189 【突発RP村】ココロロボットの憂鬱
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[ 姉は体もそうだが、心をも病んでいた。 傍に居て欲しいと、いつも乞うのだ。 一緒にいたところで、他愛のない話しか、しないけれど。
一人が不安だったのだろう。 たった一人の家族のため、姉の願いを出来る限り 叶えてやりたいと、私はそう思った。
だけれど、長い時間をそばにいて 尚且つふたり分の生活費や、姉の医療費を稼ぐには 普通の仕事では、とても補えなかった。]
(119) 2016/05/08(Sun) 22時半頃
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[ 私は、ばかで愚かだから、そんなときに 一つの方法しか思いつかなかったんだ。
それは身体を売るという、選択だった。]
(120) 2016/05/08(Sun) 22時半頃
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―現在―
[ 近づく足音に、目を伏せて細く息を吐く。]
「ピア」
[ 短い呼び声に、約束通り黙って給水塔の上へ登り、 続いて登ってきたその人物は、ふんわりと、と妖艶な笑みを浮かべた。 私はひとつ眉を寄せ、言葉を向ける。]
ねえ、こういうことして、楽しい?
[ 振り向く先にいるのは、 きつい化粧にどこか高慢な雰囲気を持つ女性。 看護科のミルフィと、いう。]
「楽しいよ?二人だけの秘密って、興奮しない?」
[ 彼女は、細い指先を私の顎に伸ばしては くい、と挨拶がわりのように、唇を奪っていく。]
(121) 2016/05/08(Sun) 22時半頃
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……あの通達、知ってるよね? 私はもうこんなことしてられないから。
だから、……帰っていいかな。
[ 機械化生は、戦地に向かうのだと それはミルフィの耳にも入っているはずなのに 彼女の態度は変わらない。 思案げな態度。やがてわらう、わらう。]
「だーめ」
[ 彼女は自分のスカートをたくし上げ、 私へと無言で奉仕を命じ、コンクリートに腰かけて。]
「折角、ピアの秘密を知ったの。あんな過去、誰にも知られたくないわよね。だから、帰ってきてね。これからも、あたしたちの関係は変わらない」
(122) 2016/05/08(Sun) 22時半頃
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[ きっと、彼女は。 私を失ったところで、さして気にもしないのだろう。 財閥の令嬢として、広い情報網で生徒の過去を探り 弱みを掴んで言いなりにさせる。
そんな残酷な人。 ]
……、
[ 出した舌を、這わせて、いくことも もう何度目になるだろう。
だけれど、こういった行為が己の身体の負担になることも 最近になってわかってきた。>>0:7
あと、何日間の我慢をすれば この女性からの束縛から、逃れられる?*]
(123) 2016/05/08(Sun) 22時半頃
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― 05月XX日の水曜日:朝withペラジー ―
[現れたノエルと話していた所、ふと顔を上げるとペラジーがいた。 どうやら何か忘れ物をしたのだろう。 今から食事を取る様子は見られない。]
おい、お前、ちょっと来い。
[そう声をかけたのは、セシルが席を立った後だろう。 ノエルに挑発した>>70すぐ後のことだった。
どうやらそう急いている様子もない>>62ペラジーは声をかければ席にやってくるだろう。 見知らぬ女だが、彼女も暇潰しを探していたのかもしれない。]
(124) 2016/05/08(Sun) 22時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2016/05/08(Sun) 22時半頃
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[黍炉はその少女を知らない。 つまり、機械化生ではない彼女はサイボーグではないのだろう。 異国の血を引いているのか肌の色が違う。 だが、サイボーグである黍炉にとっては肌の色などどうでも良かった。 確かに、肌の色が違えば皮膚の移植には不向きだろうが、この学校に必要なのは、サイボーグか、それを補佐する能力を持つ者のみである。 ペラジーの事など黍炉は知らないが、今ここに在席しているのならば、それなりに能力があるのだろう。 それで十分だ。]
お前は、幸せは何だと思う?
[それを問うのは、ペラジーが非サイボーグであり、ノエルと同じ立場の者だからだ。 ノエルがあれほど固執したのだ。 自分がイカれているのだとすれば、非サイボーグである彼女はノエルと同じ考えを持っているのだろうと予測してのことだった。]
(125) 2016/05/08(Sun) 22時半頃
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/* うあー…いろいろ動き悪すぎというか、やりたいようにやりすぎててもう、ちょっと… 落としたいのは後記憶がないってことくらいだから、明日にはちゃんとしよう。
(-33) 2016/05/08(Sun) 22時半頃
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[黍炉はペラジーについて知らない。 ペラジーが蔑視を気にしていようが、異国の血を引いていようが、黍炉には関係がないからだ。 だから、彼女が考える幸せとは何かを尋ねることで、何か面白い回答を得らえるのではないかと考えた。]
どうせ俺は近々戦場に行くんだ。 残され、生き延びるお前たち非サイボーグの喜びの声を是非とも聞かせて貰いたいな。
[人が良いとは言えない黍炉の台詞はまったくもって悪役じみたものになったかもしれない。 だが、あの発表以来、サイボーグに対して向けられる視線や、可哀想だと言う偽善的な声には飽き飽きだ。 素直に戦場に行けずに良かった等と、この少女が言う様子には見えないが、たまには直接声を聞いてみてもいい。
そう思って、ペラジーの返事を待った。*]
(126) 2016/05/08(Sun) 22時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2016/05/08(Sun) 22時半頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2016/05/08(Sun) 22時半頃
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―メンテナンスルーム― [休憩の後、メンテナンスルームに戻る。 相変わらずメンテナンスルームはてんやわんやの状態だ。 イアンと同じ技術科の生徒も、何時もの2、3倍はいるだろう。
皆が忙しくしている時にこうして暇しているのも、ちょっと憚られないこともないが、それ以上に束の間の休息をじっくりと味わっていた。
何時だろうか、電話がかかる。>>116 その電話に出たのは、教諭。]
(127) 2016/05/08(Sun) 23時頃
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はいっ?仕事っすか?
[それは次の仕事の依頼であって。 指名されたのは、イアンだった。 指令は、兎に角テストルームに行け、と。 機材だけでも持って行きなさいと、いつも使うPCと器具を渡される。]
そんな、無茶な。
[人手が足りないとはいえ。 一学生が関わる範疇を超えてませんか、教諭殿。 謝礼にボーナスが加わる、とのセリフに更に溜息。]
やっぱり、金で解決か……。
(128) 2016/05/08(Sun) 23時頃
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― 寮へ ―
[ 事が終わった頃には、辺りはすっかり暗い。 一緒にいるところを見られないように、 時間をずらして、夜の校舎を後にする。]
……っ、ぅ
[ 心的なプレッシャーだとか、 肉体的な行使だとか、様々な要因なのだろう。
寮に続く途中、足を止め、 嘔吐感。壁際で手をついて幾度かの呼吸。]
(129) 2016/05/08(Sun) 23時頃
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[ この学園に戻れば 彼女との関係は続くのだろうし
いっそ、戦地で死んでしまうのも悪くはないな。
べつに、そこまで思いつめているわけでも ないのだけど。]
(130) 2016/05/08(Sun) 23時頃
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[ "可哀想なのかな" >>86
あの時、答えを求めなかったのは、 彼女が肯定しても否定しても きっと私は、胸が痛んだだろうと、そう予測できたから。]
[ あの時、通りすがった少年。>>88 彼の少しだけ不思議そうな貌は、 きっと純粋の、証なんだろう。*]
(131) 2016/05/08(Sun) 23時頃
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―校舎内・テストルーム― すみませーん、メンテナンスルームでーす!
[機材入りの鞄を手に、テストルームへと直行する。全く、今日程慌ただしい日は無いと言いたい。 兎に角、詳しい説明を聞く。 どうやら、義肢の修理をするらしい。 まぁ、やってやれない事は無いが。
そう思いながら、ちらりとその被験者を見て……。]
……セシル?
[イアンは、目を丸くした。 この生徒の事は知っているが、 被験者をやっていた事は知らなかった。]
(132) 2016/05/08(Sun) 23時頃
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[監獄、と彼女は言った。 ちくり、胸が痛む。 自分にとってそれはここに来る前にいた場所のことで、ここは抜け出して辿り着いた場所だったから。 けれど、彼女の境遇を考えたらそれは仕方のないことなのかもしれない。]
……へ?
[そんなふうにかんがえていたら、危うく彼女の言葉を聞き逃すところだった。 ぽかんとしていた表情が、髪を優しく撫でられて面白いように輝き出す。]
……う、うん!さぼる! ……どうしよう、食堂行ってメニュー制覇する?それとも図書室の本制覇する?あっでもそれは一日半じゃ……あはは。
[嬉しさのあまり思いつくままにくるくると口を動かしてしまう。 そんな自分の浮かれように気付き、照れたように困ったように笑った。]
(133) 2016/05/08(Sun) 23時頃
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……あっ、は、はい。 すぐに着手します。
[そう言いながら、彼に向き直り。]
……それでは、修理を始める。
[そう言うや否や、 彼自身もメンテナンスモードに。 最新型のものとあって、複雑な構造だ。 だが、実習でも見た事がある。手応えはあるが、出来ない事はない。
……いや、出来ないとは言わせないという方が正しいか。]
(134) 2016/05/08(Sun) 23時頃
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…あ、こんばんは。
[名前を呼ばれて、ぼんやりと顔を上げる。たくさん物をもって来たこの人(>>132)は、何度かお世話になったことがある、技術科の人。 なんかすごく人望が厚い人。]
はい。お願いします。 [向き合う(>>134)と、雰囲気が変わって。 結合部分が壊れて、表面が少し焦げた四肢を直してもらう。 その様子をぼんやりと見ながら、朝、食堂で交わした会話(>>46)を思い出して。]
明後日、行くから、もっと、太くて強い腕と足に、変えてもらえませんか? [顔だけを上げて、尋ねた。]
(135) 2016/05/08(Sun) 23時半頃
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[……制御部、損壊率18%。 これほど精巧かつ強度の高い部品に傷を負わせるとはね。 相当な事をやってきたのだろう。
そして、数十分の格闘の末……]
……これより、最終チェックに入る。 電流チェック……異常なし。 制御構造チェック……同じく。 強度チェック……同じく。 安全装置チェック……同じく。 神経結合部とのコネクト……同じく。
これにて、メンテナンスモードを終了させる。
[そう言いながら、あの時と同じようにメインプログラムの電源を落としていく。]
……ふぅ。
[この溜息が、終了の合図。]
(136) 2016/05/08(Sun) 23時半頃
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[セシルの要望は、受け入れられる。>>135 前よりも強度の高い腕と脚に取り替えられる。 勿論、体が慣れないと厳しいだろうが……]
……やれやれ、 人生一番の大がかりな工事になってしまった。
[そう、呟く。]
(137) 2016/05/08(Sun) 23時半頃
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/* ぎゃああああ!途中だった…!
(-34) 2016/05/08(Sun) 23時半頃
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[髪を撫でただけで、言葉をかけただけで、彼女の表情は輝きだす。 恥ずかしくて、ほんのり頬に赤みがさして目を反らす。 あの時、私もこんな顔をしていたのだろうか。]
キャサリン、興奮しすぎ。
[自分も高揚してるくせにお姉さん気取り。 もう一度、頭に軽く手を置くと。]
全部とは言わないけど、食堂で少しだけ贅沢しよっか。 スイーツいっぱい頼んじゃってさ。 他の人もいるかもしれないし。
[今度こそ、名案だ、と手を叩いて。]
(138) 2016/05/08(Sun) 23時半頃
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― 食堂 ―
[キャサリンと連れ添って食堂へ。 頼んだのは分かりやすくデラックス定食。 ハンバーグにエビフライにオムライスそれからプリンまで付いてくる。 ついでにエクレアとカモミールティーを追加して。]
頼んでから思ったけど、これお子様ランチのラインナップよね。
[流石に旗は付いてきていない。 他愛もない話をしながら時間は過ぎていく。]
ここ来てから久しいな。 こういう時間。
[おかわりにコーヒーを頼みながら、ほっと一息。]
(139) 2016/05/08(Sun) 23時半頃
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/* ロールしてると同じタイミングでやっちゃう時あるよね、うん。 時間がなーいっ!!
(-35) 2016/05/08(Sun) 23時半頃
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[ぼんやりと、直されていく様子(>>136)を見る。 止まらない手に、すごいなあ。とただただ感心した。 途中でタイミング悪く言ってしまったおねがいも聞き入れてもらえて(>>137)、]
ありがとうごさいました。 [まだ、体がだるくて起き上がれないから、顔だけ向けてお礼を言った。 手をぐーぱーとして、その後、お腹の上に乗ったままの楽器のケースに触れた。]
……ごめんなさい [つぶやかれた言葉が聞こえて、大変なことをしてもらったんだろうなあと気付いて、謝った。]
(140) 2016/05/08(Sun) 23時半頃
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/* >タイミング悪く ごめん……w
(-36) 2016/05/08(Sun) 23時半頃
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……どういたしましてっとー。
[ぐりんぐりん、とイアンは自身の首を回す。 嗚呼、こちらも大分神経を使ってしまった。 まあ、こんな仕事を体験するのも、 悪くはないな、とあくまでポジティブに考える。 ごめんなさい、の一言が来れば。]
いやいやー。気にすること無いって。
[そう、返した。 何せ、こういう要求がある事は珍しくないのである。 ……にしても。楽器ケースと共に施術するなんて俺も初めて見た。それが物珍しくて、つい。]
……フルートか。 俺も楽器やってみたかったんだよなぁ。
[そう、呟いてしまった。]
(141) 2016/05/08(Sun) 23時半頃
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―寮・自室―
[ 月明かりが差し込む部屋の中。 沈む、沈む 点滴を射したまま、意識は微睡んで。
機械の身体になってまで生きている意味を 夢現に考えたりもして。
だって、姉にお金がいくとしても 一人ぼっちで生きていけるような人じゃない。]
ごめんねぇ……
[ ひとつ、寝返りを打って、薄く目を開いた。]
(142) 2016/05/08(Sun) 23時半頃
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[ 靭性を重視。 脆性を除いていく。
サイボーグは、人間では不可能な 耐力や加工性があるからこそ、 開発されていったといって違いないだろう。
人を改造する、という点において 人権団体がうるさいことも、 私たちは承知の上で、それを無視してきた存在。
何故、もとから心のないロボットに こんな強さを備えなかったかといえば それは、人間の知能が、必要だったから。
だけど、そこに一つの皮肉があるならば 知能と共に、心も残ってしまったこと。**]
(143) 2016/05/09(Mon) 00時頃
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…… [首を回すの(>>141)を見る。先生たちもよくやるその行動は、結構長い時間画面に向かい合った後とかに見る。 疲れたのかな。と、申し訳なく思って、]
はい。ありがとうございます。 [気にすることはない。という言葉に、良い人だなと思いながらお礼を言った。 その視線が、お腹の辺り、楽器のケースに向けられると、少しだけ、ケースに触れる手に力が入る。]
はい。フルートです。とっても、大事なものです。 [持って行っちゃ、ダメですか?不安になって、続きそうになった言葉は、次の言葉に途切れて、首を傾げた。]
今からでも、やらないのですか?
(144) 2016/05/09(Mon) 00時頃
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