272 【R18RP】十一月と、蝶が奏でる前奏曲
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/* う〜〜ーーーわ うわ〜〜〜〜〜〜〜〜
なるほどね…!!!???!
(-56) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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――回想:7年前・自宅――
[家までちゃんと送ってくれるなんて 大和は本当に優しいなあ、とか。 気がつけば身長も同じぐらいになってて でも繋いでた手は私より大きいんだなぁとか。
色々発見したけれども 何より楽しかったんだよって そう伝えたくてこころにメールをする。
その後は夕食やら今日のお土産話やら ばたばたして、携帯を確認できたのは お風呂に入る前の時間になっていた。]
あれ、まだ既読がついてない?
[この時間なら帰ってるかと思ったのに まさかまだデート…なんだろうか。 えっ、お泊り?お泊りしちゃうの?]
(225) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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[ひゃわわわ、なんてはしゃいでいた私が こころに何があったのかを知ったのは
――翌朝、ニュースが流れる前に かすれた声で連絡を入れてくれた 音無のおじさんからの電話だった。]
(226) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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/* これどっちが戻るんだろ なつみかとおもってたけどやまともあるな
(-57) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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――11月某日・葬儀場――
[履きなれない黒い靴で 黒の上下に真珠のネックレス 紫の袱紗に黒のハンドバッグ。
私は「そこ」にきていた。 音無家の葬儀場に。
震える手で記帳すれば 小さな声で名前を呼ばれる。 久しぶりに会う音無のおじさんとおばさんは 記憶にあるよりずっと ずっと 小さく見えた。]
……あのね、
[二人は私を制してただ手を握って。
今までありがとう、もういいんだよ、と。 何度も何度も聞いた言葉をもう一度いった。]
(227) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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[こころがいなくなったあとも 私は「死んだ」なんて認めなかった。
警察が調べてくれないのならと>>223 片っ端から目撃証言を探して こころの知り合いの人に端からあたって 本当に「デート」の相手がいないかも探して 現場近くに何度も通って
それは一年たっても、二年たっても。 三年たっても、執念のように続いた。
もういいんだよって言われたし 親にもいい加減にしろって言われたけれど
だって、大和は遠くへ行っちゃって>>224 皆がこころのことを話さなくなって 私まで諦めてしまったら、
―――本当にこころが死んじゃうよ。]
(228) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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[短大は何とか卒業したけれど 目標も何にも見つからなくて 短期バイトや派遣を繰り返しながら ずっと、事件について調べ続けていた。
同じような事件は過去にもあって どれも迷宮入りしていることとか。 過去に事件の調査をして引退した刑事さんに 直接話を聞きに行ったこともある。
それでも、どれ一つとして あの日の真相にも、こころの居場所にも繋がらない。]
(229) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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[式が始まろうとするなかで 親族席にいる大和を見る。>>219
最後に会ったのは、もう、何年も前で 今朝メールはくれたけれど どんな言葉を返せばいいか私はまだわからない。
ねえ、どうしてあの日私を誘ったの。 どうしてこころは一人だったの。 デートの相手なんていなかったって聞いた。 だから三人でいけばよかったんだ。
私が、あの日、こころを誘っていれば。
―――ごめんね。ごめんね。]
(230) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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[焼香のときに大和と視線は合ったと思うけど 会話なんてほとんどできないまま 空っぽの棺と共に行われた式は終わる。
中身が空でも焼くのかな。 そんなことを思いながら 涙一つ出てこなかったことに 誰より私が驚いていた。
人々が退室していった後の式場は 余計にがらんとして寂しくなって
退室前に振り返りそれを見てようやく こころは死んじゃったんだなって、思った。]
(231) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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[今まで話を聞いた人はみんな口をそろえて あの出血量で生きているはずがないと言った。
同じような事件の被害者は 誰もまだ骨の欠片すら見つかっていない。
だから、つまり、こころは もうとっくに死んでいるんだ。]
――っ、あぁああぁあああ
[せりあがってきた感情は ただ意味のない叫び声になって 部屋の外の廊下に響き渡る。
ぐしゃぐしゃの顔を隠せないまま 崩れるようにしゃがみ込んでしまった私に 係員さんが駆け寄ってハンカチをくれたけど 受け取れるほどの余裕はなかった。*]
(232) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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/* すでにSAN減りそう 泣いちゃう 大和ぉ
性格が変わっていそうなんだけど巻き戻って大丈夫かなこれ…(2番目に大きい懸念点) 菜摘さん恋愛偏差値低すぎませんかな上にこの展開で大丈夫かなこれ…(最大の懸念点)
(-58) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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/* はさんじゃったごめん!! てなりつつ、 わかる、わかる、わかるよ……
最初にやろうとしてた再演キャラ(チップがちがうのでできなかったが)も通り魔に幼なじみが殺されたとこから葬儀やったが泣けないよな〜〜 わかりみがふかい
しんっっっど
(-59) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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/* なつみちゃんと大和くんと、こころちゃんとこつら… っていうかなつみちゃんおへんじはや…
(-60) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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/* なつみへの共感が深すぎてしんどい 自分だけでも認めたくないよな〜〜 ほんとわかる しんどい
七年か〜〜 辛かったな〜〜 改変うまくいくといいな………
(-61) 2019/11/03(Sun) 22時頃
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[ 強くなりたかった。
生まれた時から、俺は皆と違ってた。 皆が持つ才能が俺にはなかったし 毛の色も地味で、一人だけ浮いてた。 そのせいで同族には揶揄われ 幼馴染のアイツに庇われる そんな弱い自分が嫌いだったから。 俺なんかと居たせいでアイツは怪我をした 俺が……弱かったから。
だから、強くなりたくて 故郷を出て、俺は冒険者になった。 ]
(233) 2019/11/03(Sun) 22時半頃
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[ アイツ…ミタシュも故郷を出て、街で店を開いた。 ……足の事もあるし、出てこなくても良かったのに 俺に付いてきて、それからずっと街にいる。 俺も俺で、旅から戻ればその店に顔を出す。
故郷に顔を出す気は、両親には悪いけど無いから アイツのいる街に帰って また旅に出るまでの間はよく一緒にいる。 いつまでも弟扱いみたいなのは不満だけど 他に行くところなんてないし 知らない間に怪我とかされるよりずっといい。
……そうでなくたって 俺達は、一緒にいるのが当たり前だった。 ]
(234) 2019/11/03(Sun) 22時半頃
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[ ミタシュといい感じの男がいる。
旅仲間からそんな事を言われた。 その時は信じなかった。 悪い奴じゃないけど、偶然知り合って 旅を共にしてるだけの関係だったし なぜか俺に執着して寄ってくるから なにより、ミタシュ本人から聞いてなかったから アイツから意識を離す為の嘘だと思った。
思ってた、けど 街から帰って、アイツのところ行ったら 男と一緒で、何か話してるように見えて それで、俺は…… ]
(235) 2019/11/03(Sun) 22時半頃
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[ あれから……どれだけ経ったんだろう。 結局俺は、旅仲間の彼女と付き合う事になった。 アイツに男が、側にいる奴が出来たなら 俺が近くにいたらお邪魔だろうし 今まで通りだとまた気にかけてくるだろうし 断る理由も…ないから、受け入れた。 アイツも応援してくれてる…と、思う。
でも、あの時見たのは ただ街の人と世間話をしていただけの一幕で 俺の想像する事は何もなかったんじゃないか そんな事を未だに考える時がある。
だって、俺がいればこっちに来るし デキてるならそっち行けばいいのにって、思うんだ。 だからどうなんだろうと、おもって ]
(236) 2019/11/03(Sun) 22時半頃
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………………
[ ミタシュと男が、抱き合ってて 所謂、恋人同士がする事をしていて>>26 俺はすぐ目を逸らして、逃げるように離れた。
……やっぱり、本当だったんだ。 アイツが今でも俺と居ようとするのは 昔からの名残りってだけで まだ俺を気にかけてるからなんだ、きっと。 だったら、こっちから離れてやらないと。 そうだ、それがいい。 俺は別に、彼女と結婚する気はないけど 離れる理由にはちょうどいい。 日を改めて、旅に戻る前に伝えよう "もう当分、この街には戻らない"って ]
(237) 2019/11/03(Sun) 22時半頃
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[ そうするのが一番。 弟扱いされる事もなくなるし 弱い俺を思い起こす事もなくなる。 ……アイツだって 俺みたいな厄介者の世話焼きが終わってスッキリ。
何も悪い事なんてない。 ないはず……なんだけど ]
(238) 2019/11/03(Sun) 22時半頃
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[ なんでこんなに、心がモヤついているんだ。 ]**
(239) 2019/11/03(Sun) 22時半頃
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/* すれ違い幼なじみを全力応援し隊 (旗をふる)
(-62) 2019/11/03(Sun) 22時半頃
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/* あぁあああ切ない両片想いじゃないですかイェンキンスー!
(-63) 2019/11/03(Sun) 22時半頃
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そ、タピオカ。 美味しいのよー。
[返す言葉ににこにこ返して。>>199 自販機でお茶を飲むくらいの気安さで言うの。
(開いた距離とかよく分からないし)
おにぎりを10個ほど頼んで。>>200 待ってる間にスタッフさん達と話をして。
(引きつった顔とかよく分からないし)]
(240) 2019/11/03(Sun) 23時頃
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[出されたおにぎりは色んな味があったわ。>>201 もちろんアタシが選ぶのはツナ!! うきうき二つ手に取って、 後はスタッフさん達が自由に取っていただきます]
うふふ、ツナマヨが食べたい気分だったの。 ありがとう、まどかちゃん!
あら、それに小鉢まであるのね。 いいわねぇー、故郷の味って感じ。
[並ぶ小鉢の品数にスタッフさんと盛り上がって。 一つだけ、都会じゃ見慣れない小鉢があって。
(”キャシー”には、分からないし?)]
(241) 2019/11/03(Sun) 23時頃
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[アタシ、うぅーんと艶っぽく指を唇に当てて考える仕草。 思い出そうと頑張ったのよ。 ええ、とっても頑張ったんですからね。 でも、でも――……]
うぅーん……、何だったかしら、この小鉢? 昔はよく食べた気がするのよねぇ……、 待ってね、待って、喉元まで出かかってるのよ?
――でも、思い出せないのよねぇ。
[困ったように小首を傾げて、 思い出そうと一口ぱくり! そしてびっくり! だってみかんがしぐれ煮なんですもの。 アタシ、驚いてむせちゃったわ]
(242) 2019/11/03(Sun) 23時頃
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ごほっ、ごほっ……、 そういえばあったわね、みかんのしぐれ煮。 好きだったわねぇ、昔は。
[お水を飲みつつ、 スタッフさんがええーって言うのを見て。 意外と美味しいから食べてって、分け合って]
(243) 2019/11/03(Sun) 23時頃
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[”キャシー”はみかんのしぐれ煮なんて知らないもの。 それを知ってるのは高本だけだもの。
でも、色んな役をこなすうち。 高本の記憶が曖昧になっていく。 思い出せない過去が増えていく。
不思議ね、誰かの人生を生きる度に、 高本の人生が消えていくよう――。
(なんて、俺には分からないし)]
(244) 2019/11/03(Sun) 23時頃
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[ 日ごとに、俺の人生が薄れていく感覚があった。 後に残るのは大衆に無為に消費される偽りの人生。
擦り減らした先には、何が残るんだろう? ]
(-64) 2019/11/03(Sun) 23時頃
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[デートって言葉に面食らう顔にくすって笑って。>>202]
やぁねぇ、真に受けてるの? 冗談よ。 気楽に喋ってその辺ぶらついて帰ってきましょ。 昔はよく遊んでたじゃない。 いいでしょー?
[嫌がってる様子のまどかちゃん。>>204 ダメかしら? 昔はよく遊んだのにって。 相変わらず抜けない幼馴染の気安さでぐいぐい誘って。
後押ししてくれるまどかちゃんの両親に感謝!>>205 ありがとって笑顔で厨房の中に手を振るの]
(245) 2019/11/03(Sun) 23時頃
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