259 “しゅうまつ”に星へさよならを
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[産まれた時からお世話になっている、 いわば僕というものを築き上げるに欠かせなかった この星という場所──コズミキコニス。 それが失われるなんて話を聞いた時感じたのは、 『あ、そうなんだ』 なんていう、味気のない感想。
だってそうだろう。 多分上手く飲み込めないのだ。 自分の産まれ故郷が寿命を迎えるだなんて。
生き物には全て寿命があり、 星もまたそうなのだと教えられたのは子供の頃。 そしてこの星もまた、寿命があると知るのは当然で 更に滅びるわけでなく、 僕らは次の星へと向かう準備も進んでいる。
これが、僕らの行き場なんてなくて この星とともに滅びる運命だった、なんてものがあるのなら きっと僕ももう少し、慌てふためいていたんだろう。]
(12) 2019/02/03(Sun) 12時半頃
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[そんな複雑な胸中を置き去りにするように、 時間は刻々と進んで今日に至る。
慌てふためくこともない。 準備は着々と進んでいる。 本を包む作業だって、あとすこし。
けれどやっぱり、胸にぽっかりと おおきな何かが空いた気がするのは]
…………寂しいんだろうなぁ。僕も。
[この星で築き上げた思い出を、両腕で抱えるほどしか 持っていけないことへの寂しさのせいなんだろう。]
(13) 2019/02/03(Sun) 12時半頃
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[うちの本屋は、いわゆる古書店のようなものだった。 そもそも本屋というもの自体が、今やそこそこ珍しい。 電子の紙で間に合いすぎてしまう今は、 手に本をとって眺めるというのは 風情を楽しむという意味合いが大きいのだ。
祖父の代から続く、『三毛猫書店』。 お伽噺から史実書まで、雑多に揃えられたこの本屋を 僕はけっこう気に入っていた。
こうしてギリギリまで店を開いていたのも、 この古びた店構えを最後まで眺めたかったからである。]
よい、しょっと。
[最後の本も仕舞いきって、箱に他星行きのラベルをつける。 店の外へ出しておけば、勝手に集荷してもらえるはずだ。
一冊たりとも置いていかない。これは僕たちの コズミキコニスに生きた人々の記録なのだから。]
(14) 2019/02/03(Sun) 13時頃
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ななしのごんべ ID:qoooishi
素敵だね。行きます。
(=3) 2019/02/03(Sun) 13時頃
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[なにげなく見た機器をポケットに仕舞い、 手持ちの斜めがけバッグに数冊の本を入れる。 これは僕が個人的に読む用。 それから、お茶を入れた水筒に、 綺麗な色の飴玉の瓶。 それと古めかしいポラロイドカメラ。 これも祖父から貰ったもの。
どうせなら、このカメラでみんなの顔を撮りたいな、 なんて思って。
がらんどうになった店の扉を閉じて、外へ出る。
途中、ぴちゃぴちゃと揺らぐ水色を見つけたなら>>0:19]
やあ。随分人も減ったけど 踏まれないように気をつけて。
[既に踏まれそうになった>>0:29なんて露しらず声をかけ 公園の方へと足を向けようか。**]
(15) 2019/02/03(Sun) 13時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2019/02/03(Sun) 13時頃
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― 公園 ―
[きらきらと早めの街灯光る公園は、 星の最後を少しでも盛り上げようとするからだろうか。 夜店がつらつらと並び様々な彩りを与えていた。
備考を擽る香ばしい甘さに足がつられ]
お兄さん、ベビーカステラひとつ。
[昔から変わらないお決まりの菓子を買って、 軽くつまみながらふらりと歩いた。]
(46) 2019/02/03(Sun) 22時半頃
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……あ。
[ちょっと歩いた所で、思い当たる。 そういえばどんな誰がくるか知らなかった。 だってここには少なくとも、 示し合わせた僕たち以外の人もいるわけで。
ポケットから取り出した機器に、 ぽつぽつと指を滑らせる。]
(47) 2019/02/03(Sun) 22時半頃
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ななしのごんべ ID:qoooishi
何処に居る? ベビーカステラ持って時計の下にいるけれど。
(=4) 2019/02/03(Sun) 22時半頃
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[きょろきょろと見渡せば、 気付いてくれる人が居ただろうか。
同じくふらふら歩く人を見かけては>>39 あの子かなぁ。なんてちろりと目線を送るのだった。*]
(48) 2019/02/03(Sun) 22時半頃
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[彷徨った視線の先の人と、ぱちりと目が合う>>51 互いに機器を見て、それから再び目を合わせてしまえば 互いが”そう”であると認識するのは簡単だった。]
こんにちは……いや、こんばんは、かな? うん。ベビーカステラの人です。
[ちょうど返事を打ち込もうとしていた矢先に出会えた。 おかげで返事は打ち込まれないまま宙ぶらりん。]
無事に会えてよかった。 えっと、改めて…僕はベネット。 なんてお呼びすれば?
[お近づきの印に、なんてベビーカステラを差し出した。]
(64) 2019/02/04(Mon) 00時半頃
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よろしく。ルリさん。
[差し出されたタコスに瞬いて、 ふわりと微笑みありがたく頂戴しようか。>>66]
あんまり普段食べないけど うん、好き。ありがとう。 自分だと作れないから、こういう所じゃないとなかなか。
[甘いものを食べた後だから、 しょっぱいものはありがたい。
受け取れたなら、小脇に抱えて ちかちかと光る機器に目をやりながら、 新しいレスに新たなレスを追加した。]
(68) 2019/02/04(Mon) 02時頃
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ななしのごんべ ID:qoooishi
食べてて可愛い…ってなると りんご飴とか、わたあめ、とか?
>>??? ああ、クリスタルボールアイスもいいね。 写真とかにも映えそう。
(=10) 2019/02/04(Mon) 02時頃
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[再び目線を前に戻し、辺りを見渡してみる。]
そうだよね。 確かもっと人数いたはず…。 まだちょっとここで待ってみようか。
それで日が完全に落ちてきたら、 少し暗いところに行ったほうが星は綺麗に見えるかも。
[先程自分が書き込んだばかりだから、 他の人もそれを頼りにくるかもしれない。 ベビーカステラの袋をわかりやすく抱え直し、 時々ルリが取りやすいように口を傾ける。
誰かが新しく加わるのなら、 手をあげてここだと合図を送っただろう。**]
(69) 2019/02/04(Mon) 02時頃
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[酒、という単語を聞いてああそうか、と頷く。>>74 そうだ。どうせなら差し入れとして酒のひとつやふたつ、 途中で買ってくればよかった。 普段あまり飲まないから気が回らなかった。
隣の彼女が人見知りだなんて事を思いもせず、 また二人きりの気まずさも感じたことのない、 そんな能天気な頭だ。 振ってくれた話口が、彼女なりに気を利かせてくれた ものだという事くらい、気づければよかったのだけれど。]
昨日で。随分長かったんだね。 …や、むしろルリさんだからか。
[他の星々へ向かう船が旅立つにつれて、 動いている企業も減っていった。 今となっては、殆どの企業が休みに入っている。
彼女がこんなにも仕事納めが遅かった理由が まさにその旅立った船によるのだろうと、あたりをつけて]
(76) 2019/02/04(Mon) 19時頃
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うちは、自営だから。 とりあえず今日にしようかな、 って感じで店じまいしてきたよ。
いつまでも開けていたってよかったのだけれど ……今どき本屋なんて、余裕がなきゃ来ないから。
[自分のことを聞かれれば、苦い笑いと共に現状を話した。 旅や引っ越しの必需品でもない本屋は、 星ぐるみの引越し作業の中では実際に殆ど客が居なかった。]
でも、この星で仕事をするのも僕の日常だったから…。 いざ空っぽになったお店見ちゃうと、 仕事終わりの開放感より寂しさが勝る……ね。
[彼女は、どうなんだろう。 自営と雇われでは感覚は大いに違うだろうけど、と 控えめに添えられた語尾が迷う。]
ルリさんも…寂しかったり、する?*
(77) 2019/02/04(Mon) 19時頃
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あはは。お疲れ様。 でも多分、そのぶん仕事初めは遅いだろうから。
[企業の大半が、そうして休みをずらしていると聞いた。 だってそうじゃなきゃ、ちょっと不公平すぎるから。>>80
彼女がいっぱいいっぱいな事には、やはり全く気づかない。 生まれ持っての鈍感さは、星が終わっても変わらない。]
うん……。残念。 産まれた時から側にあったから。 多分、みんなにとっての実家みたいなもん。
三毛猫書店って言うんだ。 古書ばっかりで、若い人は面白くないかもだけど。
[それでも、行ったんだけどなぁ。というその一言が なんだかとても嬉しかった。>>81 きっと社交辞令だろうと思いながらも、 眼の前の彼女を脳が”良い人”に分類してしまう。]
(84) 2019/02/04(Mon) 20時頃
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……そっかぁ。
[問いかけに関する彼女の返答には>>82 きょとりとした表情と共に、意外そうな声が漏れた。
実際、意外だった。 彼女が寂しがりに見えるとか、そういう話ではなくて 人は皆、住処が変わる事への言葉に出来ない寂しさを 抱えているものだと、勝手に思い込んでいたから。]
どこでも……。
[否、思い込みではないのかもしれない。
──僅かに翳る綺麗な彼女の横顔に、 鈍い脳がそんな事を思った。]
(85) 2019/02/04(Mon) 20時頃
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そうだね。生きるって意味では。 働いて、お金がもらえて、ご飯が食べれて そうやって暮らせればいいのかも。
[ぽつぽつと空に見え始めた星に目を移しながら、 そんな事を話す。]
……あ、そうだ。
[そうして、そこで漸く自分のかばんの中身を思い出した。 もはや誰も使っていないような、 古い型のポラロイドカメラ。]
寂しくなくとも、 思い出はいくつあったっていいかな、って。
フィルム沢山持ってきたんで、よかったら。
[彼女がこの星で撮る最後のアナログ写真かもしれないし。 生まれ育った星と今の彼女の姿を、写してもいいか首を傾げた。*]
(86) 2019/02/04(Mon) 20時頃
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多分、向こうに着いたら暫くは あっちでの生活や気候に慣れるので精一杯で 感傷に浸っている場合じゃないかもなぁ。
[寂しがり屋の自分とて。 店の準備や近所の挨拶回り、引っ越しの荷解きをしていれば 寂しさなんて感じる暇すらないだろう。
それが想像できてしまうから、 手の空いた今のうちにこの星を惜しみたくもある。]
……ああ、古書だけど、おまけにしおりつけるから。 変換用のしおり。読みにくい文も現代文にしてくれる。 表紙が面白いのも沢山あるよ。 特に古いファンタジー小説なんて、凝った物が多い。 飾るにも向いてるだろうし、きっと読んでも楽しいよ。 ぜひ来てほしいな。見るだけでも。
[本を読む人が一人でも増えるのはとても嬉しい事。 新しい店の住所が書かれたチラシを鞄から取り出すと、彼女に差し出した。>>93]
(104) 2019/02/04(Mon) 22時頃
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[軽く笑う彼女は、言葉通り寂しそうには見えない。>>94 鈍い僕の頭が悪いのかどうなのか それが本意にしろそうじゃないにしろ、 こんな賑やかな場で、掘り下げるものでもないだろう。]
気になるの、全部食べよう。 みんなで食べれば分け合えるし
そういうのも、コレで撮っていきたい、 な…… って
[この場の一部を切り取れたらと取り出したカメラに、 想像以上に食いつかれて少しだけ驚いた。 自分にとってお下がりでしかないそれは、 確かにアンティーク、といえばそうなのかもしれない。
落とさないようにカメラから伸びた紐を首にかけ、 ファインダー越しに彼女を捉える。]
(105) 2019/02/04(Mon) 22時頃
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勿論使えるよ。 僕が手入れしてきたから。
試してみよっか。
ほら、
──────笑って。
[被写体となる事に気付いてなさそうな彼女に クスクスと笑みを漏らしながら
夜店をバックに、腰から上を収められるように数歩後ずさる。
彼女はポーズをとってくれるだろうか。 いずれにせよ数秒後、カメラからはカシャ、と 小気味良い音が響くだろう。*]
(106) 2019/02/04(Mon) 22時頃
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まー、あんまり違ったら僕ら死んじゃうからね。
[気温が5度変わるだけで過ごし方が変わる生物は、 100どころか1000単位で温度が変わる宇宙において よく似た星でなければ死んでしまうだろう。 故にある程度は予想の範囲内。 けれど完全一致ではないだろうから、 暫くは体調不良もあるかもしれない。
なんせヒトは、脆弱だ。]
うん、是非。 店員も僕しかいないから、ほんと気軽に。
[いつもは変わった趣味の老人か、学校で言われたのだろうか 資料を探しに来る学生くらいしか訪れない。 そこに若い女性が来てくれるというだけで、>>114 下心ではなく単純に心が弾んだ。]
(127) 2019/02/04(Mon) 23時頃
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[それから食べ物の話なんかして シャッター音鳴らして切り取った風景は、 上手くポーズを撮ったわけでもない、 ただただありのままの彼女の姿だった。>>115
データの削除を頼む彼女の横で、 カメラはジジ…と音を立ててフィルムを吐き出す。]
あはは……。 大丈夫。変な顔じゃなかったよ。
[笑いながらするりとフィルムを抜き取ると、 まだ真っ白なソレを彼女に差し出す。]
すぐに見られるようになるはずだから。
綺麗だったよ? …撮られる時のルリさん。
(128) 2019/02/04(Mon) 23時頃
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[焼き増しなんてものもない、 捨ててしまえばそれで終わりの一点物。
だからこそ、このフィルムはきっと 思い出として取っておくには向いている。
暫くすればその真っ白なフィルムには、 きょとんと此方を見る彼女の姿と その後ろに輝く鮮やかな夜店 そして空に写り始めた星が 全てひとつになって映し出されてくるだろう。]
(129) 2019/02/04(Mon) 23時頃
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[食べ物の香りにつられた彼女に、うん。と相槌打って]
ついでに他のそれっぽい人がいないかも 探してみよっか。
[アサリの酒蒸しを売り出す夜店に目を向けて 残ったベビーカステラはとりあえず鞄の中へとしまっておいた。
本格的に星が煌めく時間になるには、あとすこし。*]
(130) 2019/02/04(Mon) 23時半頃
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/* 知らなかったんですけど ポラロイドカメラって特定のメーカーのやつなんですねぇ。
けどインスタントカメラって言うと、 その場で現像できるタイプじゃないのが浮かんじゃって アレを一言で言うのは射影機かポラロイドカメラって言うしかないとばかり思っていた。
ごめんなさぁい
(-14) 2019/02/04(Mon) 23時半頃
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ベネットは、今度は何を撮ろうかなぁ、なんて視線も彷徨わせる。**
2019/02/05(Tue) 00時頃
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