[殭屍と雷獣。名乗る事は無かったお互いだが、そも名など人間としてやっていく為だけの名なのだ。
それぞれの目的を持ってその場を離れた。]
ん、あれは…?
[六道珍皇寺に入っていくナツミとSHINOが見えた。
妖の中には妖が人間の世で過ごしやすくする為の仲介をしている奴もいる。>>78
俺の所にも戸籍が欲しいかと来たが、俺は断った。
ナツミはそのつてで知り合ったが、からかえばすぐ赤くなって面白いので時折彼女のバイト先に顔を出していた。]
SHINOは怖いからなあ。
[彼女が側にいるならナツミに不用意なちょっかいはかけられない。
半妖とはいえ、妖が動画配信で人気を集めているのは他人事ながら鼻が高かった。
しかしあの手に持った刀は俺ですら斬られそうでちょっと怖い。
俺は大人しくその場を去った。]
(135) 2020/10/02(Fri) 00時頃