272 【R18RP】十一月と、蝶が奏でる前奏曲
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まだ積もんないか。 なら、積もるまでに頑張るしかないよな〜!
[ぽつりと、消えるような声色で付け加えられた言葉に目を細めて、]
おう!
[と元気に返事をした。 そしてばったばったとぼさぼさの尻尾がふられまくった。寝起きのままだ。元から毛並みのブラッシングというものは苦手だったが、入院してからは更に億劫になっている。
それに。 ぼさぼさのままでいたら、だらしないと言いながら、ハラフがブラッシングしてくれるのを知っているのだ。だから今日だって甘えるつもりで、全く手入れなんてしていなかった。]*
(162) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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[ 空から降って来た女のコは どうやら恥ずかしがりやさんらしく。 ぽつりぽつり降る小雨に変化してしまったらしい。
ま、明日じゃなくて良かったと空を見上げれば 車に辿り着く頃には前髪から少し雫が流れてゆく。
FMから流れる曲は懐かしの1曲。 ちょうど高校生くらいに流行ってた曲だった。 カラオケ行けば誰かのド定番。
タイムリーだな、なんて考えながら信号待ち。 ]
(163) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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[アタシがここに帰る度。 いつもアナタは驚いてくれるの。>>137 だからアタシ、いつも楽しいのよ?
その時々で演じる芝居で変わる「変化」>>139 会うたびにアタシは色々な姿を見せたわ。
時に物憂げな色気を漂わせたお兄様に、 時に芝居の為と、車椅子で移動して、 時に子供の頃みたいに快活に駆け回ったりして、
いつもアナタを驚かせたかしら?]
(164) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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[ でもアナタ、いつも探してくれるでしょ? 約束してくれたでしょ?>>136
どんなにアタシが変わっても。 アナタはアタシを見つけられるかしら?>>135
――……。 それが気になるから。 俺は役を変える度、お前の所に帰ってくるんだ。 ]
(-33) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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[上機嫌かって聞かれたらええって頷くの。>>140 それから両手をふりふり笑顔を見せて]
だって久しぶりの里帰りですもの! しかも、今度はこっちでの撮影ですもの。 しばらくここに長居できるわぁ。 だからとっても嬉しいのよ。
……あ、そうだご飯! 今日はここに来るまでずっと車に乗ってたもの。 高速サービスエリアのタピオカ以外口にしてないのよね。
[はっと気づけばお腹が空いてくるの。 スタッフさん達もそういえば疲れてそう]
(165) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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それじゃあ、おにぎりを握ってくれるかしら? ここにいるスタッフさんの分も含めて、 そおねぇー……、
[艶っぽく人差し指を唇に添えて考える素振り]
6個とおまけに4個あればいいかしら? ねっ、お願いね。まどかちゃん!
[両手をぽんっと合わせておねだりのウィンク。 それからスタッフさん達に、 まどかちゃんのおにぎりは最高なのよぉって。 腰に手を当てえへんと自慢]
(166) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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[おにぎりを握ってもらう間だったかしら。 アタシ、アナタにもう一つお願いをするの]
ねえ、今度の役は食堂がメインなの。 だからまどかちゃんの事、もっと知りたいなぁって。 ねっ、いいでしょー? デートしましょ!
明日はお休みですもの。 久しぶりに思い出の高校巡りとかしてー、 いっぱい昔の話とかしましょ♪
[うきうきと名案でしょ?みたいな顔で。 アナタに聞いてみたけれど、どうだったかしら?]
(167) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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[ちなみに余談だけれど。 アタシの好きなおにぎりの具はツナマヨ!
ああ、でも以前の僕は梅が好きだった。 私は辛子明太子。 拙者は塩むすび。 ボクはこんぶがだいすきで、
ん、でも、俺は、昔の俺は――、俺、は? 何が好きだったかな……?**]
(168) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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あん時の文化祭は大変だったな 好きな人の帽子を奪って 被ったら強制的に恋人になります
じゃねーんだよ
[ 思い出し笑いに混じるは ……やっぱ、感傷なんだ。
さっきのちょっとしたやり取りを思い出す]
(169) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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[俺は昔からこの食堂のみかんのしぐれ煮が好きだった。
我が家の秘伝のレシピなんだよな。 甘じょっぱくて、 独特の酸味がおにぎりの塩味に合うんだ。
だいたい初対面のヤツはえーって顔するけどな。 俺はこれが好きなんだよ。 思い出の味っつーの? なんか、懐かしい味なんだわ。
まどかは覚えているかどうか、知らないけど?**]
(-34) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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……君、嶺二くんの事好きだったの?
[ ――そりゃあ、2人きりの兄弟だから。
嫌いになれたら良かったよ、兄弟。 1つしか歳も変わらない永遠のライバル。 ――そう思っているのは、俺だけかもしれないな。
正義のヒーロー。 それに見合う努力だって怠りはしない。
出来の悪い弟はいつだって その背中に追いつこうとして、
追い越せやしなくて。
俺は嶺二にはどうやったって敵わない 俺は永遠の敗北者、なんてな ]
(170) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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/* 秘話でこっそり好きなおにぎりの具をまどかに教えちゃう心の声だだもれな高本。
そして突如現れるみかんのしぐれ煮!! 美味しいのか? 不味いのか? 未知の味に中の人は興味津々だぁっ!!! (その味は高本のみぞ知る(ゴゴゴゴ
(-35) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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それで何だっけ。 嶺二の帽子を奪った奴には 部費が10倍になるとか ほんとふざけんなよな
[ ちょっとこそばゆいようなイベントも 面白可笑しく変えてしまえるような。
生徒会の手伝いをやらされるこっちの身にもなれってんだ
全くのサプライズで身内も聞いてすらいなくてさ。 マナもあの時は丸い目がまたくりくり瞬いて。
―――そう。 嶺二の隣にはいつも、君が居たよな ]
(171) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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君と出会ったのはそう、高校で。
[ FMは懐かし特集なのか 今も色褪せぬ名曲の今宵リクエストは まあなんとやら ]
――思い出してるよ 君と出会ったころ
[ 中学の頃は比べられるのが嫌で 嶺二の居る場所は何が何でも避けてた。
嫌いになりたかった。
だからこの頃の俺に、君との思い出は無い ]
(172) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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――何度も繰り返してきた季節は 二人を変えてきたね
[ 偶然気づいたのは 1つ多い願書の数。
偶然見かけたさらりと揺れた髪と並ぶ兄貴の姿。 ]
――……誰だあれ
[ きっと最初は興味本位だった。 よく見てきた影だから よく追った背中だから、解る ]
(173) 2019/11/03(Sun) 00時半頃
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――回想:7年前・自宅――
[昨夜はバスの時間を調べてから 楽しみすぎてぐっすり眠った。 朝から鼻歌を歌ってれば母親に理由を聞かれ 訳を話せばまあまあと笑われた。
どうして何時もの恰好じゃなくて 買ったばかりの花柄ワンピースを勧められたのか 説明はしてもらえなかったのだけど。
普段はズボンが多いけど今日はワンピースを着て 紺色のカーディガンを羽織っていこう。 玄関にはすでに踵の高めのパンプスが出されてて 本日のコーディネートはほとんどお母さんだ。]
じゃあ、行ってきまーす!
[今日一日が楽しいものになるって確信しながら 私は大和を待たせまいと玄関を飛び出した。]
(174) 2019/11/03(Sun) 01時頃
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おはよっ、大和! 迎えに来てくれてありがとね!
[ひざ丈のワンピースは ちょっぴり大人っぽく見えるかな。 斜めにかけたポシェットを 上からぽんと叩いて胸を張る。]
今日はおやつぐらいなら奢っちゃうからね! さっ、いこいこー!
[ウキウキ気分で歩いていこうとして 大和がまだ小さい頃に 置いて行かないでと泣かれたのを思い出し 私は振り返って手を伸ばした。]
ほら、いこ?
[ちゃんと繋いでおいてあげるね。 大和は私が護ってあげる。]
(175) 2019/11/03(Sun) 01時頃
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――回想:7年前・ショッピングモール――
[セール中なだけあって人の数はすごいけど この辺じゃ初めてみるお店もたくさんある。 見回していたら、ある店舗の品が目に留まる。
ショーケースの上に飾られているのは 鎖に星がついた金色のネックレス。 宝石はないけれど華奢なチェーンと ペンダントトップではなく鎖の途中についた星が きらきらとても可愛かった。]
う〜〜〜〜ん。
[開店SALE!と掲げられているお値段は 頑張れば…買えそう…な気はするけど 本日の予算は服を買うためだったし 大和にご飯を奢るとなると心もとないし!
もし次にチャンスがあったら考えようそうしよう。]
(176) 2019/11/03(Sun) 01時頃
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[そのあとは、大和のジャケットを選ぶのを手伝い 私もコートの試着とかをしたりして (お昼は奢らせてもらえなかったけど) わいわい楽しく過ごした。
学校のこととか、部活のこととか あとは、もちろんこころのこととか。 お店の商品の話なんかもしながらだったので 会話が途切れちゃうことはなかったな。>>86]
久しぶりに大和とこんなに話したな〜。 今日は誘ってくれてありがとね。
[そろそろ帰ろうかっていう時間になり バス停へ向かいながらお礼を言う。 こころと二人で遊ぶことが多いけど 大和も大事な大事な幼馴染で大好きだよ。]
(177) 2019/11/03(Sun) 01時頃
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また、こうやって出かけられるといいな〜。
[何気なくつぶやいたその願いが
叶わないなんてこと このときの私はまだ、知らない。**]
(178) 2019/11/03(Sun) 01時頃
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――♪
[ 幸せを歌う祝福のウェディングソングは 男が歌うにはちょい高い。
感傷だってBGMに罪はない。 流しっぱなしの裏で スマホがメッセージの受信を伝える]
ノッカちゃんか [ ご指名入りました。 キープ君はお姫様が希望したら すぐ駆けつけてやらねばなりません。
ご機嫌次第ではおこぼれがあったり。 空から降って来た女のコの恩恵って?大層なことで。 ]
(179) 2019/11/03(Sun) 01時頃
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/* 手!まで!!つないで!!! この脈のなさ!!!!!!!!!!!!!
めっちゃ楽しいです。
(-36) 2019/11/03(Sun) 01時頃
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[ ――兄貴は多分。 この娘が好きなんだろう ]
ねえ、君。兄貴しんない?
富山嶺二ってんだけどさ。 そう俺は何を隠そう、その弟。 柊季(いぶき)ってんだ
ねえ君、名前教えてよ。
[ それは何処だったかな。
教室か、もしかして生徒会室の前だったかな。 ふらりと声をかける要領は他の女のコにするのと同じ。
最初の出会い方とか、印象とか 君にとってどうだったかなんて俺は知らない。 ]
(180) 2019/11/03(Sun) 01時半頃
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[ 劣化版嶺二は、人懐っこい笑顔で君に笑うんだ。 並んだら打ちのめされるのにさ。 それでも知ってみたくなったんだ。 君の事。
綿見真名。君がどんなコなのか。
走馬灯は巡る廻る。 現在と過去を織り交ぜて、]
田舎じゃ車あるくらいじゃモテねーんだぞっと
[ 感傷も感情も欲しくないけど ―――今夜くらいは、許されるだろうか ]
(181) 2019/11/03(Sun) 01時半頃
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―――ん、やっぱ違う。
[ 鋼の馬車は不機嫌なお姫様の元へ到着。 何人もオトコがいて、上手くやってるって噂の。
そのうちの一人。 俺も似たようなモンだし、お互い利害は一致してる。
――経緯は割愛。
互いに良けりゃそれで良い。 それで。
でも 脳裏によぎったのはさらりとした黒髪だから ベッドを沈ませるのは、やめた]
(182) 2019/11/03(Sun) 01時半頃
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悪りぃノッカちゃん
俺泣いてくるわ!
[ 怒ったお姫様はお城へ送り届けたからそれでいいだろ。
多分FMが悪かったんだ。 そうに違いない。
―――そうだろ、なあ** ]
(183) 2019/11/03(Sun) 01時半頃
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黒い取引先 アリババがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(黒い取引先 アリババは村を出ました)
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/* ああっ自動退出…!
(-37) 2019/11/03(Sun) 11時頃
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