながら]
(85) 2019/06/08(Sat) 13時半頃
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[ふらりと階段のほうへ向かう蛭野を追って>>80 二階にある美術室へ行こうとした、ところで
その足がぱたりと止まるものだから、 どうした、と、落としていた視線を持ち上げる。]
…………ん
[瞬く。 屋上に続く階段には、 見慣れた窓があったはずだけれど そういえば、ないな、と思いもして首をかしげた。
そこにあるのは一階と二階、 二階と三階をつなぐような階段だ。 上の階の照明が落ちているのか薄暗く 新築の校舎なのに、少し汚れている気がする。]
(86) 2019/06/08(Sat) 13時半頃
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……のぼってみる?
[美術部に行きたいなら、そっちでいいよ、と前置きつつ 俺は好奇心にまかせて、すこし階段を上った。 踊り場をまがった先に見えたのは――]
うわっ
[思わず声が出た。 そこにあるのは、薄暗い3階だった。
廊下の端には作り物かもわからない手が転がっている。 教室の札が黒く汚れている。 視認できただけでも、異様だった。]
(87) 2019/06/08(Sat) 13時半頃
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……キョースケ。 上にあるの、屋上じゃない 三階? みたいだけど。
[階段を上りきって立ち止まった俺は でも、その変化に怯えてはいなくて
探検する? って、昔みたいに 蛭野に呼びかけた*]
(88) 2019/06/08(Sat) 13時半頃
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