261 エイプリル・トフィーの融解点
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……、すきだ……。
[ 言葉にしたところで理解はできないくせに、 言葉にしなければやってられない気がした。
理解も出来なければ納得も出来ないんだから、 欲してもいない幸福のように身を放り出した。
投げ出せばよかった。 ]
(43) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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[ ――人との関りを断った山の奥で、 投げ出すつもりで命を運んだ崖の上で、 足を折った老人を拾ったのが運命だった。
意図せずも命の恩人となってしまい、 老人が死んでからも家を離れられずにいたのは その人の整えた庭があまりに美しかったからだ。
空を拾いつくさんと広がった力強い松の枝と、 雨風に晒されても大きなままの岩と、 寄り添うように並んだ菖蒲の花々が。 ] *
(44) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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[ 染み付いた希死念慮が染み付いた手を 救おうとしたシェルターの 采配が馬鹿らしくてけらけら笑った。
裏にある桜の木は、今年はあまり きれいに咲かなかったようだ。 ]*
(45) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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[自習、と素っ気ない文字が黒板に書かれている。 入学式から2週間、登校するクラスメイト達は1人、また1人と減っていった。 生徒だけでなく、大半の教師達も学校へ来なくなった。 今ではクラスの大半が欠席し、授業のほとんどを自習で過ごしている。 それは舟尻高校だけじゃない。どこの教育機関でも同じ状態だった。 そんな中、凪はいつもと変わらずに参考書の問題を読み進めている。 凪とは中学の頃に知り合った。頑固な性格で、敵ばかりが多かった気がする。野球部で後輩いびりをしていたリーダー格の先輩に噛み付いて、喧嘩になったことがあった。論破された先輩がバットを振りかざしても、瞬き一つしなかった。これと決めたら絶対に曲げない意思。凪には、そういう強さがある]
「何見てんのよ」 「いや、凪らしいなって」 「学生の本分でしょ」
(46) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/03/25(Mon) 23時半頃
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[ふと、隣のクラスからイケソーがやってきた]
「お前ら、屋上行くぞ」 「屋上?」 「なんで」 「屋上は青春の特権だぞ」 「どういうことよ」 「どうせ暇だろ」 「でも、空いてないよ。鍵かかってるし」 「空いてないんじゃねえ。開けるんだよ」
[と、イケソーは自慢気に銀色の鍵をチラつかせた]
(47) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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[屋上から空を見上げると、透き通った青が一面に広がっていた。 それから、僕たちは屋上のコンクリートの上に寝そべった。 イケソーは携帯をポケットから取り出して]
「おい、写真撮るぞ」 「ここで?」 「映えるだろ」
[吸い込まれるような空の下、屋上で授業をサボって寝そべっている。 ベタすぎて、いくら何でも出来過ぎだ。 それでも、こんな異常事態だからこそ、何だか許されるような気がした]
(48) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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「封筒が配られてるらしいぜ。世界中で」 「例のシェルター?」 「選ばれた人間の元に届くんだと。ほら、アメリカで歌手の有名人が話題になってたじゃん」 「ねえ、やめないその話題」 「…そうだな。俺、高校卒業したら世界中を旅したいんだ」 「なに夢語ってんのよ」 「お前が話題変えろって言ったんだろ」 「だから新聞屋でバイトしてたのか」 「資金稼ぎにな。で、旅の途中で世界中の人とキャッチボールする」 「なにそれ」 「旅した人はいても、キャッチボールした奴はいねえだろ」 「まずどこから行くの?」 「フランス」 「フランス? なんで」 「パンくいてえし」
[やっぱり、イケソーは馬鹿だ]
(49) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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「凪は?」 「え、これ私も言うの? 嫌よ」 「なんだよ、ケチ」 「アンタには言われたくない」 「僕も聞きたい」 「だって、あんまり話したことないし」 「話してよ。この機会だし」 「え〜…でも…」 「お前、こうしている間にもどんどんハードル上がっていくからな」 「あ〜、もう! …お、お母さんになりたいの」 「子供が欲しいってこと?」 「…小さい子供とか好きだし。それに、ちゃんとした母親の下で育ってないから、自分の子供をそんな目に遭わせたくはないと思って…ちょっと、茶化しなさいよ」 「いや、すごくいいじゃん」 「キャッチボールとか言ってたの、なんか、すげー恥ずかしくなってきた」 「やめてよ! 私まで恥ずかしくなるから!」
(50) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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「コタローは?」 「え、僕?」 「絶対言いなさいよ」 「いや、夢とか無いし」 「つまらねえ奴だな〜お前は」
[強いて言うなら。 僕はこのまま、この日常が続いて欲しいという夢がある。 イケソーがいて、凪がいれば、それでいい。 何も変わらないでいい。今のままでいい。 さようならなんて言いたくない。その気になればいつだって会える。そんな関係のままでいたい。 そして、僕の小さな淡い願いは、たった一枚の封筒でぶち壊しにされた]
(51) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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[強い圧力。 サテンとフェルトが裂ける音。 ぬると滑る柔らかさ。 ぞっとする冷たさが燃える熱さに焼き尽くされる。 脳天まで突き抜ける白の刺突。]
ぅ、
[動くな。 うごく、 うごめくたびに、 うごくな、 いたい、 痛みが、ああ、 どく、どく、 かくちょうのたびに、あ、 みみが、みみに、どく、 たびに。きこえな、あああ、
いた、あ、こすれて、びく、あ、あ、]
(-11) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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あ、あっ、あ、ああっ、あぅぇ、は、かぁ、んな、あ、 ガ、あぇ、
[いた、いたい、あ、いたいいたい、あ、。 ど、うごくな、どく、あ、 血が、あ、あ。
ひとつきで胸から飛び出した刃先に 自分の顔が写って、 血に ぬれて、 見えなくなった。]
(-12) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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/* オスカーさいっこうにかわいいな いいねー青春だね
非日常になった日常の延長 すき
(-13) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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[ カツン―――
朝食の席、いつものように流していたテレビ。 笑顔が可愛いと評判のアナウンサーの顔は いつもよりも白く見えた。
硬い音の出所へと顔を向けると いつも仏頂面の父がぽかんと口を開けていた。 手元には一本だけになった箸。 片割れはフローリングの床で転がっている。]
(52) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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「やだわ、お父さんったら、 真に受けてしまって。」
[きっと悪い冗談よ、と 笑いながら言う母の顔は テレビの中の彼女よりも下手くそな笑みだった。
逃げる様に隣のチャンネル、 また次のチャンネルと変えていっても 流れるニュースは人を変えただけで 最初に見たものの焼き直し染みていた。
結局最初のチャンネルに戻した母は テレビのリモコンを取り落として震えていた。 落ちたリモコンは箸よりも鈍い音を立てる。]
(53) 2019/03/26(Tue) 00時頃
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「やだぁ! 遅刻する!!」
[テレビの音だけが響くリビングに足された音は 聞き慣れている筈なのに酷く場違いで。
昨晩は随分遅くに帰ってきたその顔は 化粧を落とさずに寝たらしく 目元のシャドウがぼやけ伸びていた。]
「恵梨花も化粧したら? 顔色悪いよ。 って、お母さんどしたの?」
[隣に腰掛けながら告げられた言葉に そっと頬に掌を押し当てる。 触れた肌は暖房の甲斐なくひんやりと冷えていた。]
(54) 2019/03/26(Tue) 00時頃
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――――― 、
[説明しようと開いた口はカラカラに乾いて 張り付いたような喉がピリリと痛んだ。
かたん、 と
遠くで郵便受けが音を立てた。*]
(55) 2019/03/26(Tue) 00時頃
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/* あとグスタフどちゃめちゃにかっこよくて くそうてなりますね
は〜〜〜〜〜〜 庭を愛する さいこうにえも
こりーーーんのね、 有名人だからこその諸々の使い方うっまいなーとおもいつつめちゃくちゃにいいこでときめく
フェルゼめっちゃ、えらい人! 駆け落ちしたきてんのか!!!! やべーーーな、ここは展開が純粋に楽しみ
ソフィアちゃんプロローグから最高だなと思ってたけどやっぱり最高だった 二つ同時にくんのソワソワしちゃう 昼ドラ
(-14) 2019/03/26(Tue) 00時頃
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/* 日常から非日常にいく人多いだろうからって元々非日常やっててすまねーーは思うんですけど 一人くらい変わり種いててもいいよなそわそわ てしてる してます
(-15) 2019/03/26(Tue) 00時頃
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[…………。]
(ラルフ? らーるふ、ラルフってば!)
……あ。すみません、何ですか?
[目の前に躍り出られてようやく呼ばれているのに気が付いたもんだから、俺は思わず目を丸くしてしまった。桜色をした風に纏われたお嬢様は、ふくふくのほっぺたをもっとふくふくに膨らませてこちらを睨みつけていた。]
(もー、またお腹空いてるの? そんなんじゃいつか倒れちゃうじゃない。)
[昔よりかは背が伸びてもまだまだ俺より低いままだ。靴の大きさも5pくらいは差があって、いつだってお嬢様の色が抜けきれない。]
(56) 2019/03/26(Tue) 00時半頃
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違いますよ。最近はちゃんとご飯を食べてます。 えーっと、そう。実は花粉症で。
(花粉症? でも、ずっと平気だったじゃない。)
……あれは蓄積して発症する場合もあるんですよ。 それより、素敵なお召し物ですね?
[随分と伸びた長い金色の髪は、あたまの高いところで結われながら、ふたつに裂けてそれぞれ控えめな胸の上で揺れていて、とても愛らしい。 指摘した途端機嫌を直したらしい。膨らしていた頬を戻してにっこりと笑ったお嬢様はくるりとその場で回って見せてくれた。ひらりと広がったスカートの裾がゆっくりと落ちるまでを見届けて]
(でしょ? 新しい高校の制服! 結局、4月の半分も着てないんだもん。普段から着ないと勿体ないじゃない。 隕石なんか落ちてくるわけないのに、みんな大袈裟なのよ。)
[……。]
そうですね。
(57) 2019/03/26(Tue) 00時半頃
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[溜息と一緒に肩を竦める純粋さは世間知らずなのか、それとも世俗に通じるからこそ信じたくないのか判断できなかった。 握っていた竹ぼうきを軽く撫でて、お嬢様の青い瞳を見る。]
もし、ほんとに星がおっこちてくるとしたらどうします?
[声色は至って平然としている。その甲斐あってか、他愛ない世間話と捕えたらしいお嬢様はグロスに濡れた艶めく唇に指を当て、少し考える素振りを見せる。それからにっこりと笑って]
(……逃げるわ! そして一番景色が綺麗な所で一番かわいい服を着て、タフィーを気が済むまで食べてからベッドで寝るの!)
[眩しい笑顔が向けられるのが嬉しかった。ポケットから取り出した絹のハンカチでお嬢様の指先を拭って、苦笑する]
素敵な最後ですね。
(58) 2019/03/26(Tue) 00時半頃
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[硬いベッドに転がったら、シーリングライトに滑り込んでる虫の死骸に気が付いた。あんなにわかりやすい位置にあるのに片づけないなんてどうかしてる。 机の辺りから椅子を引き抜き、ライトの蓋を引き抜いて綺麗に片づける。
ふと、耳元でぷぅんと微かな音が聞こえた気がした。もう蚊の飛ぶ季節だったか。手に蠅たたきを取りかけて……やめた。 そんなことに労力を割くよりさっさと眠ってしまう方がいい。そう思って、きっちりパジャマに着替えた身を布団に戻してあおむけに転がって目を閉じた。
……。 らびんにゅーらびんにゅー。いじらしくも彼の周りを飛んでいた一匹の蚊は、じっくりと見ればうっとりとした視線を彼に向けていたのかもしれない。だけどどうして、熱烈なキスを交わした毎ダーリンの唇を奪う勇気をまだ持てずにいる。]*
(59) 2019/03/26(Tue) 00時半頃
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/* ラルフの文章ほんとすき
(-16) 2019/03/26(Tue) 00時半頃
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みんなどうなるんだろ 気になる気になる 台詞パクってロル拾いたいマン
(-17) 2019/03/26(Tue) 00時半頃
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