[温もりと柔らかさ。嫌がらぬまま紅をさした笑みが艶やかさを引き立てているようだ。
そんなお嬢ちゃん>>130にしばし見惚れてもいたが、妹背という言葉の意味>>131を聞くと撫でるように這わせていた指が止まる。]
そいつは熱烈だな。
どこかで惚れさせちまったことがあった覚えはねぇんだが、まあその辺りはいいか。
[感情なんてものはそんなもんだ。いっそ醒めたような解釈を元にそこは深く突っ込むものでもなく、頬を撫でていた指は顎をなぞりそのまま首筋をなで、重なる手から逃れるようにいつしか腕を背中に回すようにして、首を傾ぐお嬢ちゃんを見つめて]
運命の一つでも感じたのかい
[ぐっと引き寄せて胸元に抱き寄せる。
頤に手をあてて逸らさせて吐息もかかるほどの近くからじっと瞳にお嬢ちゃんを映し出して、にぃと笑みを浮かべ]
俺の瞳に映る宝石は嬉しそうにしてるかい?
[囁き問いを向けた*]
(146) 2020/06/03(Wed) 01時頃