199 獣[せんせい]と少女 2
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[青い鳥のタマがすっかりピッパの頭にいついて、 どこに言っても鳴く声が聞こえるからつまみぐい検挙の数が増えた話。 エリが一人で隠れているところを上空から見かけたことや、 本好きなマリオが話してくれることがとても面白いこと。
正式なものではないし日付も飛び飛びだけれど、 ささやかな日常が綴られている。]
(814) 2016/10/12(Wed) 23時頃
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[たとえばあの夜。 珍しく獣の姿に変わっていながら地上を歩いていた日に、 月明かりの下で縫い物をしているシルクを見つけた話とかも。
こんなところでいったいどうしたのか。 部屋の子と喧嘩をしたのかと訝って手元を覗き込んだら、 ハンカチに作りかけの星の意匠が浮かび上がっているのを見たのだっけ。
話を聞こうとしたら大切な秘密の気配がしたから、 この話はかなりの部分を曖昧にぼかすか、書かないようにしてあった。 これかい?と口元に指を一本立てて首をかしげ、 覆いをつけたランタンとブランケットを持って行ったことも。]
(815) 2016/10/12(Wed) 23時頃
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[直に旅立ちの日を迎えるから、 肝心の契りの日から先は書き記すことはできないけれど。 この記録は次の獣と少女のために今は静かに眠らせよう。
表紙に厚い紙をはって綴じると、広間の棚の中に思い出の束を増やしておく。 ここは歴代の他の想い出も飾られている場所だったから、不都合もないだろう。
最後のページにも作成者の名前はなく、ただ年代だけが記されていた。]
(816) 2016/10/12(Wed) 23時半頃
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―― 現在:食堂 ――
[ 厨房の方から伝わる気配。 葉擦れの音のように聞こえる声のかけら。 サンドイッチを食べながら、私は意識に蓋をする。 聞こえないように、聞かないようにすれば 音は遠く、風のざわめきに似たものになる。
本当はね、わかっているんだ。 今日という日が皆にとっても大切なことを。
皆と過ごせる、わずかな時間 けれど、それは次の時間の形を決めるもの。 どちらも同じくらい大切で 時間は前に向かって進むものだから。
だから、思い出の温度に浸りながら 私は今だけ昔にいるフリをしていたけれど。]
(817) 2016/10/12(Wed) 23時半頃
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[ バサバサって音が頭の上。 青い何かが来たと思った瞬間 髪がぐいぐいと引っ張られて。]
(818) 2016/10/12(Wed) 23時半頃
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―回想・たくさんの思い出―
[誰か一人とわかっていても 誰一人の獣として思い悩まないことはないことを私は知っている。 選ぶことのできないくらいに大切な少女らのことを。 それでも、選ぶのはひとりきり。 それは、少女らが契った獣以外とは離ればなれになるということ。 それを寂しいと少女が思わないはずもないことを その当たり前を、私はかつて、シルクに聞いていた。>>687]
そう、今まではみんなと共に見つけて、 取り入れてきた食事を その先は、シルクと契ったせんせいと二人で過ごして シルクを育てていくことになるんだ。
それが、この世界の…
[当たり前の、理(ことわり)。
私は、少しだけ困った顔をして]
(819) 2016/10/12(Wed) 23時半頃
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だけどそうだね、それは、少し、寂しいことかもしれないね。
[だから、それを怖いと思うのは、臆病などではないと私は思った。]
[心の食事はたくさん。 毎日大事に私の中へ刻まれていく。
そしたら破裂しないか、なんて。>>688 シルクの問いに私は笑わなかった。]
私の身体はシルクよりずっとずっと大きいから 破裂なんてしないよ。 ……忘れたりなんてしないよ。
もし君らの思い出で胸がいっぱいになっても それで涙が零れたとしても 私は、それを不幸だとは思わない。
(820) 2016/10/12(Wed) 23時半頃
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[忘れると楽になることも、世の中にはあるかもしれない。 けれど、私は忘れない。 そのたびに鱗が落ちても、痛みが走っても。 かつての少女を反芻し続けているように。
どれだけ痛くても、私は大切な君との思い出を 忘れたりは、しないよ。*]
(821) 2016/10/12(Wed) 23時半頃
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―― タマと ――
――――!?!
[ 危うく上げかけた大きな声 両手で口に蓋をして堪えたならば バサバサする青に向かって人差し指でシーッの形。]
た・ま?
[ 小さく小さくひそひそ声。 どこへ連れて行きたいのって、付け足して。
これは巣材じゃないよって 髪の根元を抑えながら誘導>>791に従えば。]
(822) 2016/10/12(Wed) 23時半頃
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……はちみつ? たべていいの?
[ でもそれ、タマの。 タマのということは、ピッパちゃんの。 いいの?って首をかしげて見せたとき
―――プツンと髪の毛が少し抜けた。]
(823) 2016/10/12(Wed) 23時半頃
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/* わーーーあわてて書いたらハンカチ抜けた!次で書く!
(-324) 2016/10/12(Wed) 23時半頃
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/* ああああ! 気づけて入なかったって摩訶摩訶ってクソゲーと同じ誤字してるううえええ…
お母さん「心配入りません」ってやつ…
(-325) 2016/10/12(Wed) 23時半頃
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/* ああああと、デメテルは私が半端な申し出をしたばかりに悩ませてしまっているならごめんね。(もしもそのせいが少しでもあるなら、だけど。他にも色々あるだろうけど…!)
ありがとう。
(-326) 2016/10/12(Wed) 23時半頃
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[ プツンと抜けた長い髪。
タマの体に絡まないよう、折りたたんでリボン結き。 せっかくだし、遊んでいいよって身振り手振り。 その代わり、私も遊ばせてもらうことにして。]
うん。美味しい [ おすそ分けの蜂蜜の味。 小さな青からもらったそれは、体の中に染み渡るほど 甘くて、甘くて。]
ありがと、タマ。 [ 幸せの味にお礼を。
嘴の下を擽るように撫でた後 『好き』を自分の中に取り込んで>>751 そっと食堂を後にしようか。*]
(824) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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―花畑―
[ 2人まとめて抱きついたら、ニコラスせんせいは 避けずに、エリは抱きついてくれた。>>807]
ニコラスせんせ…本当のこと教えて、くれて ありがとう……ぼくもだいすき ぼくも、ぼくもね ずっとみんなに内緒で刺繍したり、してたから……
悲しませないため、でも。喜んでもらうため、でも。 相手のことを考えて…るんだよね 優しくしてくれて、ありがとう…
[ ニコラスせんせいと手を繋ぐことができなくても、もう大丈夫。>>799 エリが抱きしめてくれる手が強くて、嬉しくて。 ぼくも2人をもっと強く抱きしめた。]
(825) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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[どれだけ歌ったところで。 どれだけ走ったところで、 わたしの腕は空には届かない。 わたしの足は地から離れない。 わたしの背に翼が生えることはない。
だって、わたしは、鳥じゃない。
わたしのしあわせは、どこにあるのかしら?
あおいあおい、そらを見上げて尋ねるの。 自由に空を飛ぶあなた達を眺めながら
しあわせの青い鳥を探したの]
(826) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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[エリよりも少し大きくなったことに、ぼくは、今更――きっと今日が特別な日だから。せつない、が強くなる。]
…ふふ…ぼくの方が背、大きくなったのに さっき……エリの方が、声、おっきかったねぇ……
だいすき… ぼくも、ぼくも……エリと、いつまでもずーっと 仲良し…………ずっと、だよ いとは、繋がってる、から
[ これまでも、これからも。 エリの言葉に、“いと”が繋がっているようで… ぼくは嬉しくて笑ってるのに、泣いちゃった。>>808
ちょっとしたら、ぼくはまた探しに行かなきゃと2人から手を離して走り出す。 ぼくの縺れは、どんどん解けていく。全部解けた時にはぼくは……こうかい、しない]*
(827) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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[ 静謐な空気を満たす礼拝堂。 物音ひとつ聞こえない静寂の中で あなたの “ 聲 ” も まだ聞こえない。
一人分だけ吐き出されるわたしの言葉。 重なるたびに、ぽつり、ぽつりと、落ちるのは、土の湿り気。 雨が降り出す前のにおいを思い出させたの]
…………、知らない。
[嘘。
知ってるわ。
せんせいとわたしの中で結んだ約束]
(828) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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[ あなたが泣く時は、わたしが“さびしい”時だって ]
(829) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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[でも、わたしは知らないって顔で知らん振りを決め込んだ。 駄々っ子みたいに頭を振って、金色に近い髪を揺らしたでしょう。
髪の隙間から覗く耳があなたの声>>759を拾い上げる。 両手は自由よ。だからわたしも防げばよかったのに。 はりつけられたようにその場所から動くことが、……出来なかった。
このせかいはわたしにとって、……ひどい場所。 どうして、お別れしなくちゃいけないの。 どうして、いつか離れなくちゃいけないの。
そんなことに疑問なんか持たなかったわたしのままで、いさせてくれなかったの。
知らなければよかった。 知恵の実なんかに口をつけずに、知らないままのんびりといられたらよかったんだわ]
(830) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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せかいに………やさしさなんか、ないわ…!
(831) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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せんせい達はやさしい嘘ばっかり!
(832) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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どうせわたしを忘れるくせに!
(833) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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みんなに特別だって言って、優しくするんでしょう!
(834) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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お別れすることを、さびしく思わせるんでしょう!
(835) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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[白い羽根は、わたしの中で輝いてる。 でも、わたしのこころは真っ黒に鈍く濁っていった。
せんせいの影が、揺らめく>>761 怖くって、わたしはとうとう自分の両手で自分の両目を塞いだ。
何も見たくない。聞きたくない。言いたくない。 呼吸が、うまく、できなくて。 早く逃げなくちゃ、そう思うのに伸ばされた腕からわたしは逃げられなかった。
静かなこの場所じゃ、遮るものなんか、何もない。 囁かれた言葉>>762に]
───、……っ、!
[指の隙間から、しずくが、零れたの]
(836) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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ぅ、……ッ、え、…、うそ……、
[分からない。分からない。分からない。 分からないまま、次に次に溢れ出すものをわたしは拭えなかった。 せんせいの身体がそこにあったから>>763 わたしはそのまま固まってしまったの]
わたしが寂しくないように、 今日、だけじゃなくて、……これから先もずっと、傍にいてくれるの…?
[まだ、まだ、信じきれなかった。 でも、恐々と伸びた背はあなたの背>>755に回るでしょう。 抜け落ち、足りない部分に、わたしは触れながら、もう一度、問いかけるの]
(837) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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………みんなの、せんせいじゃなくて、わたしだけの、ひとになってくれるの?
[ ひら ひらり。
落ちるのは翼ではなく、涙。 せんせいとの約束、守れなくなっちゃった。 わたし、笑えなくなっちゃった。 そんなわたしでも、あなたの力が欲しいって、あなたに助けて欲しいって、言ってもいいのかしら。
でも、わたしのこころの中にはひとりまだ、気になる人がいるのも、真実>>621 爛れた右手>>749で苦しみながらもわたしを守ってくれた人。
時間は限られている。分かってる。 分かってるけれど、大切なことだからどういう形であっても、きちんとおはなしをしたいのもほんとうの気持ち]
(838) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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[ずるいのよね。 とっても、ずるいわたしでごめんなさい。 それでいて、ヴェスパせんせいの言葉も欲しいと思っていて、ごめんなさい。
うまれてはじめて流れた涙は、 うれしい気持ちとかなしい気持ち、それから申し訳ない気持ちで、あなたの服を濡らしていった]*
(839) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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/* 申し訳なさすぎ
(-327) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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