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[ その手を探すように観客席から彼女を探した。 時間に間に合えと急いで向かったせいで 席は後ろの方だった。
照明が眩しくて遠目からだと少し見えづらい。 曲は多分真ん中あたり。 そろそろじゃなかろうか。 目を凝らして、見つけた>>125 ]
( ……でも、なんだか、悲しそう? )
[ 気のせいだろうか。 じっと見つめるもの雰囲気が変わった>>127 ]
(193) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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…………すごい。星みたい。
[ ぶわりと広がる音圧>>127 膨れ上がるように溢れて流れる調べに目が チカチカと点滅した>>128
何度も耳にしたフレーズだった。 だけど今この舞台に立って奏でられる音は まるで別のものだった。
その席を立った存在>>166も知らずに 通知>>185にもまだ気づく事はなく ]*
(194) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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[取材は滞りなく進んでいた。 2年のお化け屋敷や迷路、部活の展示。 とある喫茶店では、一割引の等価として、 茶の髪の上に猫耳を生やしたりもしたが、 まぁ、それはさておき。
お手製の『新聞部』のタスキを 肩からかけていたこともあって、 同級生の姿さえ無ければ、殆どの人間は 取材に好意的な態度を示してくれたと思う。]
(195) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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[筋肉痛の身体を引きずりながら よろよろと歩いていた美鶴は、 ふと後ろからかけられた声>>183に振り返った。
見覚えのない顔だった。上級生だと思う。 人違いかと辺りを見回してみたものの、 彼女の視線はまっすぐに美鶴に向いていた。]
……えぇと、私、ですか? 何か御用でしょうか。
[心当たりは無かった。 取材で何か拙いことをしてしまっただろうか、と 美鶴は恐る恐る、問いかけたことだろう。*]
(196) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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/* この村なんだかしんどいなと思っているのはきっとPLさんの手腕なんでしょうね。 人の悪意にあてられているような気がしています。 ここにまでこのギスギス歪んだ感じの片鱗を味わっている気分。
(-41) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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/* 全然灰を使えない人間なんですが、 はのんちゃんがかわいいです。 あと、ほのかに苦手意識を抱いてくれる人は総じてかわいいです。
お友達フラグかしら? って、仄日は万年青くんにそわそわしてる。
(-42) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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[推し量れない、「わんわん」の人の好さと。その向こうにある何か。 見え隠れする「何か」の正体を掴もうとしても煙に巻かれるように笑顔が返る。
それに惹かれる自分と、馬鹿らしくダチをやっていたい自分。 天秤は均衡を保ったまんま。]
(197) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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―― 3年B組から離れて廊下 ――
[ふふん、と笑われながら、遅刻してきた洋次郎の言葉に「なんそれ」と返す。>>174 激落ちよっちん。洗剤の名前みてぇだな。]
は、うっせ。
あん? 四十崎? 友村とモメたらしいな。そんな気配なかったけど。 てかアニマルセラピーしたから大丈夫とか言ってたけど。 ……お前かハチ公? お前がアニマルか?
[自分が四十崎の心の負担の一部を担っているかも、なんて思わない俺だ。
背中を貸してやればまた人好きのする笑顔を浮かべるから>>175、やっぱこいつのあだ名ハチ公じゃなくて笑い袋でいいんじゃねえかと思う。>>174>>175
人が好いなんて言われた日にはおそらく拳骨が飛ぶので、その思考は言語化されなくてよかっただろう。]
(198) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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いいご身分だな。 そら怒られんじゃね……
へー。なるほどな。
[つまり寝すぎたのだろう、と自分の中で決着をつけて、隠れる蓮を一瞥する。 アイドル活動に専念した結果何人が釣れるのか見てみたいモンだ。そんな底意地の悪い事を考えてから、煽るような言葉に「は」と息を吐いた。>>176]
ンだとてめぇ。 …𠮟られるてめえを見にいくだけいってやろうか?
[赤縁眼鏡の奥から、何を考えているかわからない笑みを湛えて、洋次郎が俺を見ている。 穏やかに。見守る。というわけでもなくて、どこか見定められているような目だ。>>177
――あ。これ。これだよ。 こいつが気になる理由。
と、均衡を保った天秤が揺れかけるけれど。 それはすぐ、「高校生らしい馬鹿騒ぎを一緒にするのは楽しそう」という、純粋な欲に押さえつけられる。]
(199) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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[洋次郎の真意を知らない俺>>178は、何なんだよ、と苛立ちと照れと、少しの期待を滲ませるような表情をしてしまっていただろう。 昼を諦めきれない犬の顔だ。
視線を彷徨わせる。]
俺だってなァ―― ( 入れるんだよ、こんなもん )
[溜息をついて、 先をいくように一歩、二歩と歩き、B組へ赴く。
赴こう、と、して。 いらっしゃいませ、という声が聞こえる頃合に。]
(200) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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[B組内部。 昔サッカー部に共に所属していた男がこちらを見ていて、 「何をしにきたんだよ、お前は」と そう眼差しが語っているのに気づいてしまった。
歓迎されない程度でへそを曲げるほど弱いつもりはなかったけれど、ともかくも、そこにサッカー部がいたことがいけなかった。
――のだろう。と、俺は後から思った。]
(201) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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[フッ、と蝋燭の火のように表情が失せる。]
[それから――首裏を掻いた。 まだ背後にいたなら、洋次郎を示して]
……やめた。 重役出勤。だってよ。蓮のやつ。
[B組の面子にそう言って、遅刻魔をチクり、勢い踵を返す。
腐り落ちそうな首輪を垂れ下げたまんま、この箱庭を闊歩する程度には、俺は不器用で臆病で、怒っていた。それだけの話。]
悪いなァ、洋次郎。 犬耳の写真楽しみにしとくわ
[俺はそういって笑うと、B組から離れて歩き出そうと*]
(202) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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[思わず呼び止めちゃったけど、 女の子は新聞部のタスキをかけてて、>>195 どうやらお仕事中だったみたい? お邪魔だったかなあとも思ったけど、 もう声をかけちゃったんだから仕方ないよねえ]
うん、そーだよー。
[心当たりがないって顔をする後輩ちゃんに、 はのんはうんって頷いたの]
(203) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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ねー、せっかくお祭りなんだからさ、 いつもと違うお化粧してみないー? はのん、前からお化粧してみたいなーって、 狙ってたんだー。
[せっかく素材はいいのに、損してるなーって。 お姉さんにまかせてみない? って、 はのんはちょいちょいって後輩ちゃんに手招きしたの*]
(204) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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― 文化祭・舞台上 ―
[ 緞帳が下りた薄暗い板の上、 目印をつけた場所に一人だけ立つ。 幕が上がった瞬間、頭ひとつ高い自分に合わせて、 スポットライトが当たる予定だ。 初手の一曲の酷く目立つ瞬間まで、あと一分もない。 本当なら3年の先輩がすべきだろうとも思うが、 弱小吹奏楽部で目立つことが苦手な人が多いからか、 曲編成の際、各務ならやれるだろうと、 もらった役割だった。 いつもの様に軽く安請け合いしたけれど、 『掴みは頑張りますけどー。 次の曲で持ってってくださいよ!』 と、はっぱをかけることも忘れなかった。]
(205) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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[ だって、知っていたから。 ルリ先輩だけじゃなく、皆が頑張ってること。 そりゃあふざけることもあったが、 基本的に部活をやる奴等は真面目な部分を持ってる。]
(206) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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[ いつだったか、居残り練習に付き合った時、 ルリちゃんは俺も熱心だと言った>>0:591が、 俺の熱心さなんて彼女の足元にも及ばない。]
仲、良かったもんな。
[ 昔を懐かしむ言葉>>0:592にそう返して。 いつだったか、踏み込んで聞いたことがある。]
気になってたんだが。 今は二人、仲良くないのか? 話しているところ、見たことない気がする。
[ 他愛の無い、穏やかな時間を壊すような。 そんな言葉だったのだろうと、今は分かる。]
(207) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2018/10/15(Mon) 23時半頃
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[ 昨日>>110もそうなりかけていたのかもしれない。 誘いに彼女は乗らず、>>111 代わりにとえーこちゃんの名>>112を出した。 ]
えー、ルリちゃんノリわるー。 けどそっか。わかった。 ……ん。
[ 俺とえーこちゃんの関係を、特に伝える事もなく。 何かが変わった、とは思わない。 多分、少し喧嘩してるようなものなだけだ。 少なくとも俺はそう思っていて、 誰かにそれを話すこともない。 ]
ルリちゃんも。演奏、楽しみにしてる。
[ そういって先輩の背を笑って見送った。 ]
(208) 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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[ 深く息を吸い込み、吐き出す。 目を開いて周りを見回せば、 ルリ先輩と目があった気がして。 親指に向けて自分を指し示し、人差し指を彼女に向けた。 そのまま、左右に指を振る。
『最初は俺が決めてく。次は皆で』
無言だけど、その気持ちが皆に伝わればいい。 だけどちょっと恥ずかしくて笑っちまったら、 それは少しみんなに伝播しただろう。 部長が頷き、舞台袖に合図を出した。]
(209) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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[ 幕が開く。 俺は真っ直ぐ立ったまま、光が差し込むのを待ち。 指揮者の合図に合わせ、音を響かせた。 短い楽曲は直ぐに終わりを迎えて、 俺は静かに席に座る。
聞き覚えのあるだろう楽曲を多数そろえたセットリスト。 一曲一曲を丁寧に奏でていく。 目立ったのは最初だけ。 後はメロディの一部となった。* ]
(210) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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[響いてくる、吹奏楽の演奏。>>127 聞いたことがある曲だけれど、曲名までは思い出せない。
空気を震わせ、腹に響く音は、心地いい。 途切れ途切れに聞こえるそれに耳を傾けながら、掲示板の前で再び足を止めた。]
あ。載ってる。
[新聞の隅を飾る、生徒会からのお知らせ。>>99 しかし刷られたものをあらためて読むと、なんというか。]
……四十崎先輩って、意外と熱血?
[どんな顔でこの文章を考えたのか。 想像したらほんの少し口端が緩んだ。]
(211) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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/* みんなの文化祭の描写すこ&すこ…… せいしゅん……
(-43) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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/* 辰巳君……癒しだな……。
(-44) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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[加わり重なる音を遠くに聞きながら。>>210
何気なしに記事を斜め読みして。 キャンプファイヤーで思い出すのは、昨日の踊り。 輪に誘ってくる声はあったが、首を横に振ってお断りした。 テンポがずれてあちこちぶつかったり、誰かの足を踏んづけて怪我人を増やす結果になる気しかしない。 センスと同じく音感もないのである。]
あー、そっか。 もうすぐ引退……。
[目に留まった、はなむけの言葉。 生徒会の引継ぎとか、色々あった気がするし。 サッカー部も三年がごっそり抜けた穴を埋めるべく、新体制を組まなければならない。]
(212) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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[そして。
あれもこれくらいの時期だったな、なんて。 一瞬過ぎったのは──── *]
(213) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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[え、という顔をした。間違いなく。
可愛らしいという言葉を引き連れて歩いているような (殆ど初対面の)上級生の提案>>204の意図が 美鶴には理解出来ない。見られていたなんて知る筈もない。]
やだなぁ、そんなに目立ちます?私
[褒めても何も出ませんよ、と笑い飛ばした声は乾いていて 程なく、廊下の灰色の床に落ちていった。喧騒が、遠い。
舞台向けだろうか。 少し濃い化粧が施された先輩の眼をじっと見る。 考えるように顎に指を当てたのは少しだけだった。]
(214) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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……お時間があるなら、 お願いしてもいいでしょうか。
[これも取材の一環だ、と自分に言い訳をして、 美鶴は、名前も知らぬ上級生に 小さく頭を下げたことだろう。
窓ガラスに映る顔を眺める。 キツいアイラインが引かれた、 派手そうな女の顔から目を逸らした。
少しくらい変わった所でバレやしない。 何せ、今日はお祭りなのだから。**]
(215) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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/* 後輩ちゃんにお化粧……できるかはまだわかんないけど、 これ一区切りついたら劇をね、やらなきゃいけないと思うんですけどね、 演目どうしよう!? 現代もの!? ファンタジー!? ジャンル……ジャンルすらわからぬ……
(-45) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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― 回想・黒江先輩 ―
[ 口にした言葉に照れること無く、>>114 冷静につまらないと、先輩は言う。>>115 音読は続くことなくぴたりと止まり、 俺は視線を向けた。 退屈を隠そうともしないその様子に、 ゆっくりと笑む。面白い、と思った。 ]
いや、単刀直入すぎて。 いきなり踏み込まれる感触、 あんたにも味あわせてやろうかと思っただけ。 でも、効き目なさそうだな、ホノカさん。
[ ただのイジワルだった、と簡単に白状して、 降参、と文集を机の上に置いた。 ]
(216) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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恨んでないなら何があるか、だよな。 幼馴染だから、じゃないな? ホノカさんが聞きたいのは。 もっと根っこの方、知りたいのか? いきなり恨んでるのか、 って聞いてきたんだから。 けど、所詮他人事だろ。聞いてどうするんだ。
[ 飲み物を口にすることなく、 膝の上に腕を置いて手を組み、 少しばかり前かがみになって、 先ほどまでの愛想が少し消えたような、 正面の彼女の顔>>116を見つめる。** ]
(217) 2018/10/16(Tue) 00時頃
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