261 エイプリル・トフィーの融解点
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/* こう、皆様健全にひたむきに過ごしていらっしゃって、わたくしは毎日恥ずかしいばかりでございます……幸せに生きてるんだなぁ感がある人とか、これからだろアンタ!感がある人とか。
(-29) 2019/03/23(Sat) 08時頃
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/* フランスにしよう、フランスのオフィス街。 wikiにも秘話について何もないけど何用なんだろう、秘話。
(-30) 2019/03/23(Sat) 12時頃
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/* フェルゼの過去意味深な感じで投げたけど何も考えてないので回収せずに終わりそう
(-31) 2019/03/23(Sat) 12時頃
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/* ピスティオ可愛い……
(-32) 2019/03/23(Sat) 12時頃
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[夜中の1時25分に目が覚めた。日夜問わず突発的に鳴る目覚まし時計みたいな両親の怒鳴り合いのせいだ。 2年前に父親から単身赴任から帰ってきてから、母親のヒステリックな声と、父親が物を壊す音がスヌーズする。そのせいで朝には滅法弱くなり、あと3回学校に遅刻すると僕は留年してしまう。 時には両親の仲裁に入ることもあったが、今はもうしない。どうせ僕の高校卒業と同時に離婚するのだから。あと一年我慢すればいい。そう思うとわざわざ止めに入るのも馬鹿らしくなっていった。 そういうこともあって、眠れない夜は散歩へ出かけるようになった。物音を立てず、そっと靴を履いて外に出て、暗闇の静けさに溶け込む]
(60) 2019/03/23(Sat) 16時半頃
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[住宅街を歩き続けると、野良猫が物陰からじっと僕を見つめる。 そうか、お前も1人か。 孤独を癒してくれるのは、同じ孤独だけだ。夜は1人ぼっちを認めてくれる特別な感覚があった。 遠くからバイクのエンジン音がする。新聞屋の配達が始まったらしい。徐々にエンジン音が近づき、やがて一台のスクーターが僕の目の前で止まった。半ヘル姿を被ったイケソーが降りてきた。 学校の成績は僕と同じくすこぶる悪いくせに、イケソーは遅刻だけは絶対しない。新聞配達のバイトで、朝には滅法強いのだ]
「なあ、また手伝ってくんね?」
[夜の散歩へ出かけていると、こうしてイケソーにばったり会うことがある。 学校内外問わずに顔を合わせると、段々付き合い方も雑になってくる]
(61) 2019/03/23(Sat) 16時半頃
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「やだよ」 「何か奢るから」 「どうせ300円以内だろ」
[以前、気まぐれでイケソーの新聞配達をしてから、よく手伝いをせがまれるようになった。 新聞を配り終えてから、2人で誰もいない公園を占領して日が昇るまで暇をつぶすのも悪くないが、今日はあまり乗り気ではない]
「頼むよ。今日1人休んじゃって。代わりに俺が配らないといけないからさ」
[確かに、スクーターの荷台にはこんもりと山積みにされた新聞の束が乗っている]
(62) 2019/03/23(Sat) 16時半頃
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「めんどくさい」 「団地だけでいいからさ、な?」 「あそこ結構広いじゃん」 「頼むよ〜。友達を助けるのが友達だろ?」 「助けてもらう側が言うなよ」 「お前が困った時も必ず助けるからさ〜!」 「困ってもお前には頼らないよ」 「ケチ!」
[と、捨て台詞を吐いて、諦めたイケソーはグリップをひねり曲がり角を曲がって消えていった。…と思ったら、住宅街を一周して再び僕の目の前に現れ、新聞の束に地図を挟んでマンホールの上に置いて走り去っていった]
あの野郎。
[結局、新聞の束を抱えて、何度か配ったことのある団地へ向かった。 コンクリート壁の団地に着き、エレベーターに乗って最上階の14階を押す。扉が開くと、夜空に包まれた街並みが一望できた。まだちらほらと明かりが残っている。明かりは人がいる証拠だ。今日も誰かが同じ夜を過ごしている]
(63) 2019/03/23(Sat) 16時半頃
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しれっと[]を使う
(-33) 2019/03/23(Sat) 17時頃
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ここまで読んだ
えー、みんなどうなっちゃうんだろ これから日常がぶっ壊れていくの、楽しみ
(-34) 2019/03/23(Sat) 17時頃
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灰色で何か別の事件が書かれてるの、すき 自分もやってみよっかなと思ったけど、圧倒的な時間のなさで諦めた
(-35) 2019/03/23(Sat) 17時頃
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[バスに揺られて30分。 程なくして目的地に到着した。 辿り着いた水族館は、新しく出来たものではないらしい。 地下にあるそれは、一度閉館したものの 数十年前にリニューアルオープンしたのだとか。
邪魔にならない壁際、 入り口で貰ったパンフレットを二人で覗き込んだ。]
メインはサメだって、サメ。 30匹以上いるんだって、すげぇな。
ニコラスは何が見たいの?
[ゆるり、パンフレットに落としていた視線を上げて彼の顔を見やる。 目が合うと同時、食い気味に返ってきた答えに数度瞬きをした。]
(64) 2019/03/23(Sat) 19時頃
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「 鯉。 」
…… コイ? ってなに? サメじゃなくて?
[力強く頷かれれば従うほかはなく。 サメやクラゲ。その他の展示をすっ飛ばして、 コイとやらの元へと連行されるのであった。]
(65) 2019/03/23(Sat) 19時頃
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[それから。 彩豊かなコイの水槽を見ては感嘆の声を漏らし、 触れることが出来るように作られているその水槽の上からコイを触り珍しくはしゃぐ彼の姿を写真に収めた。 (フェルゼもどう?と誘われたが丁重にお断りした。) サメやクラゲ、金魚の水槽も順に見て回り、 途中で軽く腹に食べ物を入れながら。 水族館を出る頃には、夕陽が街を赤く染めていた。
行きと同じ道を辿って、同じように手を繋いで。 ここは愛の国、 ふたりの当たり前を包んでくれる、愛おしい国。 家に着いたのなら、ふたりであたたかいご飯を作ろうか。]
(66) 2019/03/23(Sat) 19時頃
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[そうして、空に星が散りばめられ頃。 ベッドの上、同じ布団の中。 眸が合えば、幸せそうに頬を緩めて。]
Bonne nuit mon amour,fait de beaux rêves.
[月明かりが照らす、君の金の髪を撫でながら。 いとおしいひと。良い夢を。
さようなら、世界。 どうか明日も、逢えますように。*]
(67) 2019/03/23(Sat) 19時頃
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/* フランスのオフィス街、ラ・デファンスの片隅に在る喫茶店の店主。 水族館はパリ水族館。エッフェル塔近くの公園の地下にあるんですって。行ってみたい。
(-36) 2019/03/23(Sat) 19時半頃
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/* フェルゼくんここから絶望に落ちていくんですけど耐えられるかな(PLが)
(-37) 2019/03/23(Sat) 20時半頃
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[あゝ、私を呼ぶ声が聞こえるの 空に空に昇るような高揚感に似た炎は 轟々と唸る音をチラつかせて
声を 声を 求め
望んでるの
だから私は応えるように叫んだ 歌を張り上げて爽快感に似た感情を乗せながら
ライトの先、その先に向けて 人々が明々と輝く喜びを振るっている先へ 響く声音、元気と、満面の笑みを]
(68) 2019/03/24(Sun) 00時頃
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──さあ、笑って
(69) 2019/03/24(Sun) 00時頃
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[色とりどりのライトが花のように散らばるの それを私はギターを片手に
熱く 熱く 篤く
声が枯れるなんて早いわ もっともっと、もっとと望むままに 歌を奏で語らいで、私はこの口を開いた
ライブ会場はそうして熱狂の渦の中 私はその中心で振りまくの、笑顔を]
(70) 2019/03/24(Sun) 00時頃
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[そう、笑顔を──… 決して苦ではない 偽りのない笑顔を
ただ、望むままに 演じる訳でもなく、純粋に この声から張り上げていたの
(何時迄も、そうと、 思っていながら)]
(71) 2019/03/24(Sun) 00時頃
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: : .
「お疲れ様、コリーン」
[楽屋でマネージャーは笑っていたわ。 優しい笑顔と労わる思いとともに それが心地よいから、疲れていたけど 微笑み返してみせたのよ]
ありがとう。たくさん歌っちゃった 今日も楽しかった
[偽りも疑いもなく、 ただ純白の天使が笑うような笑顔で]*
(72) 2019/03/24(Sun) 00時半頃
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[8畳間は10か月ほど前まで簡素なシャンデリアに照らされていたが、入居者の横着でさっさとシーリングライトに取り換えられている。 掃除の手間削減が目的のそれはけれど、白濁したカルデラに数匹の蠅の遺骸を浮かべていた。
上着を脱いでベッドに転がる部屋の主が、せめて仰向けになれば不快さに脚立を取り出しただろう。 しかし掃除夫はいつだって腹を押さえて俯せに転がるのだ。
何も、先の見えない安寧の中を進んでいるわけではなかった。支払われる給料は決して少なくはないし、税金の支払いが難しいわけでも、過労や栄養失調で死ぬようなことは間違ってもない。
伏す者の目論見はこうだ。まず可能な限り貯蓄をし、世間的にも大金で罷り通るだけの金を得る。そして可能な限り円満な形態で自主的に仕事をやめる。 邸宅を出る直前に金色の悪魔をひっぱたいてから田舎に戻り、十分稼いできたから帰ってしましたわ(笑)と挨拶回るのだ。
完璧だ。 どこをつまんでも完璧な計画だ。 完璧すぎて他に逃げ道のないほど呆れた計画だ。]
(73) 2019/03/24(Sun) 00時半頃
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[すっかり荒れた指先を伸ばして、ベッド脇のチェストから馴染みの通帳を取り出す。 増えては消える0の数に\バーカ!/と言われた気がした。
やめてやる 三億当てたら 言ってやる。
昔、あたまを捻ったサラリーマン川柳の一説が妙に腹に沁みて、そのままぐたりと首を降ろした。]*
(74) 2019/03/24(Sun) 00時半頃
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/* 26歳 173cm
(-38) 2019/03/24(Sun) 01時頃
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/* ニコラス身長174cm
(-39) 2019/03/24(Sun) 01時頃
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[ シャワーの音に、私は気怠い目を開ける。 いつの間にか気を失っていたみたい。
火照った身体のまま もぞもぞシーツの冷たい場所を探して 布団に染みた彼の汗の匂いに目を細めたの。 本当は一緒に目覚めて抱き締めてもらうのが 最高なんだろうけれど 贅沢なんて言っちゃダメね。
枕元に置かれた彼のスマホが音を立てている。 待ち受け画面でピースする子どもの写真に 私はそっと画面を伏せた。]
(75) 2019/03/24(Sun) 01時頃
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[ 羨ましい。彼の全てを手に入れている人達が。
貰った薔薇の花束を鼻先に寄せれば、甘い。 甘く切ない恋の匂いがする。
もし、私と結婚したら、彼はこうして 真っ赤な薔薇の花を贈ってくれるかしら。 記念日に、誕生日に、形で確かめるように。
それとも、私も結婚すれば愛を確かめ合うことより きれた牛乳の買い足しを彼に乞うようになる?
そうなら、なんて贅沢なのかしら。 所帯染みたこと言っても許されるだけの 揺るぎのない愛がなせる技ね。]
(76) 2019/03/24(Sun) 01時頃
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[ …………ああ、だから、彼は私に声をかけたの?
それが彼の求める愛じゃなかったから?
取り留めのない思考は、バスルームの戸が開く音で ぷつり、と宙に消えた。]
(77) 2019/03/24(Sun) 01時頃
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[ そのまま軽くお化粧を直して 私は彼とホテルを出るの。
夜の街を歩く私と彼とが、罪深い関係ではなく 誰かの目には夫婦みたいに写ったらいいの。]*
(78) 2019/03/24(Sun) 01時頃
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