261 エイプリル・トフィーの融解点
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[ カツン―――
朝食の席、いつものように流していたテレビ。 笑顔が可愛いと評判のアナウンサーの顔は いつもよりも白く見えた。
硬い音の出所へと顔を向けると いつも仏頂面の父がぽかんと口を開けていた。 手元には一本だけになった箸。 片割れはフローリングの床で転がっている。]
(52) 2019/03/25(Mon) 23時半頃
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「やだわ、お父さんったら、 真に受けてしまって。」
[きっと悪い冗談よ、と 笑いながら言う母の顔は テレビの中の彼女よりも下手くそな笑みだった。
逃げる様に隣のチャンネル、 また次のチャンネルと変えていっても 流れるニュースは人を変えただけで 最初に見たものの焼き直し染みていた。
結局最初のチャンネルに戻した母は テレビのリモコンを取り落として震えていた。 落ちたリモコンは箸よりも鈍い音を立てる。]
(53) 2019/03/26(Tue) 00時頃
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「やだぁ! 遅刻する!!」
[テレビの音だけが響くリビングに足された音は 聞き慣れている筈なのに酷く場違いで。
昨晩は随分遅くに帰ってきたその顔は 化粧を落とさずに寝たらしく 目元のシャドウがぼやけ伸びていた。]
「恵梨花も化粧したら? 顔色悪いよ。 って、お母さんどしたの?」
[隣に腰掛けながら告げられた言葉に そっと頬に掌を押し当てる。 触れた肌は暖房の甲斐なくひんやりと冷えていた。]
(54) 2019/03/26(Tue) 00時頃
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――――― 、
[説明しようと開いた口はカラカラに乾いて 張り付いたような喉がピリリと痛んだ。
かたん、 と
遠くで郵便受けが音を立てた。*]
(55) 2019/03/26(Tue) 00時頃
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